最新の観てきた!クチコミ一覧

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失楽園 前編・後編

失楽園 前編・後編

Performing Arts Theater Company GEKI-kisyuryuri

KISYURYURI THEATER(東京都)

2018/04/24 (火) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

初めて歩く綾瀬の地。
整然と並ぶ住居は都心へのベッドタウンとして平穏な日常を想起させる安心感。
駅前のスーパーの店員さんは最悪でしたが…。
そんな住宅街を縫うように流れる小川のせせらぎに惹かれ、軽い足取りで進むと町工場のようなアトリエが現れる。ロビーの2階に上がると乱雑に置かれたキャンバス。これから開かれる失楽園の扉の様に様々な想いが廻り始める。

ネタバレBOX

ステージは3階。屋根裏部屋の秘密基地へ向かうようでドキドキする。質素な木のベンチシートの向こうに広がるステージの中央に置かれたオブジェのような木々。
パントマイムやコンテンポラリーダンス、アバンギャルドな作品は観たことがあるものの、パフォーミング・アートには初めて接する。
パントマイムのように身体表現で様々な情景を描き出す。まるで落語の様であるが小道具なども無く、在るのは身体と衣装と言葉だけ。
様々に入れ替わる場面が浮かび上がるような表現力に惹きこまれるが、時空を超えて行き交う物語に少々おいていかれた感じがする。
アレック髙杉

アレック髙杉

劇団伽羅倶梨

KARAKURIスタジオ(大阪府)

2018/05/11 (金) ~ 2018/05/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

2020年には40周年を迎える劇団
面白かったですね〜!
上手いですね〜!
年月を重ねただけあって皆さんに愛されてるのを凄く感じました

面白い脚本を役者さんがキャラクター豊かに安定した演技で魅せる!
随所に笑う所もあり最後までの展開も良かった^_^
笑いも落ち着いた感じでサラッと演じるので嫌味がなくすんなりと笑えました

ロボットキャラのお二人の細かな演出や演技も目を惹きました
タイトルにもなっている主役の人をはじめ、その他の研究者や警備員などキャラ全開の役をしっかりと演じてましたので最後まで楽しく観劇できました^_^

独自の劇場を持ちながら、子供から大人まで楽しめる安定したお芝居だったらまだまた続きそうですね!

大雨の中、劇場まで重い足どりで向かいましたが観劇後の帰りは晴れやかな気分で帰ることができました♪
総選挙の結果はいかに⁈

ハングマン

ハングマン

パルコ・プロデュース

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2018/05/12 (土) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

主役の田中哲司さんはいつもの安定感で、傲慢だが自信のない死刑執行人を演じます。そして秋山奈津子さんを始めとするベテラン勢がしっかりと脇を固め、その中に混じって18歳の富田望生(みう)ちゃんが素晴らしく良い味を出していました。

原作者のマーティン・マクドナーは劇作家、脚本家、映画監督でブラックコメディの名手として知られています。昨年(日本では今年公開)彼が監督した映画「スリー・ビルボード」が注目を集めました。この舞台「ハングマン」は2015年ロンドン初演、日本語版は今回が初演です。

パンフレット(1200円)は読みどころが多く楽しめました。武蔵大学准教授の北村紗衣さんの『「ハングマン」観劇ガイド【前編】』では、この作品を観るときは、倫理観とかを忘れておかしなところでは冷たい心で笑いましょうといっています。この論説を参考に少しだけお話の背景などを書いておきます。

 舞台は1965年のイギリス北部の片田舎、そこにハリー(田中)が妻のアリス(秋山)と開いているパブがある。パブもかなり盛況な時代。そのころロンドンなどの都市はビートルズに代表される若者文化で活気に溢れていた。娘のシャーリー(富田)はそんな都会に憧れて鬱々たる毎日。そのパブに集まるちょっとねじの緩んだ常連と突然やってきたよそ者が巻き起こすシュールでブラックなコメディ。
 ちょうどイギリスで死刑が廃止になって、ハリーがこれまでの仕事についてインタビューを受けるところからメインの話は始まる。振り返ってみると冤罪であったかもしれない事件(冒頭で死刑執行)があって雲行きが怪しくなってくる…。

大傑作とかいうものではなく、達者な俳優さんたちによる芝居らしい芝居という感じがしました。十分5つ星に値すると思うのですが、この作品の世界観が5つ星を拒否するような感覚にとらわれたので4つ星に留めました。

ワレワレのモロモロ  ゴールド・シアター2018春

ワレワレのモロモロ ゴールド・シアター2018春

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場・NINAGAWA STUDIO(大稽古場)(埼玉県)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

「平均年齢78.4歳のさいたまゴールド・シアターのメンバーが、自身に起きたできごとを台本化し自ら演じる」という公演で、構成・演出は岩井秀人さん。
実体験のエピソードは美しくて、愛らしくて、切実で、残酷で…少し滑稽。素晴らしかったです。戦争経験者が物語の形式で体験を語って下さるのも貴重だと思います。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/05/11/9522/

Brand new OZAWA mermaid!

Brand new OZAWA mermaid!

EPOCH MAN〈エポックマン〉

APOCシアター(東京都)

2018/05/05 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

現代の東京が舞台のアダルトな「人魚姫」コメディーで、1人で何役も軽快に演じ分ける面白さに加え、ハイテンションのギャグや気の利いたブラックユーモアが満載です。小さな劇場に建て込まれた美術は照明と仕掛けも贅沢で、衣装もヘアメイクも小道具も工夫が凝らされていて見応えあり。俳優1人でこんなにまで出来ちゃうなんて…!カーテンコールは拍手が鳴り止まず計3回。私も拍手し続けました。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/05/15/9582/

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劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

前公演の「手を握る事すらできない」を見て、すっかりファンになった時間制作さん。AチームとBチーム、両方観に行きました。
今回も重いテーマの作品で、とても考えさせられましたが、ラストは思わず泣いてしまいました。年内、すでに公演が決まっているようで、次も楽しみです!

俺の屍を越えていけ

俺の屍を越えていけ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/05/12 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/13 (日) 14:00

価格2,200円

惹句の「さぁ、気が重い会議を始めよう」の通り終始どんよりした雰囲気にならざるを得ない会議、7年半前に観た七里ガ浜オールスターズ版の感想によれば(もはや記憶の外で具体的には覚えていない(爆))前半はユーモラスだったようだがそれとは異なり、ある意味リアルタイプでこれもアリ。
また、本題に入る前の部分ではった伏線を回収しての幕切れが鮮やか。

事前に7年半前の七里ガ浜オールスターズ版の出演者(豪華!)を確認しておいたので、それを思い起こしたり相違点を考えたりしながら観たのもまた楽しかった。
CoRich舞台芸術!の公演情報で過去に他団体が上演した時の出演者を調べて、知っている役者がいたらどの役を演じたか想像しながら観るのも面白いかと。

なお、ほぼ四方囲みあるいは三方半囲みの客席、アガリスクの榎並さん、たすいちの中村さん推しの方には通常で言えば上手にあたるエリア、星澤さんと家のカギの高村推しの方には逆の下手にあたるエリア、エンニュイ高木さん推しなら通常の客席側、山田さん推しなら通常の舞台側を推奨。

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劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

最前列での観劇でした。
迫力があり怖かったのと、やりきれない気持ちでした。
でも楽しめました。

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

オフィス上の空

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/11 (金) 19:00

松澤くれはさんの作品を初めて拝見しました。日々の中で見逃しがちなことや考えることを避けてしまうような物事に真っ直ぐぶつかっていくような作品をつくる方なのかなと思いました。
作中にテーマがいくつかあるように思ったのですが、それぞれについての語る語らないのバランスが絶妙だと感じました。

ネタバレBOX

国内最大のテロを起こした劇団員たちではあるけれど、だからといって自分となにが違うというわけでもないのだと、改めて感じました。元からなにかが大きく違ったのではなく、ちょっとした偶然の重なりによって最後に立つ場所が離れただけで、立場が逆になることも十分にあるのだろうと思いました。
俺の屍を越えていけ

俺の屍を越えていけ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/05/12 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

比較的短い時間の会話劇。
集中して観劇するには丁度良い時間でした
楽しめました。

俺の屍を越えていけ

俺の屍を越えていけ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/05/12 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

刻々と変わっていく展開、立場や部署の違いによって見え方が変わるところなど面白かったのですが、そもそもが理不尽な要求で、実際、現実にはないとは思いますが、イマイチ後味は良くないですね....

あのひあのとき亜希子は

あのひあのとき亜希子は

リブレセン 劇団離風霊船

ザ・スズナリ(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/15 (火)公演終了

下北沢の駅でトイレに行かなかったら、某氏とは会わなかっただろうに・・・と思いつつ帰路につきました。もしもあの時・・・と言うのは人生で何度もあるものだと思います。

ネタバレBOX

それぞれほんのちょっとした偶然で出会ったり、出会わなかったり。それで3人の亜希子が生まれて来る訳なので、あのホテルのレストランのシーンは実は同じ時空ではないのではなかろうか。しかし、全てが老夫婦の空想だとしたらそれもありかも。だとしても3人の亜希子がもっと納得できるラストであってほしかったかな。
願いのメモリーラプス

願いのメモリーラプス

空想嬉劇団イナヅマコネコ

上野ストアハウス(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/14 (月)公演終了

満足度★★★★

演者がキレイ!キレイなだけじゃなくお話も良かったです。次回作も期待してます。

となりのホールスター

となりのホールスター

演劇集団イヌッコロ

ザ・ポケット(東京都)

2018/05/08 (火) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

息子を誘って観劇しました。良かった!おもしろかったです。思いっきり笑いました。息子セレクト1位です。私は、演者がかっこよくて惚れそうでした。

アレック髙杉

アレック髙杉

劇団伽羅倶梨

KARAKURIスタジオ(大阪府)

2018/05/11 (金) ~ 2018/05/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/14 (月)

観劇後、心がじわっと暖かくなるお芝居でした。ストーリーも役者さんも両方 素敵でした。アレック博士のファンになりました。

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.9

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.9

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

喜劇、ドタバタコント、テープが乱れ飛ぶ歌謡ショーと盛りだくさんで、
まるで昭和の時代にタイムスリップしたような感覚になりました。

ネタバレBOX

昭和の薫りたっぷりの下町情緒が漂い、昔幼いころ観たドタバタ喜劇のような
懐かしさを感じました。
歌謡ショーも知っている曲がたくさんあり楽しめました。
白石まるみさんの持ち歌もとてもよかったです。
デビュー曲が、ユーミン、松任谷さん作詞作曲だったとは!!
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劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/13 (日)

前作「手を握る事すらできない」で衝撃を受けた劇団。
今回の作品も衝撃的。終演後もやりきれない複雑な余韻がしばらく続いた。

ネタバレBOX

「人を殺すことが夢」になってしまいそのおかげで17年間葛藤し苦しむ主人公。絶対に共感できないなんて思いながらも、どこか心の片隅で共感している自分がいる。人間は十人十色。夢だってそう、その人が夢だといえば否定しようにも出来ない。この物語を観て思ったのは、「普通」なんて言葉の無意味さ。みんな普通でいたいが、普通でいたくもない。登場人物それぞれに抱えたものがあるが、そういった境遇の人から見たらそれも「普通」。なんだかよくわからなくなってきたけど、そこまで考えさせるこの劇団の凄み。
主人公・十川佑都の表情が脳裏に焼き付く。
ただ、殺された女性の登場シーンはちょっとくどいかなと。最初に出てきたときはインパクトがすごかったけど、何度も出てくるとちょっと笑えてきてしまう・・・場合によっては幻聴だけにしといたほうが観客の耳に焼き付いたのではないかなと、怖さとか。。
あと、ラスト、気になる。というか気にしてもしょうがないんだろうけど、女性殺しと父親殺しで佑都は捕まってしまうのだから、当然工場は閉鎖したであろうと思うんだけど、、なんとも必死に頑張ってきた従業員たちが可哀そう・・・・せっかく生きる術を見出したところだったのに。。なんてことも思った。
全体的には演出も役者も素晴らしく感動した。脚本・演出の方はすごく人の心理について普段から考えているだろうなと。
役者さんも、追い込み方は半端じゃないだろう。仲良しごっこでしてる芝居じゃない。それぞれがちゃんと向き合ってる、役に。稽古中や本番中にヘラヘラ飲みに行ってその様子をSNSに乗っけてるようなどこぞのユニットとは訳が違う。
主演の十川佑都を演じた田名瀬くん、前作に続いて惹きつけられた。これからはこの役者目当てに芝居を観に行くことにもなるだろうと思う。
あと、ちょい客席に苦言。隣に座った2人組が出演者の友人かなんからしく、その出演者が出てくるたびに顔を見合わせて笑ってた。こういう重めの芝居ではそういう行為はかなり気になった。ちゃんと芝居に集中してほしかった。。。
Broken Clock ブロークン・クロック

Broken Clock ブロークン・クロック

劇団Turbo

駅前劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

家族、商店街の人々の温かさが心に届きました。
やさしさに包まれ、しあわせな気持ちになりました。

ネタバレBOX

特に、フルートの生演奏による舞踏のシーンが良かったです。
ラストは、ほのぼのと心が熱くなりました。
~ラビット番長ノワール短編集~

~ラビット番長ノワール短編集~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

今回は短編集。
BCチーム観劇しました!
どちらも、最後の展開があっと驚かせられる脚本で面白かったです!

死んでるように生きてて誰に悪い!

死んでるように生きてて誰に悪い!

勉学実験公演

studio BLANZ(東京都)

2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了

勉学さんは、昨年の演カツというイベントで出会い、ずっと見たかった団体さん。
勉強×演劇という新しい可能性を、追求している団体さんです!
今回は、生物編。
なんか、血液型とか生きるとか死ぬとか。
いろんなことがいろんな視点から語られてて、面白かった。
演劇を見ながら、勉強になるってこういう感覚なのか。
話は聞いていたけど、やっと、実感できた。

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