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春母夏母秋母冬母

春母夏母秋母冬母

FUKAIPRODUCE羽衣

吉祥寺シアター(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

こういう後味もいい。好演。

Silent Majority

Silent Majority

劇団龍門

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

人生の”羅針盤”はどこを向いているのか。目標、夢に向かっていく経路は人様々、その道筋をたどる羅針盤は自分自身の選択と決断に委ねられている。自分の人生だから当たり前かもしれないが、時に悩み苦しむことがある。それをいくつかのシチュエーションで描き、全体を優しく包んだような公演。
(上演時間1時間50分)

ネタバレBOX

本公演は「羅針盤」(2015年)の再演。セットも同じような作りで、後景に鉄道の陸橋、客席寄は事務所(探偵事務所または取立屋)内で事務机・椅子が置かれている。上手側が事務所出入り口、下手側はゲイバーの休憩室といった設定である。

探偵事務所にはインコ探し、アイドル(または女優)の悩み相談など千差万別な依頼事が舞い込む。さらにゲイバーの4人の生き難い世の中や心の葛藤、数千万円をかけて整形手術したゲイバーママの割り切った人生訓、ハリウッド俳優を目指す若者の不安定な精神状態、取立屋の更生姿などが、オムニバスのように描かれているようだ。表層的には先に記したシーンを交錯させて1つの物語として構成している。観せ方はある程度悩み事などの小話が完結し、次の話に繋がる展開である。テンポよく感じるのは映画のカット割のようにシーンごとのメリハリが利いているからだろう。

人生の究極…「生」と「死」の狭間にあるのが悩み苦しみ等であり、何かを選択することだろう。そのキッカケの手助けになっているのが探偵事務所(イメージは悩み相談なども行う何でも屋)での独白・激白。後景(陸橋上=自殺)が「死」、前景(事務所内=快活)が「生」といった描き方で、それら全体に見える全景が人生の選択といった構成で巧い。

底流にある筋は、元刑事が悪徳刑事の後輩を裏切り刑事事件にして服役させたこと。そのため刑事を辞め探偵事務所を開設、そして出所した元刑事の復讐が…。彼ら自身もそれぞれの立場で生き方を選択している。この元刑事同士の演技が緩い笑いとビターな味わいと深みが感じられ良かった。他の役者も登場人物をデフォルメして演じているが、その心内は十分伝わる熱演であった。
卑小なことかもしれないが、「人生はやり直せる」「人生から逃げない」などの台詞は、あえて言わなくても劇中に溶け込んでおり、十分伝わるのではないか。劇として骨太感を観せるためかもしれないが、逆に教訓臭のようなものが出てきてしまうのが残念であった。

ラスト、陸橋の上から主宰の村手龍太氏が、この物語には主人公がいないと言う。劇中の人物一人ひとりの選択を描くと同時に、観客に向かって貴方の人生、どう生きるかの選択は貴方自身で という投げ掛けが…。

次回公演も楽しみにしております。
「ムイカ」再び

「ムイカ」再び

コンブリ団

駅前劇場(東京都)

2018/05/25 (金) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

贅沢な空間…場内の半分近くを舞台にし、客席も隣席との間隔を広くしゆったりとしている。この空間で心象劇のような世界観の広がりを持たせるようだ。何となく読み聞かせのような感じもする不思議な公演であった。
(上演時間1時間30分弱)

ネタバレBOX

舞台は素舞台に近い。真ん中に真ちゅう棒のような物を立たせ、三角形の頂点のような所に台座の一部が繋がっている。登場人物によって台座が半円を描くように動かされる。台座に座るまたは寝ることによって、そこが自宅内であり病院内のベットの上といった情景をイメージさせる。場内はモノトーンで落ち着いた雰囲気に包まれている。衣装…色を感じさせない白い服は「過去」であり「死」、赤など色彩鮮やかな服は「現在」であり「生」を連想する。時の経過の中に生・死が淡々と描かれるようだ。

物語の概要を記すのは難しい。公演タイトル「ムイカ」は広島への原爆投下の8月6日を表しているが、その投下によっての影響を感じることは出来ない。もちろん投下の是非を問うような説明もなく、ある家族の視点から断片的に語られる話。それが語りかけといった印象を持たせる。祖母が孫に地図を見せながら原爆投下地点を説明する。それは自宅が原爆地から離れており、原爆による影響を受けないこと。原爆被害のあまり好くない風評を気にしているような語りである。それは醒めた客観的な見方。

物語は終戦から数年後と現在を往還するような展開で、明確に何かを訴えるという描き方ではない。どちらかと言えば、原爆投下の事実を家族(孫)に聞かせることによって、孫に考えさせるもの。それは孫への語り=観客への投げ掛けのようでもある。”8月6日”という日を回想する記憶の情景、その”思い”を想像させる。観客の想像する感性、情景によって世界観の広がりと深度が違ってくる心象劇である。

その観せ方は抽象的であり自分の感覚に合わなかったのが残念であった。劇を通して、もう少し制作(劇団)側と観客が”思い”のキャッチボールをしても好いと思う。その意味でもっと伝えるべきことを明確に打ち出した方が良いのではないか。

次回公演を楽しみにしております。
iaku演劇作品集

iaku演劇作品集

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★

ここの所、若い劇団でも「家族」がテーマの作品が多くなったのはと、今時代の中心にいる30歳から40歳の人々が大きな関心を寄せているからであろう。この「粛々と運針」はなかでも至れり尽くせりの秀作だ。この世代が直面する夫婦と子供の問題、親たちを見送る必然、地域社会のあり方、三つのテーマを二人づつ三組の会話劇で構成している。その内容は格別新しいことはなく、橋田ドラマや向田ドラマが散々扱ったテレビ・レベルの話題なのだが、それを、現代向きにアレンジしてあるのがうまい。テレビレベルと言うのもそれだけ普遍的な問題を扱っているわけで、誰が見ても面白い。構成も、台詞もシャレていて、わざとらしくなく、舞台の魅力にあふれている。今風で、見ていて気持ちがいい。
会話劇だから役者も、うまくないとつまらないのだが、今回のキャストはなかなか素敵だった。変に悪ずれもしていないが達者でツボを心得ている。演出と息があっているのだろう。この作者ここの所評判がいいが、あまり急がずに、いい仕事を選んで、次第に劇場のスケールも上げて、多くの観客に接するような活動を祈っている。実力は充分である。

殉情わりだす演算子

殉情わりだす演算子

電動夏子安置システム

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/26 (土) 13:00

第38回公演となると、もう大ベテラン。
今まで、この劇団が私の視野に入って来なかったのは残念なことです。もったいない。たまたま、高畑亜実さんがリオフェスに出ると知って、ちょっと調べたら行き当たりました。

上空から見ると「+」の形をしている建物。これが「演算子」と題される所以なのだけれど、この家には窓も扉もなく、しかし、入ることはできて、しかし、出ることができない、というとんでもない代物である。
建物は迷宮のようであり、また何となく死の香りを漂わせている。死んだ人物が生きていたり、失踪した人物がそこにいたり。
そもそも、館の中にいる人物は、みな生きているのか❓



ネタバレBOX

連れ去られたアカリの娘が生存していた件、どうやって世話をしていたのだろう。
相上も赤子もそもそも、生きて実在しているのか?
iaku演劇作品集

iaku演劇作品集

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

「人の気も知らないで」観劇。
小さな空間にほとんど装置も無い。女性三人の会話だけであんなにも濃厚な人間ドラマが目撃できるのはさすがというか、すごいです。『首のないカマキリ』と同じく舞台に登場しない人物の存在感が核になっているのも面白かった!

韓国新人劇作家シリーズ第五弾

韓国新人劇作家シリーズ第五弾

モズ企画

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/26 (土)

プラメイド/恋愛日和 観劇
プラメイドは人形遣いがすごく良かった。面白かった。作品自体は日本にも同じ感じのものがあるなぁとは思いましたが。
恋愛日和はえ?本当にタイトルこれだっけ??ん~~みていてこちらも精神的な病気になるような演出で…何が本当なのかだんだんわからなくなっていきました。
でもこういう、韓国の新人劇作家の作品を日本語で見る事ができるのはすごく良い事だと思いました。

吸血姫

吸血姫

劇団唐組

雑司ヶ谷鬼子母神(東京都)

2018/05/19 (土) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/25 (金) 19:00

43年振りの再演とのこと。唐十郎氏もまだまだ若気の行ったり来たりしていた時期だと思う。起承転結やストーリー展開といったものに縛られずに、天衣無縫な舞台。歌あり、踊りあり、コスプレあり。
院長の「お世話したいのです」というセリフのリフレインが気持ち悪すぎて、気持ちよい。
このノリはどこかで観たなあ、と思ったら、月蝕歌劇団だ。高取英氏は寺山修司氏シンパだと思っていたのだけれど、時代的には唐十郎氏とも通底している部分があるんですね。
おまるや注射といった小道具が、70年代の喧騒を象徴し、銀粉蝶さんの演技が、よい意味で、ノスタルジーをかきたてる。
生の唐十郎氏が見守る舞台。どんな顔で観ているのか、気になってチラ見していたら、視線が合ってしまった。ちょっと怖かった。
台詞回しや、舞台転換、たたみかけるテンポといい完成度の高い舞台でした。

ネタバレBOX

テント公演をそんなに観ているわけではないけれど、舞台後景が崩れて、屋外に飛び出していく、という演出はよくある。
唐十郎氏というと、『恐怖劇場アンバランス』第4話「仮面の墓場」をすぐ思い出すのだが、あのラストはテント公演を想定したものだっったのだな、とふと思った。
時代の言葉と女優たちの声と

時代の言葉と女優たちの声と

演劇集団アクト青山

演劇集団アクト青山・烏山スタジオ(東京都)

2018/04/26 (木) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/29 (日) 17:00


 2018.4.29(日)17:00 アクト青山。

 『春の朗読会2~時代の言葉と女優たちの声と~』を観て、聴く為に私は此処に居た。

 ぐるりを囲む客席。真ん中に少し斜めに置かれた机と一脚の椅子。床には、小山を築いた本や、一見無造作に見えて計算されたように、ばらばらと置かれた本がいい塩梅に散らばっている。

 『春の朗読会2~時代の言葉と女優たちの声と~』の千穐楽。この夜の回で読まれたのは、原民喜の『夏の花』、上司小剣の『鱧の皮』、太宰治の『あさましきもの』の3作品。

 途中、15分と10分の休憩を挟み、2時間程の朗読会だったろうか。

 この日、私は、敢えて机に対して正面ではなく、背面の最前列に座った。朗読者の表情を見たくもあったけれど、朗読者の背中しか見えない位置に座ったのは、言葉と声だけで読む小説の世界を味わい、脳裏に、目蓋の裏にその世界が広がるかをじっくりと味わいたかったから、敢えて、微かに横顔が見える程の背面の席へと着いた。

 原民喜の『夏の花』は、著者自身の原爆体験を描いた作品の中でも、『夏の花』三部作と言って、被爆直後の終末的世界を、その数ヵ月後に正確な筆致で一見淡々と、しかし、まざまざと目の前に突きつけるような正確な筆致で描き出した小説。

 華奈さんの静かで、しんと露を含んだ苔むした深い森のような声で、読まれ空間に『夏の花』の世界が揺蕩い織り成されて行くにつれ、軆の中に灼熱の熱風が吹き、膚をジリジリと焼かれるような痛みを感じ、あの夏の日、原爆に吹き飛ばされ、焼かれ、水を求め、渇きと煉獄の炎の熱さにもがき苦しみ、累々と築かれて行く炭と化した遺体、何もしていないのに、たった一発の原爆で老若男女問わず、奪われ吹き飛ばされて行った多くの命と奪われ遺された家族や人々の想像を絶する悲しみと絶望、炎の色、空気、熱、目を覆う惨状と景色が、目の裏にくっきりと視え、膚に感じ、内臓をギリギリと引き絞られるような痛みを感じた。

 華奈さんの朗読だからこそ、最後まで聴き、自分自身が主人公の私と一緒に、地獄のような瓦礫と惨たらしい光景の中を歩いているような感覚を持ちえたが、本を、その文字その文章を最後まで読み終える事が出来るかと、自身に問いかけた時、私はきっと最後まで読み終える事は出来ないだろうと思った。

 原民喜の『夏の花』は、それ程に、読むのに覚悟がいり、言葉では言い表せない痛みと酷さを伴う小説なのである。きっと、朗読する華奈さんも辛く、きつかったと思う。華奈さんの朗読でこの作品を読む事が出来て真底良かったと思う。

 上司小剣の『鱧の皮』は、女盛りで気丈夫に店を一人で預かり切り盛りするお文と、婿養子で芝居の興行で一発当てようとしては失敗を繰り返した挙句、借金と共に家出する福造を軸に、まだ芝居町だった頃の大阪道頓堀、坂町、法善寺を舞台に描かれた人間の織りなす日常と心理描写が描かれている小説。

 岩崎友香さんの声と、読むテンポと抑揚、言葉と言葉の間のとり方が心地好くも絶妙で、ずっと聴いていたくなる間合いの良さ。

 亭主の福造に対す気丈なお文の中にある自身でさえ、気づいているような気づかぬふりをしているような未練と、山師のような事を言っては失敗し、にっちもさっちも行かない程の借金を拵え、後をお文一人に押しつけて家出をしてのめのめとしている福造に愛想を尽かしながら、どこか憎み切れず、スパッと断ち切る事も出来ない、女心と亭主に対しての埋火の様に残る情がじんわり伝わって来た。

 岩崎友香さんの朗読が心地好くて、これを活字で読んだらどんな感じを抱くのだろうと、図書館に予約して借りて、読んだ程。

 太宰治の『あさましきもの』は、愛くるしいたばこ屋の娘と交際する大正、昭和の無声映画時代の二枚目として知られ俳優であり、女優岡田茉莉子の父でもある岡田時彦がたばこ屋の娘に禁酒の誓いを立てながら破ってしまったことを娘に告げるも俳優だから飲んだ芝居をしているのだろうと言われた事、夜道を歩く女と恋人、身だしなみが良いが肺を患っている男をめぐるそれぞれエピソードが、「こんな話を聞いた。」という書き出しで始められ、「弱く、あさましき人の世の姿」として描かれた作品。

 この、「こんな話を聞いた。」という書き出しは、吉田兼好の『徒然草』を思わせ、「あさましきもの~」という書き方は、清少納言の『枕草子』を彷彿とさせる。

 “あさましい”とは、驚き呆れる、ガッカリする、思いがけない、情けない、貧乏たらしい事を言う。
 
 そんなあさましいエピソードを描いた5頁程の短編を小西優司さんの声が、アクト青山の空間に描いて行く。

 太宰がこの作品を書いてから、時を経た今、此処に描かれている以上の“あさましきもの”
が連日、ニュースに取り上げられている現状を見たら、果たして太宰は何と言うのだろうかとふと考えてしまった。

               文:麻美 雪

虹のかけら もうひとりのジュディ

虹のかけら もうひとりのジュディ

(株)ルックアップ

スパイラルホール(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めてのスパイラルホール。歌あり!芝居あり!朗読あり!戸田恵子さんを堪能しました。あっという間の至福の時間でした。

ニジイロ ニンゲン カガク

ニジイロ ニンゲン カガク

劇団ミックスドッグス

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/26 (土) 18:00

価格3,000円

ミクドク本公演初観劇。
とことん架空の話しで仕掛けが凄くしっかりした作品。詩音の明るさとマザーのクールなどキャラクターにビビッドな色づけがイイ。原料となる種明かしは何か映画作品のような印象も。演出家役に目崎さん起用はズルい(笑)。

時間の都合で幾世さん目崎さんに挨拶出来ず残念!

あしおと

あしおと

アンティークス

シアター711(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/26 (土) 14:00

価格3,500円

ファンタジーのアンティークスが帰ってきました。シンプルなセットですがコンパクトで客席と近く演者さんの表情がよく見えました。これこそ小劇場の醍醐味。

主演の坪和さんと関山さんの絡みがよかった。坪和さん気持ち入っていたなぁ。

年代を問わず友情の良さを改めて知るいい作品です。

追想のエレジー

追想のエレジー

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

シアター風姿花伝(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/24 (木) 19:30

価格0円

初観劇。漁師らしき男が出てきたところからグッと盛り上がりました。序盤何か落ち着かない舞台に急に冷たい空気が流れ、その落差が激しくうっすら見えてきた家族の秘密を探る楽しみが客席に広がりました。

チケプレありがとうございました。

キリグス

キリグス

AnK

北千住BUoY(東京都)

2018/05/25 (金) ~ 2018/05/28 (月)公演終了

満足度★★

独白作品で、間が独特でした。光や映像を組み合わせての演出で面白かったです。

『空に落ちたサル、』

『空に落ちたサル、』

尾米タケル之一座

しもきた空間リバティ(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

コント公演とあったのですが、ちゃんとした(?)舞台でした。個人的には、最初の警察の話と、かえるのうたの話がつぼでした。
キャストの皆さんがきちんと個性を発揮されていて、ナンセンスの中にも強烈なインパクトがありました。ちょっとくどすぎる部分は感じましたが、大笑いの2時間でした。
次回も楽しみです。

はこぶね

はこぶね

劇団おおたけ産業

新宿眼科画廊(東京都)

2018/05/25 (金) ~ 2018/05/30 (水)公演終了

満足度★★★

Bキャストを観劇しました。小さな劇場で、役者さんと至近距離だったのと、役者さん達の自然な演技(会話)で、自分も、その場にいるような気持ちになりました。登場人物の性格の違い等が、面白かったです。ふわっとした独特な雰囲気の舞台でした。

Silent Majority

Silent Majority

劇団龍門

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

パワー溢れる舞台で、とても観応えありました。登場人物の様々なエピソードが面白かったです。役者さん達は、不安や挫折を抱えながらも一生懸命生きる姿を熱演していました。自分も頑張ろう!と思えるような、前向きになれる舞台でした。熱い舞台でした!

日の出政府のW杯

日の出政府のW杯

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

漫画的で面白いとは云えるも・・

ちょいリアリティと演劇の嘘の間が広いかなぁ~と

また水戸黄門的な展開も
好みが分かれるやも・・と思えたデス

『空に落ちたサル、』

『空に落ちたサル、』

尾米タケル之一座

しもきた空間リバティ(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

隣のお兄さんが静かで
時々寝ていたようでしたので・・・万人受けはしないのかなぁ
とかは思ったケド

自分的には大変ツボに嵌って楽しかった~♪

ちょいブツ切り感もあったかなぁと思えた
約2時間弱の作品

ネタバレBOX

基本 素舞台です
オムニバスで作品がながれるのですが
1億円当選クイズミリオネラ(笑)は
つながって出てきたので
これを骨にしての=幕間連作にして
もっと話数を入れても・・とかは思ったデス

星数は=リアルに鞭を使った身体芸に
おまけの1つ追加であります

ラストの能天気な
ひたすらお花畑のお嬢様ミュージカルは大変笑えた
もうこれだけで1本作っても~とか思えた出来でした(^-^)
怪談 牡丹燈籠

怪談 牡丹燈籠

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2018/05/25 (金) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

三遊亭円朝(1839-1900)の傑作落語を大西信之が文学座のために脚本を書き下ろし、杉村春子+北村和夫で1974年から上演され評判となったものの新しい役者による鵜山仁の新演出での再演。60分+20分休憩+60分

円朝の話は非常に多岐にわたっていて、大西版は前後をかなりカットしている。
あらすじは文学座のウェブサイトにある。「文学座 牡丹燈籠」で検索しよう。

簡単に言うと、前半は色と欲に目が眩んだ男女二組のお話。すぐに幽霊が出て来てテンポ良く進んで行く。お米の「伴蔵さん」の低い声が最高に怖いやら可笑しいやら。お峰伴蔵のセリフ回しも快調!
後半は悪人どもに天罰が下るお話。こちらは少しテンポが悪く中身もすっきりしない。

年齢が高いほどしっくりくるはず。私の行った回はおそらく平均年齢は70歳近いと思われる。

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