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Brand new OZAWA mermaid!

Brand new OZAWA mermaid!

EPOCH MAN〈エポックマン〉

APOCシアター(東京都)

2018/05/05 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/12 (土) 14:00

小沢道成さんのひとり芝居観劇は2回目だが、今回も素晴らしかった。
世間知らずな少女の“期待しすぎな”夢と好奇心がまぶしい。
なんて綺麗な人魚、そして脚なんだろう!
人魚は軽やかに東京を目指すが、
パーカッションのドラマチックな演出が彼女の選択の重大さを表している。
ライブならではのアクシデントをものともせず、
たたみかけるような台詞とテンションでむしろパワーアップさせるのはさすが。
ひたむきな“平成人魚姫”が東京を泳ぎ渡る。

ネタバレBOX

黒い舞台の奥にドラムセット。
波の音が次第に高くなる中、開演を待つ。

ティア―ドスカートの人魚は、海の底で人間世界の情報を収集している。
「an an」を読んだりして地上の生活をシミュレーションするのが可笑しい。
18歳を迎えた姉たちは、次々と広い海へ出ていく。
決して人間に近づかないように、と注意を受けて…。
やがて一番下の人魚が18歳になった日、彼女は海に落ちた人間の男を助ける。
それが彼女に“人間になる”決心をさせる…。

「人魚姫」は可哀想すぎる、という小沢さんの
「純真さへの愛おしさ」が作品に満ちている。
“東京イマドキ王子”とのあるある感満載の会話や
情報に振り回される若い女性の心理が細やかに描かれてとてもリアル。
日本中毎日どこかでこんなやり取りが交わされているだろう。

演出的には
一大決心をして“足”を手に入れた時のシーンが圧巻。
姉たちの人形も笑った。
冷蔵庫や水族館の演出も巧み。
劇場を活かして目いっぱい楽しい演劇体験をさせよう!という
気概にあふれている。
ドラムのマルシェⅡ世さんが、にこやかに人魚を見ているのがまたいい。

ラスト、海辺で花火を見上げる人魚は何を思っただろう。
これからどうするのだろう。
小沢人魚は泡になったりしない気がする。
海へ還るより、東京を自在に泳ぐ方がずっと似合っている。

ひとり芝居でありったけの想像力を結集させる小沢さん、
次は何だろう、絶対また観に行きます。
カッター

カッター

シアターノーチラス

RAFT(東京都)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/12 (土) 11:30

価格2,000円

最寄りの中野坂上駅から場所は遠いが、演者と客席は近い東中野のRAFT。
今回のシアターノーチラスも濃密な謎解き会話劇であっという間の85分でした。
過去の作品同様、部屋に残った人の組み合わせで会話が変化し、
人間の持つ心の闇の部分が露わになって行く。
万人受けする作品では無いかもしれませんが、好きな人は病みつきになる。
そんな唯一無二の劇団として、これからも素晴らしい作品を見せ続けて欲しいです。

紅の旗

紅の旗

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2018/05/11 (金) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

CQ初観劇!ストーリーも役者さんも演出も、とにかく最高でした!行って良かった!娘にも観せたかった!

紅の旗

紅の旗

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2018/05/11 (金) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

壮大なストーリーで展開する【海賊スパイ活劇】☆『騙し騙され』や『裏切り裏切られ』などの重厚なストーリーにアクションなど極上のエンタメが詰まってました★

美愁

美愁

The Vanity's

APOCシアター(東京都)

2018/04/24 (火) ~ 2018/04/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

二胡の奏でる音色にいっきに異国の地へ誘われ、キャストの中で一人だけ雰囲気の違うキャラの魔女と主人公の見せ所であろう、歌の掛け合い、見応え充分でした!小さい劇場を上手く使っていましたがもう少し大きい劇場で観てみたいですね!

となりのホールスター

となりのホールスター

演劇集団イヌッコロ

ザ・ポケット(東京都)

2018/05/08 (火) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです!ストーリーや台詞のテンポが良く、色々なハプニングが楽し過ぎました。笑いあり、ちょっと切なさもあり、意外性あり、時間が経つのがあっと言う間でした。役者さん達の表情や動きが愛らしく感じ、熱演も良かったです。何とも楽しい時間でした。大満足の舞台でした!

カッター

カッター

シアターノーチラス

RAFT(東京都)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

小説の1ページをめくるように時間が経つにつれ登場人物の裏面が少しづつ見え初めの印象と終わりの印象がかなり違く感じられて面白かった。
狭い空間だからこそカッターのカチカチ音が身近に感じ怖く感じた。

カッター

カッター

シアターノーチラス

RAFT(東京都)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

スカートを切られるという事件から、デザイン事務所の人間関係や、隠された姿が浮き彫りにされていき、怖さを感じました。職場の人間関係って、こんなものだよなぁというリアル感がありました。小さな箱だったので、役者さんとの距離が近く、自分も、その場にいる気持ちになるような舞台でした。

2043年の銀婚式

2043年の銀婚式

激嬢ユニットバス

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2018/05/11 (金) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/12 (土) 17:00

激嬢ユニットバス八人のチームワークとパワーを感じられる舞台だった。
笑いあり、涙あり、あっという間の一時間。
終演後のトークも面白かった。

Broken Clock ブロークン・クロック

Broken Clock ブロークン・クロック

劇団Turbo

駅前劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

オフィス上の空

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/12 (土) 13:00

終幕の仕方が良かった。
日常の危うさを考えさせられた。
観劇後の何とも計りかねる余韻を楽しみたい。

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

オフィス上の空

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

ストーリーは難しいといえば難しいかもしれません。
もう少し前半と後半が話が繋がっている感があると良かったです。
演出や演技は良かったです。
福永マリカさん、特に後半の演技良かったです。
凄く小劇場の役者って感じで良かったです。
石澤さん、相変わらず可愛くて、芝居も上手かったです。
ただ、役者が揃っている感があるのに何が表現したのかはもう少しはっきりさせた方がいいかと思います。

ネタバレBOX

小劇場でやっている劇団の行き詰まっている感を出してましたが、世の中に対する甘えが見えてしまってあまりいい感じはしませんでした。
Brand new OZAWA mermaid!

Brand new OZAWA mermaid!

EPOCH MAN〈エポックマン〉

APOCシアター(東京都)

2018/05/05 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★


EPOCH MAN 新作ひとり芝居 小沢道成 『Brand new OZAWA mermaid!』@APOC THEATER
EPOCH MAN 新作ひとり芝居『Brand new OZAWA mermaid!』@APOC THEATER5/6マチネ観劇




内容に触れる文章あります。
































世界観を具現化するのが、俳優とするならば、やはり、小沢道成さんというひとは俳優なんだなと、再認識。


人魚は、この東京に来て幸せだったのだろうか。
いや、人魚だからではなく、「姫子」はあの男に恋して幸せだったのだろうか?

あの男もけして、悪い訳では無い。
ある意味、この時代を生きている人間の線引きの仕方としては
当たり前なのかもそれない。


自分の世界から、異なる世界に「足」を踏み出したのがハッピーエンドに終わるか、否か。
ファンタジーな仮面を被せた物凄くリアルな物語だったのかもしれない。


『Man always sees almost all world through colored glasses of feeling, and the outside world depends on the color of the lens, and looks poppy darkly.』
(人間はほとんど常に感情の色めがねを通して、世界を見るものでそのレンズの色しだいで、外界は暗黒にも深紅色にも見えるのです)


The Little Mermaid (人魚姫)
Hans Christian Andersen(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)

ネタバレBOX

18歳になるまで、人魚は想像していた。
沢山の文献や、自分のまわりで大人になって、「海」の世界以外を
みた人魚の話で・・・。

「おとな」になったら・・・・。
「ここではないどこかへ」いけるようになったら・・・。
「わたし」は「わたし」から少し素敵になるのかもしれない。
「楽しい」ことが起こるかもしれない。

心に抱く沢山のどきどきするものを
きっと、彼女はリュックに詰めて、踏み出したのかもしれない。

「人魚」は「足」を手に入れた。
それは、ある意味、彼女の「自信」にもつながったのかもしれない。

私はナニを携えて生きてイケるのだろうか?と観ながら、少し、考える。
平凡な日常を過ごし、特異稀な才能がある訳でなく
美しく、お金持ちな訳でもない。

しかし、他者から見たら、小さな自信も、当事者にとっては
大きな拠り所となる。

多くの情報が渦巻く現代の中で
自分の持つべきものをいかに見つける事が出来るか
感じる事が出来るか、そういった気持ちがとても、大事なのだと感じる。

情報過多の波にもまれて
溺れない様に、生きる事が出来るだけで、貴方の人生は素晴らしいのだと・・・。



劇中
姫子は男とのSEXが「つながり」として確認方法に強くなっている
そこには、「愛」としての行為というよりも、
その行為をする「相手」としての「自分」の確立というか、位置づけを
認識出来る行為となっているきがした。

不安で、怖くて
でも、この世界で生きてみたくて
「繋がってる」からきっと、自分はこの世界に居て良いのだという
確認をするために、
毎夜、毎夜、求めてしまったのかもしれない・・。

よく不幸な幼児体験、非行などに走ってしまった人の持つ「
心の空腹感」を埋めるために
性行為をしてしまうというのを何かで読んだ記憶がある。
少し違うのかもしれないが
そんな事も感じた。

姫子は海で助けた男に逢う為に東京へ。
免許証があるから、男が住んでいる街へ。
都会は便利な様で、不便。
「システム」を知らないヒトにとっては不便
所謂「普通のヒト」ではないヒトにとっては不便。

でも、今の世の中は
「大勢」の人にとっての「便利」や、「普通」が
主流をしめてそうでないヒトははじかれてしまう。

そう、劇中の自動改札機のように。
姫子がはじかれてしまうのは、まるで、そんな時代を
表わしてるようにも取れた。


舞台装置の垂直な梯子。
固定でない梯子は見た目より登り降りがキツイ。
でも、そのきつさ故、
足を手に入れて登る筋肉の動きがより、緊張感というか、大事な動作のように
みえた。









初見で観た感想はこうだったが、また観たら
変るのかもしれない。
次の観劇が楽しみです。
1789‐バスティーユの恋人たち‐

1789‐バスティーユの恋人たち‐

東宝

帝国劇場(東京都)

2018/04/09 (月) ~ 2018/05/12 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/11 (金)

小池徹平、神田沙也加、凰稀かなめ 東京千秋楽観劇
良かった。
面白かった。
集中して見入ってしまった。

ネタバレBOX

三浦涼介さんが特に目を引きました。
良いもの見たわ~~
2043年の銀婚式

2043年の銀婚式

激嬢ユニットバス

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2018/05/11 (金) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/05/11 (金) 19:00

 この公演を最後に、関根麻帆と日和佐美香がユニットを卒業するのだと言う。最初で最後の、メンバー8人だけの公演だとは思わなかった。55分と短いながらも、8人の個性を際立たせて、卒業式っぽい感触の舞台になっていた。

Y FUTAMATA vol.2

Y FUTAMATA vol.2

ロ字ック

小劇場B1(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/05/10 (木) 19:30

 ロ字ックのメンバーが気に入った作家と組んでの、短篇オムニバス公演。なかなかに面白かった。
 1つ目の『ぼんやりした話/セプテンバー』は、ワワフラミンゴの鳥山フキの作品。鳥山らしい不条理でシュールな作品。セリフの断片を繋いで感触を持たせようとするのだが、やや抽象的に過ぎるか。
 2つ目の『Re:』は世田谷シルクの堀川炎の作品。同じくシュールで不条理だが、バッドエンドの場面を見せて、同じ場面のハッピーエンドの場面を繰り返す展開や、ダンス/マイム系の動きを入れてきたのは、以前から世田谷シルクのファンである私にとっては、堀川らしい作品に思えた。
 最後の『カラオケの夜』は須貝英の作品で、これだけ会話劇。離婚を前にした夫婦がカラオケに来て、互いにイタイ歌を歌ったり…、という展開。カラオケという設定を活かした歌の数々が物語を進める。
 全体に、番街公演らしい感触を楽しめばよいのだと思う。

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

オフィス上の空

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

なんだか小劇団の実情を見せられているようで、存続に「苦労している」ことが理解できた(笑)。そこからテロに傾倒していく発想は面白い。約2時間15分の長丁場なのに集中して観ることができた。

13番地のパブロ・ピカソ

13番地のパブロ・ピカソ

新宿公社

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

役者さん皆さん熱演でした。女好きでわけのわからない絵をかいてそんな風にしかピカソのことを理解していなかった私でしたが,この芝居を観て少しピカソのことが好きになりそうです。良い2時間を過ごしました。

ポーの一族

ポーの一族

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2018/02/16 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

原作の、美しくもおどろおどろしい雰囲気がとてもよく出ていた。
絵画的な美しさにこだわっていて、ポー一族が並んだときのいろんな意味でぞくぞくする感じがたまらない。

13番地のパブロ・ピカソ

13番地のパブロ・ピカソ

新宿公社

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

史実には忠実に、それぞれの芸術家の個性や信念を描いていたと思います。成功のために何を妥協するか、我を通すことができるのは限られた人だけだと改めて思える、ある意味で夢のない残酷さはあったけれど、納得できる作品でした。
時間軸が2つあり、過去と現在の絡みは見事でしたが、それぞれの時間軸ごとの時間の進め方には疑問がありました。

ネタバレBOX

アランの全盛期、ピカソの老いた時間軸ではマリーがずっと妊娠していたため、アランがピカソに掛け合っていた時間も、ピーターが諦めて渡米に至るまでの葛藤の時間もとても短かったのかな?と思うと、アランやピーターの信念が薄く、見えにくくなってしまう気がしました。こどもが生まれて自分本位の考え方が変わるかもしれないというアランへの期待感は素敵だと思いましたが、その辺の時間の進みかたに影響しそうな妊娠というイベントは考えものかなと思いました。
道化のアルルカンがとても道化には見えず、ピカソの本質の体現のためにあえて理性的な存在だったのか、ピカソと対話している場面ではとてもピカソが憧れる像には思えなくて、作品に溶け込めていない印象を受けました。

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