
修道女たち
キューブ
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2018/12/01 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★
今回は、いい席がとれず上手後方の端席。
タイトルのとおり、ほとんどの女優陣が修道服のため見分けがつきにくく、声を頼りに見分けることに。神父は登場しません。
当然、神様関係のストーリー、国王が認めない宗教ゆえに起こった悲劇。
みのすけさん、犬山イヌコさん、鈴木浩介さんらが飽きさせないための笑いをいれていますがわたしは数回撃沈してしまいました。(笑)

愛されたい娘と愛せない母
ナシカ座
ぽんプラザホール(福岡県)
2018/11/27 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

えんとつ町のプペル
ナイスコンプレックス
調布市せんがわ劇場(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★
■120分強(途中休憩込み)■
この物語にゴミ人間って必要か? その存在意義が感じられない上、大事なシーンの演出がもうひとつ。

墨と考えて飛沫
埋れ木
インディペンデントシアターOji(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
鑑賞日2018/12/05 (水) 19:00
価格2,800円
19:00の回(曇)
18:30受付、開場。
座席の前後でほとんど余裕がない(=普通には入れず出れず)ので用のある方はお早めに。
19:05開演~20:49終演
舞台は6分割(居室4と屋上と屋外)
当パンには役名(フルネーム)と役者名(14名と多い)が併記されていますが「どんな役」なのかもお願いしたい。
過去公演では
「空の花壇は香らない(2018/8)」「リンゴのために甘い(2017/12)」。
新開知真さん:みっちゃんのことは死ぬほど好き だけど、生きてていいかな(2017/8)、降っただけで雨(2017/5)。
林揚羽さん:大人生(2017/3)?
加藤睦望さんは2015/10の公演、津嘉山珠英さんは2015/4の公演が初めて。それから3年で競演(姉妹役)というのは不思議な感じ。
若林さんが弾いているギターの赤○は何だろう? 擬似サウンドホールでもなさそうだし(そんなものあるのか?)。
一番シンプルなデザインながらヘッドがお洒落。
加藤さんはちゃんと結婚指輪をしていた。
どれもが綺羅星のような関係でもないたくさんの男と女、あるいは男only、女only。
街は眩しい電飾世界、いつから聴こえ出したのかこの時期特有の音楽であふれている。私が好きなのは「Little Drummer Boy」。客入れの♪も季節感だせばいいのにと思う。
男は弱く女は強い...のはどうしてだろう。
喧騒とは無縁となった世代としてはなんとなく懐かしくもあり。
また、来年。

ソング&ダンス 65
劇団四季
キャナルシティ劇場(福岡県)
2018/11/23 (金) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

センチメンタル・ジャーニーズ
guizillen
サンモールスタジオ(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/29 (木) 14:00
価格2,800円
【Aチーム(オリジン版)】
前夜にドカ盛り(比喩)のBを完食した身にとってはメガ盛り的な?(笑)
成立過程から言ってAが「基本」でBが「応用編」であるが、内容的にも「娯楽に特化したB」に対して育児放棄や親の役割に男女の区分はないなど「メッセージ性のあるA」と言えよう。
とはいえ、ツイッターなどで「全く異なる」の声が多いことから予測したほど大きく違ってはいず、喩えて言えば「二卵性双生児」といったところか。
そして、おカマちゃんたちが保護し擁護する対象が異なることによる「翻案」具合を「そこはそう変えたのね」「あれはまんまか」と比較しながら観るのは「七人の侍」と「荒野の7人」的な。
しかしこれ、A→Bの順で見たら印象は違ったのだろうか?
で、いつかCバージョンなどあるのか?(笑)

残り火
劇団青年座
ザ・スズナリ(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/01 (土)
交通事故の被害者家族とその加害者家族のお話。チラシに掲載のある通りで、なるほど。加害者の家族の面倒をみている滝本さんが怖すぎる(笑)。なんかみんな心が縛られているんだよね。

逢いにいくの、雨だけど
iaku
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/30 (金)
もうね、ほんと、いやぁ、グッときました。「事故」しかも子ども同士の…身近におきている事だけに、それぞれの視点からの思いとか…うまいなぁ。

ゼブラ
ONEOR8
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2018/12/04 (火) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/05 (水) 19:00
初めてONEOR8を観たのが、TOPSでの『ゼブラ』(のおそらく初演2005年)だった。そのときもすごい芝居だと思ったが、今回も見事な芝居だった。父が浮気して母子家庭となった4人姉妹の母が亡くなり、葬儀の準備をするのだが、時に時間軸が動いて子ども時代に戻ったエピソードなどが繰り返される。一人残される三女を演じる冨田直美が秀逸。エンディングが印象的だった初演とは終わり方が違っているように思ったが、勘違いか?それでも、心に残る舞台である。

オイディプス=罪名
クリム=カルム
新宿眼科画廊(東京都)
2018/11/30 (金) ~ 2018/12/05 (水)公演終了
満足度★★★
12/2の11時半の回を観劇しました。トイレにも何か貼られていたことは知らず、それ以外をしっかり堪能させていただきました。本来の楽しみ方ではなかったようですが、360度で展開しているお話を観ることはなかなかなく、本当に舞台の中に入っている印象があります。あらすじだけを知っている状態で観ましたが、刺激的で斬新な演出に驚きながらも、お話はすとんっと自分の中に入って来ました。帰りに気になって原作(もちろん翻訳)を買い一気読みしました。原作の内容がより分かりやすくなっていた気がします。オイディプスが民衆に語り掛けるとき、普通に目が合う。意志の強い瞳に揺れ動かされる。あの距離でなければ味わうことはできなかったと思います。一度だけでしたけど、観劇出来て良かったです。

日本の歴史
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2018/12/04 (火) ~ 2018/12/28 (金)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/04 (火) 18:30
『日本の歴史』を期待して観に行くと肩透かしを喰らう。単純に日本の歴史を扱うのではなく、テキサスの一家の歴史を、日本の歴史と比較して描く、という変わった手法で、歴史は繰り返される、というメッセージを伝えているように思った。しかも、それを7人のミュージカルで、というのだから、役者陣は大変だが、面白い舞台ではあると思う。

隠れ家の人々
劇団龍門
シアターシャイン(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

Gloria
芸術集団れんこんきすた
劇場HOPE(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
ドイツ出身の名女優、マレーネ・デートリッヒの前線慰問を巡る物語だ。ナチスの実効支配に抗してアメリカに渡り、連合軍の広告塔としての勤めを最後まで為した壮絶極まる、パトリオット(愛郷者)の半生を描く。
殆どの人は、事実や真実ではなく、洗脳の為垂れ流され、受け身に生きていれば皆と同じ視座で生きられる嘘を目指している、ネタバレに書かれたようなことではなく。何となれば楽だからだ。(2度目追記2018.12.9 02:52)

空想科学II
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
開演前から板付いてるベッドの二人。一人の頭には・・‼だがもう一人はそれに頓着なし。既視感を覚えて記憶のページを捲ったが、うさぎストライプ観劇じたい1、2本。「デジタル」の光景は仄かに残るが、粗筋をみるとほぼ同じらしい「空想科学」(2014)、どうやらアトリエ春風舎で観ていたようだが、記憶にない。脳天斧以外、本編通して何も思い出さなかった。
うさぎストライプの舞台は力みがなくふわふわとしている。強く主張もしなければ訴えもせず、伝える事にさえ遠慮がちに見える。断定を避け、出る杭にならぬよう振る舞う現代人の習い性が舞台にも反映、だったらやらなきゃいいくらいな印象。
しかし、人物とエピソードを増やした今作は、しっかり印象に残ったようである。
こういう系の芝居を見慣れて来たせいかどうか、判らないが、自分と全く無関係な話ではなく感じられたという事だろう。勿論相変わらずふわふわしているが、それなりに精一杯、人生讃歌を届けるべくやっておられる、と。
このユニットの特徴である歌や踊りが、ドラマ性を高める相乗効果を生まず、不要な婉曲表現で希釈している感もあるが、師匠平田オリザ風の歌の用い方を私が好まないだけの話かも。今回はある楽曲に乗って得体の知れぬ諸々たちがベッドの周りを踊り巡るシーンがツボに当たった。そしてタカハシを演じた男のキャラ。

劇作家と小説家とシナリオライター
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
「B日程」 現実世界と作品の中の世界がエッシャーの絵のようにつながり、そこに全く別の絵がコラージュされているような奇妙で雑多な味が心地良い。またテンポの良い演技でまったく退屈することはなく、豆知識的なこともいくつか勉強になった。しかし書かれている絵が何だか結局分からなかった(汗)ので満足度は星3つ半くらい。なのだが福田真夕さんのくっきりショートヘアに心を鷲づかみにされてしまったのでプラスして4つか。

センチメンタル・ジャーニーズ
guizillen
サンモールスタジオ(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/28 (水) 19:00
価格2,800円
【Bチーム(アドバンス版)】
雨の夜にふとしたことからおカマちゃんが保護した女子高生は妊娠しており……から始まる物語。
プロローグでちょっとホロリとさせられ(時を隔てての再会という状況に弱いのじゃ)続く冒頭場面でのおカマちゃん達の優しさに泣かされ、このままいったらどうなるのか?と不安を抱いた(?)がそれは杞憂に終わり、以降は攻略型バトルアクションゲームっぽい「いかにもguizillen(偏見込み)」な展開。(爆)
端的に印象を語れば、ご飯何kgにルー何kg、海老フライ何本にトンカツ何枚、さらに焼肉何g、から揚げ何個をトッピングした「ドカ盛りカレー」みたいな。(更爆)
がしかしそれはGャルS根級じゃないと食べきれないなどという否定的な意味ではなく、あれもこれもトッピングしていろんな味や食感を楽しんでもらいたいという「店主のサービス精神/心意気」が滲み出ているという良い意味の比喩。
なお、1階入口(と地下への階段の下り口)のスタッフさんが「こちらはサンモールスタジオ、guizillen「センチメンタル・ジャーニーズ」です。○○○(無関係なので伏せる)は、この先シアターサンモールです」と繰返しアナウンスしていたのもファインプレー。(喝采)

喜劇 有頂天団地
松竹
新橋演舞場(東京都)
2018/12/01 (土) ~ 2018/12/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
前2作が「有頂天・・・」と謳っておきながらなかなかほろ苦い感があったので、今回もちょっと警戒したのでしたが無事笑って終わりました。まあ、隣近所いろいろあるでしょうが。
冒頭、いつもよりだいぶ高い声のえりさんに笑ってしまいましたが、最後まで普通の(?)えりさんに戻る事なく若い奥さんになっていました。娘さんの騒動はどうなってしまったのか気になるところです(笑)。3面の回り舞台も見事でしたが、パンフレットにもあったように思ったより広く見えてしまうのが難ですかね。

六月の斬る
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
遅くなったけど面白かった。それぞれのキャラが立っていてちょっとしたやり取りも良かった。
殺陣もカッコ良くて新撰組三人もいい感じで大満足。

空想科学II
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

離々として連々
迷子の遊園地
サブテレニアン(東京都)
2018/12/01 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
昔、アルチュール・ランボーの詩集が面白いと言っていた人に感化され、自分でも読み始めたことがあります。
言葉の端々に、面白さの欠片のようなものは読み取れるのですが、全体を把握しようとすると、たちまちすり抜けていってしまう様な感覚になりました。
この舞台を観たとき、その感覚を思い出しました。
今の自分には、ほんの一部しか理解できないけど、きっとこの舞台を面白いと言うことができる感性を持った人が居るのだろうな。
舞踏やコンテンポラリーダンスに近いかも。
把握しきれてはいませんが、演技は観ていて気持ち良かったです。