最新の観てきた!クチコミ一覧

47841-47860件 / 191694件中
おとぎ裁判

おとぎ裁判

CLIE

俳優座劇場(東京都)

2018/09/27 (木) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

ファンタジーと美少年モノとのちょうど良いバランスを狙ったのが、失敗でした。
この座組みなら、ファンタジーに徹底した方が良かったかと。
歌唱も入場料に見合っていないレベルでした。
女性役の男優陣は、それぞれキュートさが出ていたかと思います。

点描の絆

点描の絆

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/10/04 (木) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

ミステリーのある芝居なのですが全体に暖かさが満ちています。この劇団のいくつかの作品を見せていただきましたが久間勝彦さんのお人柄でしょうか、いつも暖かさがにじみ出ています。子役の方も上手く素晴らしい芝居でした。雨の中暖かい気持ちで家路につきました。

Naked Girls - 裸の女達

Naked Girls - 裸の女達

劇団ノーティーボーイズ

ブディストホール(東京都)

2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ストリップ劇場を廃業する最後の1日、昭和から平成にかけてストリップ業の盛衰とそこで働く人々の人生模様をコミカル、人情味豊かに描いた艶劇。上演時間は2時間20分と長いが、飽きることなく逆に引き込まれるほど観応えがあった。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

時代設定は平成と昭和を往還させ、ストリップ(劇場)の盛衰と共にスタッフ、キャストの人生-喜怒哀楽が心情豊かに描く。特に踊り子としての”芸”に対する誇り、一方1人の女としての”性(さが)”が悲哀として展開していく。

セットは、ストリップ劇場の楽屋、大きく上手・下手側に2分割し、上手側は畳敷に化粧台、派手な舞台衣装、下手側に机、出入り口に浮世絵柄の暖簾が掛かる。全体的に和風、艶福的雰囲気が漂う。ラストには畳敷がステージに場面転換させショーが始まる。

梗概…当日は小屋・踊り子への男女の記者が取材。しかし看板ストリッパーは腕を骨折、そこにかつての看板ストリッパーが戻って来る。実は彼女を呼んだのは、現在の看板スターで、共に支配人の現彼女であり、昔彼女であった新旧ライバルでもある。このストリッパーたちの因縁は、取材に来た女性記者にも関係してくる。

ステージという表舞台の華やかさ、楽屋という裏の実生活という表裏に潜む人生模様が1日という時間・場所という限定空間でしっかり描かれる。時の刻みとして、1人の女が愛する男を待つ姿、その男の娘をストリッパーという仕事で育てる母親としての姿、そこにも表裏が見える。しかし娘の思いと母の生き方の相違が痛いほど伝わる。

ラストのショーは妖艶・コミカルな多様な魅せ方で楽しませる。先のホロッとさせるシーンとの対照的な印象付けは見事である。
全編をこの小屋にいたストリッパーが地縛霊のように温かく見守るヒューマンドラマ。
次回公演も楽しみにしております。

Naked Girls - 裸の女達

Naked Girls - 裸の女達

劇団ノーティーボーイズ

ブディストホール(東京都)

2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

この劇団、今まで見なかったのを後悔するくらい素敵なお芝居でした。昭和の香りを全開で感じて、交差する時間に思いを乗せながらどんどんと引き込まれて行くこの世界観、素晴らしい!ストーリーも間合いも笑いもほんとに好みで終始全くストレスを感じないでただただ笑って泣けて泣けてまた泣けて。感動の舞台じゃないですか。最初は鈴木ゆかさんにつられて(?)見にきましたが、女優陣皆さんとっても可愛いのなんのって、キャラが際立っていて、ダンスシーンも有りのエンタメ抜群です。面白かった。次回作も楽しみになりました。

Naked Girls - 裸の女達

Naked Girls - 裸の女達

劇団ノーティーボーイズ

ブディストホール(東京都)

2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

予想を遥かに上回るすばらしい作品でした。笑いも涙も散りばめられて二時間はあっという間です。登場人物もそれぞれ個性的ながら魅力的で役者さんの熱演も光りました

Naked Girls - 裸の女達

Naked Girls - 裸の女達

劇団ノーティーボーイズ

ブディストホール(東京都)

2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★

いい意味で、昭和の匂いのプンプンする芝居でした。
ダンスも楽しかったし、エンターテイメントですね。
踊り子さんもみんな可愛いし、2時間の時間を、気持ちよく過ごさせてもらいました!

二十日鼠と人間

二十日鼠と人間

Quaras

東京グローブ座(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

どん底がロシアなら、こちらはアメリカの季節労働者の群像劇だ。人情劇の面もあってよく日本でも取り上げられるが、やはりお里は争えない。これはやはり、多民族、移民国家のアメリカの物語だ。
今回の上演は、ジャニーズのファンサービスのような公演で、私が観た回は平土間の一階に男性の観客は一人もいなかった。全員建くんの女性ファンである。そういう目的の芝居もあっていいのだが、主演者を考えればもっとやさしい演目があるのではないかと思う。また、演劇に向いているタレントとステージショーの方がいいタレントがいる。演劇が解る、と言っては語弊があるが、演劇的表現にセンシティブは人と、タレント表現や、ビジュアルで行ける人とは違う。そこをタレント事務所は冷静に見なければ。どちらがいいと言う事ではないのだ。タレント性だけで一晩の劇場を埋めるだけの観客を集める人もいるのだから。2時間45分。生音楽で盛り上げ、周囲の俳優たちは演劇にしようと健闘している。

月極セイラ ゴールデン★ベスト

月極セイラ ゴールデン★ベスト

Dr.MaDBOY

スタジオ空洞(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/10/04 (木) 19:30

 チラシの80年代感に惹かれて観劇。やや勿体ない印象が拭えない。若くして死んだアイドル月極セイラの関係者が集められるが、その人物達が次々に死んでいく…、という謎の提示は悪くない。また、それぞれの関係者のセイラ像が異なることを5人の女優にセイラをやらせることで表現するというのも悪くない。ただし、謎は最後まで明確には解けてないし、失踪した上野はどうしたのか、等、回収されないエピソードが多いのが勿体ない。女優さんは皆さんキレイでアイドル感満載なので、女優ファンには最前列で観られることを勧める。後、役者の名前だけでなく、配役表が欲しい。

誤解

誤解

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/10/04 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

アルベール・カミュの1944年の戯曲。
チラシのあらすじより少し多くを書くのでネタバレに入れます。

ネタバレBOX

『母と娘が営む小さな宿、二人は陰鬱な田舎から明るい海辺への移住を夢見ていた。そのために単身の金持ち客を殺して金品を奪っていた。今夜の客は20(?)年前に二人を置いて家を出た息子。成功した彼は妻を別の宿に泊め、二人を驚かせようと、正体を隠して二人の前へ出る。気づかない二人は…』

観るべきは予想される悲劇の後の3人の女性の言動でしょう。それは沢山のサブテーマを語っています。自殺、他殺、母と息子、母と娘、現状打破、等々。メインのテーマは…。分かっていないことを書いても説得力ゼロなので止めておきましょう。年老いた使用人も曲者ですね。

前半はどうにも退屈で時々意識が飛び、後半は娘の大量の言葉に理解が追いつけずで、戯曲を読み舞台を3回くらい観ないと私には分からないなあというのが正直な感想です。言い訳をすると、皆さん声を抑え気味なので集中して聴くのに疲れたということもあります。前日の若者の大きな声に耳が慣れてしまったのか、補聴器が必要になったのか(泣)。分からないものの、久しぶりに脳みそを動かすきっかけをもらったので星4つです。

公演に合わせて雑誌『悲劇喜劇』11月号(10/6発売)に新訳の全文が掲載され、内田樹さんの解説も載っています。会場でも先行販売中。
塒出(とやで)

塒出(とやで)

STスポット

STスポット(神奈川県)

2018/09/28 (金) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

ダンス系パフォーマンスの拠点STスポットに詣でる機会が多くなった。今回は新聞家主宰の人×ダンサーのコラボという事で、未見かつ評価も知らない二人の作品を観に劇場に足を運ぶ。全くの白紙で観劇に臨んだ者がそれなりに「二人が組んだ理由」を、僅かでも納得して帰る事が「成果」と言えるとすれば、私には殆ど成果が見出せなかった。
先立っての三条会の芝居の序盤、生徒が延々とふざけながら「ひかりごけ」を読む場面が続いた時、お年を召した一人のお客が席を立って行かれた。何を見せられているのか判らなかったのだろう。演劇の「進化」の過程とはそういうものだと納得しているつもりではあるのだが。

ネタバレBOX

このパフォーマンスは私の目には実験・試行である。拭えないのはこの程度のお試しを3000円という入場料を取って演るには、それだけの知名度というか期待が寄せられているのだろう事を想像する。人気の源は過去作品にある訳で、過去から現在に何が通底したのか、アフタートーク(ゲスト:佐々木敦)から手がかりを探ってみる。色々質問をして「段階的に」理解して行くプロセスを佐々木氏は踏んで行こうとされているようだったが、客席からの意見も交えた論議から、新聞家・村社氏の演出におけるこだわりが見え隠れし、今回の試行にある程度反映されたようだ、という事は判った(気がした)。
音響なし、照明変化でチャプターを分割する。テキストを発語しながら、ある踊りを踊る。1,2,1,2とメトロノームの数値で言えば50/1min程度だろうか、盆踊り系の仕草が1拍に1動作という感じで始まり、緩慢さが極まる。台詞を言うプロでないダンサーがテキストを言うのには楽な始まり、という風に見える。盆踊りは一巡りの仕草を音曲の拍にだけ合わせて踊る(曲の頭に同じ仕草が来るとは限らない)というものらしい。足は拍ごとの歩行、手の位置がほぼ仕草の全て、というくらい身体的負荷は小さく、しかも曲に合せて延々と続く事が「面白さ」であって仕草のみで「面白さ」は見えにくい(そのように作られた代物ではない)。曲の代りに、ぶつ切れの、本人が語る言葉が流れる。さてこれは・・。張らない声で仕草の合間を縫いながら台詞が出され(それはそれなりに難しい仕事だろうとは思う)、5分位は同じパターンを繰り返す。と、立ち止まってチャプター変化。私がみた所では3パターンやったら最初のパターンに戻った。そこは私をガッカリさせた。というのは動きが次第に変則的になり、難易度が高まるかと思いきや、楽な最初に戻ったからである。
トークの中で触れられないもどかしさを感じたのが、テキストそのものについてである。話は断片的に頭の中にイメージを作ったが、はっきり伝わらない。テキストを聞かせようとしているのかも判らない。ダンスとの関係が不明瞭なため、焦点をテキストに合せているのかテキストはダンスの添え物なのか位置づけが判らない。書き手とダンサーとのコラボというより、新聞家の「理論」をダンサーで試してみた、という形。従って書き手として「伝えたい」はずのテキストは、パフォーマンスのための道具で、特段これでなくてはならなかった訳でもないらしい、という理解となる。ならば一体何を見せたかったのか。という思いが残る。
「試行」は失敗の可能性を含む。今後のクリエーションに生かされる事になるかも、という想定で星はかのごとく。
ピタゴラスのドレス

ピタゴラスのドレス

DOOR

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

評判を耳にしていましたが、なかなかタイミングが合わずで、今回初DOOR。
お兄さんの準備していたスピーチが素敵すぎて。そっかぁ、私にも自慢できるものがあるんだなぁって、心がぐわぁんぐわぁんきました。
観に来れてよかったなぁって思えるステキなお話でした!

ミカンの花が咲く頃に

ミカンの花が咲く頃に

HOTSKY

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★

最初のうちは人の出入りや時制のアレで少々戸惑ったが、意味が分かってからぐんぐん引き込まれた。観劇から離れている時期が長かったので、西山水木さんは自分が小劇場通いを始めた◯十年前頃によく見ていた女優さんのイメージしかなく、こういう演出をする人になったのかと感慨深いものが。

さよなら竜馬

さよなら竜馬

おうさか学生演劇祭(合同会社HOP)

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2018/09/27 (木) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

膨大な台詞量と方言にテンポの速さ。大熊さん演出ならではの、壱劇屋さんらしいパフォーマンスあり。若手劇団員と学生で作られていることを感じさせられないクオリティとエネルギー量。圧巻でした!ステキなお芝居を魅せていただきました。

福富宝さんと田中穂先さん。このお二人の冒頭シーンがとっても素敵で、とっても惹き込まれました。歴史苦手な私も幕末の世界にグググっと入ることができました。

空っぽフラレーター

空っぽフラレーター

制作「山口ちはる」プロデュース

シアター711(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

空っぽフラレーター初日観劇!
夏めいろめいろ~3連続観劇中で今年6作品目あたる!
セットはシンプルいつも音響と役者演技で表現するスタイルでそれでも背景が映る凄いなー!
花ちゃん演じる三宅ちゃん表現力、演技力凄い何か愛くるしいていらい可愛い!
笑い所各所散らばっていて、お得な10話でまるで恋愛ドラマ観ている感覚でとても面白かった!
本当に素敵な世界観だわ
年内残り3本舞台あるらしい!
2:本は行く予定!

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

満足度★★★★

「テロ」という括りでの二作品の企画はおそらく、後半の海外戯曲「US/THEM」が端緒でこれが短尺である事からもう一作品、ここでプロデューサーの着眼はノゾエ征爾氏に。そこで氏からは既成作でピッタリのものがある、とこれを紹介されたという(今回は短縮バージョン)。
が、演出の山田佳奈(口字ック)がパンフに書いたとおり(テロを予感させる非日常性ではなく、日常の延長にしか見えない、との趣旨)、比較的のどかな不条理設定の芝居になっていた。最後になって「テロ」が横行する現実が種明かし的に浮上するが、この展開はそれまでの会話劇と乖離がある。そういう演出にしたのか、元々戯曲がそうだったのかは分らないが。
企画との整合性はともかく、よく書けた不条理(系)劇と思った。例によって自分はキャストも作者も演出も事前に把握せず劇場に駆け込んだから先入観無し。休憩時に作ノゾエと知って驚いた。やはり書ける人は違うな・・と。はえぎわ観劇2回、いずれも不条理度が高く、今回がむしろ「まとまった」芝居に思えたのだ。
その上で・・ 妙齢の男と女が、「人が殆ど通らない閉じた空間」に、女が動けず男が自由に動ける状態で居合わせるという設定は、様々な意味で制約も多いが、戯曲は様々なアレンジが可能に思われた。「まずこっちでしょ」と客席から突っ込みが入りそうな「こっち」の深刻さに見合わない話を延々と男が続けている。男のキャラ設定も多様にあり得て、それによってドラマの色合いが変わって来そうだ。ひょっとして「テロの影が見え隠れする世界」を暗喩する芝居にもできたのではないか・・と思えたりもする。
男役の政岡氏がある程度キャラを限定する風貌に思えるが、キャスティングの意図はどのあたりにあったのだろう、と気になる。もっと狂気じみた男が期待されたのでは・・と少し思った。女を助け出すより、助けようとする時間が延長される事を望んで立ち回っている、その動機は最終的な「行為」なのか、交際相手なのか、彼が名乗っているとおり劇作家目線でのネタ探しなのか。このネタ探しの線が濃いのだが、芸術家がなべて持つ偏執的行動として、成立させる事が必要で、最後にイメージを払拭するどんでん返しがあってもいいので、最初はまずその線を強く押し出して良かったように思った。
二人芝居だが、途中で女の携帯電話を通して女の古くからの先輩という人物が「登場」し、どうやら近くに住んでいる事も判明する。ラスト近く、男と女が紆余曲折を経てある接近を遂げた後、建物から出た男を、女の先輩がなぜか持っていたピストルで撃つ。話は「心の接近」というハッピーエンドの予感を断ち切られる事の「不条理」を、悲劇的結末と感じるようなアレンジで語られている。劇的ではあるが、突然銃を持って窓から見下ろした所にいた男を撃つ、という出来事は偶発的なものとしても突然すぎ、理想的にはなんらか必然的要素が欲しいが、希薄。ラストが浮いてしまう。喜劇テイストでの台詞劇、熱演であったが、何かが惜しいと思った。

後半は学校体育館を舞台に起きた襲撃事件で、そこに閉じ込められた生徒のうち二人(男女)が代表して、テロリストら様子などを実況中継する。従って基本はナレーションで、綱を張ったり周囲を回ったり肉体の動きが間断ない。野坂弘と尾身美詞、余談だがお似合いの年格好とキャラだな、と妙な関心で眺めてしまった。スズキ拓朗演出、なるほど。と後で納得。
二人が動き喋りながら張られて行く綱が、ある時緩み、その時私らはなぜ犯人らが天井に爆弾を仕掛けていたのかが分る。体育館の天井が爆発によって大量のがれきとなり、人々の上に降り注ぐ。
チェチェンでの実際のテロ事件を、詳細に、そこにいた者の目線で綴られたテキストは近年欧州で上演され話題になったものだという。

日本は、報復の悪循環としか見えないテロなる代物と、どう向き合えば良いのか、どう考えれば良いのか・・難しい問いにみえる。だが9・11で米国は「悪」に対する報復を宣言し、富を占拠する側とそうでない側との対立において富者は歩み寄らずシステム維持に汲々とするか、相手を叩きのめすのだという事が露呈した。日本はテロを「受ける側」だと自認する人が多いが(客観的情勢としては現在その通りだが)、逆もあり得るのが人間であり社会。変化の可能性の広がりの中から人は普遍的なものを探ろうとする。日本が凋落するなんて有り得ない・・この発想だってその意味で「偏狭」の名に値するだろう。正しく凋落していくべきだ、その道を見据えようなんて事を著名な演劇人が書いてたな。
テロによる悲劇を淡々と描いた今回の作品には、テロリスト=悪という単純図式はなかったと思う。が、淡々と描く悲劇はどうしてもそれを引き起こした者を「悪」として炙り出す効果がある。また、動きの多い「飽きない」舞台ではあるが、言葉への集中がその分(助けるよりは)削がれたように思った。

舞台『スペーストラベロイド』

舞台『スペーストラベロイド』

合同会社シザーブリッツ

上野ストアハウス(東京都)

2018/10/02 (火) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★

前半は日替わりネタなのか役者の自己満足のようなものが多く客席も湧いていなかったが、後半は物語が進むにつれて畳み掛けるような笑いが続き面白かったです。

Naked Girls - 裸の女達

Naked Girls - 裸の女達

劇団ノーティーボーイズ

ブディストホール(東京都)

2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★

レトロな感じの話でしたが
何ともいえない味があって楽しめた
2時間超えの作品ながら退屈や眠気は出なかったデス

開演時間も守ってくれて心地良かった(^-^)

ネタバレBOX

今日で最後の舞台となり閉館するストリップ小屋の現代と
昭和47年からの開館~全盛期だった頃の回想シーンを
交互に織り交ぜての人間模様と
各登場人物らの時間経過姿などをみせてくれました

舞台セットが小屋の楽屋という設定で
王道の「楽屋」幽霊さんも配してるトコが何ともレトロ(^-^)

突っ込めばいろいろとドロドロしそうな小屋の設定ですが
結構カラリと軽くしていてノリも良かったかな~♪
Naked Girls - 裸の女達

Naked Girls - 裸の女達

劇団ノーティーボーイズ

ブディストホール(東京都)

2018/10/02 (火) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

満足度★★★

ストリッパーのそれぞれの人生、事情がしみじみと沁みる内容でした。

ネタバレBOX

笑いとしんみりとくる箇所が随所にありますがなぜかタイミングか、強弱のウエイトか、割合か、明確にはこれだと断定できないのですが、しっくりときませんでした。最後の方のストリッパーのステージは間延びした、ちょっと長かったのではと思います。最初の方(2人組の踊りと次の1人(幽霊が観れる人)の踊り)はなくてもいいのではと感じました。
空っぽフラレーター

空っぽフラレーター

制作「山口ちはる」プロデュース

シアター711(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

制作「山口ちはる」プロデュース Vol 19「#空っぽフラレーター」を観劇。この1年で6度めの観劇となる山口ちはるプロデュースさんは、しかしこの間に12個の公演を打っている・・恐るべし

このところ、すっかり三宅里沙オシな私ですが、今回も素舞台のど真ん中で大爆発しています。スゴイです。

北◯悦◯子のトレンディドラマと見紛うほど!? の超ライトなラブストーリーだけど、達者な役者さんたちが超全力でアツく展開すると、こんなにも魅了されるものなのか... 1時間45分がホントにアッという間でした♪

お相手役の安楽信顕さんと、(みんな思ったでしょうけど)西出結さんが特に印象に残りましたが、スキのない展開力で素舞台を素舞台と感じさせない役者さん全員に拍手です!

ネタバレBOX

渡米経験者としては、ふつーに「アメリカ、一緒に連れてけば良いじゃん」と思ったけれど (^^;) それは、ライトなトレンディドラマ風ということで、気にしません! 最後は「そりゃ、そうだよね」な予想通りの展開だけれど、そこに向かっていく熱量とエネルギー、潔さが心地良かったです。
演劇魂

演劇魂

劇団Please Mr.Maverick

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/09/27 (木) 19:30

価格3,500円

「総論賛成各論反対」的に全体としてはいろいろな意味で面白かったのだが不満点とダメなトコもあったのが惜しい。

ネタバレBOX

まずは苦言。人が人に手をかけたくらいでは死にません。劇中劇の台詞にあった「あなたがギュンター様に手をかけたのですか?」は誤り。よくある間違いだが「あなたがギュンター様“を”手“に”かけたのですか?」が正しい。
こういう基本的なミスはあった途端に白けてしまう。

また、役者の演技だけで十分に盛り上がるだろう良い場面に何故センチメンタルな音楽を流して芝居の邪魔をする?
対象物を描くだけで十分ステキになりそうなのに背景もゴテゴテ描き込んで肝心の対象を霞ませてしまった絵画のよう。久しぶりにこのパターンに遭遇。

さらに個人的な印象で言えばラストは尻切れ気味。
大先輩に対する感謝や思慕の気持ちを表現したところで終幕となったが、それを活かしたことを見せるその後の稽古場面(←一例:マイムだけでも可)のエピローグが欲しかった。

さて、以降は良かったところ。

上演中の劇中劇に客席からヤジを飛ばしていた柄の悪そうな(笑)客を終演後に追及し「お前が演ってみろ」と劇団側が迫ったところ迫真の演技を披露され、主宰と演技バトルをするという冒頭シーンで「ツカミはオッケー」。
そして、ベタで暑苦しくてクドい(爆)「いわゆる熱演・力演」をする男に対し主宰は抑えた自然な演技で対抗するのかと思いきや、更なる熱演・力演で圧倒するという「文字通りのチカラ技」での解決から「名演技」を「記号化」したのだな、と感心。
そういう意味では少年ジャンプの漫画を舞台化したよう(笑)。

そうしてその男を団員とした劇団の快進撃と大手事務所の陰謀(?)などを経てのクライマックスの演劇バトル/演技バトルがまた(オーソドックスなものも含めて)イイ。

・1回戦で「ヤジ男」とその実の兄である人気俳優が演じるラーメン屋の即興劇は彼らの演劇人生の暗喩
・その後の他の参加者たちの演目を音響処理で早回しにして時間を短縮する(最初は何で音声を録音で流すのか?と思ったが理由がワカって膝を打つ)
・最終戦の即興劇で劇団との出会い(現実での冒頭シーン)を演ずる

など、巧かったなぁ。(それだけに先に挙げた点が惜しい)

このページのQRコードです。

拡大