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ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

先日の紅組につづき 墨組を見てきました!キャストが変わり ずいぶん印象が違いました。。 今回も良かったのですが、 その中でも 生演奏、生歌、躍り がとくに素晴らしかったと思います☆

ネタバレBOX

正直な感想を言うと、 紅組のほうが 良かったです。。 ちなみに ダブルキャストのお芝居を両方見たのは初めてでしたが、ダブルキャストにする意図はいったい何なのでしょうか? 稽古するのも大変になるだろうし、役者さんに入ってくるお金も減りますよね~
イマイチ わかりません。
この舞台の重要な役の一つが こじき(仇吉の父) だったと思うのですが、 そのゆったりとした語り口、動き、 気味のわるい微笑み が 他の役者たちの それとは対照的で とてもいい雰囲気を出していました!
最後に気になったのは、終演のあいさつ。役者さんが五人くらいずつ 三方向に分かれて並びあいさつしたのですが、 それ一回で終わったこと。 ですから、反対方向にあいさつしてる役者の顔が見えないのです。 今回のような囲み舞台の場合 三方すべての客にあいさつするものではないでしょうか?
ちょっと残念でした。。
ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

観劇2回目で全容がやっと分かりました。時間があったら追記します。

ピース

ピース

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

 今回は、どちらかというと今迄のどっしり地についた舞台美術というより、もっとモビリティーを感じさせる舞台美術である。
 この劇団は何時拝見しても、その脚本の良さ、演技の質の高さと丁寧で細やかな表現、演出の巧みと切れの良さに感心させられるのだが、今回も期待は裏切られることが無かった。是非、前提条件無しで見て貰いたい舞台である。(追記2018.6.26)

ネタバレBOX

詳細は、終演後に書かせて頂くが、設定も素晴らしい。どんな設定かは想像して欲しい。舞台美術でモビリティーがあると書いてある事がそのヒントである。(華5つ☆)
舞台上に作り込まれているのは、港に係留された船体のイメージであり、出港するのを待っている船の姿だ。無論、板の中央よりやや上手に置かれたテーブル用の造作や、椅子に用いられる箱馬、重なり合う船体の手前に置かれている箱馬などは、総て白である。空や海は照明で表現される。出捌け、下手は船体の合間に1か所、上手は船体と劇場の板へ降りる階段の合間に設えられている。
 話は、少子化の進んだ日本の今後の進路を決める為、厚生労働省と総務省が中心となって人間関係の中核となる家族の今後の方向性を決める為の参考データを取得する為、或る実験をすることが中心だ。この実験の為に集められた一般人が船客であり、担当する官僚たちは、このプロジェクトの成否で出世競争に差が出、参加した人々には成功報酬として下船後の10年間、あらゆる国税が免除される。選ばれたのは様々な世代、職業の人々であるが、報酬は、21日間の航海を終えて無事、目的地の東京へ帰りついたチームの協力者だけに与えられる。無論、チームは、この船の乗員だけではない。数艘の船に同じような条件で人々が乗っている。
 21日間の間に彼らが為すべきことは、疑似家族を演ずることである。シチュエイションはその都度、担当官僚から提示される。
 先に設定が優れていると書いたのだが、何故か分かるだろうか? 無論、船という一旦港を出てしまえば絶対孤絶の世界が、この話の舞台となるからである。即ち、基本的には、船上で起こることは、例えどんなに困難なことであろうと、船の中で解決せねばならぬ、ということだ。死を別にすればどこにも逃げ道はない。これ即ち、演劇として理想の舞台設定なのである、

ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★

以前より気になっていたので、初めて観劇。
はっきり言って、自分には合わなかった。
まず肝心な部分の台詞が聞き取れなかったことが何度か。
時代を未来にすることで、時代考証を無視できる自由さを得ているわけだが、30年後にこんな時代になると見せられても、それは無理というものだ。
雰囲気を楽しめばよいのだと途中からわかったが、時代の違和感が最後までぬぐえなかった。

ピース

ピース

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

チラシに載っていた情報では、家族の話らしいということ以外、どういうものなのか分からなかったが、実際まったく予想外のお話。でもとても面白かったし、ぐっとくるところも。なので、内容や設定には一切触れないし、ネタバレboxにも何も書かないことにする。人それぞれだとは思うが、個人的には予備知識なしで観ることをお薦めしたい。

レイニーレディー

レイニーレディー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

満足度★★★

ストーリーはなかなか面白く、雰囲気もあり、俳優さん達も熱演だった。

ネタバレBOX

この作品を観た時、まず浮かんだのが少女マンガのイメージであった。
いや、少女マンガを知らない爺いが、こんなことを言っては失礼なのかもしれないが、ストーリーを成立させるために、ずいぶんと無茶をしているように感じた。

病院のシーンでの看護師の言動。また臨月で倒れたとしても、痛い痛いと言っている限りは意識があるわけで、その状態でまったく動けなくなる事はあり得ない。

他にも、無理のある台詞や場面があり、イメージだけで書いておられるのではと思ったが、そうでなければ、この物語が成立しないことも事実である。
しかし、いくらフィクションといっても、いやフィクションだからこそ、そこに嘘があってはならない。

非常にリアリティーのある演技をしている俳優さん達が何人もおられたが、それだけで何とかなる問題ではないことが残念だ。

(葉team観劇)
フランケンシュタインー現代のプロメテウス

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

演劇企画集団THE・ガジラ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

2時間10分、半端ない緊迫感の連続でした。

ネタバレBOX

時代を感じさせる家具に加え舞台中央に置かれたセピア色の地球儀、そして縦長の一対の鏡が舞台に緊張感をもたらす素晴らしい効果を出していたと思います。
今回はワークショップ公演とのことですが、ご出演の皆さま方、本当に生き生きとした素晴らしい演技でした。おかげでヴィクターと怪物、そして彼らを取り巻く人々の救われない運命の悲しさがひしひしと伝わってきました。そして、やはり岩野さんの素晴らしさは際立っており、主演のヴィクターを演じつつ全体のコンダクター的な役割もしっかりとこなし、2時間10分を長く感じさせないよう舞台に緊迫感を醸し出していたと思いました。
ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/13 (水) 14:00

座席1階I列18番

「紅」バージョンを観劇。
置き屋に乞食の登場と3つの人間関係の同時進行、といったプロローグから、舞台は進行。
でも、時折挟まれるダンスと生演奏を除くと、中盤まで全く物語に入ってゆけない。寄り添う人物像がない。つまるところ、登場人物が嫌な奴ばかりで、その上悪の魅力もなければ、粋でも粋でもない。
まあ、世界観を掴むまでに時間がかかるということもあるけれど。

それが、何となく世界観が判り始めて、何となく滞っていた仇吉の表情やセリフ、仕草が、置屋に預けられるところから大吾との出会いの回想シーンを境に急に活き活きしてくると、一気にずどんと物語に嵌ってしまう。
仇吉、かわいいー、大悟いい奴!見ているこちらも、ココロ晴れ晴れになるんだから、観客というのは調子が良いものだ。

タイトルの「ゲイシャパラソル」って仇吉と大悟の出会うきっかけの象徴ということでよいよね?傘は、終始ふんだんに出てくるし、ダンスでも効果的に使われていたけれど。

2人に幸あれ!と願わずにはいられませんでしたよ。

ちなみに、女性陣は、素敵な着物なのに、なぜ足袋ではなく裸足なのでしょう?
ちょっと、艶消しです。まあ、ダンスで滑るからというのもあるかもしれませんが、背広の男性陣は皆、靴下なのだから、あまり関係ないのかと。

ネタバレBOX

この戸籍を売り買いするという設定や、中国と日本の経済関係が大きく逆転している設定を用いるために「平成60年」ということにしたのだろうけれど、この部分がどうも浮いちゃっている感じ。
中国や日本も、別名称(ファンファンとか)にしているだから、単にパラレルワールドの設定でよかったのではないかな。その上で昭和初期位の設定で。

テーマは名前(この場合、戸籍でもある)が担う存在証明であり、自己と他者との相互確認。そして、もちろん普遍的な愛!

でも、基本は戸籍を売っているだけなのだから、恋する者達がお互い本来名前で呼ぶのはよいのではないのかな。仇吉には名前ないけれど、大吾がくれた名前があるわけだし。(「あきなかつぼみ」2人の誕生日をつないだということで「八十五二二一」だっけ?旧暦の秋の真ん中の日で「あきなか」、続けて書いて「ニ三」で「つぼみ」でしたっけ?)

でも、そうすると名前に対する、この作品の拘りはあくまで仇吉には、本来の名前がない、というその一点になってしまい、そこのところはちょっと弱かったかな。

さて、判らなかったのが、
①仇吉の父、昭彦が、なんで乞食までしているのに、あの時点まで戸籍を売らなかった のかが判らない。
②戸籍をもらって、名前が変わると運命まで変わるとすれば、もっと戸籍の素性につい ては神経使うんじゃないかな。30個から好きに選ぶとかはしないでしょう。
それにしても、昭彦いい加減すぎ。娘夫婦と一緒に暮らそうなんて夢見ているんじゃないよ!!!!
時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

平清盛と源頼朝の時代の間の物語、限られた史料をもとに語られている歴史なので、ディテールや事実関係がクリアでないこともありますが、源平が並び立ち、同じ絵を目指していたストーリーよかったです。
ラストで次作へのフリも感じられました。

ネタバレBOX

僧侶も本質は悪者でなかったところもイイですね。
巛

ゆうめい

OFF OFFシアター(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

 会社員役の主人公が客席に向かって話しかけつつ、他の登場人物たちとも会話をしていく現代口語劇でした。下手奥に斜めに設置された平台(おそらく)は、表面が緑の芝生のように加工されています。上手にはイスが数脚と棚があり、移動して場面転換します。軽やかでシームレスな場面転換がかっこ良かったです。

 弱くて優しい現代の若者が努力するゆえに失敗し、さらに苦しむ様子に、胸がキュっと締め付けられる瞬間が沢山ありました。
 ただ、俳優は泣く振り、怒る振り、話しかける振りをしているようでした。ライブ・パフォーマンスはその場、その瞬間に生々しい出来事が起こるもので、次に何が起こるかわからないのが面白いんですよね。その状態を作るのは演じる側にとってはリスキーですが、個人的にはそれが会話劇の前提であって欲しいと常々思っています。

ネタバレBOX

 デパートのディスプレイ施工を担当する会社員・川田(森山智寛)の中学生時代からの友人・桜井(小松大二郎)が、妻・南(深澤しほ)と保育園児の娘・なおを残して自殺します。桜井はカードローンで借りた金で風俗通いをしており、偶然、自分の車で愛猫を轢き殺してしまっていました。シングルマザーになった南は生活保護を受けながら子育て中。桜井の姉・美郷(児玉磨利)は母の介護をするかたわら、ねずみ講ビジネスにハマっています。

 ねずみ講の話が出た瞬間がとてもスリリングで可笑しくて、一気に物語に入り込めました。川田がデザインフェスタで出品した消しゴムハンコを買った客も、ねずみ講の仲間だったという落ちも効いていましたね。

 川田はタルパと呼ばれる桜井の分身を想像できるようになり、死んだはずの桜井と会話をします。桜井役の俳優がスルリと現世の会話に参加してくるのが楽しいです。タルパにはもっと大胆に活躍して欲しかったかもしれません。

 川田の職場に新しく配属された清水(田中祐希)は、会社の文化に無理に馴染もうとして突然坊主頭で出社するなど、痛々しい行動がリアルです。次にやってきた新人の中野(古賀友樹)は不真面目で、清水とは対照的。登場人物は皆、現代の若者ですが、普段の言葉づかいが微妙に違います。発語や仕草の工夫によって、それぞれの個性を粒立たせられていたと思います。

 クリスマスの大仕事を自分ひとりに押し付けられた川田が、本当は近所ではない保育園の発表会会場やセブンイレブンなどを、実際に自転車に乗って飛び回るのが痛快です。ただ2017年9月に拝見した『弟兄』に比べると大人しい目で、照明も、演技も、もっと派手にしてもいいのではないかと思いました。
 「デイドリーム・ビリーバー」が流れた時は、ちょっと音楽の主張が強すぎる気がしました。
SUPERHUMAN

SUPERHUMAN

ヌトミック

北千住BUoY(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

「今、ここ」に存在し、立っていることを確かめ、さらに、より遠くへ、意識、想像を広げていく−−。4人の類まれなる身体を持った俳優たちのパフォーマンスは、終始、そのための試行錯誤、遊びを続けているように見えました。

冒頭で繰り返される「やるやるやられるやるやられる」との言葉には、いやがおうにも人と人とのテリトリー、つまりは「争い」を想起させられますが、4人の実験はそこにとどまるのではなく、劇場のある北千住にいながらにして太平洋へと漕ぎだし、世界を体感することへと向かいます。タイトルの「SUPERHUMAN」には、超人的な身体の可能性のほかにも、領域を踏み越えていく希望のようなものが込められていたのだと思います。

一人ひとりに「役」はなく、明確に対話と呼べるものもありません。戯曲も、音楽のスコアのように、一人ひとりのモノローグの断片と合いの手を組み合わせて作られており、その発話もリズムをとるように、自在に止まったり、走り出したりします。
10年ほど前なら、こうした発語の方法は、「伝わらない」「伝えることが不可能である」という葛藤を前提にしていたでしょう。ですが、ここから立ち上がってくるのはもっとポジティブでオープンな感覚でした。「不可能性は知ってるけど、やるよ」というような。(そのオープンさは開演前アナウンスやアフタートークにも感じられました)それは、これからの演劇と社会との関係を考えるうえでも、とても興味深いことでした。

俳優の能力を軸にした実験作である一方で、その俳優たちの思わぬ側面を引き出すところにまでは至っていない惜しさは感じましたが、ともかく、刺激的で考えさせられる体験でした。劇場へ向かう路地を歩きながら、「なんだか東京らしい、いいところだなぁ。でも戦争や災害が起きたり、ゴジラが来たらひとたまりもないかもしれないなぁ……」などと考えていたことが、どうも、この芝居でも扱われていることともリンクしていたようで、印象深い観劇になりました。

父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

俳優座劇場(東京都)

2018/06/05 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

見てきました。 お二人の熱演に感動しました! 今 日本は平和ですが、戦争している国もあるのですよね。 ほんとうに戦争は誰も幸せにならないと思います。 世界から戦争が無くなることを願います。

ネタバレBOX

有名な戯曲ですが、見るのは初めてでした。父と娘の話だけど、父は既に亡くなっていたのですね。 目の前で無惨に死んでいく肉親、友達を見ることが どれほどつらいものか 胸が痛みます。 二人とも素晴らしい演技でしたが、とくに伊勢さんが素敵でした!

帰り道、六本木駅のすぐ近くに お芝居のセットの様な おんぼろの一軒家がありました。おそらく住む人がいなくなって何十年もたっているのでしょう。 大通りのすぐ脇です。 まわりは立派なビルばかりなのに なんで? と思いました。 なんだか やるせない気持ちになりました。
さようなら

さようなら

オパンポン創造社

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

淡路島の小さな工場で、鬱屈した日常を送る人々。「ここを出たい、変わりたい」と願う一人の女子事務員が起こした行動から、それぞれが人生に抱く夢や挫折が浮かび上がってきます。

冒頭からほぼ無対象で反復される、工場の始業から終業、スナックでのアフターファイブまでの流れは、繰り返される日常、その抑圧を、とてもわかりやすく、時に楽しく伝えてくれました。とりわけ、高圧的な先輩と、彼に付き従うかのように見えて実際は見下してさえいる後輩工員との微妙な関係は、彼らの暮らしに貼りついてしまった諦念、淀みを感じさせ、このドラマを駆動させるための前提(環境)の役割をも果たして、見事でした。

ここに出てくる人々は、特に凝った、気の利いた発言をするわけではありません。ですが、その一見平凡なやりとりの中にも、彼らの欲望(本心)は確かにのぞいているように見えました。終盤、先輩後輩がついに対峙する場面の演出は、ちょっと歌(「さよならCOLOR」)に頼った感もありましたが、若者の暴走系青春ストーリーと見せかけて、実は、先輩も含めた妙齢の男女の迷いや悲哀をも汲み取っていく物語の奥の深さには、心打たれるものがありました。

ナイゲン

ナイゲン

ILLUMINUS

浅草九劇(東京都)

2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/12 (火) 19:00

価格4,000円

なるほど評価通りの作品。
振り落とす理由付けの仕込み具合、そして演者のキレある台詞が決め所か。
スピーディーだが台詞も聞き取りやすかった。おばか屋敷さんの後ろで見たが彼のキレっぷりに終始爆笑。津和野さんは血管キレないかとても心配。大満足の一夜!

上下左右

上下左右

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湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/05/19 (土) 14:00

「再演不可能」なタイムリーな話題を含む内容。
もう一度見たい!と思う程面白かったけれど、
スケジュールが合わず一度しか観劇できず…

ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/10 (日) 19:00

座席G列18番

【紅バージョン】
「あるもの」が売買されるようになっている30年後の日本を舞台にした物語。
2年前にはこれがサンモールスタジオに収まっていたの?と思うほどに見事なスケールアップ。黒い床が印象的な美術は踏襲しているけれど。
美術と言えば、舞台上方の「アレ」が「外国映画に出てくるアジア全般ごちゃ混ぜで時代錯誤的なヘンな日本」に通ずる感覚で、内容的にも合っているような。
また、ラストが「ある有名戯曲」の裏返し的にも感じられてニヤリ。

ネタバレBOX

連想したのは「ロミオとジュリエット」。
あちらは「その名を棄てて」なのに対しこちらは「その名で呼ぶな/いえ、その名で呼ばせて」だし、死なずに生き残るし……。
考えてみると「薔薇の名前がなくても美しさは変わらない」の逆と言えるかも?
悲しみよ、消えないでくれ

悲しみよ、消えないでくれ

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/12 (火) 19:00

 3年前に上演された作品の再演で、初演も観ている。改めて見事な作劇だと思った。山小屋という特殊な場所での、山小屋主人の長女の3回忌。同棲してた事実上の夫が2年も居続けていて、その山岳部の仲間達が集まる…。どうしようもない人間たちのエピソードが次々と明らかになるが、この辺は、何で?と思わないでもないけれど、そういう「しょうがない」存在が人間なのだと思えば、そんなものかと思う。軸となるダメ男を古山が好演しているが、初演と同じく、山小屋の主人のでんでんの存在感が芝居を引っ張る。加えて、終盤で重要なセリフを語る次女役の生越千晴が微妙な揺れを見せて良い。
 なお、初演を観たとき、舞台美術のアクシデントで中断するという回で若干興を削がれた感があったのだが、今回はその美術は採用されていなかった。少し残念。

みず色の空、そら色の水

みず色の空、そら色の水

the nextage

ウイングフィールド(大阪府)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

1980年代?
演劇部の合宿、
皆が思い悩み、ギスギスしつつも、真っ直ぐぶつかり合いながら、
ドラマ『高校教師』の様に傷付け傷付き…
甘酸っぱい青春を謳歌。

でもあの頃に帰りたい、そう思える公演。

顧問・福谷さん等の客演陣の演技も拝見できて、得した感じ!

レイニーレディー

レイニーレディー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

「赦し」がテーマと言っていいと思うが、二人の女性のねじ曲がった関係をシビアに描きつつ、明るい(名実ともに)場面を入れて進み、最後に緩解が訪れるところまで一気に持っていったのは見事だった
最近見た舞台の多くで気になっていた、なんとしてでもハッピーエンドに持っていくことはこの場合むしろ好ましく、ホッとするものがあった
隣の女性は途中からハンカチを握りしめたままであった

ナイゲン

ナイゲン

ILLUMINUS

浅草九劇(東京都)

2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★


アガリスク3本目にして初「ナイゲン」です。
相変わらず美味しい料理ですが濃い目の味付けは3皿目になるとちょっと鼻につくところも出てきました(具体的にはここでは書きません)。

アガリスクのメンバーが抑え気味の演技で他の役者さんに譲っているような感じがしました。それに応えてやり放題の1・2年の男子(甲斐優風汰さん、秋本雄基さん、澤井俊輝さん)が痛快です。とはいえ今回の私の一推しは前田友里子さんの監査委員ですね。大騒ぎの中でもしっかり通る冷静な受け答えが最高です。

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