最新の観てきた!クチコミ一覧

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底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/19 (土) 11:30

価格3,800円

土曜日、朝の回、Bチームを観てきました。

登場人物かみんないい人で、優しい言葉がこんなに観客を泣かせるのか…と思わせる芝居でした。

4回泣きました。
人知れず、涙を思いっきりぬぐえる暗転の時間がありがたいと思えました。

役者さんたちも、それぞれにいい味出してました。

みんなのまとめ役である有田さん、お疲れ様でした。

キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

キャガプシーシアター(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

テントの中に座布団をひいて座るという新鮮さ、親に絵本を読んでもらっているような安心感、前後左右上下が舞台となっているわくわく感であっという間の2時間でした。

ネタバレBOX

ヨルプシー(夜のキャガプシー)を拝見して、テントが開いた瞬間の夜空がまさに曇り空、だからこそ物語の言葉が一層刺さりました。ヒルプシーも見てみたいです。
キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

キャガプシーシアター(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

17日のヒルプシー(マチネ公演をそう呼ぶのが流行るらしい?)を見ました。テント内は明るく登場人物一人一人の表情が見えるのがいいです。友人が観客が見えてしまうのがちょっと・・・と言ってましたが、私の目にはしっかりモザイクがかかり、もしくはそこらへんにカボチャが転がっているとしか思えず(観客のみなさんごめんなさい)全然気になりませんでした。ヨルプシーと両方見るのがオススメです。

ネタバレBOX

明るいので、夜なら見えなかったかもしれないところ(キャストの落とし物とか布がずれるとか)見えてしまうのでハラハラしたところもありました。
隣のゾンビ

隣のゾンビ

タッタタ探検組合

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

怖くないゾンビもいいですね!安定の面白さでした!

真夏の夜の夢

真夏の夜の夢

ヨハクノート

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/05/17 (木) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

鑑賞日2018/05/18 (金) 20:00

価格2,500円

20:00の回(晴)

19:15受付、階段で待ち、19:30開場、左の扉から中へ。

ミニ椅子が一列+ひな壇。

黒い場内に白い美術、天井から糸カーテン(?)、涼しげな雰囲気ながら物語の舞台となる「森」らしさはなさそう、流れる白い水..滝、下には同じく白い滝つぼ、天井を覆うカーテンは夢の中の妖精たちの登場を感じさせます。

ヨハクノートは4公演目。
神山慎太郎さん「スケルトンの呼吸(2016/8@BASE)」。文学座研究所の時はちょうど都合がつかなかった頃で未見。
武村理子さん、黒川知樹さん「曾根崎心中(2016/12@眼科画廊)」。

依田玲奈さん(変な子ちゃん/根も葉も漬けて他)、太田ナツキさん(舞☆夢☆踏他)、内山茜さん(人肌くらげ/妖精大図鑑他)。

「(真)夏の夜の夢」は「青年団リンク(2017/3サンモール)」を観ていて(実に)おおよその内容は知っている程度。

19:45、19:55前説(臼杵さん 110分)

20:02開演~21:43終演、21:50~22:10(共有の場)トーク終了。

お客さんいっぱいの初日。前口上に続いて本編&劇中劇。物販(台本)あり。

シェイクスピア作品は、「鮭スペアレ」「獣の仕業」が上演するのを観に行きました。今夜は、「HAMLETbe(2017/11)」が面白かった、加えて何回か舞台を観にいった役者さんが出演、ということで初日にやってきました。

ネタバレBOX

ここからはネタバレではありませんがまったくの個人的な感想です。「劇団さんいらっしゃい」を観ますとあきらかに当方の目線がずれていたようです。

セリフ(大きさ、トーン)がやや一本調子に走りすぎているように感じました。これではがなりあいではないかと思うし、過度な取っ組み合いもどうかと。

よくある外国調は好みではないものの、役者さん世代の日常会話的な普段劇(この戯曲である必要があるの?)に聴こえてしまうのはどうしてなのか、もともとそういうものなのか?

美術(風景)と普段着衣装(キャラクター)とも物語と合っていないように思え視覚的に入りにくい(想像力が枯渇しているのかも)。

唯一、内山さんは新座キャンパス公演で静的なパフォーマンスを観ているからか、衣装と背景、非常にゆったりとした運動に時間を忘れてしまう異世界(森)という香りを感じました。

初日だからか、役者さんご自身の個性に関わるところなのか座組み全体の一体感(みんな森の中※)が薄く、もう少し距離を縮めるよう、バラツキを解消できたらいいなと思いました。※登場人物全員がひとつにつながっているな感覚かな?

また、登場人物のひとりひとりが見えていないところでの人生をもっているはずで、そういったキャラクターのコクの深さがほしいなと思いました。

「劇中劇」は本編を吹っ飛ばす勢いで、客席からのヤジ的台詞がサラウンドで聴こえてきてより立体的臨場感がでていたと思います。
Ten Commandments

Ten Commandments

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

 青く光る鏡面の床に白いイスとテーブル。上手奥には音響卓とオペレーターがいて、白い衣装の男女が登場する抽象空間です。作・演出の瀬戸山美咲さんご本人であろう女性劇作家(占部房子)とその夫(浅倉洋介)の家、または彼女の脳内あるいは宇宙空間であるようにも受け取れました。

 原子力とそれを研究する人、作った人、使った人について調べ、思考の海に深く潜るうちに、瀬戸山さんは言葉を扱う劇作家であるご自身の責任を問うことになったのだと思います。その苦闘の過程がさらけ出されました。瀬戸山さんがたどり着いた絶望的な境地と、そこから這い上がる姿を観て涙が絞り出され、終演後はしばらく席を立てませんでした。瀬戸山さんの勇気に感銘を受けました。ありがとうございました。

 私は過去にミナモザ『ホットパーティクル』(2011年9月)を拝見したことがあり、今回も冒頭あたりから“セルフ・ドキュメンタリー”であることがわかったので、その心構えで観ることができました。手紙を読み続ける時間が長く、朗読劇のように見えるのは改善の余地ありではないでしょうか。この上演を土台に新しい“物語”を立ち上げる機会を見計らってもらえればと期待します。

 主人公を演じた占部房子さんは瀬戸山さんの苦悩を自身のこととして受けとめ、心を尽くして全身で演じてくださっていたように思います。浅倉洋介さんは包容力のある物静かな夫役で、柔和ながらずっしりとした存在感に説得力がありました。私が知らなかった浅倉さんの一面を発見できました。

ネタバレBOX

 科学者レオ・シラードが1940年にまとめた「十戒(Ten Commandments)」を紹介し、アインシュタインへの手紙、生まれてくるかもしれない子供への手紙、まだ出会っていない未来の妻への手紙(本折最強さとしさんが読む)などが読まれました。俳優は手に紙を持っており、朗読の形式です。個人的には、演劇作品の上演として完成度が高いとは思えませんでした。

 「原爆を落とした人が悪いのか、作った人が悪いのか、いや、悪いのは言葉だ」という結論に目を覚まさせられた心地でした。爆弾の化学式は記号(=言葉)でしょうし、研究も投下命令も人間の言葉で行われます。人間が獲得した言葉こそが、人間がまき散らす害悪、犯した罪の発端であるという認識を、常に持っていなければと思いました。

 最後には、何年間も言葉を発していなかった女性劇作家が、とうとう夫に話しかけます。生まれたのはたわいない日常会話で、岸田國士戯曲のようにとてつもない優しさを湛えたものでした。こういう言葉で他者と交わっていきたいものですね。
 
 前説で山森大輔さんが左手に付けていた腕時計がおしゃれでした。
キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

キャガプシーシアター(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

公演3日目の夜。暗闇に浮かぶテントはファンタジーそのもの。去年は昼の公演だったからこの光景だけでもワクワク。公演は同じ本だというけれど、全く違った。テントの舞台造り、仕掛け、昨年はなかった歌、照明、演出、役者の演技自体が何か全く別ものを観るような。。。気が付けば2時間という時間が経っていたという感じ。すべてがバージョンアップしていた。去年観た人達にもこの芝居をもう一度観て欲しいと本気で思う公演だった。

NoBody,NoParty

NoBody,NoParty

東京AZARASHI団

シアターサンモール(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすがは東京AZAЯASHI団、鉄板でした。

ネタバレBOX

小道具一式が見つからなかったり、役者同士のトラブルがあったりして、本番が無茶苦茶になった推理劇を、作家、演出家、役者、スポンサー関係者らが協力して何とか切り抜けるドタバタコメディ。

バックステージのドタバタだけでも十分に面白く、バックステージだけで終始するのかと思っていたのですが、後半本編シーンに場面転換しました。バックステージのあの出来事がここに繋がっているのかと、とても面白く大笑いしたのですが、次第に先が読めてしまって急に笑えなくなってしまいました。

2時間半はやはり長いのと、前半のトラブルが後半に影響を与えながら進行することを考えると、前半の一部だけ、後半の一部だけをカットするのは難しく、前半後半共に何かのエピソードをカットすることが必要だと思いました。せっかくTシャツ作ったのになんなんですが、バナナのシーンをカットしてもよいのではないかと思いました。
Trance

Trance

笛井事務所

明石スタジオ(東京都)

2018/05/17 (木) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

江戸川乱歩の短編7作品をどのようにして見せてくれるのかと期待していました。こんな風に一つの物語に仕上げていくのかととても面白かったです。
ドキドキしながら観た乱歩の作品は知っているのも知らないのも楽しめました。乱歩の作品を土台にしているという事でしょうか中高年の観客が多かったように思いました。

日の出政府のW杯

日の出政府のW杯

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

演劇は「嘘」である。実際のことでは無い。それだから楽しめる。でもリアリティは必要。その点から言えば、この話はちょっと苦しい。首相官邸新任秘書の主人公のサッカー好きは良いのだが、彼がテレビの前でかじりついていたり、ワールドカップの日本戦当日の国際的な大事変と官邸の対応には無理がある。私は戸惑った。話の中に入っていけない。もちろん私の感想であり、大笑いしている人もいた。創設25年ですか。頑張っていますね。今後に期待します。

『過眠』『キラキラ』『新津々浦駅・北口3番バスのりば』

『過眠』『キラキラ』『新津々浦駅・北口3番バスのりば』

SAF+

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/05/15 (火) ~ 2018/05/17 (木)公演終了

満足度★★★

若い感性だなぁ。いいへんじ以外は楽しく観れました。

はりこみ

はりこみ

殿様ランチ

駅前劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

チラシの図案からは松本清張風の刑事ものを想像しましたが実際は180度違うものでした。しかし、その勘違いが幸いして今まで観たことのないような舞台に、脳味噌が大喜びです。マンガでいうと、中崎タツヤかポテチ次郎が書いた「はりこみ」という題名の4コマあるいは短編の連作を読んでいるような感じもしました。ただし、あくまで私のイメージで全然違うじゃないかと後で追及されても困ります(笑)。

会話劇ですが、普通の会話から、いつもはかけているリミッターを外したものが多く、本音より先に行き過ぎてしまうものもあって、笑いながらも結構怖くなることもあります。もちろん、ほとんどは「ぐはは」と笑ってしまうものですが、「なるほど」と納得させられるものもある一方で、「それはないわ」というものも紛れ込んでいて油断ができません。

それぞれの会話は「はりこみ」とは関係のないものも多いのですが、全体としては確かに「はりこみ」だったなあと納得させられます。私の筆力、記憶力の欠如で実態にあまり迫ることができていませんが、(ドタバタでもエログロでもない)おバカな演劇を観たいという方には絶対のお勧めです。

Melody

Melody

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

わかり易い王道ものって感じながら
丁寧な作り=セットや暗転後の小道具の移動や照明
効果音の強弱など手を抜かずに丁寧に造り表現されていたなぁと
感心しきり

2時間を超える長丁場な物語(130分です)なのに
眠気もおきず次のシーンは・・と
先の気になる展開は自分的にもツボでありました

かのフランシスコ・ザビエルが九州から京までの道中で
土地土地の人々に助けられ施しを受けながら旅を続けられたのは
この作品に出てくるような方々の情があったからなんだろうなぁ・・とか
ふと思ったりもした話でありました

ネタバレBOX

作品世界の経年を花やストーブ&扇風機で表現するのも良いが
せっかくの暗転時に無音ではなく
時間経過や何年後・・とか年月日をアカネとか
登場人物に語らせたり=ナレーションを少しとか
した方が良いのではと思われました
そんで
開演時間前の次回公演紹介のショートムービー流すのなら
ゼロアワー前に投影幕を片付けず
そのまま開演前の座の温めに
劇団販売グッズの紹介とか売り込み動画を流すのも
開演時間押しの時の一つの手だと我輩思うのだが どうであろう?

開演時間厳守できてれば星数は満点な話でしたわ(^-^)

物語は=A.D.1999年にお母さんが亡くなって
(むっ違うな、高校生の弟君がミレニアム問題ってたから・・。
そのもっと前に母君は亡くなってるのであるな)
学生だったアカネが同級生の賢い男の子と
行動派(平たくゆ~とヤンキー)な酒屋の女の子に
弟を母代わりになって一人前に育てるぞ~と決意する場面から
その弟が新たな家族を作るところまでを描いた時間的に長軸な
民宿の物語であります
妙に東京って憧れられるトコなんだなぁと再認識したりもしたデスな(^ー^)

次作が書けずに周囲の圧力から逃れようとする作家さんについて
映画「ホテルニューハンプシャー」での次女と重なり
”開いた窓は通り過ぎろ”という台詞が頭を過ぎりました・・・
そういや家族の話的にも
この映画似てる感じ(あくまで感じね)するですね~♪


・・・・・ここまでの”観てきた!”・・・・って
ノーフォトと動物モノだけ(^-^;)何か笑えてしまいましたワ

それにしても
売れない芸人のキド君と
民宿に入り込んで態度が豹変(地を出し過ぎ・・)の妊婦さんは
なかなかにインパクト強かったデス
あと素麺の たかり食い・・シーンとか(笑)
(リアルに劇中で飲食をするのは役者さん大変なんじゃなかろうか・・・?)
・・・・以前 某新宿の劇場観た世界の車窓の方(石丸謙二郎氏)の芝居で
食べても食べても無くならない大量の素麺飲食シ~ンがあって・・
ちょい思い出したりもしたりして・・・(^-^;)

居候を東京に戻す為の小芝居をするアカネ女史・・・落涙ものでした

また作中で喫煙シーンがありますが
ちゃんと意味もあり
ネオシーダー使用でもあり
キチンとした観客への配慮はGoodでありました(^-^)
隣のゾンビ

隣のゾンビ

タッタタ探検組合

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

 ホラーなのだが、タッタタの手に掛かると喜劇だよ~~が、滲み出てくる。

ネタバレBOX

この辺り流石と言わざるを得ない。陰謀もある。裏切りというか色仕掛けもある。而もゾンビだからホラーなのであるが、ソフィスティケイトされたホラーで、タップゾンビとパフォーマンスゾンビ、それからペットゾンビ迄揃っていて、墓守とはツーカーなのである。墓守の仕事は、毎朝、朝刊を持ってきてやること、だから南北戦争で戦死した元南軍兵士も世情に詳しい。序でと言っては失礼だろうが、墓守は、墓掃除もしている。こういったことも笑えるではないか⁉ 
 思いがけない場面で、観客の予想を裏切ってくれるパフォーマンスや科白があって擽りを入れてくれると同時に、舞台美術がシンメトリーを基調としていることから見て取れるようにベースが非常に安定しているのでソフィストケイトされた笑いが精巧なパズルのように実にキチンと収まるのだが、上に記したように予期せぬ擽りが入るので一瞬たりとも目が離せない。
 無論、ゾンビの話だから、舞台は墓場である。墓地を囲むように後景には、白い柵が張り巡らされている。舞台中央には、遺体安置所へ入る暗渠が口を開けており、下り階段が設えられている。その両側には墓石へ続く上り階段、墓碑銘は無論アルファベットで書かれている。アレンジされた南軍の旗の飾られた墓地すらある。墓石によっては、十字架を彫り込んだもの、十字架の形のものもある。下手墓地の手前には、木製ベンチがある。
 このようなセットで演じられるのは、実はゾンビの話ではない。それは添え物である。実際描かれているのは、ゾンビという形でしか表現し得ないほどに歪んだ我々の家族関係である。単純だが、深い。最高の料理の持つシンプルな深さを味わう為に、我々はここまで捻りを利かせなければ最早素直に現実と向き合えない時代にいるということが喜劇なのである。お見事!
堀が濡れそぼつ

堀が濡れそぼつ

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/18 (金) 19:30

まったくこれじゃ堀は濡れそぼつしかないじゃないか、というお話。
久しぶりに櫻井さんのブラック全開な展開がめちゃめちゃ楽しい。
複数の強烈な個性が生き生きと躍動する感じは役者のテンションと巧さの賜物。
みんなパワーあるなあ、中でも堀さんのテンション・コントロールはさすが。
ハイスピードで繰り出す台詞の中にピュアなスピリッツが見える。
飛び道具的キャラも効いているし、舞台の作り・場転もうまい。


ネタバレBOX

妻にはかつて恋人がおり、彼は自分の親友だった。
彼が死んでしまって、自分はその彼女と結婚した。
妻は妊娠している、郊外に一軒家を立てた、自分たちは幸せだ。
ところが押しかけ隣人や昔の友達、怪しい霊媒師、出所して来た夫の友人など
おかしな人々が出入りして平和なはずの新居に波風が立つ…。

“何となく避けて通っていること”をおせっかいで意地悪な人々が
容赦なくえぐり出してくれる“余計なお世話感”満載。
おかげで夫婦は言うつもりの無かったことまで口に出し、溝に発展する。
その中で堀のスタンスはぶれない。
時々小さくぶれるのだが、芯はぶれない。
だから孤独で切なくて、結果堀(堀靖明)は濡れそぼつ。

そんな彼を、そして怪しい霊媒師(澤唯)に騙されて
壺やらなにやら買わされている妻(笠井幽夏子)を救うのは
意外なことにちょっと困った出所したばかりの友人櫻井(櫻井智也)だ。
“人を殺すことを何とも思わない”この友人が黙って彼らを救う。
さんざん言われっぱなしやられっぱなしだったからスカッとするラストが秀逸。
めでたしめでたしで何だかとても嬉しくなる。
この“世直しヤクザ”なキャラ、スピンオフで何かやって欲しいくらい。

いつもながら伊達香苗さんのダイナマイトボディが存在感大。
人の幸せを妬んで壊したがるキャラを遠慮なく演じて効果絶大。
超年齢不詳な子ども(加藤美佐江)が飛び道具的に面白く、効いている。
堀の妹の婚約者でAV男優(長瀬ねん治)が味わい深い。
櫻井さんのキャラが久々に突き抜けて実に爽快。
そして堀さん、いいヤツだなあ、末永くお幸せに!





消す

消す

小松台東

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

通夜ではないが、誰かが死んで、人々が動き出すという設定は実によくある。これは父親死後三か月、故郷を守る弟のところに都会でも食い詰めているらしいきらわれものの兄が帰ってくる、一族迷惑、という、菊池寛みたいな古めかしい話だ。宮崎の閉鎖的社会を舞台にした家族物語だが、新しい発見がない。劇団員に役を振るためか、無用に複雑な人間関係である。1時間半しかないのにホンが行き届かず、何をしていいやらと立っているだけの役者もいる。家族近隣だからわかりあっているような、いないような微妙なところでドラマを作ろうとしているのだがそういう努力は、戯曲練習と劇団内練習で十分練ったうえでに、公演にしてほしい。

ネタバレBOX

昔はこの劇場の近くのバスが早く終バスになって、トボトボと三鷹駅まで淋しく歩いたものだが、最近はずっと遅くまでバスがある。お蔭で、三鷹まで行って帰りに歩いているうちに腹が立ってくると言う事はなくなった。
滅せぬものの・・

滅せぬものの・・

創造演技集団TEAM SANT

シアター風姿花伝(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

戦国時代、これほど時代に翻弄された武士がいたとは。

ネタバレBOX

本能寺の変の裏側を描くとともに、その時々で時代に翻弄された武士安田国継の生き様を描いた話。

この話では、石山本願寺がイエズス会と組んで信長を倒したというのが真相とのことでした。知らなかったですが、安田国継の波乱万丈な人生は面白かったです。
夏の夜の夢

夏の夜の夢

青年芸術家協会

江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)

2016/08/13 (土) ~ 2016/08/14 (日)公演終了

酷い出来だったし、まだ若くて毛も生えていない若手役者たちに小劇場でシェイクスピアをやらせる演出に問題がある。
シェイクスピアと言えば、役者の様々な技術が必要とされる作品であり、「夏の夜の夢」は喜劇で確かにできないことはないが、小劇場で若手にやらせるほど愚かなものはない。
演出が何よりもひどかった。
俳優の演技というよりも演出が酷い。
何故こんなお遊戯会でお金を取るのだろう。
何故こんなお遊びを見せられてるのだろう。
何故こんなもので客を呼ぼうと思ったのだろうと思ってしまった。

まだ学生の卒業公演のほうがいい演出といい環境で芝居できる。

本当にこの劇団の演出家は、演出家ぶったただの一般人なんだと思った。

東京マトリョーシカ

東京マトリョーシカ

ゆるるか

RAFT(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/05/18 (金) 20:00

座席1階2列

ゆるるか『東京マトリョーシカ』RAFT

4人の作・演出で一人の女優さんをフィーチャーしたオムニバス公演。
『迎春』『お花見協奏曲』の二本立てが一番のお気に入り。
三人のテンポの良い絶妙な掛け合いが素晴らしかったです。
特に女①の鬼畜っぷりが面白かった(笑)
あと最後のオチめっちゃ好き。ファーイト!

和風ファンタジーのような『灯』も良かった。
徐々に真実が明らかになっていく構成が上手いなと思いました。

公演自体は楽しかったのですが、観劇環境としてはあまりよろしくなかったですね。
ちょっと詰め込み過ぎだと思いました。
座った場所も悪かったのかな。

メールには受付は開演60分前と書いてありましたが実際は30分前でした。
上演時間は約90分。

「言葉を纏ふ」

「言葉を纏ふ」

あさがお企画

ギャラリーしあん(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/18 (金) 19:00

価格2,500円

2年ぶり2度目のオフィス再生・高木さん演出によるあべあゆみ一人芝居。
前回(「燈籠」)に引き続き今回も太宰治作品で画家に嫁いだ女性の独白。
考え方にしても言葉遣い(美しい!)にしてもイマドキの24歳よりもずっとオトナで隔世の感ひとしお。(昨今の言葉遣いを否定する意図はありません:念のため)
そして上手3灯下手2灯(うち1つの行灯風のもは常に点灯)の組合せによる明かりも雄弁。さらに終盤のあのギミック! 面白かった♪

ネタバレBOX

最前列下手端の席を選んだので終盤、玄関の人影に気付き何らかの演出要員と思ったが、その直後に庭側に吊るした着物などが落ちたのでああ、あのシカケの操作だったか、と納得。

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