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斬激アベンジャーズ

斬激アベンジャーズ

アクション殺陣教室『たてびと』

AI・HALL(兵庫県)

2019/02/08 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

前回のZEROから、うん十年後の世界。
アクションバトルゲーム世界に、再び神の国からの侵入者が…

前回よりも少ない28名で、前回超えの、1000オーバーの1043手の殺陣!

至る所で殺陣、殺陣、殺陣!
あっちでも殺陣、こっちでも殺陣!
どこを観たら良いの?
目のやり場に困るぐらい。
圧巻でした!

終演後のお楽しみのダンスも凄かった。

WHATEVER?

WHATEVER?

劇団てあとろ50’

早稲田大学学生会館(東京都)

2019/03/08 (金) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

当日パンフの挨拶文には本公演の主宰さんが今回主宰初挑戦であり、同時に脚本・演出も初めて手掛けられているとの情報が。
「おっとー、これは暖かい目で観たほうが良さそう」と、どこか一段高い所から考えていましたが、とんでもない思い上がりでありました。
これって初めての人間が創り出すクオリティー?!
タイムトリップという数多あるシチュエーションでありながら、やたら面白い。
早稲田女(ワセジョ)の男前な芝居、いやいや男性陣も大健闘。
何より演技スキルの高い2名を中心にした役割配分、バランスが絶妙。
学生演劇の瑞々しさも活かしながらの笑い満載な人生選択ストーリー。
もし本作品に演劇を志す決意表明の意味がこめられていたのであれば、良質なエンターテイメントを手掛ける才能は充分備わっていると思わせる完成度でした。

さよなら、スウィート・ナイトメア

さよなら、スウィート・ナイトメア

夢幻舞台

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2019/03/09 (土) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

訴えかけるメッセージがこめられていて、とてもよかったです。

SWEAT

SWEAT

劇団青年座

駅前劇場(東京都)

2019/03/06 (水) ~ 2019/03/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/03/08 (金) 19:00

実際、海外で上演されたとき、場面転換はどのようにしていたのだろう。
2000年と2008年との時空間を行き来するのだけれど、物語りの主軸は2000年で、2008年を描く冒頭と最後の場面を、2000年の背景で接続を図るという構造になっている。

やはり、何というかアメリカの作品というのは、どうも乾いている感じがする。
人間の感情が剥き出しになっているというか。

登場人物に関する表記について1つ疑問?
それぞれの出自について「イタリア系アメリカ人」「コロンビア系アメリカ人」「アフリカ系アメリカ人」と記載されているのだけれど、トレイシーやジェイソンは「ドイツ系白人」と書かれている。これは、アメリカ籍を持っていないことから、こういう表記になったのだろうか。トレイシーは代々、アメリカに住んでいるようなのだけれど。


ネタバレBOX

2008年、黒人警官ア―ヴィンと、8年の服役を終えたクリスとジェイソンそれぞれが対話する場面→クリス、ジェイソンがそれぞれに母親を訪ねる場面→事件が起きたバーにクリスとジェイソンが訪れ偶然に邂逅、オスカーとスタンに詫びる場面
ジェシーの2008年は描かれないが、シンシアとトレイシーの今は、残酷なほどに対照的だ。子供たちの精神も同様に。

それだけに、最後の4人の邂逅とオスカーが廃人同様のスタンの面倒を見ていることに、
クリスとジェイソンが驚きと感謝を示す場面で、オスカーの「当り前じゃないか」と語る場面は、この物語にも救いはあることを端的に示している。ここまで溜めに溜めたものが、堰を切るように押し寄せてくるのを感じた。
TOCTOC あなたと少しだけ違う癖

TOCTOC あなたと少しだけ違う癖

株式会社NLT

ザ・ポケット(東京都)

2019/02/28 (木) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

それほど期待していなかったのですが、原作がしっかりしているので観ようと思いました。
冒頭少し眠気を感じていたのですが、リリイ役の井上薫さんが出てきて眼が覚めました。
可愛らしく滑稽で最後まで目が離せない熱演でした。
また、ボブ役の永栄さんもしっかりした演技で好感が持てました。

ビョードロ

ビョードロ

おぼんろ

新宿FACE(東京都)

2019/02/14 (木) ~ 2019/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/02/16 (土) 13:00

 2016.2.16㈯ PM13:00 新宿FACE

 冬の合間の麗らかに晴れて暖かな土曜日の昼下がり、歌舞伎町の元新宿コマ劇場があった斜め前にある新宿FACEへと、劇団おぼんろ第17回本公演『ビョードロの森~月色の森で抱きよせて~』を観に向かった。

 劇場に入り、左手前から数列目の席に座り、目の前中央に四角い数段高くなった舞台とその右手側に櫓のようなものがあり、その中央の四角いリングのような舞台と繋がって、櫓のようなものがある劇場正面に舞台があり、四角い舞台の左下手に木造の電信柱のような物があり、そちこちに櫓や電信柱には、とりどりの布が旗のように布を巻き付け、ランプの下がった柱が在り、舞台を囲むように配置された客席がある。舞台装置としてはそれだけの削ぎ落とされた空間、それを、補いビョードロの森を自らの前に出現させるのは、役者たちのかける魔法と観客それぞれの想像力。想像力と役者たちの魔法で現れたビョードロの森へ迷い込む。そこで観た物語とは…。

 末原拓馬さんの紡ぐ物語、おぼんろの創り出し、織り成す世界は、やはり、美しくて悲しくて、胸がぎゅっとなる程、残酷で切ないけれど、とてつもなく優しくて温かくて幻想的な世界で、涙が溢れて止まらない。

 悲しく美しい絶望の後に、その先にきっと、優しい世界に行き着ける、絶望の中にも、絶望のその果てにも、1粒の砂金のような微かな希望と美しく咲く人の心はきっとあると、祈りにも似た一縷の望みを必ず後に残してくれた、素晴らしい舞台。

 愛して欲しいのに人の命を奪う『病原菌』として忌み嫌われ、愛されないジョウキゲンの絶望的ナ悲しみ、愛したいのに、ただ仲良くしたいだけなのに、自分が触れたら命を奪ってしまう。それが解っているから、大好きなタクモに抱きしめて欲しいという願いを、命尽きようとしている最後まで言えずにいる、ジョウキゲンの純粋で無邪気な無垢が胸を抉られるほど悲しい。

 そのジョウキゲンの健気さが、タクモに、ワクチンを打ったから大丈夫と嘘をつかせ、ジョウキゲンを抱きしめさせたのだろう。ジョウキゲンを抱きしめた時、タクモもまた、だれを傷つけ生命を奪いたい訳ではなかったのに、ビョードロの民に生まれたと言うだけで、蔑まれ、疎まれ、排除されようとするその事に傷つき、自分をジョウキゲンと一緒に、この世界から消し、きっとある絶望の果ての1粒の光の世界へと行き、生きたいと願ったのではなかったか。

 そして今回、実はパフォーマーの方たちも観る前から楽しみにしていたのだが、これがまた素晴らしかった。あのパフォーマンスが更に ビョードロの森 の世界が鮮やかな美しさを増したと思う。特に、渡邉翔史さんのバトントワリングは、チケットを取った時から楽しみにしていて、間近で見て本当に素敵だった。

 残酷で、ヒリヒリと痛くて、悲しくて、どうしようもない程切なくも、美しく、最後に一筋の希望の光と温かさを胸の奥に灯してくれる舞台だった。


                文:麻美 雪

東京を待ちながら

東京を待ちながら

劇団ヤリイカの会

スタジオ空洞(東京都)

2019/03/08 (金) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

不条理な物語は、舞台に臨むポジション取りと居心地の良い自分の空間が重要。
演者さんとの距離、舞台空間の膨らみ、享受する観客、様々な条件の中、
気持ちの良い世界を構築しされた舞台は素晴らしい。
待っているだけの自分に照らし、交差する刹那に心地よさを感じる。
華やかさと毒をスパイスに楔を打つかの様なインスタグラマー。
自身を取り戻すごとく阻害するものを排除する車掌。
快感に浸れる世界を満喫できた。

Opus No.10

Opus No.10

OM-2

ザ・スズナリ(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

目の前で起こっている事象に考えを巡らし、その真意を図るものの
世界を大変革させる力を前に考えることは止めてしまった。
そこからは気負わず舞台上で展開される壮大な世界を楽しんだ。
LGBTの彼を抑圧する父権は社会の縮図で、マイノリティの心情を代弁してるがごとく響く。
しかし幼子の頬を張る父の姿は、最近特に注視される虐待のイメージが強く膨らむ。
ただただ、鋭利な演出と脳裏に侵食してくる圧倒的な表現は演劇という手段だからこそ強烈に伝わってくるのだと、解らないこと理解できないことも含めてここに居る事の心地よさを楽しむ。

THE Negotiation

THE Negotiation

T-works

HEP HALL(大阪府)

2019/03/08 (金) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

こんな作品が上演されて、客席で観られたことが嬉しい!
カーテンコールで丹下さんからネタバレ厳禁のお達しがありましたので、観るべき作品ですとしか言いようがないw
キャストの声が良い、ずーっとにやける、丹下さんキュート、とだけ言っときます!

忍・佐助

忍・佐助

劇団そとばこまち

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2019/03/01 (金) ~ 2019/03/12 (火)公演終了

満足度★★★★

開場前に大勢観客が押し寄せて、すっかり人気が定着した感。
ノンバーバルは馴染みが無いので、少しだけある台詞が逆に違和感。
大阪ナイトカルチャー事業の一環のようなので、海外のお客さんに分かってもらえる作品となるようにとの思いが、日本人にはちょっと…小石が靴に入ったような感じ。
でもアトリエで本公演をするのは、人気を考えると難しくなってくると思うけど、好きな劇場なので、たまにはお願いします。

ピルグリム2019

ピルグリム2019

サードステージ

シアターサンモール(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

オズの魔法使いの世界のようなファンシーさと、集団の狂気や怖さといった面を合わせもった作品。 だけど全部ひっくるめて良質なエンタメ、というまとめ(になってないか)。 情報量が多く一度では処理しきれないのでこれは2度観たい作品だが、昨日が東京千秋楽、、、  4800円は安いと思う。 役者さんのお見送りサービス精神素晴らしい、、、

ひみつ

ひみつ

Theater Project Koa

HEP HALL(大阪府)

2019/02/03 (日) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

本橋家の「秘密」に翻弄された家族と絆の物語。
初動操作の誤り、そして冤罪…

尺の無駄遣い含め、150分の長編も苦もなく拝見(少し中弛みもご愛敬)。

涙ボロボロ!
普通に笑えて、思いっきり泣けた。

来年は2日4公演に戻らないかな?
入場時の混雑、少し気になった。

スロウステップスマイル

スロウステップスマイル

ステージタイガー

近鉄アート館(大阪府)

2019/02/02 (土) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

両親を亡くし笑えなくなった少年と、闊達な家出少女。
大人の都合に振り回されながら、間違えても良い、一歩を踏み出そうとする…
ステージタイガーさんらしい胸アツ、ほろ苦の青春ストーリー。
涙ぐんだ!

祝ご卒業!

ムスウノヒモ

ムスウノヒモ

空の驛舎

ウイングフィールド(大阪府)

2019/02/01 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

母をみとった後、孤独死した父。
息子達は父母について語り始め、
弟のアザが…
父母の真実が…
わだかまりが…
父母は多分幸せだった…

親の愛情、深いなぁ。
子供が背を向けても、親は子供を見続ける。

心にしみいりました。

無数の紐を見て、何を感じた?

良かった。

台風一過

台風一過

たなぼた

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2019/02/01 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

『父の三回忌を終え、実家に集まった母妹と兄夫婦。
台風前夜、父の遺品から、蓋をしてきた過去の思いが…』

ドタバタ喜劇かと思いきや、父と向き合う親子愛に感動。
娘を嫁に出す父の気持ち、痛い程…
共感して、泣いてしまった。

たなぼた的家族劇、とても良かった。

平田オリザ・演劇展vol.6

平田オリザ・演劇展vol.6

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/03/09 (土) 18:00

 『忠臣蔵・OL編』Bチームを観た。会社の給湯室(?食事を摂る部屋)が舞台。そこで、OLらしい言葉で「殿」が切腹された後の対応を相談する…、という物語。確かに忠臣蔵らしい展開になっているのに、会話や時折混じる無関係の話題がOL風という、ある種シュールな展開だが妙な説得力があったように思う。OLの会話らしく、まとめをホワイトボードに書くのだが、それの書き方や添えられているイラストなどが興味深かった。

革命日記

革命日記

映画美学校

アトリエ春風舎(東京都)

2019/03/06 (水) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

昨年やられた同作品の青年団公演では2バージョンの内、リーダーを坊薗女史が演じる方を見損ねて残念がった記憶が。戯曲は面白く、映画美学校の発表公演は中々良い。
だが今回のは恐ろしくリアルな、まあ現代口語演劇じたいリアル追及型なのだが、同戯曲も含めて「リアルでなさ」を笑いにまぶして提供する平田演出舞台とは少し様相を変えて、リアルを犠牲にして笑いを取る的場面は一切なく(型の笑いは一箇所のみあったが)、人物像や関係性が全編にわたって丁寧に作られていた。
「今の時代、そういう(連合赤軍事件の粛清のような)事はない」という台詞にある通り、時代は限定しないものの現在に近い設定と思しく、社会変革を目指す活動に身を投じることになった若者の素直な心情、組織の矛盾の実態が、浮き彫りになって行く。作者的には社会変革の主体を気取る若きインテリの鼻持ちならなさ、打算、功名心、支配欲を内に秘めた発語を、笑う飛ばすために書いた戯曲であったとしても、作劇においては十分人物らの内面を汲んで台詞を書いた事だろう。対立する登場人物らそれぞれに感情移入できる舞台に見入ったが、これを平田氏が書いたのだ。

アクティブイマジネーション朗読劇『ギルガメッシュ叙事詩』

アクティブイマジネーション朗読劇『ギルガメッシュ叙事詩』

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2019/03/05 (火) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

鑑賞日2019/03/08 (金) 19:30

価格0円

朗読ショーという印象でした。
テレビネタ、特にアニメネタが多かったので私には笑いが届きませんでした。
ただ声フェチなのでその視点から楽しませていただきました。
チケプレありがとうございました。

平田オリザ・演劇展vol.6

平田オリザ・演劇展vol.6

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

「隣にいても一人」を複数観劇。昨年幾つか同作品の公演情報をみて気になっていた。近作と思いきや2000年の作。まず韓国版から観る事となり、知らない作品なので台詞(字幕)を追うのに目が忙しくなったが、会場からは開幕からあちこちからクスリと笑いが聴こえた。何度か見て行くと「この場面でこの役者はどう出るか」と期待を込めて見る感じになるから、先走り笑いが漏れるのも判るが、最初は原因の判らない笑いにいささか混乱した。
「夫婦とは何か」について再考を促す作品で、破綻は元々あるがそれを最後まで見せる。笑いどころのある作品でチームによって違いが出るその部分が面白い。複数バージョンを見る醍醐味だ。

ネタバレBOX

破綻が決定的なのは、戯曲でも自己言及しているが、離婚が決定している夫婦それぞれの弟と妹がある朝突然「夫婦になっていた」と、戸惑いながら伝える二人に対し、まず弟の兄が言う、「そもそも何でそこで『夫婦になっていた』という表現になるんだ?」に表れており、ネックではある。換言すればその処理は役者に委ねられている。自宅に戻ってうとうとしたはずが、起きてみたら男の部屋におり、男は机に突っ伏して寝ていた・・。男も女も、互いに「夫婦になった」と確信している事が判った・・そのように数時間前の事を回想して語る二人だが、確信したのなら、もはや戸惑い続けることも、互いの兄や姉に相談することもない。確信できなければ相談するという流れにもなるだろうが、その時点で「これは夫婦になったという事である、という飛躍した解釈には走れない」、となる。「転校生」みたく突然有り得ない事が起きた、という事実を確信した時点で、二人はある秘密を共有する二人と自覚したなら、その秘密の意味を「夫婦になる」という行動によって検証しようとするだろう。そこに至る前段として、相手を伴侶として満更でないと自ら判定を下す、という選択行為があるはずで、「自分たちも戸惑っているんだ」という今だ判定せざる者の相談の形にはなり得ないのだ。逆に伴侶として不足があると感じたなら、不可思議な現象じたいを「何かの間違い」として忘れようとする、それだけだ。
ただ、神秘を受け容れたとしても男の側と女の側に温度差や、解釈の違いがある場合も考えられる。夫婦となる(=結婚?)とは何か、についての認識は、結局のところ互いの本当のところは判らない以上、定まらない。お互いを探りながら、同居しやがて家族を形成していく単位である事は認めつつ、それ以外の諸々は何も決まっていない、何のルールもない。「夫婦になる」という言葉でしか表せない状態についてのみ合意したという事態は、どんな夫婦についても同じではないか・・。
ただ、互いの一方的な思い入れを実現しようと(同床異夢?)結婚に至った夫婦(兄姉夫婦のような?)よりは、この二人のように、まず「夫婦になる」事を受け入れ、その他のことは成り行きで、話し合ってやって行こうという構えでいる方がうまく行くようにも見えるし、本来そういうものではないか、という含意がこの戯曲にはまあありそうだ。

ただしこの戯曲では「二人がなぜ互いを受け入れることを<選択>したか」までは言及していない。というより、伏せている。実はそこが肝心で、例えば木引・吉田コンビは容姿への根源的な自信がありそれを意識化しないように制御しているタイプに見え、相手の事も十分値踏みしているがそれを口にせず、「困っている」アピールを兄姉にする事で自分の「選択」の痕跡をごまかしている、という匂いがある。・・しかし見合いが普通だった時代も事情は同じく、「選んだ」にしても不安は大きかったろうし、「選択」の罪を帳消ししても誰も文句は言うまい。
一方林・梅津夫婦では女が「運命を受け容れていく強さ」を湛え、男は自分のような小説家目指すバイト男(ダメ男とも言える)に嫁が来たことをほくそ笑んでいる(有頂天を抑えている)姿がある。
韓国版以外は平田オリザ演出だが、リアクションや台詞も俳優によって変えてあり、平田氏はそういう作り手だったかと、認識を新たにした。
フラグメント

フラグメント

もぴプロジェクト

ひつじ座(東京都)

2019/03/06 (水) ~ 2019/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

大学生の日常を描いたストーリーでしたが、リアル感がありました。仲良く見えても、何かあると壊れてしまいそうな微妙な人間関係や本音、素直になれなかったり、自分を繕ったり・・。役者さん達は、それぞれのキャラクターを自然に演じていたので、部室の中を覗き見ている気がしました。そして、何だかんだ衝突があったとしても、やっぱり友達って良いものだなぁと思いました。懐かしさを覚えるような舞台で、良かったです。

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