
ら・ら・ら・ららんど
株式会社Am-bitioN
新宿村LIVE(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★
若者向けとは分かっているのに凝りもせず新宿村LIVEに行ってしまった。
お目当てはフェアリーズの井上理香子さん。フェアリーズは厳選されたメンバーで歌って踊れるガールズグループのトップを目指したのだが、歌と踊りはそれなりのAKB路線にやられ、K-POPとバッティングして低迷が続いている。井上さんもいろいろ仕事の幅を広げようと奮戦中で昨年の朗読劇「陰陽師」は張りのある艶やかな声が素晴らしく本人も手ごたえを感じたと思われる。しかし期待して行った今回は歌が「どうしちゃったの?」というレベルで目の前が真っ暗になった。
出演者の皆さんはそれなりの歌、踊りそして演技をしていたが、いかんせん内容がただのおふざけではどうにもならない。映画『ラ・ラ・ランド』とは1ミリの共通点もないのにこの題名を付けることにも呆れてしまった。老人の偏見かとも思ったが会場は空席が目立ち若者の支持も多くはないようだ。

へたくそな字たち
TOKYOハンバーグ
座・高円寺1(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/12 (水)公演終了
満足度★★★★
夜間中学ものは大昔にTVのドキュメンタリーとかドラマでよくやっていた気がします。こういう地味な感動ものは演劇の題目の王道の一つで、この舞台も私の期待や予想からほとんど離れないものでした。若いころは「(悪く言うと)感動の押し売り」には馴染めませんでしたが、年齢をとって許容範囲が広がったのか、こういう人生もあるなあと自然に観ることができました。役者さんの年齢の幅も広く、演技も的確で自然に引き込まれて行ったことが「押し売り」感を低減したのでしょう。
ウィキペディアによると2014年には生徒の8割が外国人だということで夜間中学は全く違うものになっています。この舞台も30年前の設定ですが、もうこの先この内容では現実の状況との乖離が大きすぎて公演は難しくなるでしょう。興味を持った方は今のうちにどうぞ。
ところで「みなみ」さんが書かれたこと:
「話すことでも、書くことでも気持ちが伝えられない時はどうしますか?」という先生の質問にたった一人手を挙げた道郎君でしたが、あの答えには納得できません。
に私も同感です。抽象的で美しい言葉は空疎な自己満足になりがちです。そんなオチは要りません。カーテンコールの後で先生が出て来て黒板の前で何かを確かめるようにしてまた戻って行くのも余計な演出でした。

「関係」
有機事務所 / 劇団有機座
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2018/12/05 (水) ~ 2018/12/06 (木)公演終了

再生ミセスフィクションズ2
Mrs.fictions
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2018/03/15 (木) ~ 2018/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/03/16 (金) 19:30
一滴のアルコールも摂取していないのにほろ酔いみたいな気分なのは、観てきた舞台が本当に素敵だったから。
再演短編集と言いつつ新作や外部演出家の起用もあって、バラエティに富んだ約95分。4本の短編それぞれにこめられたたくさんの笑いとせつなさと。
明るい未来や幸せな人生とは無縁の人々ばかり登場するのになぜこんな幸せ気持ちになるんだろう。短い物語の一つひとつに「優しさ」と呼ぶには少し切実過ぎる何かが満ちて、惹きつけられる。

iaku演劇作品集
iaku
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/05/16 (水) ~ 2018/05/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/27 (日) 11:00
『粛々と運針』と『梨の礫の梨』を拝見。
どちらも味わい深く面白かった。
特に『粛々と運針』は、題材・構成・演出・俳優等がとてもよく噛み合って、芝居というものの面白さってこういうことだよなぁ、と思わせられた。

上空に光る
やしゃご
アトリエ春風舎(東京都)
2018/09/13 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/09/16 (日) 18:00
上手く言えないけど、(ああ、人間がいるなぁ……)と思った。
正解なんかない。それぞれの抱えたものは抱えたままで、それでも生きていくしかないのだ、と。特定の状況を丁重に描きながら、その中に普遍的なものが息づいて、目の前の人々がみな愛しく感じられた。

山の声
オフィスコットーネ
Space早稲田(東京都)
2018/10/26 (金) ~ 2018/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/10/28 (日) 13:00
山に魅せられた男たちを描く濃密な二人芝居。
何よりお二人の演技に圧倒された。彼らの人となりや関わりを伝えていく前半から、緊張感に満ちた後半へとつながっていく構成も見事。
客席は暖かかったのに、指先が凍えるような、吹雪の痛みを肌に感じるような錯覚を覚えた。

二人の女の家
THEATRE ATMAN
東京アポロシアター(東京都)
2018/12/07 (金) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

悪食娘コンチータ
劇団ブリオッシュ
カメリアホール(東京都)
2018/12/08 (土) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

獰猛犬~DO‐MO‐KEN~
ICHIGEN
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2018/12/06 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★
カチッとした感じは受けなかったかが
眠気は起こらなかった1時間55分の重厚な作品
でも~もーちっとわかり易かったり
伏線やヒントとか いろいろと散りばめてみても良かったんじゃなかろうか と

毒づくも徒然
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2018/11/20 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/23 (金) 19:30
『櫻井さん』を拝見。
油断してた。変な奴ばかり出てくるのに、どうしてこんなに刺さるんだろう。
声を立てて笑ってるのに、いたたまれないくらい遣る瀬ない。ヒリヒリするほど酷い話なのに、登場人物たちへ向ける眼差しはどこかやさしい。
この奇妙に愛しい物語を観ることができてよかった。

S
ツンとドラ
HEP HALL(大阪府)
2018/12/07 (金) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

No.9-不滅の旋律-
TBS
赤坂ACTシアター(東京都)
2018/11/11 (日) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/24 (土) 18:00
天才作曲家の苦悩と葛藤、そして彼を取り巻く人々の苦労(!)を描く3時間10分。
耳の不具合・激動する時代・家族や興行主との確執等の末に作曲家が見い出した音楽とは……。
わがままで気分屋で傍迷惑な天才を魅力的に演じた主演の稲垣さんをはじめとするキャスト陣の熱演に拍手。

ミルクルミライ
パフォーマンス・カンパニー宇宙ビール
一心寺 南会所(大阪府)
2018/12/07 (金) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

よろこびのうた
坊っちゃん劇場
ティアラこうとう 大ホール(東京都)
2018/11/28 (水) ~ 2018/11/29 (木)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/28 (水) 19:00
第一次世界大戦中の徳島。
若いドイツ兵俘虜と日本女性の恋愛や収容所所長とドイツ人将校の情誼を軸に、日本人とドイツ人の交流を描く笑いと涙のミュージカル。
朝ドラを思わせる題材や雰囲気の物語。ドラマティックな展開と明るい歌声を幅広い層の観客が堪能した。

逢いにいくの、雨だけど
iaku
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00
今年3本目のiakuも期待に違わぬ面白さ。
不幸な事故がもたらした澱のような傷のような何かを、抱えて生きてきた登場人物たち。そのそれぞれの痛みやこだわりや屈折を丁重にすくい上げ編み上げた物語。
キャストもそれぞれハマり役で、ダブルコールも納得の舞台だった。

エダニク
ハイリンド
シアター711(東京都)
2018/12/07 (金) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/08 (土) 14:00
ハイリンド『エダニク』、めっちゃ面白かった。
脚本は先週観た『逢いにいくの、雨だけど』と同じiakuの横山拓也さん。演出はサスペンデッズの早船聡さん。
カップ焼きそばで始まった物語は、屠畜という仕事とそれぞれの立場による思惑やこだわりにおされるように加速していく。
ユーモアと緊張感に満ちた約90分の濃密な会話劇に、キャストもそれぞれハマり役で素敵だった。

悪食娘コンチータ
劇団ブリオッシュ
カメリアホール(東京都)
2018/12/08 (土) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
ボーカロイドが歌い上げる楽曲の歌詞のままに、たっぷり2時間の舞台作品。
呪われし欲望の赴くまま破滅まっしぐらの物語にいろいろと肉付けがされていてかなり見応えがありました。
特に王子とのロマンス部分の功績は大きく、悪食娘コンチータの、悲しみまでもを快楽に変えてしまう貪欲さには何ともいえない哀れを感じました。
衣装で見せる世界観も統一され、フライヤーのイメージをしっかり守っています。
悪食になる前はくいしんぼうな美食家といった娘さんだったのに、食欲も突き詰めていくと、あり得ないモノに手をつけてしまうのかと思うと、グルメもどきくらいで充分満足だなぁと

遺産
劇団チョコレートケーキ
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2018/11/07 (水) ~ 2018/11/15 (木)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/11 (日) 14:00
座席D列19番
前作「ドキュメンタリー」同様に、関係者の述懐により明かされる医療絡みの事件の真相……であるが、前回と較べて時代的にも隔たっており、創作部分の比率が高いかも?
そして、個人的には731部隊が行った「直接的な」行為よりも、自社の利益を優先させて事実を隠蔽するという「間接的な」行為の方がえげつなく感じてしまうのは時の隔たりも加味されるからか?
その意味で「ドキュメンタリー」「遺言」の両作品を観ることができたのは良かった。
本作について言えば、医学者が「解剖しても人種に違いはなく、「優秀な民族」というのは方便」と言うのに説得力があると言うか、今までにはなかった観点からの発言であることにハッとする。
そして、「戦争とはそういうもの(なのでもう起こしてはならない)」という主張も感じた。(それは「あの記憶の記録」にも通ずるものであろう)
ところで床に置いてある「ガラス製のアレ」を「ビーカー」だの「フラスコ」だのとしているものが散見されるが、あれは「試薬びん」ではないだろうか?

SHIP
浮世企画
APOCシアター(東京都)
2018/12/04 (火) ~ 2018/12/09 (日)公演終了