
オフシアター歌舞伎「女殺油地獄」
松竹
新宿FACE(東京都)
2019/05/22 (水) ~ 2019/05/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
獅童氏のその変化が怖かった。頼りなげだった表情がどんどん険しく変わり始める。
“異質のもの”への変貌。空気が変わる。ひゃっとした背筋を走る恐怖。その視線に凍り付き始める。
相手の恐怖が彼を殺人者に変えたのではないかと感じるシーンであった。
残念ながら囲み舞台、5列目までは段差が無い為、この必死のもみ合いが良く見えない。
私は北側だったのでまだある程度は見えたが、西側にいた観劇友はそのシーン全く見えなかったと言っていた。
舞台と観客に一体感が生まれる囲み舞台の多い劇場(と言っていいものか?プロレス興行多いよね)
それはとても素敵なことだが、客席の造りには?となることが多い。
この辺り劇場側も主催側ももっと検討して頂きたいなと思います。
さて獅童氏の演技はもちろん
相手役の壱太郎氏の二役もなかなか見事だった
加えて荒川良々氏の存在が良いスパイスになっていた
そして
普段滅多に褒めないのだが子役さんが凄い!
台詞の間合いがムッチャイイ!表情も良く出ていた
驚かされたのは、母の霊前に座っているシーン。
何か見えて?となった。
見間違いかと思ったが、彼女の目からポタポタとまさにポタポタと涙がこぼれ落ちていた!
涙ぐんだなんてものじゃない。大粒の涙がぞろぞろとこぼれていたのだ!
なんて集中力!そして役への入り込み度の高さ!浅沼みうちゃん。
この後どんな成長をしていくものか?それこそ将来楽しみ!
(先の友人はこれも全く見えなかったとの事もったいない!)
至近距離で生の歌舞伎が味わえる。決して堅苦しいものではない。
テンポもいいし、笑いもある。情緒もあれば、生身の凄みもあった。
この機会がもっとあればと期待する。

中女 ~あたりめ~
踊る演劇集団 ムツキカっ!!
高田馬場ラビネスト(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
「ポワッと インチキオジサン登場♪」ってな感じで、おぉ~っ!出てきましたねオッサン天使が。なんか素敵な登場です(笑)
うん!100%この天使に関わるのはイヤだ!と私が思うところは、ホントどこにでもいそうな今どき女性主人公も間違いなく一緒。
しかし関わらざるを得ない、どうしようもなく不条理な状況からのスタートに思わず冒頭から前のめりです。
現在から過去へ、悪戦苦闘する主人公女性と、そんな事などあずかり知らぬ仲間達。
奇しくも先日拝見した「10分間2019~タイムリープが止まらない~」とも共通した、広がっていく面白味を含有しながらも全くの別物、流石のしっかりちゃっかりムツキカっ!!ワールドでした。
思わずズリッとなる予測不可能な仲間の行動に笑いつつ、うねり狂いながらもある一点に突き進む時空の何とも言えない不気味さ。微笑むオッサン天使。
まさにダークでキッチュ。
そしてニヤニヤ油断していたところで不意を突いてくる驚きのラスト。
「えっ エンディング!もうそんなに経った?」体感時間、めちゃ短く感じられました。

「ボードゲームと種の起源・拡張版」
The end of company ジエン社
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

音楽劇『11人いる!』
Studio Life(劇団スタジオライフ)
あうるすぽっと(東京都)
2019/05/18 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
独自な劇団Studio Lifeをこのたびタイトル&原作者に惹かれて初観劇。ホスト系な男優を揃え、売り出さんが為の劇団(会社)と思っていたが主宰の倉田淳は(文字だけ見て勝手に男を想像していたが)実は女性で一人社長、舞台ありきの集団と納得。もっとも劇団の歴史は長く、団員は一定年齢層(恐らく20~30代)に集中しているから何らかのシステムがあるのだろう。
さて舞台の方は開演後暫く、正直「男優アピール芝居」との先入観で珍物を愛でる心持で眺めていたが、違和感を味わっている内に心地よくなり、俳優らは大真面目にストーリーを紡いでいる。自然物語へ注意が向かう。頑張りの賜物で話の面白さに引き込まれていった(原作を知らない事もあって展開が気になる訳でもあるが)。
宇宙のファンタジーは受験競争という現代的要素と、チームプレーに伴う諸困難、そして名誉ある撤退を選ぶ勇気、ジェンダーの揺さぶり等ふんだんな娯楽要素を含んで織り成され、伏線(最大のそれは11人いる事)が回収された大団円とストーリー的には言う事なし。

『海賊バンジーと魔女の宝石箱』
純血華劇派
Geki地下Liberty(東京都)
2019/05/30 (木) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
価格3,800円
初日観劇。生歌でしっかりミュージカル(ピンマイクで声を拾っていた)。大人数でのダンスもあり、稽古が相当大変だったと思う。
物語も意外な展開があり、純粋に楽しめる作品で、面白かった。
宮本彩綾さんのスナメリぶりが可愛い。サンドラ役の山田静玲香さん、歌が上手い

はこがみ
ハコボレ
SPACE9(大阪府)
2019/05/24 (金) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★
ハコボレはいつも設定が面白い
未来予想図の様なサイエンス・フィクションな物語
今回もかなりブッとんだ設定だけど、
どこかアナログ的な要素もあり人間味のある話
毎回、主宰の前田隆成さん以外はキャストが流動的な劇団⁈
今回はそれを演じる役者さん皆さんいいですね!
中でも紅一点のシンドウミチルさんは小気味いい台詞回しが印象的
これから益々楽しみな劇団!

中女 ~あたりめ~
踊る演劇集団 ムツキカっ!!
高田馬場ラビネスト(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/30 (木) 19:30
ラビネストでは演じる方も見る方も若手が多い会場という印象がありましたが、今日の客席は高い年齢層中心。時間的にちょっと凝ったシュールな作品でしたが、難解さは感じられず、ポップにまとめられていました(ちょっと怖くもある)。

カケコミウッタエ
日本のラジオ
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2019/05/25 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/29 (水) 14:00
座席I列19番
価格2,500円
原作「駈込み訴え」の一人芝居版を2つ観ていた先入観もあってか印象が「一人芝居っぽい」。……と言うか一人芝居に再現場面を挿入したような?
しかしその一方で主人公以外の登場人物も皆アクが強くキャラが立って存在感を主張しているという二律背反アンビバレント状態なのがフシギ。
また、事前情報で構造を一部知っていた舞台美術も「まさかの使い方(笑)」で、なんと贅沢な。
前回といい今回といい、なんちゅー使い方を……次に使う機会があったらどうするのかという期待も膨らむ。
あと、メインの二人の役名、名瀬と粕井の由来は察したし、後で改めて当日パンフレットを見たらほぼ元ネタまんまなものも2つ。屋代さんによればすべての役名に意味があるとのことだが、それら4つ以外は察することができないのがちょっとクヤしい。(笑)

ピッキー
ドリームミュージカル
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

東京ノ演劇ガ、アル。#2「BAR女の平和」
オフィス上の空
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2019/05/03 (金) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても面白かったです。60分でストーリーも完ぺきにまとまっていて、言うことなしです。 女優さんもみなさん役にはまっていてよかったです。違うチームも見たくなりますね。
仕事帰りにちょっと見ていく感じのいいお芝居でした。今後も期待しています。

自由を我らに
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
絶対観るべき作品。特にクライマックスの9条の下りは圧巻。昭和、平成と時を過ごしてきて、ほころびかけてきた憲法への思いを今一度見直して、思い起こして、令和の時代を進むために絶対観るべき作品だと思います。

それはいつも♂♀からはじまるetc...
劇団ノーティーボーイズ
テアトルBONBON(東京都)
2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/05/30 (木) 19:00
価格4,500円
ノーティボーイズ得意のコメディですが、過去最上位の出来(個人感想)で涙を流して大笑いしました!
本当にあっという間の1時間40分。元気が欲しい人、疲れている人、笑いが欲しい人、皆んなに超オススメ!
帰り道も余韻で笑えますよ(^^)

かさぶた式部考
劇団櫂人(解散しました)
上野ストアハウス(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
今作の式部は式部でも紫式部ではない。和泉式部である。原作の秋元 松代が想を得たのは当パンによれば柳田 国男の「女性と民間伝承」記載の文章からだという。
庶民の抱え込まざるを得ないどうにもならない門題を秋元 松代はキチンと脚本化している。彼女と一緒に仕事をしていたプロデューサーが、秋元のことを話してくれたことがある。決して大きな方ではなかった。寧ろ小柄な方だったというが、彼女の最もな主張に異を唱える者があると、「無礼者!」と叫ぶや否や態々数歩下がって腰を屈め頭を先頭にして頭突きを喰らわすような激しい闘志と矜りを秘めた女性であったという。作品を拝見してついこの話を思い出してしまった。富岡 多恵子さんや亡くなった「苦界浄土」の作家、石牟礼 道子さんのように真の優しさ(菩薩性)を持った女性なのだろう。今作の中にも菩薩についての説明は出てくるので興味のある方は是非、作品をご覧頂きたい。(1回目追記少しだけ5.31 17時23分 2回目追記6月1日2時46分 3度目の正直6.1 5.25 おまけ)

ピッキー
ドリームミュージカル
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

『リトルマーメイド』大阪公演(2020年7/15より公演再開/2021年3月27日、28日公演中止/2021年4月28日~5月30日公演中止)
劇団四季
大阪四季劇場(大阪府)
2018/10/13 (土) ~ 2021/11/21 (日)公演終了

お家さん
よしもとクリエイティブ・エージェンシー
COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール(大阪府)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

カワウソ
犬猫会
獺 kawauso(神奈川県)
2019/05/29 (水) ~ 2019/05/30 (木)公演終了
鑑賞日2019/05/29 (水) 20:15
20:15の回(雨)
20:19開演~21:02終演(雨上がる)。
1月の公演から4ケ月、早くもvol.2。
最近演劇からだいぶ離れているのですが、このおふたり(と同じ演劇仲間たちも)との出会いは7年前の代々木上原。懐かしさとともにその変わらない人柄、声に暖かさと思いやりの気持ちを感じる。
中央林間駅から数分、店内、テーブル、カウンター、酒瓶、皿、グラスでいっぱい。
紹介文では「ダイニングバー、日本酒・ワイン・焼酎と現代家庭料理 獺kawauso」
舞台と客席ではない独特の空間。
席はお任せ、ドリンク(ノンアルコール)を頼み当パンに目を通す。
今日は「世界カワウソの日」..とあり、ずっとそういう設定なんだなと思っていました。
wiki:日本や中国の伝承では、キツネやタヌキ同様に人を化かすとされていた。
山猫さんの一人芝居(+唄と舞)。お話と料理が対に(野菜、肉、魚、なんとも贅沢)。
お客さんに語りかけるその声に引き込まれ別の情景が見えてくる。
ちょっと怖いところも。
ネットで調べると「ハゲー」は万能感嘆詞とあった。
ドアを開け外に出るといつもの世界。
次回は、9月、青少年センター(桜木町)で。
食事を運んでくださった方、どこかで見たことがあるような…化かされた?

パリのアメリカ人【2020年京都公演一部、福岡公演中止】
劇団四季
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2019/03/19 (火) ~ 2019/08/11 (日)公演終了
満足度★★★
ヒロイン、リズ役近藤合歓(ねむ)さんのあちらこちら小鳥のように跳びまくる可憐さ。研ぎ澄まされた肉体芸術、バレエの魅力。ラスト20分間のショーは圧巻。大して汗もかかず息切れもせず、これをこなしているキャスト達に大拍手。

シンキイッテン
最新旧型機クロックアップ・サイリックス
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2019/05/17 (金) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった!テーマも脚本も役者さんも、そしてセットもすごく目をひいた。
ちょっと不思議な現実離れしているようで現実に密着している感じ。
やっぱりクロサイはすごい。川原さんは天才。

手を振る
ヒカリノオト
ぽんプラザホール(福岡県)
2019/05/17 (金) ~ 2019/05/19 (日)公演終了