最新の観てきた!クチコミ一覧

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ビニール袋ソムリエ

ビニール袋ソムリエ

制作「山口ちはる」プロデュース

すみだパークスタジオ倉(東京都)

2018/03/29 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

本日山口ちはるプロデュース作品ビニール袋ソムリエ観劇!
とても壮大なビニール袋の世界観が広がって、とてもくだらないけどそれがまた良くってとても楽しい舞台だったし、役者熱量、演技凄くこのビニール袋世界引き込まれました

星の王子さま

星の王子さま

もぴプロジェクト

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

子供のための物語か大人のための物語か、その視点を意識した公演。
小説「星の王子さま」は1人称で書かれた物語、「僕」という語り手は物語の中である役割を担い、作中人物としての語り手となっている。聞き手の読者への問いかけのようであるが、本公演でも観客へ問い掛けている。もちろん読者=観客は幅広い(年代)層を想定しており、人それぞれの感性の受け止め方が異なるのは当たり前であろう。
自分はファンタジーの中にもしっかりとメッセージを伝えており、芝居の雰囲気も好かったと思っている。
(上演時間1時間45分)

ネタバレBOX

セットは、ファンタジー風な観せ方にするため、ブルー、ホワイトの蛍光塗料を点描したようなストーン型オブジェを置き、客席内にも台座の別空間を作り同じような蛍光塗料が塗られている。場内全体の雰囲気は宇宙空間といった感じで、所々に小惑星をイメージさせる球体が吊るされている。

物語は小説(章立)と少し異なった順で展開していく。大筋は順々に時が経過し、語り手であり”星の王子さま”は自分の経験を語りながら王子としてのエピソードを語る構成にしている。先に記したように語り手であり劇中人物であることから、長台詞は説明風であり朗読劇のように感じた。

「物事を考え続けること」「本当に大切なことは心で見ること」という台詞は、子供・大人という枠を超えたところにあるのでは…。その意味では原作が意図しているであろう、物事の本質を問いただす質問を投げ掛けて、そこに潜む事柄の重要性_表面に捉われてはいけないという隠喩は、場面を細切れにしつつも上手く紡いでいたように思う。

雰囲気作りとしての衣装に注目。芝居の役柄へ変化させる重要なアイテムの1つが”衣装”。衣装は情景や背景・雰囲気を如実に映し出す効果がある。例えば薔薇(バラ)の花のシーンでは紅い衣装、また男優陣は白っぽい浮遊感ある衣装、逆に女優陣は黒っぽい硬質イメージの衣装という対照的なもの。メイクも独特で現実から遠ざける工夫をしている。その全体がファンタジーで「星の王子さま」といったことを表していた。

なお後部席壁際(両端近く)では、壁に描く絵のシーンが見切れになる。その舞台配置か、観せ方に工夫が必要だと思われる。

次回公演を楽しみにしております。
ピヨピヨレボリューション公演『Gliese』

ピヨピヨレボリューション公演『Gliese』

オフィス上の空

ザ・ポケット(東京都)

2018/04/03 (火) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/08 (日) 14:00

初演のちょっとしたセリフも、さりげなくちりばめられていて、面白かった。
毎公演、素晴らしい曲のハーモニーとダンスの振りの統一感は特筆すべきものがある。
劇団結成3周年を迎えるが、今後のライブstyle演劇が楽しみです。

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/04/08 (日) 13:00

座席1階E列

台詞は無いですが、小説を読む際に情景を思い浮かべる様に、舞台を観ながら台詞をイメージする、頭を使う舞台です。
そして、殺陣に迫力があり、頭で、目で楽しめる作品でした。
沢山の方に観て貰いたいですね。、

やさい

やさい

劇団うけつ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2018/04/07 (土) ~ 2018/04/07 (土)公演終了

満足度★★★★

 今回は“野菜”をキーワードにしたコント公演と銘打たれた作品だ。

ネタバレBOX

①母さんいるよ②友情③僕の眉毛は細い④初恋をもう一度⑤急須に藤の花を添えて~土橋を叩いて人は渡る~の五話である。尺は1時間程。
 板上は、下手観客席側に設けられた小テーブルの上に俎板、包丁、鍋、コンロ、野菜。調味料などの調理関連品が置かれている以外はフラット。
 ①母と子の絆に絡んだ話、②は、友情に男女関係が割り込むハナシ等々。中々ウィットに富んだシナリオで笑える。最後には、ゲームもあるのだが、上演中に即席キッチンで作られるのはカレー。登場した野菜は、この具になり、可也好い加減な調理で作られたカレーを負けたメンバーが食べなければならないという罰付きで、これも気の毒ながら笑ってしまった。
世界で一番幸せになるためのメソッド

世界で一番幸せになるためのメソッド

劇団ボンボヤージュ!

APOCシアター(東京都)

2018/04/07 (土) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

旗揚げとは思えないほどお芝居もよく、テンポのあるお芝居でした 歌も皆さん上手に楽しめるお芝居でした
パロディーっぽいところもよかったです 次回も期待しています

ネタバレBOX

一見、関係ないようなオムニバス 最後にそれぞれの出演者に関係性があったことが うまく考えたなあと思いました。
ちょっと歌が多すぎかな?? とも思いましたが、全体的にはとてもまとまった良いお芝居でした 次回も期待しています!!
現っ、

現っ、

中野坂上デーモンズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/07 (土)

価格2,800円

14:00の回(曇)

13:15受付(整理券あり)、13:30開場。
13:58前説(90分)、14:06開演~15:32終演。

踊り子ありさん「タイトル、拒絶(013/9@サンモール)」
きずきさん「戦禍の華(2017/5@ゴールデン街)」
石井エリカさん「ラフレシア(2017/2@王子)」
古田希美恵さん「あおみのことづて(2016/7@RAFT)」
高橋花生さん「家入るものは入る 借るものは借る(2017/11@SF)」

予約返信メール:受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前
こりっち:当日券販売・受付開始は開演の1時間前。開場は開演の30分前となっております。
フライヤー:受付時間なし。

このあたりは改善をお願いしたいです。

舞台装置は、かつてフルタ丸が「パラレル」でやっているので経験済み。但し、お話はまるで違います。

ちなみに、こりっちの「説明」→「何度めくってもまた4日」は誤り。戯曲と舞台は一致。

すぐにネタバレとなりそうなのですが、領域の崩れが生じるあたりから面白くなりました。それまでは普通にユニゾンしているような感じ(これはこれで面白いのですが)。

染色体のごとく2つで1つ。但し、性染色体はペアがことなる、に似ているか?

SFのお話し(小説、映画、アニメーション)ではよくあることで珍しくもない設定ですが、これを舞台でリアルタイムで生身の役者で音がついて照明がついて、目の前で演じられるからこその感激という観劇が生まれるのだろうと思うのでした。

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて壱劇屋の舞台を観ました。セリフなしの舞台って、話がわかるのかなぁ…と思いましたが…音や照明、演出、表情や仕草…セリフがなくても、どんどん物語に惹きこまれてききました。本当に素晴らしかったです!何度でも観たいって思える作品でした。

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

二ツ巴もう最高過ぎた!
動きスピーディなりすぎて目がおっつかんし、より迫力満点やし、カッコよすぎるし、感動爆発やし、何回も巻き戻しして見直した
いところ一いっぱい!再演とかなったらもうどないなってまうんやろ!いい意味で!ヤバなるやつ!まだまだ見たいー!

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★


去年の8月の壱劇屋さんの舞台を見て来ましたが、今回の舞台が一番、物語の内容も良く分り、物語の展開も早くて、本当に素晴らしかったです❗NMBの久代さん、谷川さんの演技もアイドルではなく、女優として、新たな面が見れて良かったです❗また、もう一度見たいです❗

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

ABCの振動、キャストさんの躍動、そしてリアル4D的な演出と動き、特別公演と銘打ちながらきちんと新しさが散りばめられた新作でした。何一つ不安なく楽しめた素晴らしい作品です。

母の桜が散った夜

母の桜が散った夜

“STRAYDOG”

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★

 一応、粗筋で作次郎と母のことが記されているのであるが、これを作劇だけで分からせて欲しい。

ネタバレBOX

 母・光代が春を鬻ぎ、キャバレーで働いて育ててくれたことを恥じたとて、ホントに自分・作次郎が殺したようなものだと感じているのであれば、その経緯を迷わずに告白できる訳もない。脚本が甘いか、演出が甘いかどちらかであろう。しょっぱなで、こういったリアリティーの欠如に白けてしまった。少なくとも長めの間を置くべきである。中盤まで脚本の粗さが際立った。
 このような作りは、若い役者と老年に差し掛かった役者が亡くなった光代の息子を演じていることを終盤まで明確に示さない演出にも表れている。質の低いギャグで観客に媚びるよりも、実際描きたいものを中心にキチンとした構成を目指すべきであろう。
 個々の科白が、メディアから切り取ってきたようなレベルであることも気に掛かった。薄っぺらいのである。心底悩み地獄と手を繋いで生きてゆくしかない人々の吐く科白は、一般人には、思いもつかないような視点から提示される。この辺りの掘り下げが欲しい。
 子役の女の子の演技とキャバレーで働いていた母を演じた女優の演技が最も気に入った。
二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

6日の夜と7日の昼夜の3公演を観てきました。それぞれ違う座席で観ましたが、前の席で殺陣の迫力や演者の表情に感動し、後ろの席で総合的な舞台演出を実感できて色々な楽しみ方ができて良かったです。

エレキ鰻は泣いている?【東京公演】

エレキ鰻は泣いている?【東京公演】

雨の一座

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/06 (金)

価格2,700円

19:30の回(曇)。

受付18:55(整理番号あり)、19:20開場、19:27前説(120分、10分休憩あり)、19:31開演~20:21、休憩、20:31~21:27終演。

設備トラブルにより遅延するも開演時間に間に合いました。

ただ、開場と同時に「満席が予想されているので奥から詰めて」としつこいほど連呼するのはどうかと。満席を予想する会場は他にもたくさんあると思うし、ましてや「全席自由席」とうたっているのだし、なによりも予約返信メールには「全席自由席となっておりますので、見やすいお席をご希望の方はお早めにお越しください。」と書かれているのだし。

こちらは初めて。

藤波想平さん「ハイヌウェレの骸(2017/7@バビロン)」「静電気と少女(2016/11@梟門)」「サバト(2016/9@梟門)」。
榊原美鳳さん「インド象 首がもげる(2017/8@プロト)」「大型(2016/8@すみだ)」「あのこそのことはないちもんめ(2015/10@王子)」「心の中、翼ひろげて(2014/2@BASE)」。
梅田優作さん「インド象 首がもげる」。
須藤新之介さん「ホテル・ミラクル5(2017/12@ミラクル)」。

そして、
田久保柚香さんは在学時から、やないさきさんは第一回公演「riverbed sleepless summer(2011/9@プロト)」から加糖熱量さんは裃-這々で。

膝太郎の水野綾さんは初めてですが、5月に「風雲かぼちゃの馬車」が予定にありました。かぼちゃは「青春スープレックス!?」他を観たことがあり都合がつけば。

冒頭部分はよくわからず、徐々に視界が広がる。

相当な運動量、目まぐるしく入れ替わる展開にも関わらず疲れを見せない役者陣、一途な少年を巡る壮大な物語は泥んこ道をまっしぐら。パロディが散りばめられているらしいものの(たぶん)知らないものばかり(と思う)。

余談:早く着いたので母校のキャンパスを歩いてみる。大勢いるのは新入生なのか、みんな楽しそうだ。学生会館の公演に来だしたのが数年前、長い間訪れることのなかった場所、学部の建物は建て替えられ面影はない。像と講堂という構図は昔のまま。思い出すものはほとんどない。当時、二十歳前後の自分にとって今の自分はまったくの他人事。それでも、今、ここで演劇を観ているということが胸に迫ってくる。

二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて劇団壱劇屋さんの舞台を観劇させていただきました。
台詞の無いお芝居を観た事がなく理解できるのかついて行けるのか不安を感じていたのですが、最初のシーンから演者さん方の動作に目を奪われ、涙しながらストーリーに引き込まれていきました。言葉が無いのにこんなにも沢山の感情が伝わるなんて…本当に感動しました。
セットの橋、表情、目線、細やかな動作、息遣い、足音、小道具の使い方、迫力のある殺陣、そのシーンごとにマッチした音楽…見所満載の最高のステージでした。
3公演を上手、下手、後方の席で観させていただいたのですが、席によって見え方が違うので同じシーンも違った解釈が出来たり新たな発見がありました。
NMBのお二人がそれぞれの役に入り込んでいて、アイドルとは思えない本格的な殺陣に圧倒されました。
円盤化しないようなので是非再演していただき、沢山の方に観ていただきたいです。

ビニール袋ソムリエ

ビニール袋ソムリエ

制作「山口ちはる」プロデュース

すみだパークスタジオ倉(東京都)

2018/03/29 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/04/07 (土) 18:00

今年すでに4回目となる山口ちはるプロデュース公演。事前情報ほぼ無しで観劇。 知っていたのはタイトルと総勢46名が出るということだけ。 始まって最初これは???(おそらく観客の殆どがどう対処していいのか分からない戸惑いがあったと思う)だったのが中盤になって筋が読めてくると安心し、展開のテンポも良いので安心感とともに終盤へ。 そしてラストは結構びっくりな、、、、 (ネタバレへ)

ネタバレBOX

そう、主人公が体制に従うために大事な人にまで刃を向けてしまう、という悲劇が起こる。もちろん本来自由なはずのビニール袋の選択が、矯正になるとこんな極端なことも起こり得るということを伝えたいんだろうなぁと頭の中でわかるんだけど、ここで違和感がある人は客席にいたんだろうな、という感じがしていた。そう、暴力的なシーンの時間がもう少し短くても良かったのではないか、と一晩たって思った次第。
ファミマの来店音。 いろんなお店のビニール袋、よく集めた(作った?)と感心。またあれだけの多くの役者さんが走り回りながらもよく統一とれていたので小気味よかったです。 山口ちはるプロデューサー、次作にも期待です。
二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/04/06 (金) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

台詞なしの殺陣芝居でとても面白かった。MNB48の二人を起用し、いわゆるプロデュース公演な感じだが、東洋的な世界観も入っており外国人にも観てもらえるものにできそう。

やさい

やさい

劇団うけつ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2018/04/07 (土) ~ 2018/04/07 (土)公演終了

満足度★★★

野菜をモチーフにした5つのコントでした。
登場した野菜達の繋がりは感じませんでしたが、役者さん達の個性もあり、コント自体は面白かったです。

メリー・ポピンズ

メリー・ポピンズ

ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場

東急シアターオーブ(東京都)

2018/03/18 (日) ~ 2018/05/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

凄く良かったです。
平原綾香さんはじめ、出演者みんな上手いし、演出やセットも良かったです。
劇場も良かったです。

正しい顔面のイジり方

正しい顔面のイジり方

スマッシュルームズ

シアター711(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/07 (土)

下北沢シアター711にて「正しい顔面のイジリ方」というインパクトのあるタイトルの作品を観劇。スマッシュルームズ&SRさんの作品観劇は「痴女を待つ」「寒い日に薄着だと寒い」に続き3本目。タイトルも然ることながら統一感のある個性的なフライヤーも魅力の一つと感じています。タイトルから何となく整形に纏わるストーリーなのかなと想像はしていましたが、当日配布のリーフレットを読むまでは松山ホステス殺害事件を元にした物語ということはピンときませんでした。なるほど。 5組の男女がそれぞれのストーリーを進行していく非常にテンポの良い作品で、かと言って一つ一つのストーリーが浅いということは一切なく、濃密で且つ緻密に計算された展開ぶりは適度なスリルと高揚感を与えてくれました。10人の役者さん全員が最初から最後まで常にステージ上にいて、別の人物役やモノ役、セット転換など様々な役目を果たしていたのも斬新でお見事でした。箱の移動やジェスチャーだけで様々なシーンを創り上げることが出来るのは凄い。同じシーンでも別角度からの目線で見せる工夫もあり見応えがありました。とにかくアイデアに満ち溢れた作品という印象です。各役者さんが発する方言もとても自然に聞こえました。偽名・整形を繰り返して逃げ続けた女の物語。フィクションなので当然実際の事件とは異なる部分はあるものの、仕掛けが多い凝った謎解きのようで楽しめました。

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