最新の観てきた!クチコミ一覧

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ブロードウェイと銃弾

ブロードウェイと銃弾

東宝/ワタナベエンターテインメント

博多座(福岡県)

2018/03/24 (土) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

地方都市在住だとミュージカルの舞台を観る機会はほとんどない。
初演の評判が良かったので、思い切って福岡まで観に行くことにした。売れない劇作家が、自作をブロードウェイで上演できることになり・・というストーリにも興味があった。

地図だけを頼りに初めて出かけた博多座、劇場に入ってからも豪華な雰囲気に驚いた。オーケストラピットでは開演前からすでに音合わせ中だ。幕が開くと、回り舞台や迫りの装置が舞台を華麗に演出する。

あらすじは、ほぼ公演チラシより。
自分の戯曲をブロードウェイの舞台に懸ける願いがかなったデビッド(浦井健二)。ところが出資者であるマフィアの親玉ニック(ブラザートム)は、ロクに台詞も言えない大根役者の愛人オリーブ(平野綾)を主役につけろと要求し、部下のチーチ(城田優)を稽古場にボディガードとして送り込んでくる。プライドの高い主演女優ヘレン(前田美波里)は脚本を書き換えろと色仕掛けで迫る。ひと癖もふた癖もある彼らが無理な注文を要求してくるなかで、芸術至上主義でまじめなデビットは困惑する。その上、稽古を監視していたチーチまでが脚本と演出に口を挟んで来る。さらに、残してきた恋人のエレン(愛加あゆ)と自分を誘惑してくる主演女優ヘレンの間で揺れ動くデビット。
舞台を完成させたい一心のデビッドは、脚本と演出に数々の妥協を余儀なくされる。しかも、ギャングの子分であるチーチの提案は、いちいち的確な指摘ばかり。神は意外なところに才能を授けたわけである。二人はともに苦心して脚本を書き直していく。そして舞台は見事に大成功を収めるのだが、初日の舞台の後にデビットは重大な告白をする。

舞台の完成とデビットの恋の行方にはらはらし、ギャングに追われるチーチの運命はいかにと手に汗を握る。舞台を創る側の悪戦苦闘と出来上がった舞台の華やかさを同時に味わえるという予想以上にお得なミュージカルだった。今、人気のプリンス浦井健二を芸達者な共演者たちがしっかりと脇を固めて、ショーアップされた歌やダンスも勿論のこと、思わずニヤリとさせられる台詞のやり取りも洒落ていて、小劇場ファンの私が観てもなかなか楽しめる舞台だった。観客としては、平凡な幸せを選ぶより、悪魔に心を売ってでもいい芝居を作ってくれる人を望みたいところだが。

舞台の上を、役者を乗せた本物のクラシックカーがゆっくりと通り抜ける。日生劇場始まって以来という煽情的な衣装の踊り子たち、ダンスは颯爽として華やかだった。ギャングたちのタップダンスシーンは事前に動画で観ていたが、生の迫力はやはり違う、ため息が出るくらいカッコいい。
思わず身を乗り出して、隣の席の人からやんわりと注意をされる。(幕間には身を乗り出して観劇しないように繰り返しアナウンスされるのだ)3階席の最前列だったので、オペラグラスも初めて用意した。役者の表情の動きがよく見える。いちいち舞台全体と見較べるのは面倒だけど、後方席には必需品ね。

グランマに伝えて、アニーは不死身。

グランマに伝えて、アニーは不死身。

劇団スポーツ

王子スタジオ1(東京都)

2018/03/29 (木) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

特殊な時空間が素敵でした。

ネタバレBOX

二段ジャンプができる能力を見込まれ、物乞いの手伝いをしている孤児の少女が、亡くなった親の友人から親の愛情を知る話。

二段ジャンプは、劇場で、少女が登場するシーンと両親の若い頃のシーンが舞台上で重なり、しかも少女が飛び、両親の腕の動きが少女を支えるような仕種をする偶然が重なる特殊な時空においてのみ実現するという何ともファンタスチックなものでした。決してバカバカしいなどとは思わない、素晴らしい発想のたまものでした。

空襲から子供を守って死ぬことを聞かされ、カッコいい劇的シーンを想像して役者への道を諦めた父親ですが、そうでなくても赤ちゃんを産むことを決意していたと思います。
平穏に不協和音が

平穏に不協和音が

演劇企画集団LondonPANDA

小劇場 楽園(東京都)

2018/03/29 (木) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきました。
逆なでされたり、ほっこりしたり、ほっとしたり、くすっとしたり、
観る人の感情を良い意味でソワソワさせてくれる作品だと思います。

ビニール袋ソムリエ

ビニール袋ソムリエ

制作「山口ちはる」プロデュース

すみだパークスタジオ倉(東京都)

2018/03/29 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/31 (土) 13:00

価格3,300円

友達の輪に入れない少年がたまたまコンビニ袋をかぶったことから仲間として認められたことに端を発し、樹脂製の袋をかぶることが次第に広まりやがて……な寓話。
現実とは異なる別世界でのファンタジーのようでもある前半は冗長な感がないでもないが「ある場面」以降はどこぞの国の近未来(←そんな方向に進まないでくれぃ!)、あるいはかつていくつもの国が通ってきたであろう道を思わせて圧巻。
また「あのメロディ」をモチーフとした変奏集のような音楽も面白い。
さらにたとえば終盤の「アレ」など、どこまで脚本でどこから演出なのか、その領域を推測するのも一興。

ネタバレBOX

「ビニール袋法」が制定・施行される以降の展開は1つの価値観しか認めず逆らうものを排除する独裁的な社会への道。
趣味嗜好的なものから始まり仲間うちや種族などで共有する文化に成長したものがさらに強制力のような力を持つものに至った時の危険性・恐ろしさの描写が昨今の世相への警鐘のようでギクリ。
しかし終盤で降りしきる大量の袋、終演後に片付けるのは大変だろうなぁ……。
夏への扉

夏への扉

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2018/03/14 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/03/20 (火)


3・11の大震災の時にチケットを持っていたのですが、観に行けなかった作品です。



ロボット開発に携わっていたダニエル(畑中智行)は、婚約者と共同経営者に裏切られ、窮地に立たされた。そんな彼は大事な猫のピート(筒井俊作)とともにコールドスリープし、未来の世界に目覚めることを選んだ・・・・そこで、大事な人と会うために。



猫のピートの筒井俊作さんがとても良かったし、アクセントになっていた。



舞台自体は、なんだか物足りないものを感じた。

舞台の短い時間に収めてしまうには、ある意味壮大なる物語だったような気がする。そして、29歳(ちょっと定かでない)の彼が、11歳の少女と未来を約束するに至る心境がいま一つ伝わってこなかった。ただ、ドタバタと時間が過ぎた気がする。



このところ、キャラメルボックスでは若い役者さんを使うことが多いが、まだまだ技術的にこなれていない感が否めない。

台詞の発声、役の感情がいま一つ伝わってこない。



キャメルには、いい役者さんがたくさんいる。

彼らをもっと使ってほしいと持った。あの役が彼女だったら、彼だったら・・・・と、思わずにはいられない場面が多々あった。



まあ、なんだかんだと言っておりますが、若い役者さんたちもいつまでもそこにとどまってるわけではないので、今後に期待したいです。







3・11の大震災の時にチケットを持っていたのですが、観に行けなかった作品です。



ロボット開発に携わっていたダニエル(畑中智行)は、婚約者と共同経営者に裏切られ、窮地に立たされた。そんな彼は大事な猫のピート(筒井俊作)とともにコールドスリープし、未来の世界に目覚めることを選んだ・・・・そこで、大事な人と会うために。



猫のピートの筒井俊作さんがとても良かったし、アクセントになっていた。



舞台自体は、なんだか物足りないものを感じた。

舞台の短い時間に収めてしまうには、ある意味壮大なる物語だったような気がする。そして、29歳(ちょっと定かでない)の彼が、11歳の少女と未来を約束するに至る心境がいま一つ伝わってこなかった。ただ、ドタバタと時間が過ぎた気がする。



このところ、キャラメルボックスでは若い役者さんを使うことが多いが、まだまだ技術的にこなれていない感が否めない。

台詞の発声、役の感情がいま一つ伝わってこない。



キャメルには、いい役者さんがたくさんいる。

彼らをもっと使ってほしいと持った。あの役が彼女だったら、彼だったら・・・・と、思わずにはいられない場面が多々あった。



まあ、なんだかんだと言っておりますが、若い役者さんたちもいつまでもそこにとどまってるわけではないので、今後に期待したいです。






3・11の大震災の時にチケットを持っていたのですが、観に行けなかった作品です。



ロボット開発に携わっていたダニエル(畑中智行)は、婚約者と共同経営者に裏切られ、窮地に立たされた。そんな彼は大事な猫のピート(筒井俊作)とともにコールドスリープし、未来の世界に目覚めることを選んだ・・・・そこで、大事な人と会うために。



猫のピートの筒井俊作さんがとても良かったし、アクセントになっていた。



舞台自体は、なんだか物足りないものを感じた。

舞台の短い時間に収めてしまうには、ある意味壮大なる物語だったような気がする。そして、29歳(ちょっと定かでない)の彼が、11歳の少女と未来を約束するに至る心境がいま一つ伝わってこなかった。ただ、ドタバタと時間が過ぎた気がする。



このところ、キャラメルボックスでは若い役者さんを使うことが多いが、まだまだ技術的にこなれていない感が否めない。

台詞の発声、役の感情がいま一つ伝わってこない。



キャメルには、いい役者さんがたくさんいる。

彼らをもっと使ってほしいと持った。あの役が彼女だったら、彼だったら・・・・と、思わずにはいられない場面が多々あった。



まあ、なんだかんだと言っておりますが、若い役者さんたちもいつまでもそこにとどまってるわけではないので、今後に期待したいです。













サンシャイーーブラザーズ

サンシャイーーブラザーズ

SNATCH

シアター711(東京都)

2018/03/27 (火) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

CCO関連の作品は2回目でしょうか?ドタバタしているみたいな評価をする人もあるかも知れませんが、とにかく楽しい!!! これぞ小劇場の醍醐味。宮本作品らしい趣向や工夫もあり、キャストの皆さんも上手にその上で生かされていました。いろいろ大変だと思いますが、頑張って下さい!!!

Guys and Dolls  ガイズ アンド ドールズ

Guys and Dolls ガイズ アンド ドールズ

芸大ミュージカルエクスプレス

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2018/03/30 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

歌もダンスも演技も素晴らしく、3時間という長さをまったく感じさせない
見ごたえのある舞台でした。
そして、笑いもしっかりと!
何も考えず素直に楽しめる魅力的なミュージカルコメディでした。
完成度もとても高く、2日だけの公演とはもったいない!

漂流

漂流

HitoYasuMi

ワーサルシアター(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

前回観た「おいしい鍋と愛のはなし」以来2度目のこの団体の観劇。
自分の好みからいうと、等身大でコメディ色も強かった前回公演のほうが好き。今回のようなサバイバルサスペンスのシリアスな話はこのユニットでしなくてもいいような、、たまに挟むくらいならいいけど、路線はあまり変えないで欲しい。また飛びぬけて明るい彼女たちの芝居も期待したい。
今回のような話はまだまだ作りこむ必要があると思う。セリフ1つをとっても、話の流れにしてもちょっと強引だった気がする。ただ演者たちの熱演は素晴らしかった。

Yellow Fever

Yellow Fever

劇団俳小

d-倉庫(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

秘密結社のメンバーがカトリック式に十字を切っていたけど、アイルランド系ですかあ?
マッケンジーなんていかにもアイリッシュの苗字っぽいけど。

作者のシオミさんがトークをしている回があったらしいけど、機会があったら聞きたいところでした。
それは、原作にもこの場面があるのか?それとも演出家が勝手に加えたのか?
というのも、この手のレイシスト集団はかつてもっぱらWASPが行っていたのだけど、この時代にはアイリッシュ系もWASPも一緒に東洋系排斥を行っていたのかを。
アイルランドはかつてイングランドに弾圧、差別されてきた歴史がある。
新大陸で今度は嘗て弾圧されてきたイングランド人と手を取り合って新しい差別を行ったということだろうか?

もしかして演出家はそういう多層的な意味をこめてカトリック式に十字を切らせたのか?
ルー大柴みたいなロースィーを見る限りでは、とてもそうは思えないけど。

彼女は二度ベルを鳴らす

彼女は二度ベルを鳴らす

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

世にトリビュート・バンドというものは数多くありますが、このTOY’S BOXさん、トリビュート劇団と表現するのが正鵠でしょう。

アメージング八犬伝

アメージング八犬伝

サムライ・ロック・オーケストラ

桐生市市民文化会館 シルクホール(群馬県)

2018/03/30 (金) ~ 2018/03/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

2018年3月30日の桐生公演が千秋楽でした。プロジェクションマッピングを使うようになって、表現がより自由になったと思います。しかし、主役はあくまでもその肉体を使ったパフォーマンス。みなさん見応えがありました。「八犬伝」のあとはお休みとなるらしい渡辺翔史君は美しかったです。彼の鮮やかなバトンを次はどこで観ることができるのでしょうか。サムライの次回演目「オズの魔法使い」も楽しみです。

ミュージカル「遠ざかるネバーランド」

ミュージカル「遠ざかるネバーランド」

ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ

俳優座劇場(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/04/01 (日)

俳優座劇場にてミュージカルカンパニー イッツフォーリーズさんの「遠ざかるネバーランド」を観劇。毎年俳優座劇場でミュージカル作品を上演されているようですが、個人的には初見の劇団さんでした。ピーターパンが登場するネバーランドの世界を題材としていたことや若手の役者さんが多く出演されていたこともあり、とてもエネルギッシュでフレッシュな印象を受けた一方で、個々の演技力は非常に高く、完成度の高い作品に仕上がっていたと感じました。特にミュージカル作品にとって最大の見せ場であるミュージカルナンバーの数々は、様々な役者さんがソロで歌うシーンが多くありましたが、どの役者さんも非常に歌唱力が高く、見応え聞き応えがありました。ストーリー的にもファンタジーな世界観とダークな世界観が入り交じっていて、結末もなかなか衝撃的。途中休憩を挟む長めの公演でしたが、ワクワクしながら拝見させて頂きました。

漂流

漂流

HitoYasuMi

ワーサルシアター(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/29 (木)

昨年の正月以来の同団体の劇場公演。
結論から言うと、前回より無駄なく作り込まれた作品になっており、レベルが上がったと考える。
必然性の無いセリフや、必要性の薄いエピソードが無く、その分、登場人物の内面を丁寧に描くことに注力したことが、容易に想像できる。
作風の変化については、正直、意外であったが、個人的には肯定的に捉えている。
前回は3に近い4という評価をしたが、今回は4と言い切れる内容であった。
あ、あと、他の方も指摘しているが、定刻に開演したのは、素晴らしい。

Cendrillon

Cendrillon

チームジャックちゃん

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/30 (金) 19:00

座席1階2列

どうも、継母の立ち位置がよく判らない。
長女は家督を得るために義理の父を夫と共に謀殺する。それを次女に見られたことから、誰にも喋らないと誓う彼女に常に猜疑心をいだくようなる。義理の父の死によって、家督は長女夫妻のものとなるが、夫を亡くした母親(こちらは実の親のはずなのだが)を、蔑むような態度に出る。
現在の法律では、継母が家督一切を相続するだろうし、ましてや実母であれば、それほどまでに排除したりすることはないと思うのだけれど。

ネタバレBOX

最後には、次女を殺したゴダール家の人々と仲良く、シンデレラと王子の挙式を祝うというのもなぜ?
話としてはよくできているのだけれど、なぜが多い物語でした。

そうそう、王子さまは最後まで着た切り雀でしたね。
ウルトラヒーローバトル劇場! 第29弾

ウルトラヒーローバトル劇場! 第29弾

博品館劇場

博品館劇場(東京都)

2018/03/30 (金) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

私の観た回はいつになく子どもが多かった。いつもの大きいお友だちもいましたが、久しぶりに子どもたちの「がんばれ〜」の声が大きかった気がして安心しました。ウル友さんが博品館は初めてと言うお子さんを連れて来ていましたが、日頃はフィギアの大きさのウルトラマンや怪獣が巨大(フィギアに比べたら)なので怖がっていました。それもだんだん慣れていくのでしょうね。ずっと観ているので、ついつい新しい巨大ラスボスにしてよ!なんて思ってしまいますが、世代交代していくので大丈夫なのかな。

焔~ほむら~

焔~ほむら~

JACROW

駅前劇場(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/30 (金) 15:00

座席I列11番

インパクトのある冒頭シーンを見せた後は従来と較べて穏やかなタッチで進み「日曜劇場JACROWバージョン」か?(笑)と思わせて、しかしいつの間にやら不穏なナニカが漂い始めている、みたいな。そしてそれはいつものようにハッキリしたものでなく、喩えて言うなら前作までは物語の傍らを流れていた「どす黒い液体」が今回は気化して「気体」になり空間に漂っている感覚? 
で、「マトモな感覚を保っている(ように見える)人」とか「ズルい企みをする小悪党(?)クラス」とかはいるものの、明確な「悪役」がいない、どころか各人物の立場・心情がワカってしまい「一体誰のせいなんだ!」のまま終わるのが何とも言えず、それはある意味リアルで現実世界に近いかも?
そう言えばここ半年~1年の間に霞ヶ関方面の事案で報道を賑わせた言葉もいくつか出てきたっけな(笑)

山歩き

山歩き

イナセナ企画

赤坂エノキザカスタジオ(榎坂スタジオ)(東京都)

2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★★

まず、日本ではお目にかかれない作品であろう。
日本の演劇は、日本の現代に対するマクロな視点が抜け落ちている。現代の個人を描いた作品はゴマンとあるが、現代の社会に向き合ったものは、中々、ない。社会的な対立に踏み込む恐れもあるからだろう。
が、同作は、ネット社会やグローバル化、それに伴う新たな形のナショナリズムの勃興など、諸問題を炙り出している。
テレビやラジオ、勿論、ネットなどなかった時代に、演劇が担っていたであろう風刺や、警鐘といった役割が、今でもドイツではちゃんと意識されていることが理解できた。
私自身の演劇に対する向き合い方に、一石を投じてくれた作品でした。

荒天~こうてん~

荒天~こうてん~

劇団黒胡椒

上野ストアハウス(東京都)

2018/03/29 (木) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

狭い舞台の半分は生オケで臨場感たっぷり。 愛を知らない男の愛とはまるでストーカーのようだった。終わり方がなんだかスッキリせず もしかしたら続編ありかな・・・(真白の子供が花魁になって父に復讐とか妄想)と思ったりして。

小栗上野介忠順

小栗上野介忠順

劇団め組

劇場MOMO(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

正直 小栗上野介のことなんて何も知らなかったが この芝居を見て彼こそ英雄でしょ!!と思いました。何処まで史実も基づいているのか調べてみようかなとも。 岡田以蔵同様 今回も若手?チームを見ましたが 菅原さんはもうしっかりとめ組の看板ですね。とても良かったです。

丹青の三方一両損

丹青の三方一両損

深川とっくり座

江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)

2018/03/30 (金) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても面白かったです!落語の「三方一両損」を知らなかったので、意味が分かった時は、落語の面白さを再認識しました。
役者さん達の演技は、動きも表情も豊かで、観ていて楽しい気持ちになりました。大満足でした!

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