最新の観てきた!クチコミ一覧

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甘い丘

甘い丘

えにし

ザ・ポケット(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

一般社会から、あえて遠ざかる様に存在する丘の上のサンダル工場。
女だらけの工場かと思いきや男女入り乱れて中々の無法地帯。
面接を受けに来た訳アリ主婦同様「ひでーな、こりゃ」の荒れ放題に思えたこの場所が、一緒に時を刻むごとに段々居心地が良くなってくるから不思議。

工場の人々は概して野蛮ではあるけれど、それぞれの影と寄り添う姿は個性的で、お互いの傷をなめ合う様な馴れ合いは無くとも、お互いの微妙な距離間がある意味“思いやり”とすら感じてきます。
季節の移ろいと共に何だか丘を降りた社会の方が、よっぽど残酷なところに思えてきてしまう中、この工場を踏み台に社会へと飛び出していく者がとても輝いて見えたのも確か。
実に様々な登場人物の“生き抜く姿”を堪能できました。

さけとなみだとおとことおんなと、

さけとなみだとおとことおんなと、

なかないで、毒きのこちゃん

RAFT(東京都)

2018/06/27 (水) ~ 2018/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/07/01 (日) 17:00

価格2,800円

【ボーイ編】
ナンセンスあるいはドタバタ系青春劇の政岡作品、予想通りお得意のメルヘンチックな成島作品と(ガール編と通じて)すべて異なる味わいで来てのラストを飾る鳥皮作品、露骨な説明台詞に「やりやがったな!」とニヤニヤしていたら、これが長いのなんの! しかもそこ以降のいくつかの台詞も長くて「記憶王決定戦か!」みたいな。
こんなのを最後にもってくる鳥皮さんってば、おヒトが悪い……(笑)

Mの肖像

Mの肖像

劇団ヤリイカの会

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2018/07/07 (土) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

シナリオも二人の演技も良かった。
不思議な雰囲気で面白かった~。

甘い丘

甘い丘

えにし

ザ・ポケット(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

開演時間厳守で始まった2時間10分のお芝居でした。開演時間がなかなか守れないことが多いのですが気持ちのいいスタートでした。うらぶれて、すさんだ町工場の人間の生きざまを出すため殴ったり蹴ったり怒鳴ったり。。。。その演技が少し長すぎたように思います。肝心の話の中心がよく見えなくなり、せっかくの芝居の良さが隠れてしまいました。

蒲田行進曲

蒲田行進曲

ふれいやプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/09 (月)公演終了

満足度★★★★

昨年観た別の劇団の「蒲田行進曲」は、82年の紀伊國屋ホール版を踏襲という触れ込みでしたが、そうなると本上演は、平成版の再演スタイルということなんでしょうか。階段の演出などは、こういうやり方があるのかと感心。

甘い丘

甘い丘

えにし

ザ・ポケット(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台がいいですよね。

ネタバレBOX

それぞれの人生にドラマがあり、ドラマがいくつも合わさって、味わいのあるいい話でした。生きるかたちにいろいろなものがあり、その精一杯の生きる姿にエールをおくりたくなるのです。個性のある役者の演技に、よくとおる声がとてもよく心に響きました。
トリプレット イン スパイラル

トリプレット イン スパイラル

SAYATEI

スパイラルホール(東京都)

2018/07/07 (土) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

「レニングラード・ホテル」に引き続き、首藤康之さんが出演するパフォーマンスです。セリフがなくダンス中心であること以外は全体の構成も踊りの種類もまるで違っています。

共演に近藤良平さんというと「かがみのかなたはたなかのなかに」を思い出しますが、3人目は松たか子さんではなくバレエの中村恩恵さんです。そのため踊りが本格的になっていて「かがみの…」のような分かりやすさはありません。他に3人の若手ダンサーの方々が出演します。

題名の「トリプレット」は3つが組になっていることですが、ベテラン3人、若手3人がグループになっていることと3拍子の踊りがあるくらいしか私には分かりませんでした。「イン スパイラル」は単に会場が「スパイラルホール」だということでしょう。踊りに何か螺旋をイメージするものは見出せませんでした。ちなみにホールのある「スパイラル」ビルは階段が螺旋状になっています。

こういうパフォーマンスは私のセンサーが育っていなくて面白さを十分に受け止めることができないのが残念です。まあそのうちハッと気づく時が来るでしょう。なので今の満足度は星3つに留まります。

この公演では途中に拍手をするタイミングはありません。

君の言った”またね”を僕は1年待っている

君の言った”またね”を僕は1年待っている

感情7号線

APOCシアター(東京都)

2018/06/30 (土) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/07/07 (土) 14:00

座席1列

価格3,500円

#君また #カンナナ #感情7号線
感情7号線第二回公演『君の言った"またね"を僕は1年待っている』( A team Cast )を千歳船橋のAPOCシアターで観劇しました。観劇後、喫茶香味亭で珈琲を飲みながら物語の余韻に浸っています。

人との別れ際の言葉の大切さ、相手の気持ちを知る大切さ、自分の気持ちを伝える大切さ、そして、選択の積み重ねでの今、そして、まだ見ぬ将来が創られていくことについて考えています。

生きていると次から次へと様々な選択に迫られ続けます。

熟考して選択することもあれば、衝動的に選択することもあります。

突然予期せぬ出来事に出くわし自分でも想定していなかった選択をすることもあります。

過去の選択の積み重ねで今の自分がある。

もしも、あの時、違う選択をしていたらその後、そして今の自分はどうなっていたのだろうか。

そんなことに想いを馳せて自分の頭の中をいっぱいにしてしまうことを私はしないようにしてきました。

過去にした選択を過去のその瞬間に戻って変えることはどうやらできないからです。

選択の岐路は1回ではなく、積み重ね。

選択の積み重ねを経た後の道のりと今は、2パターン以上であろうと思われます。

過去にその時々でしてきた自分の数々の選択は、その時々の自分のおかれた環境、状況、考え、感情の中でその瞬間瞬間で精一杯のものだったと考えています。良い悪いはわかりません。

今からしていく選択の積み重ねでこれからの未来の自分があるのだろう。

別れ際に心から「またね」と言いたくなる人とどれだけ縁できるのだろうか。

「またね」と心から言ってくれる人とどれだけご縁できるのだろうか。

その人数の多さには関心がないが、一人でもそのような人が人知れずともいるひとときは潤いがある。

「じゃあね」ではなく「またね」って。 

そのような人とのご縁も自分がし続ける選択の積み重ねの過程で出逢う奇跡。

いろいろ考えられたなぁ。

『君の言った"またね"を僕は1年待っている』観劇後の余韻にしたりながら喫茶店で珈琲1杯の香りの中で考えたこと箇条書き。

地底人家族日記

地底人家族日記

劇団ズズイット(ZZ-IT)

新宿眼科画廊(東京都)

2018/07/06 (金) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

鑑賞日2018/07/06 (金) 19:30

価格2,000円

19:30の回(曇)

「quartet-online」からの予約完了メールには「受付開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です」とありました。ありそうもないので18:50会場着、もちろん「準備中」でした。

結局、受付/開場は19:05、加えて受付では予約の確認ができませんでした。また、長い傘を持っていたので傘たてを借りていいか聞きました。

◆ということで、劇団、制作の方にお願いしたいのは
劇団が「こりっち」に公演登録したのであれば受付開場時間、上演時間などの正確な登録をお願いしたい。
お客さんにどんな情報が伝わっているか把握し、どの媒体に対しても同じ情報(新しい情報も)を提供してほしい。
記載時間に間に合わないようであれば、(並んでいる)お客さんに説明をしてほしい。
予約者の名前については事前にリストで(覚える必要はないけど)確認をしておいてほしい。
傘を持っているのは見てわかるので、「傘はこちらに」というくらいの案内はできるのではないでしょうか。
※座席にあったチラシには開場時間のみ記載あり。
※「こりっち」「ツイッター」では、あいだまさひろさんのお名前はなく、チラシ、当パンにあるのは?

会場は、地階の方です。
奥に客席、入り口側が舞台(なのでトイレは1階を利用)。

こちらは初めて。関口美幸さんが出ているので観に来ました。

その関口さんが脚演出の「ハイツアマノ//201(2017/9@講堂)」に小林友哉さんが出演。

他の方では、
磯谷森太郎さんは舞台は初めてですが@上智講堂公演のスタッフにお名前。
水落佳名子さんは「虚現覚醒シリーズ最終章 超時空★DISCO!(2017/3@講堂)」「太陽の下(2017/11@11号館505)」。

「地下の世界」といえば、(古いけど)「タイムマシン」のモーロック。
なぜか地下、なぜか記憶喪失、なぜか家族。
そういうものだ、という前提で話は進むのですが、微妙に「約束」が気になります。

後半、いろいろなピースがまとまってゆくところはドキドキする。
あ~、そういうことか、それならわかる、と。

熊ん子リバーバンク

熊ん子リバーバンク

桃尻犬

OFF OFFシアター(東京都)

2018/07/06 (金) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

表層は根拠が弱い敵意、その曖昧な感情を以ってして人を貶め怒鳴りつけ、暴力を振るうという理不尽な情動に思えるが…。チラシに「暴力に巻き込まれ呑まれていく人の話」とあるが、自分勝手な苛立ち、不快感、不安定という感情が日常・常識を破り奇妙な世界へ誘うようだ。その特異な世界観は、観客の好みによって評価が異なるかもしれない。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

セットは、上手側から中央にかけてソフトベンチのようなものが置かれ、下手側にはテーブル、その上に電動バイブが立っている。ここは男(1人)女(2人)の3人でルームシェアをしていたが、その関係に気まずい状況が生まれ別れ話が持ち出される。冒頭、ラジオであろうか、街に得体の知れない獣が出没し被害が出ているニュースが流れている。

梗概…看護師のサヤ(徳橋みのりサン)、その彼氏で調理師見習のミヤイ(海老根理サン)、サヤとミヤイのルームメイトのアイコ(橋爪未萌里サン)がルームシェアしているが、サヤとミヤイがあることが原因で別れ話になった。そのかみ合っているような いないような会話、そのすれ違いの意識が面白い。また別れ話からサヤの元彼クマザキやミヤイの高校時代の友人シゲルが部屋に訪ねてくる。2人の男はルームシェアの3人とはほとんど無関係であり、一種の闖入者のように描かれる。しかし、いつの間にかサヤ・ミヤイの別れ話に絡み出す。その先は奇妙な出来事が続き、実体のない世界との関係が…。

男と女の関係、女友達の関係、元恋人同士、記憶の彼方にある友達、それぞれの(物語)関係性に脈絡があるような無いような不思議な距離感を思わせる。
3人関係は心地良い時は上手くいくが一端拗れると修復不可能になるところだが、本作は何故かうまく軟着陸(解決)する。恋愛の不可解さが劇として見事に具象化されていた。その表現はポップで心地良いもの。

一方、人の本音は相手がこの世とは別のところに旅立って初めて吐露するような、そんな独白めいた姿を淡々と描く。その意味で、非現実的な状況下になって自分の曖昧な気持が分ってくる。真っ当な社会人であると思っている自分、女は感情の赴くままに暴力的な言動を男に発し快適になり、男は女の何かに目をつぶって快適さを得ていた。そして友達の彼氏と関係を持つ不自由な恋をして快適・優越を有している女もいる。

さて、チラシのモデルはサヤ役の徳橋みのりさんであるが、その手に持っているのは熊の餌でもある魚(鮭?)のような…街にいるのは人間という”獣”化もしれない。
次回公演も楽しみにしております。
熊ん子リバーバンク

熊ん子リバーバンク

桃尻犬

OFF OFFシアター(東京都)

2018/07/06 (金) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

これは・・まぁ まったく万人受けは無いなぁと思えた話でした
(受けない方にはトコトン受けないでしょうね~)
でも自分的には会話のリズムなどは楽しかった~♪
雰囲気は”世にも奇妙な物語”が近いかな
オチも尺を考えると納得かしら・・と

ネタバレBOX

元ヤンキーの看護師と友人(←女性1名)と
ルームシェアで同居している元ヤンの彼氏が中心で
繰り広げられる会話劇(中心に電動バイブあり)

始終機嫌悪い感じの元ヤンさんと
なんか明るく明後日の方向見ていそうな女友達の
かみ合いそうで微妙な会話
次々に展開する想像超えた展開はユニ~クで笑えました
まぁ不条理系ブラックコメディでしたけどね~♪
4つ星だけど・・中身は3.5位の評価かな

倦怠期を迎えたカップルに
同じトコで同居してる主人公の女友達
別れようと思うと女友達に話すと・・・
実は3回寝た~から
闖入者の突然の暴行に返り討ちにして殺害し
死体を捨てに行こうと車に乗り込むも
なぜか霊感が出てきて死んだ人間と話しだし・・・
そのうち到着した山中にて
女友達が突然死!
ついて来ていた元カレが熊に襲われ・・
現行彼氏も先の闖入者の暴行が元で遅れて・・・・
残された主人公と死体・・・・・とオープンエンドです(^-^;)
甘い丘

甘い丘

えにし

ザ・ポケット(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

ユニークな作りの舞台セットに
個性的な登場人物をわかりやすく配した
2時間10分の作品

開演時間も厳守されて
喫煙シーンも薬用煙草品を用い
観劇に配慮されており心地よかったが
後ろの席の高齢男性が
長い足を自慢して背もたれを押したり
後方でカサカサと包装材料を鳴らしてくださるのが・・・
いいかげん
「ボーッと生きてんじゃね~よ!」と
老害に言いたくなるのが大変残念な観劇状況だった・・
(言ってませんよ・・チキンですから・・・・)
開演前アナウンスで
何とかならないものであろうか?

ネタバレBOX

客席中央の通路も工場までの道として
作中にて使用し
役者さんがよく通過してました

舞台セットは
初期のPCゲームで言うところの
3Dみたいな感じの作りでした(笑)

話は郊外?かな
にあるゴムの独特な臭気を出すサンダル工場<砂川サンダル>に集まった方々に
ちょい普通(?)な感じの奥様が中心になっての
1年弱の人間模様を垣間見る芝居でありました
(人間関係が甘いものに(優しいものに)なってるというコトかな)
(タイトルは~・・と)
飲食もリアルで劇に合っていました

工場の居候カップルがDVとかやってて・・・
あまし万人受けはしないかなぁと感じるも
自分的には面白く
2時間超えの長丁場ながら眠気はあまし出なかったデス

またチラシの”赤”
元となったキャンバスの油絵が劇場入り口に飾ってあり
個人的に大変参考になりました(^-^)

アンケート用紙にペン付き

若いツバメを囲う工場長やら
DVしながらも末期の病気で血を吐いて死ぬ居候・・
本当にキャラクターはよくできていました
蒲田行進曲

蒲田行進曲

ふれいやプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

銀ちゃん、ヤスさん、小夏ちゃん、半端ないって!

ネタバレBOX

まさに半端ない熱量が最初から最後まで会場を覆っていたと思います。
男同士の友情と憧れ、そして男女の愛で強く結ばれた銀ちゃんヤスさん小夏の心情を丸山さん、關根さん、倉地さんが見事に演じ切ったと思います。他の役者さんたちも素晴らしいサポートで舞台を盛り上げてくれたと思います。
特にすごいと思ったのは、やはり「階段落ち」ですね。昇りの場面ではビニール傘を階段に見立て、落下ではヤスさんの回転に合わせ、付け木付け板の緊張感ある音と光の効果があまりに見事で、思わず見入ってしまいました。
更に特筆すべきはセットの無い舞台に関わらず、あるときは太秦撮影所、あるときはヤスのアパートに見えたのは演者+演出+照明・音響の絶妙なコンビネーションによるものだと感じました。私の目には完全に情景が浮かびました。
今日は素晴らしい舞台をありがとうございました。天国のつかさん、本当に素晴らしい作品を遺してくれて本当にありがとうございます。
さけとなみだとおとことおんなと、

さけとなみだとおとことおんなと、

なかないで、毒きのこちゃん

RAFT(東京都)

2018/06/27 (水) ~ 2018/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/07/01 (日) 14:00

価格2,800円

【ガール編】
日常のひとコマ的な黒川作品から始まり、ある意味メルヘン(?)な岸野作品、そして現実を1~2歩踏み外した鳥皮作品とバラエティに富んだ構成。
岸野作品の「北風と太陽」的な発想と鳥皮作品のクルマの見せ方(どなたかがシンクロ少女の表現を挙げていらして得心がいったが、観ている時は「そんなアングルでも!?」なところに惑星ピスタチオを想起)がキモ?

ミッドナイトフラワートレイン

ミッドナイトフラワートレイン

朝倉薫演劇団

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/07/05 (木) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

 板上は中央に畳敷きの4畳半、(華4つ☆)

ネタバレBOX

小さな卓袱台とポット、卓上には湯飲み、上手に横長の鏡を嵌め込んだ化粧台と座布団、下手に畳んだ布団と座布団が重ねられ、手前には照明器具が置いてある。奥には舞台衣装を吊るした移動式ハンガー。その上手を斜めに切るように女のバストアップを描いた浮世絵をあしらった長い暖簾が垂れている。暖簾の奥は、袖、出捌け口を兼ねると同時にストリップ小屋の舞台という設定だ。
 物語は、別府にあるストリップ小屋の楽屋で繰り広げられる。今、この劇場の舞台でトップを張る踊り子は、弁天、花電車という芸で日本一を誇る踊り子で実年齢29歳3か月、あろうことか男に騙されるか、結婚に失敗して流れ着く女性が多いこの業界で真実ヴァージンをウリにしている美人ダンサーである。今日はこの彼女の公演の楽日だ。そこへ次の公演に出演するダンサー達が、マネージャーの手違いで1日早く到着してしまった。踊り子は4人だが、1人は未着である。というのも、公演で移動する度、車内で知り合ったおじさんとしけ込む悪い癖が出てしまったのである。可愛いのだが、ちょっとお頭が弱い子なので付け込まれてしまうのであった。時折未だにニュースなどで報じられることもあるこういった女性の被害は実際に起こり得ようし、起っているだろう。力では男性に対抗できない女性が、この魔手から逃れることは容易であるハズが無い。そんなジェンダー問題も垣間見える。
 ところで日本では、このような女性が「転落」をしてもそれを転落させた側の男に責任を取らせることは往々にしてなかった。ジェンダー意識が低いこと自体が問題なのに今でも自民党議員などには、こんなことすら分かっていないアホが多いのが実情であるから、ストリッパーと名がつけば、どこか色眼鏡を掛け、隠花植物のように見るのが多くの日本人である。然しながら、この偏見を覆してみせるように、命賭けで芸をしている弁天は、天鈿女命の故事を持ち出す。例のスサノオがアマテラスの機織りをしている所へ天斑馬の河を剥いで投げ込んだ為、アマテラスは大いに怒ってアマノイワトに隠れた、とされる古事記の記述を思い出してもらいたい。
このシーンは、弁天を慕う地元組長の二代目に追い回され、ヴァージンを護る代わりにヤッパを抜いた彼の愛が本当なら刺しても良い、と覚悟の程を見せた彼女が刺され、小屋が営業停止に追い込まれることを防ぐ為に命の危険も顧みず、最後のステージを終え、休んでいる楽屋で熱に浮かされる幻影の中で明らかになるシーンの一つなのだが、親友でライバルでもあった元ローザンヌ国際バレーコンクールを目指したマッキーとの深い関わりと共に今作のハイライトを為し、同期のダンススクールプリマ候補No,1 を競った2人の輝かしい少女時代の夢の再現でもある。この時舞われる「白鳥の湖」が実に美しい。(弁天役の役者さんが踊るのだが、感動的である、このダンスを見るだけでもこの公演を見る価値はあろう)
 序盤、作家の深い意は伝わるものの、やや平板な展開は古希を迎えた作家さんの自然かも知れないが、できれば、導入部はとてもよいので、その後、何か観客を驚かすような仕掛けを作って一気に舞台にのめり込ませるおうな工夫が欲しい。
年上の方に生意気を言って申し訳ありませんが、破急は、現在のままで繋げばよいでしょう。中盤以降入り込めた作品なので、一工夫お願いします。
 役者さんたち、楽まで突っ走って下さい!
蒲田行進曲

蒲田行進曲

ふれいやプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/09 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/07/06 (金) 15:00

はじめて「蒲田行進曲」を見たのですが、照明や音響の力も合わさって迫力のある舞台でした。
つかこうへいさんの作品は数年前に見たことがあり、正直暴力シーンが強烈であまり好きにはなれませんでした。今回もそこは変わらないままでした。好きなはずなのに妊婦さんに手を挙げるのは…と理解できませんでした(自分の経験不足なのでしょうか)。

7月6日(金)15時開演の回

ネタバレBOX

開演前にフレキシブル制?というシステムを導入していたのは新鮮で、とても面白かったです。
じゃんけんなどで役を勝ち取り、その回の本番はその役を手にすることができる。楽しめました!
ジェームズディーン、良い役ですね(笑)
甘い丘

甘い丘

えにし

ザ・ポケット(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

 少し人里離れた所にあるサンダル工場。近隣から余り評判が良くない。

ネタバレBOX

無論、ゴムの臭気の問題もある。だが人々の非難は、そればかりではなかった。そこで働く人達が胡散臭いと考えていたのである。ムショ帰り、ズーミ上がり、低能、ヤサグレ、凶状持ち等々胡散臭い連中が集まっていると考えられていたのである。
 だが、このコンセプトの割には、各キャラの描き方に余り突出した所はなく、結果として平板である。取り立てて主人公と呼べる人物を設定してもいないので群像劇と看做すべきなのだろうが、それにしては描かれた各々のキャラが平板であるし、その極めて普通の人々にレッテル貼りをして差別する側との痛烈な対決は殆ど描かれないので、ドラマツルギーが成立し得ない。
 舞台美術はかなり作り込んであるのに遠景に見える山々の連なりはベニヤに茶色をつけただけで、舞台の幅より狭い物だから裏に何も無いのがバレバレという“みむめも”状態。画竜点睛を欠くとはこの事だ。
 脚本をもっとしっかり練り、舞台美術に凝るなら凝るで肝心な所を締めなければいけない。演出家はこういった点にも目を配るべきであろう。因みに群像劇を作るならゾミア*などについても調べてみると良いかも知れない。人間集団の各々の境界、領域などの問題を含め、所謂「蛮族」と呼称されてきた人々の生活形態、生き方そのものの持つ差異を根本的な所から気付かせてくれるであろう。その視座は我ら自身を見直す便にもなり得る。
*ゾミアについて、簡単な説明は以下を参照のことhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%9F%E3%82%A2
熊ん子リバーバンク

熊ん子リバーバンク

桃尻犬

OFF OFFシアター(東京都)

2018/07/06 (金) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

熊ん子(バイブ)だけに、熊尽くしの自慰みたいな作品ね。

戦国アイドルタイム

戦国アイドルタイム

企画演劇集団ボクラ団義

浅草九劇(東京都)

2018/06/27 (水) ~ 2018/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★

次の一文感想は、間違いなく参考にならないのでなのでよかったらネタバレboxを覗いてみてください。
担任先生が主演すると聞いて観に行った舞台「スプーキーハウス」を思い出した。←

シリアスでコメディーで時代もの。
初日を終えさらなる緩急がでてきてお芝居でワクワクできる【演劇作品】になっていたと思った。

スプーキーハウスもですが舞台セットに出はけ口がたくさんあります。
今回どんちょうが初めからあがっていたので
ではけ口の数を「予想・答合せ」するのも楽しいかもしれません(^^)

ネタバレBOX

ばくちをすることになった経緯のシーンは構成的に凝っていて、また巧みなお芝居の自然な流れで完成されていて、好きなシーンの一つ。竹石悟朗さん、加藤凜太郎さん、若狭さん。特に加藤さんがかわいい感じでした。ばくちでちゃわんの中身を透視せんとがっつくところあたり、とってもかわいいので、加藤さんを知っている方に是非是非見てほしい。

左之助が潜む気配に気づいてふすまをあけると小三郎がたっているシーン。なぜか私はここの二人の会話シーンが好きなのですが、同じく好きな人いませんか(笑)

浮気疑惑による疑心暗鬼に固まってしまった妻の恵那さんを「肩ぎゅ」をしたくても拒否されるところ、一瞬でブロークンハートになっている左之助(演じるのは沖野さん)がかわいそうだけどかわいかったなと思います。同じ感想の方いませんか(笑)

ネタバレboxにおいても、ネタバレできない、すごいのがある。
ミッドナイトフラワートレイン

ミッドナイトフラワートレイン

朝倉薫演劇団

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/07/05 (木) ~ 2018/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

初めて観たけど面白かった❗
主演の人も良かったけど周りの役者さんも良くて・・・みんな良かった(*´ω`*)
時代が変わってもこのままのスタンスで続けてほしいし、観に行って後悔なし。
朝倉作品をもっと観たくなった。
機会があれば観に行こうかな( ´∀`)

ネタバレBOX

本当の芸人さんぽいなと思ったら、本当に芸人さんでビックリ!!( ; ロ)゚ ゚

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