Brand new OZAWA mermaid! 公演情報 EPOCH MAN〈エポックマン〉「Brand new OZAWA mermaid!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★


    EPOCH MAN 新作ひとり芝居 小沢道成 『Brand new OZAWA mermaid!』@APOC THEATER
    EPOCH MAN 新作ひとり芝居『Brand new OZAWA mermaid!』@APOC THEATER5/6マチネ観劇




    内容に触れる文章あります。
































    世界観を具現化するのが、俳優とするならば、やはり、小沢道成さんというひとは俳優なんだなと、再認識。


    人魚は、この東京に来て幸せだったのだろうか。
    いや、人魚だからではなく、「姫子」はあの男に恋して幸せだったのだろうか?

    あの男もけして、悪い訳では無い。
    ある意味、この時代を生きている人間の線引きの仕方としては
    当たり前なのかもそれない。


    自分の世界から、異なる世界に「足」を踏み出したのがハッピーエンドに終わるか、否か。
    ファンタジーな仮面を被せた物凄くリアルな物語だったのかもしれない。


    『Man always sees almost all world through colored glasses of feeling, and the outside world depends on the color of the lens, and looks poppy darkly.』
    (人間はほとんど常に感情の色めがねを通して、世界を見るものでそのレンズの色しだいで、外界は暗黒にも深紅色にも見えるのです)


    The Little Mermaid (人魚姫)
    Hans Christian Andersen(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)

    ネタバレBOX

    18歳になるまで、人魚は想像していた。
    沢山の文献や、自分のまわりで大人になって、「海」の世界以外を
    みた人魚の話で・・・。

    「おとな」になったら・・・・。
    「ここではないどこかへ」いけるようになったら・・・。
    「わたし」は「わたし」から少し素敵になるのかもしれない。
    「楽しい」ことが起こるかもしれない。

    心に抱く沢山のどきどきするものを
    きっと、彼女はリュックに詰めて、踏み出したのかもしれない。

    「人魚」は「足」を手に入れた。
    それは、ある意味、彼女の「自信」にもつながったのかもしれない。

    私はナニを携えて生きてイケるのだろうか?と観ながら、少し、考える。
    平凡な日常を過ごし、特異稀な才能がある訳でなく
    美しく、お金持ちな訳でもない。

    しかし、他者から見たら、小さな自信も、当事者にとっては
    大きな拠り所となる。

    多くの情報が渦巻く現代の中で
    自分の持つべきものをいかに見つける事が出来るか
    感じる事が出来るか、そういった気持ちがとても、大事なのだと感じる。

    情報過多の波にもまれて
    溺れない様に、生きる事が出来るだけで、貴方の人生は素晴らしいのだと・・・。



    劇中
    姫子は男とのSEXが「つながり」として確認方法に強くなっている
    そこには、「愛」としての行為というよりも、
    その行為をする「相手」としての「自分」の確立というか、位置づけを
    認識出来る行為となっているきがした。

    不安で、怖くて
    でも、この世界で生きてみたくて
    「繋がってる」からきっと、自分はこの世界に居て良いのだという
    確認をするために、
    毎夜、毎夜、求めてしまったのかもしれない・・。

    よく不幸な幼児体験、非行などに走ってしまった人の持つ「
    心の空腹感」を埋めるために
    性行為をしてしまうというのを何かで読んだ記憶がある。
    少し違うのかもしれないが
    そんな事も感じた。

    姫子は海で助けた男に逢う為に東京へ。
    免許証があるから、男が住んでいる街へ。
    都会は便利な様で、不便。
    「システム」を知らないヒトにとっては不便
    所謂「普通のヒト」ではないヒトにとっては不便。

    でも、今の世の中は
    「大勢」の人にとっての「便利」や、「普通」が
    主流をしめてそうでないヒトははじかれてしまう。

    そう、劇中の自動改札機のように。
    姫子がはじかれてしまうのは、まるで、そんな時代を
    表わしてるようにも取れた。


    舞台装置の垂直な梯子。
    固定でない梯子は見た目より登り降りがキツイ。
    でも、そのきつさ故、
    足を手に入れて登る筋肉の動きがより、緊張感というか、大事な動作のように
    みえた。









    初見で観た感想はこうだったが、また観たら
    変るのかもしれない。
    次の観劇が楽しみです。

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    2018/05/12 13:56

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