最新の観てきた!クチコミ一覧

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自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

視界が変わって見え始めた新憲法の世界。 ゆらぐことで風の流れを知るロマンチックな炎。 ゆらぎつづけるために リンとして掲げる意地らしさ。 頼りなく曖昧で、そんな光に愛でたく惹き寄せられた。

ボッコちゃん ~ 星新一 ショートショートセレクション ~

ボッコちゃん ~ 星新一 ショートショートセレクション ~

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/05/30 (木) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

後でパンフを見て、ナショナルシアターという歴史ある劇団が韓国にあると知って小さなショックを受けた。韓流が近年の文化政策の成果だとよく言われたが、こと演劇に関しては1950年(朝鮮戦争の年!)に国営の劇団が設立された小さな事実は日本との大きな差を思わされる。日本で数少ない公立劇団は1976~兵庫のピッコロシアター、1997年~静岡のSPACとまだ歴史は浅い。
さて星新一である。ショートショート数編を順次上演して1時間半。スタイルは原作に適っていた。基本は小説の地文が語られ、会話が織り込まれる形で、地文と会話の比率も作品により様々。最初の「ボッコちゃん」は新しく作ったロボットの話で、説明の合い間にボッコちゃんの短い会話が時々挟まれる。観客は星新一のテキストにまんまと乗せられ、次はどんな会話が・・と前のめりに。上演スタイルの説明としても最適な滑り出しだ。天井を低く見せ、エピソードの変り目でシルエットを作るホリゾントや装置、その他照明や演出上の技術に加え、何より力量ある役者で舞台上が劇空間として十分豊かに満たされるので、小説のエッセンスを壊さないナレーション形式がむしろ適している事を実感する。
演出家はパンフに「星新一の作品はコメディ、寓話、悲劇の三つのカテゴリーに分けられると気づいた」と書いていた。原作は非常に簡略にストーリーを書き綴っているため、私がそうだったが悲劇的でもシニカル、コメディでも皮肉の視点がノイズのように混じり、寓話の教訓など本心ではあるまい、と処理したものだが、数年前に星新一作品を読んで魅了された(その後ほぼ全作品を読んだ)というこの演出家はストレートにこれらを舞台上に表現していた(まあ演劇にするとなればストレートであらざるを得んかも知れないが)。その姿勢が作品昇華されるのは終りに近い作品で、言葉が心奥深くに届いて来た。
字幕上演だと知って構えたが、比較的前方端席では字幕だけ追って舞台がおろそかになるのでは、との心配は杞憂であった。台詞の無い時間(ノンバーバル表現)も十分あり、全体として出し物の完成度を達成している。

ざくろのような

ざくろのような

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/01 (土) 14:00

価格4,200円

社名は変えていたが松下と三洋のお話。芝居の旨さもあってか作品全体に余裕を感じた。その分「はっ!」とした心を揺らすものが足りなかった。ラストがそれもっと出来たのでは。和太鼓のところは「話省略」の伏線にもなっていたがここはもっと笑いを誘う演出が欲しかったな。

「ボードゲームと種の起源・拡張版」

「ボードゲームと種の起源・拡張版」

The end of company ジエン社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

3331での試作版?に出演した役者(沈)を、ちょうど前日観た芝居で見て、一癖二癖あるあの役を誰がどうやるんだろう、なんて事をふと思ったが、拡張版は全く別の話であった(重なる役、エピソードは当然あるが)。拡張版よりは「完全版」、の語を当てたくなった。
登場人物も増え、「群像」が立ち上がった。ゲームが盛り上がりつい喜声を発する場面がある。それとは対照的な静かな場面が殆どだが。俳優に当て書きしたような風貌に応じたリアルなキャラが、説明の少ない台詞の背後を観客に読ませる。
試作版と「別物」と思わせた最大の特徴の一つは、ドラマ中のゲームの意味合いが増し、またゲームはルールが確立して(開演前から5人が楽しんでいる)本気でやっているのが分かる事。急迫の事態から逃れてきた者が「こんな時に」「だからこそ」との枕詞で語るゲームとは決して「価値ある重要なこと」の対極ではない・・人物らを少しばかり輝かせるラストの風景はその主張を実証するように形象され、一つの現代解釈を提示していた。
舞台はアゴラを横に使い、A3程だろうか白い板が折り重なるように壁一面に貼り付き、下手に高い段を作っている。出入りは従って正面奥(奥行きを感じさせる狭い隙間=エレベに通ず)、上手壁のドア、そして客席下手死角にある奈落の三つ。正面に当るバルコニーも効果的に使える。これは自由度が高く大変うまくした使い方だった。

獣の柱

獣の柱

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2019/05/14 (火) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議な現象が普通の生活の中で当たり前のように起こる。
ファンタジックな物語なのにリアリティーがあるように感じる。
初めてのイキウメでしたが面白かった。

かさぶた式部考

かさぶた式部考

劇団櫂人(解散しました)

上野ストアハウス(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

豊一の母、伊佐に釘づけになりました。
抗うことのできない歴史の流れの中で、彼女のような名もなき人たちが、ただただ精一杯生きる。それらの積み重ねられた人生の上に今我々が存在していることを感じさせられた。

自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

話が横道にそれ全く議題が進まない。それを戻そうとするもまたまた脱線。各々が好き勝手に喋る。
終戦、GHQの占領下。夢や希望を妄想することも出来ない時代だからこそ、不真面目なくらいのドタバタ感、いいじゃない‼️
ああ、夢や希望の妄想なら女性書記官が語ってくれましたね。頑なな表情、視線、声音、素敵でした。

あの日見た星空はきれいだった

あの日見た星空はきれいだった

アンティークス

シアター711(東京都)

2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

観ているうちにお互いの関係が見えてきて、この人はどうなるんだろうと想像していた。
どうなったか分からない人もいて気になったままのとところがある。

ひまわりの見た夢

ひまわりの見た夢

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

殺人を犯した者は紙くずになるんだ。どんなに伸ばしても伸ばしても元に戻らない紙くずに。紙くずは時間の象徴とも思えました。戻らない時間。そして・・・

ネタバレBOX

家族の服が皆白いのは、色(本当の気持ち)をなくして、もしくは隠してしまったからでしょうか。お互いの気持ちをさらけ出した後、家族はそれぞれ色がある服になっていました。これらの演出が面白かった。色のある服を着た家族には、食器(食後みたいなのでコーヒーカップだけでも)を使って欲しかったです。
いろんな謎を残したままのお話なので「ワスレナグサ」を見てから再度考えたい。
「祝儀の礼には及ばない」

「祝儀の礼には及ばない」

劇想からまわりえっちゃん

小劇場 楽園(東京都)

2019/05/31 (金) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても面白かったです!
予選を勝ち抜いてぜひとも決勝進出して欲しいです!

リア王

リア王

Performing Arts Theater Company GEKI-kisyuryuri

KISYURYURI THEATER(東京都)

2019/05/23 (木) ~ 2019/06/01 (土)公演終了

価格4,000円

長大な物語を2時間に仕上げるのは苦労したと思う。でも役者がキビキビ動き、テンポ良く作られていた。
達者な役者が多数出演。そして女優さんのスタイルがもの凄くいい。
しかして上野山航さんはショーンKにしか見えない

ざくろのような

ざくろのような

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居とか映画とかは非日常を味わいたいと思うのが個人的な希望ですが、会社の組織論的なところは野良企業に勤める私でも現実に若干みているので会社勤めの人にはどうなのかとも思う。
うまいし迫力はあるのは素晴らしいと思います。

ハッカ

ハッカ

ハダカハレンチ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/05/31 (金) ~ 2019/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/06/01 (土)

1日ソワレ(105分)を拝見。

ネタバレBOX

青で統一された舞台セットの下、時計の針が40〜50年?程に遡った、熱気で押し通す演劇の世界観にどっぷりと浸かった気分。
澤原さんを初め、どの役者も活き活きと・内なるパッションを放電しまくって演じるさまに、観ている側の心も浮き立ち、さらには懐かしさとエモさで胸が熱くなった。
コレ、チャンスがあれば、もう一度、観たい!(→日曜ソワレをおかわりしましたw)

【配役】
三軒茶ヤスヲ(劇団の主宰・作・演)
…中三川雄介(なかみがわ・ゆうすけ)さん(三上博史を彷彿とさせる、苦悩する天才肌の人物を熱演!)
ミドロ翠(ヤスヲの母親)
…榊原美鳳さん(『伯爵のおるすばん』を初めとして、気が付いたら、もう何回も舞台を観ている方)
紀元前ハリカ(劇団員。ヤスヲの先輩)
…石澤希代子さん(初めて石澤さんを舞台で観た頃を思い出した! この作品の世界観を実践している?!役者さん)
川崎砂子(トリカブトちゃんのマネージャー/高校時代にヤスヲが憧れた文学少女)
…井本みくにさん(『ビューティーコロシアムの憂鬱』の3期生以来。ハートを奪われた観客がいるのも納得のキュートさ&エネルギー使ってんなぁ)
ナカタニくん(劇団員)
…澤原剛生さん(舞台を観ていて…なんかヨカッタ・抜群に良かった!)
シアトル新治(劇団マネージャー)
…やないさきさん(タイトルは思い出せないが、段ボールの家?の芝居の印象が強い方)
そぼろ(劇団員。ヤスヲと同棲していた)
…小林桃香さん(お初の方…えっ!役柄とはいえ、あの落ち着いた佇まいの方が学生さん?!)
カドカワ(ヤスヲより年上だが同級生)
…井田雄太さん(確か、先月は朝戸園の店員だったはずw…の残像がすぐに消えたので、さすが役者さん!)
犬山連盟(今回の舞台のプロデューサー)
…笹井雄吾さん(この虚実ない交ぜの世界観の中で、唯一、現実的な人物であるPを熱演)
未来坂先生(ヤスヲを見出した人物。政界に打って出ようとする)
…小島望さん(硬軟どちらの役柄もキチンとこなせる方なので、今回もはまり役。ところで、記憶が違っていたらゴメンナサイだが、『アダムの肋骨』以来?の眼帯とギブスがあんなに似合うとは!)
トリカブトちゃん(今回の舞台で主演に起用されたアイドル)
…崎原ひかりさん(まるで1970年代のつかこうへい芝居のヒロインが現代に蘇ったみたい! この方を知ったのは今回の収穫の一つ)
ムムム田ロク郎(劇団員/ヤスヲの高校時代の友人)
…山田健太郎さん(直近で観たのは『わが家の最終的解決』の嫉妬深い旦那さん…だが、個人的には地縛霊の「花子さん」の印象が強い方)
骨ノ憂鬱

骨ノ憂鬱

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2019/05/21 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

開場時、元気いっぱいの居酒屋のような掛け声に若干戸惑いつつも丁寧な対応に好感を抱く。

開演直後は役者さんが皆、速射砲のように台詞をいうので早すぎて最初は耳がついていかず聞き取れない時があったけど、原田さんが登場したあたりでスピードが落ち着き以降は聞き取りやすくなった。

原田さんが演じる「過去の栄光を引きずる頭の固い高齢者」、私自身が仕事でそのようなタイプの人に日々振り回されてるので3兄弟がウンザリする気持ちが良くわかる。

後半のドミノ倒しのような鬱展開も、人間の愚かさとどうしようもなさを描いていて心に迫る。セットも見事で存分に堪能させてもらった。

ざくろのような

ざくろのような

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/05/29 (水) 19:30

座席G列14番

価格4,200円

会社買収に翻弄される社員たち……な内容は会社合併を経験した身にとって「悪夢ふたたび」、いや初演も観ているので「悪夢みたび」か?(笑)
で、物語の「うねり」(というか買収劇に揺られる社内の様子というか)に乗っているジャンボジェット機が旋回や上昇下降によって前後左右に傾いては戻るような感覚(劇中の会社が零細企業や中小企業ではないので「乱気流にもまれる」レベルではない)を覚えたが、終演後に本作の演出上の(?)狙いを伺って当たらずとも遠からずだったな、とニヤリ。
あと、会場規模に合わせて大幅にグレードアップした装置がスゴかったなぁ。
その装置、後方が部分的に透けて見える構造なのでメイン舞台である部屋から出て行った人物が建物を出て道を歩いて行く様子を(後方の席からは)うかがえるのも良き効果。

ひまわりの見た夢

ひまわりの見た夢

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ひとつの家庭内に、加害と被害とが同居するという、非常にデリケートな問題を、劇としてていねいに創りあげたという印象です。台本もそうですが、役者さんが、それぞれの「読み込み」を深めているようで、みなさん好演であったことも、いっそう充実させた劇となっていたように思えました。見はじめたときは、「どう終末を迎えるのか」と心配していましたが、登場人物1人ひとりに光を与えてくれました、重苦しいもの一辺倒にさせなかったことに安堵。すてきな劇をありがとうございました。

カケコミウッタエ

カケコミウッタエ

日本のラジオ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2019/05/25 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

太宰が好きなら、三鷹まで足を伸ばして観る価値があると思います。今までにないイメージが広がって、「駆け込み訴え」にはすごく想像の余地があるなあと感じました。

昨日無理して観ておけば、今日は答え合わせをしながら、もう一度観れたのにと少し後悔…
私は行けないけど、気になっている方がいたら、明日6/2(日)14時の千秋楽にすべりこんで下さい!

ネタバレBOX

近未来?の日本に、「駆け込み訴え」と聖書に嘘とリアルを散りばめて再構築したような脚本が面白かった。

それを役者全員が咀嚼して、たたずまい、セリフ回し、表情、すべてにおいてキャラクターをしっかり立ち上げていて、素晴らしかった。さらに対話や動きでの話の転がし方、化学変化…奥の闇へのハケや出の演出も絶妙だった。
しかし、対話の反対側で名瀬が笑って立っていると、どっちを見ればよいのか分からなくなり、首降り人形になってしまった…

特に粕井と名瀬の、場面によって変化するやり取りがよかった。出だしのボソボソとした声の「申し上げます」と名瀬の笑顔で、もう持っていかれた気がする…

あと、上演台本に掲載された太宰作品の「駆け込み訴え」のレタリングのデザイン、文字なのに訴える力が尋常ではない。写真も凝っていてよかった。

原作、脚本、演出、役者…よい座組みの芝居を堪能した!ただ、舞台装置の意味だけは謎…いつか解る日が来るかもと、楽しみにしている。

そして観た人にしか通じないネタバレだけど、つい唐揚げを買って帰りました。
自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

絶妙な会話劇で、本当におもしろかった。

ざくろのような

ざくろのような

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/06/01 (土) 19:30

日本の企業体質を捉えた面白い作品だった。
開発者のやり取りが興味深く思った。

夕夕方暮れる

夕夕方暮れる

立ツ鳥会議

萬劇場(東京都)

2019/05/31 (金) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

■120分強■
依存‐被依存の関係にあり、時にそれを逆転させたりしながら付き合いを続ける数組の人々。さびれた公園で交わされる、誰もが大なり小なり人生につまずいている彼らのやり取りを描く。互いが互いに向ける愛情は噛み合わず、良かれと思って差し出し合う手と手の行き違いに時として笑い、時にやるせない思いにさせられた約2時間。
基底に悲観的な人間観を持ちながらも、人間を、世界をあきらめきれずにいる作者のスタンスがいい。そのアンビバレンスがひしひしと伝わってきた。
こりっち舞台芸術祭りで最終選考に残った10組のうち、ニットキャップシアター、ブルドッキングヘッドロックなどたまたま鑑賞した数組の劇のなかでは、この作品に最も心が動いた。

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