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The Entertainer ~新しき旗~

The Entertainer ~新しき旗~

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シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

時系列とか場所の描き方に疑問は残りますが、エンターテイメントで幸せを感じる身としては、こんな世の中にならないように警鐘を鳴らされていると思いました。
好きなものを好きと言えて、それができる世の中であってほしいです。自分の信じるものに命をかける登場人物に泣かされました。

Hands Up

Hands Up

SANETTY Produce

新宿村LIVE(東京都)

2016/05/25 (水) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

ダークな人間模様の描き方の仕方として「暗に匂わせる」的な演技表現があるかと思いますが、
残念ながらこの作品の、特に一部の役者さんの演技に関しては「匂わせる」どころか、
「ここに伏線張っていますよ!」と全力で言っているかの様な、消化仕切れていない演技が目立ちました…

この作品が本来持つべき(きっと初演の時はあったであろう)もっと静かな伏線の張り方を、
前面にいらっしゃる演技の上手い役者さん達だけでなく、全役者さんが体現してくれたら、
もっと素晴らしい上演になったと思います(作品に罪は無いと思いました)

あと、どうしても2時間30分を超える上演時間の長さは気になりました…
作品がガンガンに明るいのであればきっと耐えられましたが、
あの暗い作風の中でヒタヒタとやられてしまうとグッタリしてしました。

そして、先に書かれている方もいますが、複数回観た中で出くわしたのですが、
ずっとスマホをイジリ続け、携帯が着信でワザワザ光るランプみたいのを付けている方がいて、
また酒を飲んでいたのか、途中で立ち上がり他のお客の前を横切り出て行く…など、
本当にあれが酷くて…作品に罪はありませんが、どうしてもそこを含め、良い印象が残ってません。

本当に申し訳ないです。

今度は背中が腫れている

今度は背中が腫れている

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

80分。

ネタバレBOX

とある会社員のチガサキ(根津茂尚)の背中が腫れていることを発端に、いつもの調子で駄弁が始まる。ストーリーは特段ない。

コマツ(堀靖明)のひとり野球芝居はウケた。
キド(ワタナベミノリ)の基本話盛るスタイルが好き。ニヤっとする笑顔も素敵。
タナカ(園田裕樹)の出世したいけど性質に難ありな感じが好き。程よくイラっときて面白かった。
チガサキの俺できるってノリもいい風合いだった。

なんとなく会社が舞台な話が多い気がするので、次は別なのがいいな。
Pure Nation

Pure Nation

あごうさとし

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

55分。

ネタバレBOX

ダンサーの女(倉田翠)と足の悪いおじさん(仲正昌樹)と犬(ラッキー)の身体表現な会話モノ?
見終わってチラシ裏の案内みて、なんとなーく分かったようなわからんような気になった。
スナック玉ちゃん

スナック玉ちゃん

株式会社BATON

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

泣き笑いの物語、その観せ方は歌・ダンスを取り入れ視聴覚を刺激する典型的な大衆演劇といった感じで、心地良く楽しめる。舞台セットは、雰囲気も含め見事に作り込んでおり、物語は同一セットの中で時間を操り、現在と過去を行き来させ立体化している。演技はスナックという場所柄、そこの常連客などの会話を生き生きと紡いで行く。
(上演時間2時間10分)

ネタバレBOX

スナック「玉ちゃん」の店内、上手側にBoxシート、奥の壁が開き生演奏が聴ける。下手側はカウンター、スツールが置かれボトル棚等も設えてある。店内のカラオケシーンは客席へ向かって歌うが、舞台上は壁であり、なぜ壁に向かって歌うのかという笑いネタを仕込む。演劇でいう”第四の壁”(専門的な意味ではなく)を乗り越えて観客と一体となった楽しめる公演を意識しているようだ。その証に観客も舞台に上がりカラオケを披露する。

この店のママ(川上麻衣子サン)とその娘の15年(娘が10歳-小学校5年生と現在24歳-教師…母親への反面教師というシャレか)に亘る蟠り、それぞれの気持が痛いほど伝わる。夫が早くに亡くなり、女で一つで娘を育てる苦労。娘は母が学校行事にも来られず、学校で苛められる辛い思い。母娘の確執ため何年も会っていない。その娘が結婚することになり、彼氏が母親(スナック・ママ)に興味を示し、交際しているという素性を明かさず店に通う。店の常連客の心温まる会話や歌謡曲(カラオケ)が、仕事の疲れを癒すよう優しく包み込む。その雰囲気がすっかり気に入った彼氏がいつの間にか母と娘を取り持つような…。継母ならぬ「ママ」と「ハハ」という二重の愛情で包まれて育っていることを知る。
女は咲き続けること、単に生(は)えているだけでは生きている証にはならない。一生懸命に生きること、それがこの公演の隠れテーマでもあるようだ。

物語は、スナックで酔い潰れている母に向かって小学生の娘が「お母さんなんて大嫌い!」と叫ぶところから始まる。この小学校時代から15年を経た大人になっても許せない気持ちでいる。「スナック」の扉の向こうには歌が聞こえ、愛があり、お客さんはママが大好きだった。その彼女が結婚することになり…。2人の確執理由は、過去と現在を往還させ丁寧に描き出(心情描写)していく。

スナックのママ、従業員そして常連客も皆カラオケが上手い。さらに独特なパフォーマンス(「自衛隊での匍匐前進のバージョン」や「落語」等)で観客を魅了しつつ、従業員の訳ありトラブルも盛り込みいくつもの見所を作る。その意味ではエンターテイメントと言えるかもしれない。
こんなスナツクが我が家の近くにあれば常連客になるだろうな~、と思わせる温かい公演であった。

次回公演を楽しみにしております。
The Entertainer ~新しき旗~

The Entertainer ~新しき旗~

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シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

始まってすぐに来たことを後悔した。女性の甲高いキャンキャン声が会場に響いたからである。
主役の絶叫調の声に一々イライラしていては話にならない。
当然これは女優さんが勝手にやっているわけではなく演出家の意図なのだから、この舞台と私の相性が悪かったということだ。
まあそういうこともあるさ。

女性トリオの歌は良かった。

おまけ

(1) 法律の施行は「しこう」か「せこう」か。
この舞台でも役者さんで違ってましたね。
一般人は「しこう」、NHKも「しこう」、で法律の専門家は「せこう」と読む(らしい)。
あの外人さんは法律の専門家という設定なのでしょう。

(2) 「祖父が死んだ」か「祖父が亡くなった」か。
この舞台では「死んだ」を使ってました。身内に敬語は変だということだと思いますが、あの世に行くと神や仏になるので敬語で良いというのが私の考え。敬語ではないとかいろいろ議論はあるようですが、実際に身内が亡くなって言い慣れると違和感はなくなります。

ゴミくずちゃん可愛い

ゴミくずちゃん可愛い

ぬいぐるみハンター

飛鳥山野外舞台(東京都)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

とても楽しい体験でした。観劇というよりも体験といった方がふさわしいような。
天候にも恵まれ、暖かで。今日みたいならなくて良かったですね。
時間帯も考え抜いてこの時間に決めたのだろうなあ。

ゴミが可愛くて、健気でメロメロになりそう!

この劇団の他の作品も見てみたいと思いました。

素敵な日曜日でした。

ネタバレBOX

悲しいはずのエンディングなのに、清清しく幸せな観劇後感でした。
転生の夢

転生の夢

劇団キンダースペース

シアターX(東京都)

2018/02/28 (水) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

浦島太郎の部分だけで良いのではないか。半分冗談です。
それは大げさだとしても、一番要なのはこの部分ですよね。

でもって、チラシに書いてあった「日本人は世界中にちらばって生きていけるか?」
「日本沈没」でも問われていたこの問題ですが。
案外やっていけるんじゃないしょうか、日本人同士で固まって。
そして世代が下るにしたがって、その国の人々と交流が行われるようになり、日本の独自色は消えてゆく。そうなるような気がします。
それが「日本人が日本人以外の何者かになる」ということでは?

今度は背中が腫れている

今度は背中が腫れている

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

初見でしたが、とても楽しめました!
ゆるさが良かったです。
終始コントみたいな感じ。ボタンのかけ違いみたいなトークの掛け合いも好きです。

The Entertainer ~新しき旗~

The Entertainer ~新しき旗~

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シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

このチラシはこういうことだったのかぁ。

川島雄三監督は本当は「幕末太陽傳」のエンディングをこういう風にしたかったらしいですよ。

The Entertainer ~新しき旗~

The Entertainer ~新しき旗~

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シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

設定が無理すぎるよぉ。

権力側はエンターテイメントを全面禁止などとせずに利用するはず。
自分たちに都合が良いものばかりを許し、都合が悪いものは禁止とするでしょう。戦時中の国策映画みたいにね。
その方が全面禁止よりも遥かに悪質なのですけどね。

ミサイルを打ち込まれて壊滅状態なら、外国の援助なしに再建なんてまず不可能。
こんな人権蹂躙をやっていたら、間違いなく国際的に孤立。
鎖国しながら、再建するの?

世界最大のエンターテイメント輸出国はアメリカ合衆国。そのアメリカがエンターテイメント全面禁止なんて許すはずがない。
特に壊滅状態で援助が必要なときにアメリカの要求をつっぱねられるわけがない。(今でもできないのに)

以上3つの理由から、この設定無理すぎ。
それでも、この設定にするなら、それなりの理由つけてもらわいと。
乗れないなあ。

神楽坂怪奇譚「棲」再演

神楽坂怪奇譚「棲」再演

LAL STORY

the GLEE(東京都)

2018/02/28 (水) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/02 (金) 12:30

最高でした!
私の中にも何か…棲んで…
昼の部を観て、当日券で夜の部も観て、なのに、また観たい!
再々演もしくは、新作でまたぜひ!

異邦人

異邦人

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

風ふうの演出、面白かったです。主人公も雰囲気ありました。
ただ異邦人のテーマに関しては、やっぱりなんだかぴんと来なくて。その部分の掘り下げが、小説以上のところはなかったかもと。もう一度読んでみなくちゃなりませんね!そうしたら見方もまた変わるかも。

今際の煌/そしてまたヴァロワは闇に

今際の煌/そしてまたヴァロワは闇に

劇団東雲座

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★

フライヤーから勝手に想像していたストーリーとはまるで違っていた・・・がっかりだ~!!
が キャスト達は声も良く出ていて滑舌も良かったです。

scene0「世界宙がえり」

scene0「世界宙がえり」

StarMachineProject

HEP HALL(大阪府)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/01 (木) 16:00

座席1階A列11番

価格3,000円

夢の世界が終わってしまった
…。あの空間にずっとずっと居たかったと思う程心地よい世界でした。
飛び出す絵本の様なきらきらしたわくわく感がありながら、グリム童話ようなダーク感が合わさって、他に類を見ない作品に観られて良かったと心底思いました!
赤星マサノリさんの身体表現に見惚れてしまいました!
観て損無し!むしろ多幸感を得られました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

新宿の紫のバラ

新宿の紫のバラ

めがね堂

新宿眼科画廊(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

「私」を追いかける。 チラシた夢を喰らい、本当のドラマを創り上げていく「私」が「私」と出会う。 押し流し、振り回す。闘い、問い詰める・・・ サケよ乱るる花園で、バラまく間に凝縮した紫の香りが沁みた。

岸 リトラル

岸 リトラル

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/04 (日) 14:00

役者の力量に全幅の信頼ありきでないと、3時間半見せられないよなあ、という芝居。
気を張らずに観て正解かな。
「炎ーアンサンディ」に比べると、その凄惨さからかなり救われており、岡本健一の役もユーモアとアイロニーに溢れて、ところどころで、つい頬が緩む。

頓珍漢な感想かもしれないけれど、これって「オズの魔法使い」かな、と。
「オズの魔法使い」って、実はドロシーが死んでいて、虹の向こうとは天国なのか、という解釈をしていた文章を読んだことがあったのだけれど、この物語で同行する兵士他は、ライオンやブリキ男や案山子に思えなくもない。そじて主人公が死んでいるとなれば、彼が死んでいる父親と気持ちを交わすことにも、違和感がない。

案外、ほっこりとした、救いのある舞台でした。

ネタバレBOX

椅子が固くて、というご指摘がありましたが、そのとおりと思います。
でも、不思議にここの椅子ってお尻痛くならないんですよね。何ででしょう。
羅生ノ鬼 ~地に咲くは、かくも美しき桃の花~

羅生ノ鬼 ~地に咲くは、かくも美しき桃の花~

風ノ環~かぜのわ~

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/02/28 (水) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2018/03/02 (金) 19:00

座席1階B列9番

桃じい(老後の桃太郎)、お岩(桃太郎のおつき)が出てきた冒頭の部分では、その安定した演技に期待感が高まり、これは2時間楽しめるな、と。

でも、30分も経つと失速感がすごい。
よくあるパターンに陥ってしますうんですよね。
活劇を中心とする劇団がはまりやすいのは、
①設定の説明(これは必要なのですが)
②活劇
③裏切りや事件
④愛情ないし友情による翻意
このパターンで、②と③をいかに増やすかで物語を進めること。
別に悪いと言わけではなく、②と③が単に場面転換のためだけに、同じテンポ、トーンで繰り返されるので、すぐに退屈してしまう。
で、最後はめでたしめでたし、なんだけれども、破綻がなければ、意外性もなく、童話やおとぎ話が持つ妖や残虐性があるわけでもない。

そしてよくある、死んだ人物がいつのまにか生き返っていたり、死んでなかったりで、よく判らない。おいおい、お前は少年ジャンプかい、という展開で、悲劇性のかけらもない。

物語としては面白い設定なんだけれどなあ。残念。

うーん、端の席だったら立ち上がっていたかもなあ。

ネタバレBOX

父神のいい加減さに唖然。自分の行為が全ての元凶なのに、ずーと放置し放し、やっとこさ、事態が行き詰ってから出てきては、元妻(母神)に頭を下げて許しを請うという体たらく。
母神も自身の子供たちの命をも奪おうとする怒りで、父神殺そうときているのに、父神の「愛している」連発で、ころっと許して2人仲睦まじく、去っていくなよなあ。
彼の地Ⅱ

彼の地Ⅱ

北九州芸術劇場

あうるすぽっと(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/04 (日) 13:30

 北九州を舞台にした芝居を作るシリーズで、KAKUTA・桑原は2014年の『彼の地』に続いて、第2弾の上演である。同タイトルでの「Ⅱ」だが、関連はない。北九州に、帰ってきた人・やってきた人・去ろうとする人・留まり続ける人たちの群像劇で、いくつかのグループの人達が絡み合って最後はある落ち着きを見せるというのは、桑原の得意な展開である。役者陣もオーディション組を中心にしつつも、しっかりとした演技を見せ、人は駄目なところがあっても信じていることが大切、という桑原らしい気持ちの良い素敵な舞台だった。

ミラクル祭’18

ミラクル祭’18

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/03 (土) 12:00

座席1階2列

価格6,000円

ABC全てこの順番で観劇しました。しかも土曜日丸1日。
あまり見慣れない演者さんが多かったのでとても新鮮でした。

■たすいち『しのびよるせかい』
再演らしいのですが私は初観劇。役者の若さもあり全体的に粗削りの印象です。
演者によってはもっと笑わせることができたのでは。
前回アマリリスを演じたのはサディさんと今朝本人のツイートで知る。
なるほどやっぱりそうでしょうな。それ観たかったとしか言いようがないです(くそー)。

■feblabo『笛が鳴ったらたすけて』
ファミレスで行き詰まる三姉妹でしたが、どこがこの作品の肝なのかよくわからず終わってしまいました。三姉妹の性格が違うところはありましたが、逆に姉妹と思わせるシンクロした動きや台詞があってもよかったのではないでしょうか。

■feblabo『P3/4』
P3/4というタイトルと人の心理を露わにした内容はセンスあります。さすが冨坂氏の脚本。気になったのは、結局あのウニは食べたのでしょうか?
小柄な中野華子さんが好演。動きを止めてから次に放つ台詞の間と表情が好きですね。目崎さんとは違う早稲田のサークルでずっとやっていたそうなので一般の劇場は初めてだったのかな。今回一番気になる演者さんでした。

■feblabo『お父さんをください』
これも冨坂氏の脚本。もう展開が予測不可能。そう来るかそう来るか!の連続。
面白いです。他の演者さんでも観てみたいですね。今度のコントレックスでやってくれないかな。

■フジタタイセイ×アリソン・グレイス『モルフェウスの使役法』
予想通り他と比べて「長い」。「今私が過ごしている世界が偽物で、夢の中の世界が本物かも知れないね。」と実は友人と話したことを思い出しました。それを具現化した作品ですね。階と階のあいだ。これには「エリン・ブロコビッチの穴」を思い出した人もいたのでは。全体的には単調で暗いイメージはぬぐえないので他の作品と並べてしまうと残念な印象しか浮かびません。

■たすいち『透明人間、消える』
ケイを演じたのはこれまで真嶋一歌さん、中村桃子さんとたすいち作品に欠かせない人でしたが、今回は最近たすいち作品に出るようになった坪和あさ美さん。
少し前に一歌さんがご夫婦でツイキャスされたときに「女性の突っ込み役はなかなかいない。坪和さんはその貴重な役者さん。」。そして先日MUを拝見した後に「坪和さんなら得意のツッコミを生かしてあの役も上手にやり遂げてくださる」と。
拝見しましたが、立派な坪和オリジナルのケイになっていました。この役は改めて見ると非常に難しい役です。突っ込みどころと感情の浮き沈みを短い時間内に何度も繰り返えします。役者の力量もよくわかります。

■劇団ミックスドッグス『銀河旋律』
さすがの成井作品。他の作品と比べるとちょっと脚本がずば抜けていました。相手が自身をもって放った言葉に対して踏み込んだ台詞。この切替しが非常に心地よかったです。またタイムリープに和歌を取り入れるセンス。セットも小道具もない舞台がとても華やかに見えました。
ミクドクは「屋根裏コスモス」を短編で拝見したことありますが、これだけ劇団員を揃ってみるのは初めて。しかも今回は主宰奥田さんが演じると聞いて楽しみにしていました。
先ほど名前をあげた中村さんと同期の幾世さん。好演です。
台詞の語尾がとても綺麗。次の台詞はょ来い!と心呟いていました。
それとメガネの工藤さん。彼も好演です。熱演が凄く伝わってきました。倒れるシーンとフラッとするシーンもタイミングもよかったです。小さいスペースは大きくカラダが動くと目立ちます。作品をチープにする恐れもある大事な役だと思いました。
ちょいとミクドクの本公演も観たくなりました。

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