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オフシアター歌舞伎「女殺油地獄」

オフシアター歌舞伎「女殺油地獄」

松竹

新宿FACE(東京都)

2019/05/22 (水) ~ 2019/05/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

獅童氏のその変化が怖かった。頼りなげだった表情がどんどん険しく変わり始める。
“異質のもの”への変貌。空気が変わる。ひゃっとした背筋を走る恐怖。その視線に凍り付き始める。
相手の恐怖が彼を殺人者に変えたのではないかと感じるシーンであった。

残念ながら囲み舞台、5列目までは段差が無い為、この必死のもみ合いが良く見えない。
私は北側だったのでまだある程度は見えたが、西側にいた観劇友はそのシーン全く見えなかったと言っていた。
舞台と観客に一体感が生まれる囲み舞台の多い劇場(と言っていいものか?プロレス興行多いよね)
それはとても素敵なことだが、客席の造りには?となることが多い。
この辺り劇場側も主催側ももっと検討して頂きたいなと思います。

さて獅童氏の演技はもちろん
相手役の壱太郎氏の二役もなかなか見事だった
加えて荒川良々氏の存在が良いスパイスになっていた

そして
普段滅多に褒めないのだが子役さんが凄い!
台詞の間合いがムッチャイイ!表情も良く出ていた
驚かされたのは、母の霊前に座っているシーン。
何か見えて?となった。
見間違いかと思ったが、彼女の目からポタポタとまさにポタポタと涙がこぼれ落ちていた!
涙ぐんだなんてものじゃない。大粒の涙がぞろぞろとこぼれていたのだ!
なんて集中力!そして役への入り込み度の高さ!浅沼みうちゃん。
この後どんな成長をしていくものか?それこそ将来楽しみ!
(先の友人はこれも全く見えなかったとの事もったいない!)

至近距離で生の歌舞伎が味わえる。決して堅苦しいものではない。
テンポもいいし、笑いもある。情緒もあれば、生身の凄みもあった。
この機会がもっとあればと期待する。

中女 ~あたりめ~

中女 ~あたりめ~

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

「ポワッと インチキオジサン登場♪」ってな感じで、おぉ~っ!出てきましたねオッサン天使が。なんか素敵な登場です(笑)
うん!100%この天使に関わるのはイヤだ!と私が思うところは、ホントどこにでもいそうな今どき女性主人公も間違いなく一緒。
しかし関わらざるを得ない、どうしようもなく不条理な状況からのスタートに思わず冒頭から前のめりです。

現在から過去へ、悪戦苦闘する主人公女性と、そんな事などあずかり知らぬ仲間達。
奇しくも先日拝見した「10分間2019~タイムリープが止まらない~」とも共通した、広がっていく面白味を含有しながらも全くの別物、流石のしっかりちゃっかりムツキカっ!!ワールドでした。
思わずズリッとなる予測不可能な仲間の行動に笑いつつ、うねり狂いながらもある一点に突き進む時空の何とも言えない不気味さ。微笑むオッサン天使。
まさにダークでキッチュ。
そしてニヤニヤ油断していたところで不意を突いてくる驚きのラスト。
「えっ エンディング!もうそんなに経った?」体感時間、めちゃ短く感じられました。

「ボードゲームと種の起源・拡張版」

「ボードゲームと種の起源・拡張版」

The end of company ジエン社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

アゴラ向きでした。

ネタバレBOX

東京がミサイルか災害かで住めなくなり、さらに延焼のような現象が周辺に広がりつつある中のボードゲーム系引きこもりたちの話。

非日常的な日本はアゴラ向きでした。

芸術文化系引きこもりからすると、人が集まって成立するボードゲーム系引きこもりが羨ましい気もしました。
音楽劇『11人いる!』

音楽劇『11人いる!』

Studio Life(劇団スタジオライフ)

あうるすぽっと(東京都)

2019/05/18 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

独自な劇団Studio Lifeをこのたびタイトル&原作者に惹かれて初観劇。ホスト系な男優を揃え、売り出さんが為の劇団(会社)と思っていたが主宰の倉田淳は(文字だけ見て勝手に男を想像していたが)実は女性で一人社長、舞台ありきの集団と納得。もっとも劇団の歴史は長く、団員は一定年齢層(恐らく20~30代)に集中しているから何らかのシステムがあるのだろう。
さて舞台の方は開演後暫く、正直「男優アピール芝居」との先入観で珍物を愛でる心持で眺めていたが、違和感を味わっている内に心地よくなり、俳優らは大真面目にストーリーを紡いでいる。自然物語へ注意が向かう。頑張りの賜物で話の面白さに引き込まれていった(原作を知らない事もあって展開が気になる訳でもあるが)。
宇宙のファンタジーは受験競争という現代的要素と、チームプレーに伴う諸困難、そして名誉ある撤退を選ぶ勇気、ジェンダーの揺さぶり等ふんだんな娯楽要素を含んで織り成され、伏線(最大のそれは11人いる事)が回収された大団円とストーリー的には言う事なし。

ネタバレBOX

気になったのは衣裳とウィッグの取り合わせ。11名のキャラを迷わず認識できた、という事では機能を全うしたと言えるが、地球人以外の「宇宙人」にどういう特徴を与えるかはデザイン上難しい問題だが、いま少し目は喜びたかった。
歌。マイクを通した声は生声が持つ劇的インパクトはないが、全員がそこそこ歌え、既成曲の伴奏に乗って劇用の歌詞が歌われる雰囲気には合っていた。一曲目の「宇宙のファンタジー」の替え歌が流れた時はギャグかと思ったが・・。できれば元曲が知りたかったが、パンフにも記載されていなかったのは残念。
『海賊バンジーと魔女の宝石箱』

『海賊バンジーと魔女の宝石箱』

純血華劇派

Geki地下Liberty(東京都)

2019/05/30 (木) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

価格3,800円

初日観劇。生歌でしっかりミュージカル(ピンマイクで声を拾っていた)。大人数でのダンスもあり、稽古が相当大変だったと思う。
物語も意外な展開があり、純粋に楽しめる作品で、面白かった。
宮本彩綾さんのスナメリぶりが可愛い。サンドラ役の山田静玲香さん、歌が上手い

はこがみ

はこがみ

ハコボレ

SPACE9(大阪府)

2019/05/24 (金) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ハコボレはいつも設定が面白い
未来予想図の様なサイエンス・フィクションな物語
今回もかなりブッとんだ設定だけど、
どこかアナログ的な要素もあり人間味のある話

毎回、主宰の前田隆成さん以外はキャストが流動的な劇団⁈
今回はそれを演じる役者さん皆さんいいですね!
中でも紅一点のシンドウミチルさんは小気味いい台詞回しが印象的
これから益々楽しみな劇団!

中女 ~あたりめ~

中女 ~あたりめ~

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/05/30 (木) 19:30

ラビネストでは演じる方も見る方も若手が多い会場という印象がありましたが、今日の客席は高い年齢層中心。時間的にちょっと凝ったシュールな作品でしたが、難解さは感じられず、ポップにまとめられていました(ちょっと怖くもある)。

ネタバレBOX

後半の、人質の女性が銀行強盗にプロポーズするシーンから、ガンガン盛り上がっていきましたね。面白い展開。
カケコミウッタエ

カケコミウッタエ

日本のラジオ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2019/05/25 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/05/29 (水) 14:00

座席I列19番

価格2,500円

原作「駈込み訴え」の一人芝居版を2つ観ていた先入観もあってか印象が「一人芝居っぽい」。……と言うか一人芝居に再現場面を挿入したような?
しかしその一方で主人公以外の登場人物も皆アクが強くキャラが立って存在感を主張しているという二律背反アンビバレント状態なのがフシギ。
また、事前情報で構造を一部知っていた舞台美術も「まさかの使い方(笑)」で、なんと贅沢な。
前回といい今回といい、なんちゅー使い方を……次に使う機会があったらどうするのかという期待も膨らむ。
あと、メインの二人の役名、名瀬と粕井の由来は察したし、後で改めて当日パンフレットを見たらほぼ元ネタまんまなものも2つ。屋代さんによればすべての役名に意味があるとのことだが、それら4つ以外は察することができないのがちょっとクヤしい。(笑)

ピッキー

ピッキー

ドリームミュージカル

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

とても明るくて楽しい劇でした。とてもよかった。

東京ノ演劇ガ、アル。#2「BAR女の平和」

東京ノ演劇ガ、アル。#2「BAR女の平和」

オフィス上の空

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2019/05/03 (金) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても面白かったです。60分でストーリーも完ぺきにまとまっていて、言うことなしです。 女優さんもみなさん役にはまっていてよかったです。違うチームも見たくなりますね。
仕事帰りにちょっと見ていく感じのいいお芝居でした。今後も期待しています。

自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

絶対観るべき作品。特にクライマックスの9条の下りは圧巻。昭和、平成と時を過ごしてきて、ほころびかけてきた憲法への思いを今一度見直して、思い起こして、令和の時代を進むために絶対観るべき作品だと思います。

それはいつも♂♀からはじまるetc...

それはいつも♂♀からはじまるetc...

劇団ノーティーボーイズ

テアトルBONBON(東京都)

2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/05/30 (木) 19:00

価格4,500円

ノーティボーイズ得意のコメディですが、過去最上位の出来(個人感想)で涙を流して大笑いしました!
本当にあっという間の1時間40分。元気が欲しい人、疲れている人、笑いが欲しい人、皆んなに超オススメ!
帰り道も余韻で笑えますよ(^^)

ネタバレBOX

私もタカシなんで共感を持って観ていましたが、まさか…あんな人だったとは…
かさぶた式部考

かさぶた式部考

劇団櫂人(解散しました)

上野ストアハウス(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

 今作の式部は式部でも紫式部ではない。和泉式部である。原作の秋元 松代が想を得たのは当パンによれば柳田 国男の「女性と民間伝承」記載の文章からだという。
 庶民の抱え込まざるを得ないどうにもならない門題を秋元 松代はキチンと脚本化している。彼女と一緒に仕事をしていたプロデューサーが、秋元のことを話してくれたことがある。決して大きな方ではなかった。寧ろ小柄な方だったというが、彼女の最もな主張に異を唱える者があると、「無礼者!」と叫ぶや否や態々数歩下がって腰を屈め頭を先頭にして頭突きを喰らわすような激しい闘志と矜りを秘めた女性であったという。作品を拝見してついこの話を思い出してしまった。富岡 多恵子さんや亡くなった「苦界浄土」の作家、石牟礼 道子さんのように真の優しさ(菩薩性)を持った女性なのだろう。今作の中にも菩薩についての説明は出てくるので興味のある方は是非、作品をご覧頂きたい。(1回目追記少しだけ5.31 17時23分 2回目追記6月1日2時46分 3度目の正直6.1 5.25 おまけ)

ネタバレBOX


 どうにもならない庶民の抱え込まされる問題を、豊一を仲立ちとして、母・伊佐、妻・てるえ、そして彼らを嘲笑うかのようでありながら次元を異にする妖婦・智修尼。更に智修尼の二重性を、その俗での属性である肉欲によって表象させる装置としてのもう1人のタワケ・夢之助らが、和歌で表される韻文、生活者の描かれている散文、そして土俗を表す肥後方言によってキチンと描き分けられつつ脚本化されている秋元さんの筆力と社会観察の確かさを感じさせる作品だが、このような作品を選び、今上演する演出家・篠本 賢一氏の見識も高く買うべきだろう。
 櫂人は2011年結成のシニア劇団だが、結成以来篠本氏が、指導している。演技は総じて良くなってきているが、今回上手い役者さんが一人、いらっしゃる。信者のまとめ役を演じている方である。だが、何と言っても今作でいぶし銀の様に光るのは矢張り秋元 松代さんの戯曲だろう。因みに今作は大部分が肥後弁(つまり熊本辺りの方言)で書かれている。1960年代前半と言えば、1956年に熊本大学医学部が因果関係を明らかにする為の最終実験を始めた結果水俣病の原因がチッソの垂れ流す廃液であることを明らかにしたものの企業城下町での人間関係やチッソが国策会社であったことなどからくる隠蔽工作などで被害が拡大、貧しい者からは特に大きな被害が出た時代であり、石炭から石油へのエネルギーシフトにより斜陽化しつつあった石炭産業では、労働条件の悪化や坑道の無理な拡張と保守の不備から三池炭鉱では63年、戦後最多の死者を出した炭鉱事故が起きた。命を失くさずに済んだ者もCo中毒によって後遺症を発症したし、事故時のトラウマから今作でも描かれているように患者の気付く所で火を焚いたりすれば、事故時のショックが再現され、パニック障害を起こしたことも事実であるのに、専門家と称された医師団報告では病は詐症とされるなど、病因もハッキリさせることが出来ないままに被害者を遺棄していった時代であり、このような陰惨な事実を隠蔽する為にこそ、64年の東京オリンピックという花火が華々しく打ち上げられた。それは恰も、その華やかさと憂さ晴らしによって、民の間に蔓延する生き地獄が実は単なる悪夢、否、マヤカシでもあるかのように意識の表面を上書きして皮下を見えなくしてでもいるかのようである。丁度、福島人災を矮小化し、実体を隠し、今回もまた、癌と放射性核種による被ばくとの間には因果関係が無いかの如き発表が“専門家”によって為されているように。
ところで水俣病やイタイイタイ病のみならず、その後のサリドマイド禍や、非加熱製剤によるエイズ禍などでも厚生省、専門家はキチンと彼らの失策の責任を取ることをしなかったのは衆知の事実である。今作に登場する豊一はこのような犠牲者の象徴であることは明らかだ。何となれば、今作が書かれた動機の一つが、このような弱者に対する理不尽であり、作家・秋元 松代の魂に火をつけた原因なのだから。実際、秋元は炭鉱に出掛けてキチンとした取材をしている。さて、今作で奇蹟を感じさせる豊一の一時の覚醒だが、実際のCo中毒患者にもこのような事例がみられた。そのことを秋元は取材の過程を通して知った上で、多くの宗教組織の持つ政治性を撃って見せる為に、この事実が奇蹟と見えるように仕組んでいる。これは、彼女の豊かな才能の為せる技である。
今作の前後にはオリンピック関係の映像が用いられ作品をサンドイッチしているが伊佐とてるえの描き方は殊に見事だ。2,3例を挙げておけば、先ず序盤の口論の場面、てるえの勝気で現代的な側面に対して伊佐は原則的にその自由を認めており、てるえが伊佐の自分への微妙な心使いと村人への用心を矛盾と捉え、そのことが彼女を姑への反発に導いていることがてるえの若さとして描かれている。何となれば、てるえにとって伊佐は煩わしいからである。つまり、互いに中々頭の良い女性同士の鍔迫り合いということだ。てるえの吐き気からつわりを悟り何くれとなく心遣いをする伊佐の様子も、またこの時点でてるえと庄三との関係を疑っていることも窺われるので、彼女の可也自由な発想は筋金入りと言って良かろう。終盤でのてるえに対する態度もこの一貫性の現れで矛盾は無い。一方、伊佐の変化は、最終部に如実に現れている。山に籠って番をするようになってからのシーンである。お巡りの者達が訪れ、奇蹟を記念して描かれた絵馬を前にして口々に勝手なことを言う。「お茶を運んで来い」だの、豊一を「いい男」だの「綺麗なお母さん」だの「良い所の奥さまだった」だの、と。かさぶたに覆われてでもいそうなお茶を運んできた老婆(この場面での伊佐は無論、子を失って行脚し癩を患ってかさぶただらけの姿になった和泉式部その人の写しである)こそ、この絵に描かれた母その人だとも知らず、絵に見とれ、手を合わせ、ご本人にゾンザイ極まる口をきく。また、別のお巡りさんは息子をカドミウムにやられ、その痛みの鋭さ、辛さに苦しむ有様、手足も満足に動かせず赤子同然の大黒柱に心痛める母として「子を産んだことの無いあなたには分からないだろうけれど」と前置きされた後、己の息子・豊一同様、働き盛りに事故や公害で体を蝕まれ、世間から嘲笑われ、余計者と看做され、陰口を叩かれ、身の置き所さえないばかりではなく、勤め先からも何の補償や保障も無いどころか、それらの政策を推し進めて来た国や自治体からも遺棄された絶望の先に、藁をも掴む意で縋った信心にさえ裏切られ、命の髄を干からびさせられる程、即ち絶望できるなどということが如何に甘いかを思い知らされた挙句、日々音も無く存在の根拠を舐め取られながら、以上を支えていたハズの底など初めから無かったことを悟り、刻々音も無く底もなく尚深まってゆく深淵に、為す術もなく落ちてゆく己の、底抜けに深まりゆく絶望を呻きに変えて、科白には表せない民衆の怨嗟を突き付けてくる、或いは真の自由を。これは、かつて田中正造が足尾鉱毒事件を直訴せざるを得なかったような、この国の惨たらしい在り様が何ら変わっておらず、為政者、支配層が一切変わっていないことの証左である。そして1964年の東京オリンピックを終えて半世紀以上の時が経った今も、その本質は一切変わらなかったことを露骨に表しても居よう。であるなら我らは民衆は今、 一度、田中 正造の言葉を思い出してみる必要があろう。その言葉とは「亡国を知らざれば、これ即ち亡国」。我ら民衆は今、こんなに当たり前のことを言う口さえ失くそうとしている! のではないか? そのような位置にたってこそ、同時に真の自由のトバ口に立っているのかも知れない。
 おっと、大切なことを書き忘れていた。舞台美術は簡素化し得る限界迄簡素化されている。但し、それは何一つ肝心な要素を省いていない。深山幽谷を表す為の高低差や初代式部が籠り、身投げをした霊場迄描き出さねばならぬのだし、豊一一家の家も、お巡りさんらの宿泊所も、道行の工程も総てを表さねばならぬからである。無論、此処まで簡素化する以上、観客の想像力を最大限発揮して貰えるような仕組みも作っておく必要がある。これら総ての要素にちゃんと応える仕掛けとして用いられているのは、奥に行くほど高くなった厚めの平台、下手の階段、上手では、平台の高低差に応じた踊り場状橋掛かり、黒の緞帳、カーテンレール、幕などと小道具、そして出捌けなどのレイアウトとそのタイミング、観客席と観客に協力して貰った仕掛け(お巡りツアー席)、衣装等である。最も高い位置にある奥の霊場部分は大方閉じられているのだが、カーテン式に開閉出来る為、頗る大事なシーンでたったこれだけの仕掛けが、大変重要な役を果たすし、観客に協力して貰って座る最前列の10席では、お巡りさんの衣装を着用して貰う“お巡りツアー席”なるものが設けられており、当然のこと乍ら、客席にお巡りさんが同席するというメタ化が図られている。劇団としては協力して頂く訳だから、当日券より1000円安く観劇もでき、観客としても面白いと楽しむことができよう。無論、お巡りさんの衣装は貸してくれるが、席の指定はできない。座席は最前列の何処かに10席設けられるということだ。
ピッキー

ピッキー

ドリームミュージカル

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

『リトルマーメイド』大阪公演(2020年7/15より公演再開/2021年3月27日、28日公演中止/2021年4月28日~5月30日公演中止)

『リトルマーメイド』大阪公演(2020年7/15より公演再開/2021年3月27日、28日公演中止/2021年4月28日~5月30日公演中止)

劇団四季

大阪四季劇場(大阪府)

2018/10/13 (土) ~ 2021/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

美しい歌声とダンス、水中にいるかの様な演技、どれも素晴らしい!

お家さん

お家さん

よしもとクリエイティブ・エージェンシー

COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール(大阪府)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/05/30 (木)

財閥の成長と、神戸の成長が同時に感じる事ができました。竹下景子さんが素晴らしい!

カワウソ

カワウソ

犬猫会

獺 kawauso(神奈川県)

2019/05/29 (水) ~ 2019/05/30 (木)公演終了

鑑賞日2019/05/29 (水) 20:15

20:15の回(雨)

20:19開演~21:02終演(雨上がる)。

1月の公演から4ケ月、早くもvol.2。

最近演劇からだいぶ離れているのですが、このおふたり(と同じ演劇仲間たちも)との出会いは7年前の代々木上原。懐かしさとともにその変わらない人柄、声に暖かさと思いやりの気持ちを感じる。

中央林間駅から数分、店内、テーブル、カウンター、酒瓶、皿、グラスでいっぱい。

紹介文では「ダイニングバー、日本酒・ワイン・焼酎と現代家庭料理 獺kawauso」

舞台と客席ではない独特の空間。

席はお任せ、ドリンク(ノンアルコール)を頼み当パンに目を通す。

今日は「世界カワウソの日」..とあり、ずっとそういう設定なんだなと思っていました。

wiki:日本や中国の伝承では、キツネやタヌキ同様に人を化かすとされていた。

山猫さんの一人芝居(+唄と舞)。お話と料理が対に(野菜、肉、魚、なんとも贅沢)。

お客さんに語りかけるその声に引き込まれ別の情景が見えてくる。

ちょっと怖いところも。

ネットで調べると「ハゲー」は万能感嘆詞とあった。

ドアを開け外に出るといつもの世界。

次回は、9月、青少年センター(桜木町)で。

食事を運んでくださった方、どこかで見たことがあるような…化かされた?

パリのアメリカ人【2020年京都公演一部、福岡公演中止】

パリのアメリカ人【2020年京都公演一部、福岡公演中止】

劇団四季

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2019/03/19 (火) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

ヒロイン、リズ役近藤合歓(ねむ)さんのあちらこちら小鳥のように跳びまくる可憐さ。研ぎ澄まされた肉体芸術、バレエの魅力。ラスト20分間のショーは圧巻。大して汗もかかず息切れもせず、これをこなしているキャスト達に大拍手。

ネタバレBOX

話が退屈。膨らませ過ぎて焦点が合わなくなってしまったような。第二次大戦後、パリに居残ることを選んだ米兵マリガン。配給品のフランスパンを貰えなかった老婆に分けてやる心優しきリズに一目惚れ。ストーカーのように追っ掛け回す。バレリーナを目指すリズのことを愛する三人の男の友情物語。二幕に休憩20分で2時間50分は長い。楽曲もイマイチだが工夫の凝らされた振り付けと目眩く変化するセットが綺麗で退屈は感じない。男優陣の感情移入し辛いキャラ設定が話に乗れない理由か。バレエショーとしては秀逸でまた観てみたい。
シンキイッテン

シンキイッテン

最新旧型機クロックアップ・サイリックス

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2019/05/17 (金) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!テーマも脚本も役者さんも、そしてセットもすごく目をひいた。
ちょっと不思議な現実離れしているようで現実に密着している感じ。
やっぱりクロサイはすごい。川原さんは天才。

手を振る

手を振る

ヒカリノオト

ぽんプラザホール(福岡県)

2019/05/17 (金) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

今回もとても感情移入できるお芝居だった。
家族はうっとうしいけど温かいものだと再認識した。

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