満足度★★★★
鑑賞日2018/03/04 (日) 13:30
北九州を舞台にした芝居を作るシリーズで、KAKUTA・桑原は2014年の『彼の地』に続いて、第2弾の上演である。同タイトルでの「Ⅱ」だが、関連はない。北九州に、帰ってきた人・やってきた人・去ろうとする人・留まり続ける人たちの群像劇で、いくつかのグループの人達が絡み合って最後はある落ち着きを見せるというのは、桑原の得意な展開である。役者陣もオーディション組を中心にしつつも、しっかりとした演技を見せ、人は駄目なところがあっても信じていることが大切、という桑原らしい気持ちの良い素敵な舞台だった。