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傭兵ども!砂漠を走れ!

傭兵ども!砂漠を走れ!

劇団6番シード

新宿村LIVE(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

いちいちいい写真みたいなシーン(ほめてます)の連続。そしてストレスなく観られる役者さんたちの基本スキルの高さ。なかなか小劇場界隈ではおめかかれない現代戦のリアル戦争ものというだけでも一見の価値がある公演。

咲き誇れ

咲き誇れ

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/09/23 (日) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

赤坂REDという端正な劇場に、土着臭が魅力の松本哲也戯曲が合うだろうか、と気にしながら観劇。相変わらず「痛い」人間が登場するが、どの人物の目線に合わせるか、焦点が定まらない「探り」の時間が長く、しかしヒントと思しい言葉が気になりながら回収の時を待つ。やがて関係図が鮮やかに表れてくるのが松本戯曲の魅力だ。
よくぞ「痛い」人物を作り上げるものだ。実際にはどこかに居ておかしくない人物であり、心の奥を覗けば誰しも身に覚えがあったりもする。
どの人物も主語で語れるドラマを持つ群像劇の中で、約一名掬い切れなかった人物が気になるが・・。(どうとでも位置づけ可能なパイとして、自分がステージでギター弾き語りもやる店長、明日閉店でも平然としている人物を置くというのも、うまいと言えばうまい。)

ネタバレBOX

自死を選ぼうとした男がどうやら「病院に担ぎ込まれたらしい」と状況を伝える台詞に、観客自身が望めば「希望」を見いだせるだけの余地は残される。照明が静かに暗転へ移行すると、いやどうしても生きてもらわねば困るしそうなるはずだ・・そう願っている自分がいる。この「補完」を観客に促すぶっきらぼうなラストだ。
が最も蓋然性の高い展開は、それだろうか。剣呑な話題(「痛い人」の不注意で同僚を事故死させた事)には、当人が更生した分だけ、他者から言及されやすくなるのが常。それに耐えるだけの素地が「彼」にあるかのか・・いや、無いだろうというのが彼が姿を消す直前までの印象だ。
彼の偉そうな口ぶりは、後から解釈すれば「俺はダメだ」と言外に告げていて、つまり、己のダメさ加減を彼はある仕方で悟っているようなのだが、それを「分かった」とて「変われる」わけではなく、一度ニヒルを飼ってしまった更生困難な「心」を持て余して、甘えるだけ人に甘え、己に絶望する「彼」という存在がそこに転がっている。1㎜も言い訳できない無惨な醜態を晒して丸太のように転がされている。
だがその存在を芝居は見放さず、突き放し過ぎず、見つめているのだ。
・・・人間の本当の姿、弱さを抱えた姿(時にそれは罪を背負う加害者の顔をもつ)を「見据える」というその事の中に、微かな光明をみる。
イヌの仇討あるいは吉良の決断

イヌの仇討あるいは吉良の決断

オペラシアターこんにゃく座

吉祥寺シアター(東京都)

2018/09/14 (金) ~ 2018/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

確か2002年頃がこんにゃく座初観劇だから以後の新作は萩京子作曲による作品(寺島陸也作曲「変身」を除いて)。林光作曲には旧作の再演で二つ程お目にかかったはずだが後継者=萩京子との本質的な差を感じず、聞き流したようだ。
今回の林光楽曲にはこれまでにない深い水深にまで引っ張られた感がある。そして恐らく舞台の展開との絶妙な対関係があった。演出は上村聡史。何より惹かれたのは井上ひさし作品だという事。元々の戯曲を林光がオペラ台本化・作曲した。

オペラとは台詞に旋律(曲)が付く様式だが、ストレートプレイの台本に旋律を当てはめるのは元々無理を承知の助。林光の文章に、歌で台詞を言うと三倍の時間を要するとあった。オペラ仕様に書かれていない戯曲、しかも細部からドラマを展開させる井上戯曲では、削ぎ落とすのも苦労だったろう。上演時間3時間弱(休憩込み)。
生身の人間の表現の幅・バリエーションと、十二音階のピアノの語彙(表現のバリエーション)とは比べるべくもなく、芝居の前段は「台詞を続けるための旋律」が長々と続く部分があって睡魔に抗えず。一、二年前こまつ座の『イヌの仇討』(東憲司演出)を観ていたものの、かなり眠ってしまった観劇だったため細部は覚えず、今回はドラマの骨格が組み上がって行くのを面白くみた。こんな話だったか・・と、井上作品の構造の確かさに唸る。

ネタバレBOX

芝居は「忠臣蔵」の一方の立役者、即ち悪役・吉良上野介が、自邸の敷地にある味噌蔵へ家来やお付の者らに導かれて入って来る場面から始まる。
美術は乘峯雅寛。実在した吉良邸の蔵だからか、リアルのさかさま、舞台奥の広い面全体に大雑把な筆の手描きの「内壁」(落語「だくだく」のよう?)が張られ、両端が角で折れて側面の壁の途中まで来ている。上方に横長の隙間があき、提灯様の横筋の入った巨大な月(の一部)が覗いているカタチ。下場は奥と上手側に一段高い三、四尺幅の板、中央は広間となる。この簡素な大きな長方形の内外全体が演技エリア。

時は折しも生類憐れみの令を下した五代目将軍綱吉の世、「松の廊下」の刃傷沙汰での沈着な対応を褒められ、吉良は「お犬様」を下賜奉られたが、下手に扱えないその犬も連れての避難。・・と、床の堅さが足に痛しと嘆く(歌う)吉良に、お犬様が乗っている錦の座布団をと提言する者、「滅相もない、お犬様が第一(お上に知られては一大事)」と反駁する者、ややあって妙案「お犬様を抱いて座布団に座れば不敬の謗りは免れよう」・・といった武士階級への皮肉めいたくすぐりが序盤にある。

芝居は吉良側の登場人物だけで進んでいく(声だけは敵のものが入る)。敵・大石内蔵助以下の赤穂の浪士も「登場」する。それは横を向いた侍の輪郭を切り抜いた板(ベニアか厚紙か)を、黒子が持って。それを舞台ツラに四つ並べて、上方の隙間にも影がシルエットが見えると、敵に包囲された状況。また板を持った黒子二人が掛け合いをしたりも。戯曲では恐らく「声」とあるのだろう箇所をちょっとした見世物に変える演出の妙技だ。

この話は忠臣蔵のパロディだが、史実としての赤穂浪士の決起は、庶民の関心、同情、憧憬を勝ち得、その事が両者の帰趨に影を落とす。謂れのない誹謗との吉良側の不服もっとも。徳川家と濃い姻戚関係を持つ吉良家、お上の信頼をもとより得ているものの、不穏分子による討ち入りの危険を逃れ、蔵にこもる事に。が、次第に情勢の変化が起きて行く(のを吉良は察知する)。不安に揺れ動く心情の吐露に、「うた」は最適である。お上が事態に介入せず様子見を決め込んだらしい(つまり応援は出さない)と「読んだ」吉良は、一つの覚悟を腹に決めた様子である。演じた劇団古参の大石氏は、尊敬に価する人物像を既に作っている。

世間にも権力にも不当に見捨てられた者の最期を追体験する物語は、氏族階級の中に庶民の代表である盗人一名が紛れ込んだ事で立体化してくる。また敵の網をかいくぐって情報をもたらす春斎という厨房の者も「外」の風となる。特に彼が伝える総大将大石内蔵助の言動が、吉良に事態を読み取るヒントを与える。やがて吉良は、大石がこの騒ぎを道理の無い茶番であり、大きなうねりに飲み込まれて非の無い相手を「仇討」たねばならぬ事態だと捉えていると洞察する。そしてその生け贄は、今この蔵に押し込められた、いたいけな?吉良の者たち・・。

ニクイ演出は随所にあったが、圧巻は急速にシリアスを窮めるラスト。事態を厳粛に受け止め、なお生きよういう思いで刀を手に出て行く者ら、そして最後には腕に覚えのある吉良自身、美しくかたどられた彼らの輪郭が舞台上方に収まり、高みに達した旋律がリフレインし、「忠臣蔵」の裏面史が「忠臣蔵」本編さながらに男泣きを誘う「滅びの美」として完結した。いや、隣席の「女性」も泣いていた。

見事忠臣蔵を逆転させたパロディが、皮肉の炎をこうも激しく焦がす話だったとは・・こまつ座の舞台の時には読み取れなかった(寝ていた者が何をか言わんやだが)。

さて侍より世慣れて一枚上手の泥棒も、刀には抗えず・・と見せながら、去る気がなくて居る様子の彼は、実は人情に厚く、やがて吉良家の「仲間」と自任し、白状するに至るという「変化」がある。事態逼迫した終幕近く。泥棒は「決死の闘い」に備えるべく物を取りに外に出ようとしたところ、敵の刃に倒れる。痛ましい死を前に悲壮な覚悟を決めた彼らはあたかも「明日」があるかのように、談笑する。若い侍二人はお付きの者二人と「お似合い」とのお墨付き、明日祝言を挙げる約束をし、先輩は「高砂」を謡ってやると半ば冷やかし。その時既に「内壁」の描かれた布幕は落とされ、闇のような光のような「向こう側」が現われている。
侍たち一人、また一人と正面奥中段、月の見えていたあたりに集まって刀を構えて不動の体勢、見守る女たち。最後に吉良自身がそこへ昇って行く。断頭台への階段に重なるが、「生きよう」というつもりは変わらない、その事を強烈に印象づける「形」・・「向こう側」を、侍たちは未来(少し先の、あるいは数百年先の)であるかのように見つめている、と背中が語っている。私も日本人の一人という事か。滂沱の涙、をどうにか堪えながらもこのドラマの構図が持つものには抵抗できず、震えた。名も無く、又は悪評の内に消え去っていった歴史上の何万何億の人間が、その生を昇華(鎮魂?)される儀式。これを仮に「演劇」だと定義するなら、この和風オペラこそ演劇の王道。
美しいシルエットとなった彼らは、その「美」において(赤穂浪士に劣る事のない)伝説となった。。
井上ひさし、林光(以上故人)と、上村聡史の合作に惜しみない拍手。
おとながたり

おとながたり

ハグハグ共和国

劇場MOMO(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

とても演技力のある役者さんが多かった。ダンス3人組は上手でした。
少しわかりにくいところがあったが、楽しめた。

いかにも、秋の脱臼祭り

いかにも、秋の脱臼祭り

藤一色

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2018/09/21 (金) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/25 (火)

25日ソワレを拝見。
内容は、前半が『人魚姫(脱臼)』、後半が『白雪姫(脱臼)』の短編2本で1時間。

【追記】
チカラ業多用な笑いの質はともかく(☜おいおい!)、会場内の笑いの量は相当あったので、一晩経って考え直し、☆を3つから4つに引き上げときますね。

ネタバレBOX

『人魚姫(脱臼)』は、魚人野球リーグの下位チームのピッチャー・アジが肩を脱臼したため、代わりにエースとなったエビが、強打者カンパチ率いるリーグ最強チームに挑む話。
『白雪姫(脱臼)』は、女王が魔法の鏡から世界一の美女と聞かされた白雪姫、実は彼女の魅力の源泉は両腕の脱臼で…という話。
『白雪姫』の方はまだ僅かでも原型が残っているが、『人魚姫』の方は木っ端微塵!
そんな大胆に改編された、清々しいまでにバカバカしいストーリーを、若い役者さんたちが大真面目に全力で取り組んでいるのだから、いやぁ~、腹の底から心地よく笑わせてもらった。

そんな熱演の役者陣の配役について記しておく。

『人魚姫(脱臼)』
エビ(脱臼したアジの代わりにマウンドへ)…五味茉莉伽さん
ヤドカリ(キャッチャー)…遠藤遥風さん(今回の短編4本の脚本担当)
アジ(本来のエース)…安井萌さん
カンパチ(リーグ1の強打者。実はアジとは知り合い)…小澤優斗さん
魔法使い/実況アナ…松井誠人さん

『白雪姫(脱臼)』
白雪姫…高松優さん(唄声が綺麗!)
女王…佐藤友美さん
魔法の鏡/王子…鈴木雅樹さん
女王に忠誠を誓う漁師…林太久磨さん
小人…藤口圭佑さん
おとながたり

おとながたり

ハグハグ共和国

劇場MOMO(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

千穐楽を観劇

 歴史を感じさせる土岐の舘、そこで繰り広げられる時代を超えたファンタジックな物語、
魅力的なバーチャルリアリティの世界を堪能しました。

 役者みなさんの情緒豊かな演技により優しさに溢れた世界に包まれ、心が温かさに満たされて幸せな気持ちになりました。
 現代と土岐の舘が創り出した仮想現実の過去の世界を同化させたラストシーンも、
何とも言えない心地の良いエンディングソングが情景を更に豊かにし、心の奥深く染み込む素晴らしい舞台でした。
 
とても良かったです。

令嬢ジュリー

令嬢ジュリー

FAL (Film Acting Lab)

王子スタジオ1(東京都)

2018/09/22 (土) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★

映画しかしらなかったですが、結構芝居でもやってるんですね。

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

ラビット番長

あうるすぽっと(東京都)

2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

実際に介護を経験した人ではないとわかりにくい部分があるはず。
そこを新人にベテランが教えるという形で観客に解説をしているわけですね。
なるほど!と思うと同時に、あ、ここは解説タイムだなとも感じるわけです。

解説しているなと思わせずに、解説になっている。という風にできた時に真の名作、真の代表作になると思うのですが。

それで十二分に面白かったし、良かったです。

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

ラビット番長

あうるすぽっと(東京都)

2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

きっと作者は丹念に調査、聞き取りをして作ったのだろうなあ、と感じたのですが。
なんと元ヘルパーさんだったんですね。
現場を知る人ならではの説得力を感じました。

おとながたり

おとながたり

ハグハグ共和国

劇場MOMO(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

予想していたよりもずっと良かったですよ。
SF要素なければ、もっと良かったとは思うのですが。

ネタバレBOX

でも輪廻を描くためには仕方なかったんでしょうかね?

他の方法があれば、それの方が良かったとは思いますが。
二階から目薬

二階から目薬

劇団東京ドラマハウス

シアター風姿花伝(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

序盤で情報漏洩した犯人が分かった際「あーーこれから皆が犯人捜しをするんだろうなぁ」と思っていたのだが、まさかの2転3転にやられました。

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

満足度★★★

踊るよ鳥ト~はどうしたらそんな状況に陥るのさとストーリーの不条理さにクビをかしげてしまいたくなった。ロープと絵で表現された学校のテロは斬新に思えた。

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/22 (土) 14:00

『US/THEM わたしたちと彼ら』
傑作。これも2人芝居で、テロリストに占拠された学校の2人の男女生徒が主人公。
舞台に2面ある壁に、白墨と映像で、その日の学校の状況の変化を描き切る。
舞台に張り巡らされたテープは、交錯した立体感で、緊迫感のボルテージを上げる。
このあたりの演出や、舞台説明はどのようになっているのか、とても興味深い。

また、人質となった人数が、少しずつ減っていくことが、2人によって言葉で発せられ、壁の人数を書き直していくのだが、これも時間の経過と、死体が出ている体育館の状況を想像させて、観客を息苦しくさせる。

ネタバレBOX

ラストは、ちょっと陰惨な感があるが、それも全て観客の想像力に委ねる演出は、何とも切なく、やりきれなさを観客と共有させることに長けたものだと思う。

観劇後には、「出口なし」千秋楽を観に行く友人に、この舞台の観劇を勧めておりました。
『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/22 (土) 14:00

『踊るよ鳥ト少し短く』
扇風機に髪が挟まった女と、それをほぐして助けようとする男。
下の世話まで申し出る男と、それを任せる女。そして女が携帯電話でしばしば相談をもちかける林先輩。
この物語の中では、実際にはどれくらいの時間が経っているのだろう。不条理極まりない舞台で、時はどのように刻まれているのか、とても気になった。(この2日後に、また時間の観念のない不条理劇「出口なし」を観たので、今となっては余計気になる。)

それと1つだけ注文を、途中の舞台変更のための休憩だけれど、はっきり何分間の休憩と言って欲しかった。トイレにしても、飲食にしても、時間があやふやだと安心して行けないし。

ネタバレBOX

男と女は、キスをするが、これは恋愛の暗示?
ラスト、結局扇風機の羽を取り外して、林先輩からのいじめと自らの孤独を悲惨な叫びで訴える女の、何とも滑稽で哀れな事か。ラストでは、助けようとする男が、携帯電話を持ち出して林先輩の声役になるのだが、これは2人芝居が故の代役なのか、それとも何かの暗示、この不条理劇特有の、男=林先輩といった、女にひたすら関わろうとする同一人物としての比喩なのかな。
さらばコスモス

さらばコスモス

世界劇団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/09/22 (土) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

想像芸術としての人間に 一層研ぎ澄ました斧を振り下ろす感覚、か。 『いったいでーす!』に痛みを感じぬ即物性 と 『そうそう』や『もしやもしや』にネタネタ笑う俗物性・・・ 現実とシンワする重奏構造に絡め撮られてしまうマジカル・パフォーマンス。

For スマイル〜ソコニイルコト〜

For スマイル〜ソコニイルコト〜

プロデュースユニット「ななめ45°」

ルンチェルンバ(大阪府)

2018/09/21 (金) ~ 2018/09/23 (日)公演終了

満足度★★★

ひとつひとつ積み上げていくような作品
小さな空間で想像のイメージが膨らみます
まるで小説を読んでいるような穏やかな物語でした♪

飛翔将軍

飛翔将軍

ガラ劇

萬劇場(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/23 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/09/23 (日) 16:00

「天動虫」のジョニーさんと木崎さんが出演するということで観劇。
あまり、この手の剣劇ものは観ないのだけれど、贔屓の女優さんたちが別の舞台に立っているのを観るのは楽しい。
「天動虫」でも、帆足さん以外の方が演出することもあるのだけれど、やはり劇団それぞれに文化があるので、別の色に染まるというか、
新たな魅力が引き出されるのが楽しみ。

今回は特に、ジョニーさんが香り立つような妖しさを見せて、曹操や呂布を懐柔していく様は、新たな魅力発見といったところ。

ネタバレBOX

呂布が負けない3つの条件
1.女から生まれた人間には負けない。
2.森が動かなければ負けない。
3.虎にならなければ負けない。
結果、呂布は負け、死に追いやられるのだけれど、2と3は舞台で説明されたものの、1はどいういうことだったのでしょうか?
誰か教えてください。
出口なし

出口なし

シス・カンパニー

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/08/25 (土) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/24 (月) 14:00

座席1階D4列5番

新国立劇場の新芸術監督に就任した小川さんが、本番の新国立劇場主催公演に先立って、シス・カンパニーの公演で手腕を発揮。

東京公演の千秋楽を拝見しました。
80分と短めの芝居だったが、お互いの死の背景の自白から、人間関係の当てこすり合い、そして眠らずに、永遠に時を過ごさねばならない3人。
彼らがいるところがどこか、ということが徐々に判るということでしたが、案外、序盤で判明するのは、演出なのか、台本なのか、そもそも元脚本がそんな感じなのか。

3人3様にリズムよく、感情をむき出しにするかのようにセリフを応酬する。
いやあ、皆さん芸達者ですね。80分という時間が、とてもテンポよく流れていく。

でも、一方では、1分100円という割高感はある。満席であることを鑑みれば文句を言うべきではないのだろうけれど、素晴らしい舞台でより多くの人に見てもらいたいことを考えると、もう少し価格を抑えることはできなかったのかなとも思う。

多部ちゃんの水色のワンピースがかわいかったな。

1つだけ注文を。翻訳で、若い女性役のセリフの語尾を「・・・だわ」とする表現が多いのだけれど(この芝居で言うと多部未華子役)、時代がかった芝居ならともかく、現代劇ではどうも違和感が。

ネタバレBOX

出口はない、ということだけれど、外に出ようと悪戦苦闘したガルタンが、唐突に開いたドアの先に観たものは何だったのか。彼が部屋を出ることを辞めた理由は何なのか。イネスをドアの外に行かせないものは何なのか。

召使は、ドアの向こうには廊下があるだけと言っていたし、彼ら3人もドアの向かうから入ってきたわけなのだが。

固定された椅子と、召使はやすやすと動かしたにもかかわらずガルタンには、その重さからびくともしない銅像。ペーパーナイフは死ねないことを確認するための装置?

ラスト、これから永遠の話し合いに入ろうと呼びかけるガルタンの諦観が籠ったセリフ。
「他者は地獄である」鏡がなく自らを確認できない3人は、永遠に他社の眼に晒され続ける。彼らは目をつむることはできても、眠ることがないのだから、他者を意識から外すことはできない。これがやはり地獄なのか。


イリスの十字架

イリスの十字架

ミステリー専門劇団 回路R

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2018/09/21 (金) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度

鑑賞日2018/09/22 (土) 18:00

前回拝見した「恐怖王」は、自虐的に江戸川乱歩で最も人気のない作品とおっしゃっていたけれど、どうしてどうして怪物譚として、面白く見させていただきました。今回は本格推理ということだったのですが、、、、
何をどう推理するの???

「恐怖王」の時は、一向に気にならなかったのだけれど、役者さんにもうちょっと華があってもよいと思う。
下手とかということではなく、ミステリーに若い美女は、やはり必要です。

ネタバレBOX

悪魔崇拝の邪教集団が登場、彼らの目的は、魔女の復活。
そのための生贄を求めて、ってこれスリラーだよね。と思い、狂信者による無差別殺人か、と思わせて終了かと思いきや、
ラストはサイコパスの犯人登場。って、確かに、シャム兄弟の件は画像語られているけれど、どうしたって唐突すぎやしないかな。
明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/21 (金) 14:00

価格3,500円

副題の通り原爆投下の前日を中心に描いた戦時中の一般市民の生活。その意味で「この世界の片隅に」も連想するが描かれるのがほぼ1日のことだけに、凝縮された感覚。
そして慶事が複数あるも翌日を知っている身にはそれが却って切ない。

また、降伏勧告ではないビラ、軍部(?)はある程度の情報を得ていたこと、「足手まとい」のことなどは本作で初めて知り、戦争の恐ろしさを改めて認識。

あと、セオリー通りあるいは教科書通りではあったが、ラストシーンの表現も見事。

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