最新の観てきた!クチコミ一覧

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SHOOTING PAIN

SHOOTING PAIN

ピヨピヨレボリューション

スタジオ空洞(東京都)

2019/02/01 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

今まで観たピヨピヨレボリューションとは別公演のようだ。歌&ダンスなどのライブ感なしのストレートプレイは、別の意味(ヒューマンドラマとしての情感頂)で面白かった。全体イメージは抒情的な風景に心象的な思いが紡がれていく。心(思い)に寄り添い、浸み入るような味わい深い物語である。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

客席はL字のような2方向の設え。舞台壁は全体的に白っぽく、その所々に小枝・豆電飾、床には鉄道線路が描かれている。シンプルで浮遊感漂う空間は、物語が始まって間もなく、心療内科病棟ということが分かる。冒頭に登場する3人の女性が主人公で、よく観かける1人3役ならぬ…ラストの余韻が素晴らしい。

梗概…マツリ(渡邊安理サン)小春(macoサン)、小山田(あずさサン)を中心に、心療内科病棟の入院患者、医師・看護師等の病院スタッフが織り成すヒューマンドラマ。舞台セットはもちろん、冒頭に呟かれる”雨”などに象徴される言葉は抒情的で、物語全体を優しく包み込む見事な台詞運び。ちなみに、”雨”はキーワードであった。心の彷徨、その受け止め方は観客1人ひとりによって異なる。その滋味は…。

物語の背景には「苛め」「育児」などの社会問題を据えている。しかし視点を少しずらし、直接的な社会批判として観せていない。苛めは人としての悩み、その心の叫びを切り取り、問題の深刻さを痛いほど伝える心象劇にしている。また育児は、一夫多妻という独善(ユーモア)世界の中で、他婦(多夫)人の助けを得て子育てする。育児の不安・悩みを1人で抱え込まないで、地域社会の共助として育児を、というメッセージが込められているようだ。

演技は、心療内科病棟にも関わらず明るく生き活きと、時に騒々しい人物像をしっかり立ち上げている。特に3女優のそれぞれの心内表現と3人の演技バランスは見事。とても愛らしく寂しさが、グッと観客の心に迫る。
アフタートークから、衣装や小物類にも意味合いや工夫が施されているらしい。その衣装の変化が情景や心境変化などを現しており、楽しめる。
さて、自分の観劇位置からは、舞台壁が白く、また病院スタッフの衣装が白っぽいことから照明角度によっては暈けるような場面が…。
次回公演を楽しみにしております。
SHOOTING PAIN

SHOOTING PAIN

ピヨピヨレボリューション

スタジオ空洞(東京都)

2019/02/01 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間の弱さ悲しさもろさそんなものがたくさん詰まった舞台でした。前半はサラリと後半は重く。狭い舞台にたくさんの役者さん達が出演し熱演でした。良い芝居を観ました。

『十年希望』

『十年希望』

きくち万ゴールディング

ワーサルシアター(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

大学卒業を迎えたサークル仲間の男女8人。
今どきの若者らしいというか、皆 ウェ~イばかり(笑)
10年後も変わらぬ友情を誓った彼等のそこから先の物語。
当然、実社会に出たからには、いつまでもそのノリで通用しない訳で・・・
毎年、集合して各自の夢や近況を映像に記録する「約束の日」が節目になっており、1年ごとに変化していくそれぞれの「現在」の姿。

移ろいゆく状況、友人として自分ならこういう場合どう対処するだろうと想像しながら興味深く拝見しました。
ありそうな話、おめでたい話、良くない予感は、そのまま良くない状況へ・・・奇をてらうことの無い実直な演出は、円熟の演技ではなくとも実直に演じる役者さん達にはとても合っていたと思え、もう腰さえ許せばいくらでも観ていられるし。
どうにもこういった話にはめっきり弱くなってしまい、途中からウルウル状態キープのまま最後の「約束の日」を迎えてしまいました。
劇としては最後でも、その先まだまだ人生は続いていくのですね ウェ~イ
年を重ねても誰も老けていかないのが難点ですが(笑)切なく好感のもてる公演でした。

芸人と兵隊

芸人と兵隊

トム・プロジェクト

ももちパレス(福岡県)

2019/02/04 (月) ~ 2019/02/04 (月)公演終了

満足度★★★★

感動的な内容だった。こういう作品はもっと宣伝してほしいなぁ。

さよなら、サンカク

さよなら、サンカク

ヒカリノオト

なみきスクエア 大練習室(福岡市東区千早4-21-45)(福岡県)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/09 (土)公演終了

満足度★★★★

この劇団の雰囲気が好きだ。わかりにくい部分も含めて作者の思いが伝わってくる。
なんというか媚びない感じ。

溺れるクジラ

溺れるクジラ

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

イムズホール(福岡県)

2019/02/01 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

昔のドタバタコメディから徐々に大人の演劇へ脱却したガラパ。
私は最近のガラパのほうが大好きだ。

ただいま

ただいま

劇団こふく劇場

パピオビールーム・大練習室(福岡県)

2019/02/01 (金) ~ 2019/02/02 (土)公演終了

満足度★★★★

やっぱりあべゆうさんが群を抜いて良かった。セリフがなくても演技で見せてくれる。
表情や間が素晴らしい。宮崎弁って博多弁と近い?

イーハトーボの劇列車

イーハトーボの劇列車

こまつ座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/02/05 (火) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

いろいろに考えさせられ、発見がありました。「宮澤賢治の評伝劇」なのですが、単純な評伝とはいえない仕掛けが満載で、一言で言えば宮沢賢治批判の芝居ということもできます。農民たちの演じる劇中劇になっており、賢治の思い描いたユートピアが、農民の現実から遊離したお坊ちゃんの夢想に過ぎないではないかという批判です。これは驚きでした。もしかしたら井上ひさしは、賢治の話より、重労働と出稼ぎと借金にあえぐ農民の苦しみを訴えたかったのではないでしょうか。

なんといっても、主人公宮沢賢治があくまで受け身の存在で、賢治の父や、監視役の賢治批判の方が、質量ともに圧倒的です。漫才で言えば賢治はボケ役で、ツッコミを受けてうまく返せないボケ役。
それでもなお賢治の残しだ詩や童話が私たちを惹きつけるのはなぜか。考えさせられます。

俳優たちはみなはまり役で、見事な出来でした。まず松田龍平がシャイなボケ役の賢治にぴったり。そこに実直な生活者の立場から批判を突きつける山西淳が強烈です。賢治に呆れつつ、憎めない友人役の土屋佑壱も場を大いに盛り上げました。ナイロン100℃の村岡希美も、何気ない仕草で観客を引きつけ、とぼけた味で素晴らしかった。これだけのキャストが揃う舞台も滅多にありません。
長塚圭史の演出も素晴らしい。昔の小学校のような木製椅子と畳だけで場面を次々転換させる舞台作りも見事でした。

ネタバレBOX

休憩15分込みで3時間30分。ただ、非常にセリフの密度が高く、それをテンポ良く演じているので、長さを全く感じませんでした。
この海のそばに

この海のそばに

えにし

「劇」小劇場(東京都)

2019/02/05 (火) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

重い内容過ぎて、これが主宰の前田さんの実話だと思うと、何と言ったらよいのか分かりませんでした。前田さん自身が、主人公を演じていたので、より苦しくなりました。衝撃なストーリーと共に、役者さん達の熱演も良く、釘付けになって観ました。偏見や苛め、そして辛い過去を持ちながらも、今を強く生きている事に感動でした。

PARTY PEOPLE

PARTY PEOPLE

艶∞ポリス

駅前劇場(東京都)

2019/01/31 (木) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

役者さんの演技が特徴的で個性的で繊細で、役者さんを見ている分には飽きない芝居だった。
半面、群像劇を狙っているからなのか、話に抑揚のない「のっぺり」とした印象を受ける。パリピ(?)の周りに集まる人々を通して、お金と人間について表現したいのだろうと思うけれど。お金に関する結論が、かなり安直なモノに落ち着いてしまっている印象を受けた。

拝啓、衆議院議長様

拝啓、衆議院議長様

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★

相模原障害者施設殺傷事件を題材にした芝居。「意思疎通もできない障害者は安楽死させるべき」という犯人の思想にも障害者介護の現実の一面に根がある。形だけの障害者の生きる権利と、それを全否定した犯人の思想という対立を、死刑制度の問題と絡めて、より高い次元にどう止揚させるかを問いかける舞台だった。
障害者施設職員の悩ましい本音、犯人の抱いていたコンプレックスなども掘り下げたところに発見があったし、作品が提示した目指すべき社会のイメージに私は感動した。ただ、様々な議論と理屈が十分登場人物の肉体になりきらなかった恨みはある。それは役者の問題だけではないような気がした。そのなかで荻野貴継の被告役の不気味さが一番印象的だった。(2時間10分、休憩10分含む)

卒業制作

卒業制作

しあわせ学級崩壊

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ラップによる乗り地で、謡曲に通じるところが面白い。

わが家の最終的解決(再演)

わが家の最終的解決(再演)

アガリスクエンターテイメント

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/01/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/01/25 (金) 19:00

座席G列10番

台詞の7~8割(だっけ?)を書き直したそうで、そのためか配役の違いからか初演時(2016年5月)には感じなかったが、井上ひさしの「きらめく星座」に通ずるように思えた。

戦争の愚かさやオカしなところを笑いの中で指摘するという基本的な骨組みもさることながら、主人公にとっては脅威である人物がコワい役職なのに間の抜けたところもあり、最後に粋な計らいをするというのが重なる、みたいな。
ハンスの上司・ゲルトナーってドイツ版の憲兵伍長・権堂さんと言えよう。(笑)

また、クライマックスでは緊張感、愛の強さ、大岡裁き、など様々な要素が絡み合った怒涛の展開となるが、その感覚はさながらジェットコースター?
ホント巧いわ。(一家が脱出に成功することに「サウンド・オブ・ミュージック」も連想)

そして「新たな騒動」を予見させて幕を引く最終場(終戦直後)では戦中と戦後で態度をガラリと変える一般民衆を描いてシニカル。まさに画竜点睛を打つ、だね。

舞台『12人の怒れる人たち』

舞台『12人の怒れる人たち』

Alexandrite Stage

シアター風姿花伝(東京都)

2019/02/04 (月) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

Rossoチームを観劇

文句を言いたいところは数多あれど、それを補ってお釣りがくるほど大小さまざまの工夫があった。ここでは良悪どちらも書かないので劇場で確認して欲しい。

Rossoチームは男性4人女性8人の構成である。8号が女性であることがRossoチームの売りであるが8号は公正で柔軟な人物なので女性であっても意外性はない。しかし3号は頑迷固陋な中高年男性でしかありえないと思われる役である。ここを若い女性としたのには新鮮な驚きがあった(この辺も女性に対する偏見なのだがそれはおいておく)。そしてこの難しい役を永咲友梨さんが見事にこなしていた。あの、ああそれを言ってしまっちゃったか!的なシーンは拍手をしたくなった。もちろん、このシーンは8号の栗原みささんとの息の合ったコンビ技である。
6号でクラブホステス(キャバ嬢かも)の西原杏佳さんもお父さん達にはうれしい存在だ。

ストーリーの大筋は原作通りなのでどなたにも大外れにはならないはずだ。「12人の…」ファンの方はRossoチームはmustである。

なお Rossoチームは2,3,4,6,8,9,11,12号の8人が女性であり、Bluチームは2,6,9,11,12号の5人が女性である。1号以外は皆さん若い俳優さんである。

『新選組』完結編

『新選組』完結編

Blue Shuttle

あうるすぽっと(東京都)

2019/02/02 (土) ~ 2019/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/02/07 (木) 18:00

2017年に上演した際には二章四話の構成だったが、今回は三章六話。ストーリーを追う中、随所で心象風景が抽象的に描かれるという作風は前回と同様だが、構成を1.5倍に拡大しての上演だけに意気込みはアップ。殺陣、ダンス、かっちょいい。

卒業制作

卒業制作

しあわせ学級崩壊

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/02/07 (木) 14:30

この劇団の作品を見るのは「非国民的演劇」に続き2回目。前回もハードル高かったが、今回も私の頭は玉砕。我々が危険な場所に閉じ込められていて、そこから抜け出せずにもがいていることはわかった。抽象的で難しい表現をする劇団で、しかも平日の昼間なのに、客席は満員。着実に支持を増やしてるのは確実。今後、どう成長していくのか注目を続けたい。

朗読劇『罠 Piège pour un homme seul』

朗読劇『罠 Piège pour un homme seul』

演劇企画CRANQ

ザ・ポケット(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★

 原作はフランス語で書かれた作品と見える。(気懸りを少しばかり追記)

ネタバレBOX

恐らく表現にも様々な引っ掛けや罠が仕掛けられた本なのだと思う。フランスの作品らしいエスプリの効いた洒落たものなのではあるまいか。原題を見てそう思う。いつか原作を入手したらゆっくり読んでみたい。当パンには朗読劇となっているのだが、結構動きや出捌けもあり動的な作品に仕上がっている。唯残念なのは、テキストを持って演じているのに噛むシーンが何か所もあったことである。このような点については改善を求めたい。舞台美術も中々お洒落で、音響は弦楽器の生演奏というのも良い。ストーリーは観てのお楽しみだ。と言うのも、推理物だからにゃ。
 おっと、これはもう少し調べなければならないのだろうが、原作者は、今作で本当は何について書いているのだろうか? グローバリゼーションだの、治安と言えば何でもアリの極めて危険な国家の在り様をこそ、問題にしているのなら極めて刺激的なのだが。
ストアハウスコレクション・タイ週間Vol.3

ストアハウスコレクション・タイ週間Vol.3

ストアハウス

上野ストアハウス(東京都)

2019/01/30 (水) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

カラダを使った舞台、特に日本の演目の抱き合うシーン、迫力充分でした!
どちらも同じような印象のステージでしたが、
演目順が逆の方が良かったように感じました!

朗読劇『罠 Piège pour un homme seul』

朗読劇『罠 Piège pour un homme seul』

演劇企画CRANQ

ザ・ポケット(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

声のプロの方達出演の朗読劇なので声量もあり聞き取りやすい舞台だった。
生のバイオリン演奏や水音、照明の色などセットも音響も凝っていて良かった。
席の近くにずっとカサカサ動く人さえいなければもっと集中できたのになぁ。

朗読劇『罠 Piège pour un homme seul』

朗読劇『罠 Piège pour un homme seul』

演劇企画CRANQ

ザ・ポケット(東京都)

2019/02/06 (水) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

沢山張り巡らされた罠にどれが真実か見分けがつかない。途中少し中だるみし集中できなくなるが、役者さんの演技力に驚きです。朗読劇といってもバイオリン演奏が効果として使われ役者さんの多少の動きもありとても面白かったです。ラストで謎が解けると「ァ―そうか」とほっとします。満足のいくお芝居でした。

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