最新の観てきた!クチコミ一覧

38921-38940件 / 190323件中
なんてったって

なんてったって

青春事情

OFF OFFシアター(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

中年のアイドル・・・悲喜交々で楽しめた作品~♪
ここまでは・・ありそうで ないかな~とか思わせる
芝居上の嘘を上手に使い
丁寧に仕上げてたなぁと感心できた1時間35分の作品

なんというか ホっこりする感じが良かったデス

チケットも凝ってて
ゴットチャイルドLIVEツアー2019
「~Mottoスマイルを~」
というツアーチケット風を装ってて楽しめる作りにしておりました~♪

ネタバレBOX

んでOPは曲で始まり
〆も曲=ライブで終わるという作り(^-^)

舞台セットは横長であり
上手側は少々見切れ気味のように思えたかしら・・
脱獄5

脱獄5

家のカギ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチームを拝見。(華4つ☆)最後迄ネタバレしては面白くニャイ。更なる追記は、終演後のネタバレで。

ネタバレBOX


 他の囚人たちからは離され而も男女同居の雑居房という訳の分からないコンセプトによって集められた4人の囚人たち。脱獄を図り各々の役割を分担して迎えた決行の日、あろうことか脱出計画を任されたチームリーダー・沼田の計画は余りに“みむめも”なものであった。硬いコンクリートの床をスプーンで掘ろうというのだ! 而も時間は看守の目を逃れることができ、鏑木が段取りをつけた電源破壊が修復されるまでの僅かな時間のみ。だが、決行する他、脱獄成功の道は無い!! 中盤迄、総てがこのような馬鹿げた展開で推移し而も結果的にそれらが決定的に悪い方には転がらない、根性リズムや決意性一般の浪花節・センチにも陥らないので、このバカバカしさが楽しい。
 ところで堀った穴の1つが、服部という囚人が閉じ込められていた独房に逢着してしまい、服部は雑居房に現れることとなった。当初4人だった脱獄メンバーは5人に増えた訳である。
もーいいかい、まーだだよ

もーいいかい、まーだだよ

山の羊舍

小劇場B1(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

かの別役実フェスでは、同劇団による同会場での「うしろの正面だあれ」が秀逸だった。「別役は面白い!」との発見をさせてもらった一つだったが、今回は当日の体調と、案内係の勧めに(心中抗いつつも)素直に従って後方席に座った事も手伝って睡魔に襲われ通しになった。
別役作品に特徴的な「丁寧語」でのやり取りには、可笑しみを狙った場合もあるが、何かを秘め隠す効果もある。この作品では最後に忌まわしい事実が暴露される、というオチがある。ただ私としては別役作品の世界は戯曲が「劇的」のために用意したオチに収斂していく構造ではなく、(最も難易度が高いが)その場その瞬間のリアルさ、空気・ニュアンスが立ち上る事が理想だ。それには余程役の人物の言動を「飲み込んで」おかなくてはならないが。

ネタバレBOX

別役実戯曲は役者を選ぶ。かなり高いハードルを課す。その性質を今作も実証した。という事を言いたかった。毎度の繰り言だが。
別役作品の展開のシュールさと、人物の実感ベースのリアリティとを、両立させる収まり所を探り、決定するのは役者自身で、展開に「流されて」はならないし「依存して」もいけない、役の人物として自律的に存在しなければ場面も自律しないし面白味が湧いて来ないのだ。
書かれた台詞以上の状況を役者が書き加え、能動性を与える事で漸くどうにかなる。それがないと別役氏の書いた言葉は観客に伝達されても、面白さは付加されない。ストーリーに引き込む芝居でないこのタイプは、最近の演劇色の濃いお笑いのコントに近く、別役氏が用意するオチは保険みたいなものでこれ頼みで台詞を繋いで行っても「所詮この程度のオチ」である。(今思い付くのはシソンヌや長尺の東京ダイナマイト。東京03等はストーリー重視のタイプで当てはまらない)
名指してしまうが今回、存在が定まらず泳いで見えたのが娘役(幼い頃家を出ていった父の何十年振りの帰還を迎える兄弟達即ち長男・長女・次男の内の長女)。それらしい演技をしているのだが強さがない。人物の中に渦巻く強い指向性が、人の目を釘付けて離さないという、そういった何かを選び、見出だし、その人生を生きているように見えない。もし何か選びとっているのだとすればそれを何らかの表現に結実させる力量を持たないか、いずれにせよ相当な負荷を俳優に要求する戯曲の中心的人物に座るには、脆弱に感じられたのは正直な感想だ。
別役フェスで山の羊舎に並んで衝撃を受けた名取事務所「壊れた風景」も、ブラックなオチが付く話だが、この舞台の面白さというのも、ストーリーとその結語であるオチがもたらすよりは、他人のピクニックの食糧を最後は大勢でパクパクやる過程そのものにあった。
ONとOFFのセレナーデ

ONとOFFのセレナーデ

ことのはbox

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/06 (木) 19:00

チャットの会話のテンポと、テーマのある種“薄暗さ”が実に好対照。
次第に明らかになる「ヤリタイ」の仕事、そして彼のキャラの意外な激変。
切なく下世話なONとOFFのバランスの上に
自分も立っているのだと考えさせられた。
最後に役者が挨拶を終えて舞台を降りる時まで、物語は続いていた・・・。

ネタバレBOX

下手側、ひとりの男が、デスクのパソコンモニターに向かっている。
舞台正面には二つの窓。
チャットの相手が二人、こちらを向いてキーボードを打っている。
暗闇の中、3人だけが浮かび上がって
カタカタという軽く切れの良いキーボードの音、
打っている内容が台詞になってポンポンと会話が弾む。
今度オフ会で初めて会おうという計画を立てる3人。
最近参加してこない「シタイ」がオフ会に来るかどうかを気にしている。
ここは、デスクに向かっている男、ハンドルネーム「ヤリタイ」の職場。
彼は、病院と契約している葬儀社のスタッフとして院内の一室で待機している。
次に死にそうなのは誰か、リストを見ながらただ待ち続ける。
だがよりによってオフ会の日、葬儀が入り「ヤリタイ」は会場に向かう。
そこで彼が目にした光景は・・・。

オノ・ヨーコの歌の歌詞がヒントになるミステリー仕立ての展開が巧い。
次第に明らかになる緊張感と、差し込まれるチャットの軽やかさが対照的。
ちょっと他人のプライバシーに踏み込み過ぎるキライはあるが
知りたがり屋の本性を隠さず行動すればこういう事か、とも思う。

「ヤリタイ」のクールで人間関係に距離感を置くキャラ、
「人の死」が利益をもたらすことに対する後ろ暗さも感じるが
並行してマージンのための交渉を持ちかけるしたたかさもある。
それらとチャットでの明るく率直な一面とのギャップがとても面白い。
ここには、ひとの心の二面性、現実と仮想空間、表と裏、生と死、
全てのものが背中合わせに共存する、私たちの日常が描かれている。

観ている私も、「ヤリタイ」のバックグラウンドが明らかになるにつれて
彼の思考に近づいて行くのが不思議だ。
ただラスト、「ヤリタイ」の選択の急激な転換には若干“力技感”を覚えた。
だからと言ってどうすればいいのかはわからないけれど。

「ヤリタイ」と「シタイ」の舞台挨拶後のハケ方が心に残る。


ONとOFFのセレナーデ

ONとOFFのセレナーデ

ことのはbox

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

葬儀屋とか遺言バンクとか普段の生活に馴染みのない職業がでてきてとても興味が湧きました

森山開次『NINJA』

森山開次『NINJA』

森山開次

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/05/31 (金) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

第一弾「サーカス」は(昨年の再演も)惜しくも見逃したが、これに劣らず香しいチラシに手招きされ、第二弾を観劇。
日曜の正午、沢山の親子連れ。第一弾の美術・衣裳ひびのこづえは消え、今回は衣裳のみ。白木色の床(地色が見える瞬間は一度ある)に見事な映写術で映像が映し出され、ダイナミックな場面転換を照明共々映像がこなしてしまう。ダンス公演ではあるが「忍者」と題しただけあってストーリー性のある場面や、予測を裏切る多様な場面が展開(転回)し、休憩を挟んだ後半は舞踊の比重が大きいものの、目を奪われる「忍者」スペクタクルを花開かせていた。(子供がぐずる瞬間はほぼ無かったと思われる。)

ネタバレBOX

忍者でこう魅せたなら、サーカスではどうだったろう・・と興味津々ではあるが、題材を突き詰めて行くより題材に遊ぶ趣き。当然ではあるが「舞踊」公演としてまとめられ、次代の舞踊への種まきの使命を忘れていない。ただ演劇好きとしては忍者という題材なら非人間的側面とその悲哀がテーマに浮かぶ。勿論その線では子供向け舞台にならないだろうけれども。。
ONとOFFのセレナーデ

ONとOFFのセレナーデ

ことのはbox

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

パソコン画面を通した会話が印象的でした。

ネタバレBOX

ハンドルネーム「ヤリタイ」「小夜子」「天涯孤独」の3人がパソコン画面を通して会話に花を咲かせる場面からスタートするという不思議なシチュエーションから幕を開けるのですが、何か、事件めいたものが起こるではないか予感めいた雰囲気が漂っていていいですよね。さらに、4人目の仲間「シタイ」とは何者か、謎が深まり、話が複雑化していくプロセスはおもしろいです。葬儀屋の人間としての本性など、見どころはいくつかありましたが、最後の不可思議な結末は絶妙に感じます。
ネオ☆マインドパワーカップ forE.S.M

ネオ☆マインドパワーカップ forE.S.M

QUEENS' LEAGUE

新宿スターフィールド(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/06 (木) 14:00

価格3,900円

5年前の演目の再演……というよりはリニューアル版。
金儲け新興宗教団体に取り込まれたお料理教室の仲間たちの運命やいかに?を寸劇的な場を重ねて語る合間にダンスやギター漫談(?)、よく当たる占い師の仕組みなどの「講義」が入るというバラエティー系。
5年前よりもイマの方がより現実に即しているかも???

不幸の正義の味方

不幸の正義の味方

立川志らく劇団・下町ダニーローズ

サンモールスタジオ(東京都)

2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

違うなー。

ネタバレBOX

芝濱をモチーフに、自衛隊員が造反してクーデターが起こりそうなときにヒーローとして鎮圧するという酔っ払って見た夢の中の出来事がもう一度起こらないように、解禁した飲酒ですが再度禁酒する話。

冒頭、芝濱のダイジェスト版がありました。少しお得感はありましたが、どうせならきちんと落語として聴きたかったというのが本音です。

そもそも、落語をモチーフにしたお芝居は観る気がしません。落語は落語で聴きたいです。初めから落語をモチーフにしていると知っていたら観に行きませんでした。失敗でした。
バクステ!!

バクステ!!

エヌオーフォー No.4

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★

バックステージものは案外多くて、1年に1本くらい観ている気がしますが、この作品はテンボも良く秀作です。スタッフ陣のぶつかり合いが、熱くウィットに富んでいて楽しかった。

なんてったって

なんてったって

青春事情

OFF OFFシアター(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団「青春事情」が楽屋裏の”アイドル事情”を謳い上げたような…アイドルとしての心構え、人間らしい生き方という一見相容れない生活スタイルの悲喜交々が観てとれる公演。主役のアイドルグループと別のアイドルを対比するような観せ方が緩い寓話のようにも思える。
物語はアイドル狂騒曲のようなコメディタッチの描きであるが、その展開はいたってシンプルで新鮮味が感じられないところが少し残念。
(上演時間1時間35分)

ネタバレBOX

セットは、ほぼ素舞台。デニム生地 が付いた箱馬が数個あるのみ。
梗概…男3名のアイドルユニット・ゴットチャイルドは、10代でデビューして以来20年間キッズと呼ばれるファンに支えられ活動してきた。その3人のコンサートシーンから物語は始まる。さすがに40歳が近づいてきた今日この頃、中年太りや薄毛などアイドルらしからぬ外見的問題が表れる。それでもファンを大切にするという気持と具体的な行為が長年アイドルを続けてこられた理由である。
しかし、そんな努力が無駄になるような出来事が発覚する。アイドルとしてしてはならないファンとの恋愛沙汰、ましてや女子高生との同居写真が週刊誌に...。未成年との淫行が表沙汰になればアイドル失格はもちろん社会的に糾弾されるという窮地に追い込まれる。

一方、公演が終わったらファンの彼女とデートはする、自らの公演に対する姿勢の甘さなど我儘し放題のアイドルを登場させ、”アイドルとは?”という偶像性を鮮明に際立たせる。アイドルの「自覚」と「責任」がファンを獲得し長く支持してもらえると説くような、そんな寓話性を感じさせる。また簡単にアイドルになれると思っている人物を登場させ、アイドルへの道は自惚れと自我で叶えられるかもという安易さ...その錯覚を面白可笑しく描く。

物語はアイドル(グループ)、所属事務所の人たちという業界側の観点で描いている。一見ファンの側が見えてこないが、ラストの姿なきファンのアンコールがゴットチャイルドの今後を暗示する。その予定調和のような結末は、何となく先読み出来て物足りない。
とは言え、もう2度と戻らない青春が舞台というフレームの中で熱くそして郷愁を帯びて語られる。その延長線上にある現在、中年になってもアイドルが続けられる有難さ、その思いが舞台の外に溢れるぐらい輝いて観える。それはアイドルという偶像性からファンを失望させるという側面、同時に人並みに恋愛をし子供を授かり育てるという側面、その両面を併せ持つ人間そのものの面白み、それを可笑しく観せている公演...楽しめました。
次回公演も楽しみにしております。
夢の果(ハタテ)

夢の果(ハタテ)

チーム・クレセント

ザムザ阿佐谷(東京都)

2019/06/06 (木) ~ 2019/06/10 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/06 (木) 19:00

座席1階

若い感性で当時の映画界を席巻した脚本家白坂依志夫の物語。フィクションと断っているが、この舞台の脚本を書いたニシモトマキが、交流のあった白坂氏のエピソードから着想したという。
仲代達也の野獣死すべしなど名作が多い白坂氏だが、女優や若手作家など華やかな人脈、交際でも知られる。今回の舞台でもその片鱗は出てくるが、物語はサブタイトルにもある、文壇のドンに歯向っていく展開だ。
孤児を描いた「お菓子放浪記」の西村滋作品をやり続けてきたチームクレセントらしいテイストもしっかり入っている。テンポよく進む舞台は、簡素な舞台美術とともに、演者たちの会話に集中してのめり込める。舞台回しを脚本家志望で白坂氏の家に潜り込んだという設定の女中にやらせたのは成功していると思う。

なんてったって

なんてったって

青春事情

OFF OFFシアター(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

テンポも良く95分楽しみました。日本の芸能界の裏を観ているようで面白おかしくそして少し悲しく感じながらの時間でした。コミカルなのに終盤は涙が出そうで困りました。

なんてったって

なんてったって

青春事情

OFF OFFシアター(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

正統派男性アイドルユニット。
身につけた衣装は確かに3人とも若い頃には似合っていただろうなと。
それにしてもアイドルとして現在に至るまで、いくらでもイメチェンのチャンスはあっただろうに、化粧という魔法を使えないだけにコレは流石にキツい御姿(笑)
いや、青春の面影が背景に見えるならば、ファンにとっては充分アリな光景か。

四十路の哀愁をスパイスに、かと言って辛辣な程には意地悪ではなく、四十路共感濃度メチャ高めの緩~い笑いに終始包まれてのイイ感じな舞台でした。
同年代だけでなく若い観客にはいずれ来たるべく風景として想像可な可笑し味もあったでしょうが、若手アイドルからの導入口も用意されていて、そこからも入りやすく、結果だれもが楽しめる内容に。
気楽にゆる~く楽しむのが正解。

ネタバレBOX

気楽にゆる~く楽しんで油断して観ていると、終盤「オッ!」と涙腺の方が思わず緩くなってしまう・・・これが本当の正解。

しかしメンバー「将太」の不祥事よりも「小鉄」の方がよりスキャンダラスでした(笑)
脱獄5

脱獄5

家のカギ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

客席が前の人と被らないように配置されているのでとても見やすかった 滅多にこんな配置はされないのでありがたい
なんとも若い熱量の高いお芝居でした 
舞台の監獄セットもシンプルながら素敵な作りになっていました 
価格もこのクオリティにしてはリーズナブル! ありがとうございました!

ネタバレBOX

いいセンスだ!
メタルギアのオマージュ好きでした
らぶゆ

らぶゆ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2019/06/02 (日) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/06 (木)

観てきました☆ 久しぶりのKAKUTA良かったです!

ネタバレBOX

客演の方々が素晴らしかった! あと、18年ぶりに俳優復帰という酒井さんがすごく良かった☆  異儀田さんは、いつものお笑い担当みたいじゃなくて とても可愛らしい役でした! 桑原さんの訛った場内アナウンスgoodでした☆
あの鐘を鳴らすのはあなた

あの鐘を鳴らすのはあなた

Pave the Way

萬劇場(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

チラシだとシリアスコメディだと思って行きましたら 、かなりコメディだったみたいです。最後ちょっと間延び感が。テンポよく簡潔にまとめたほうがメッセージが分かりやすかったかな

化粧二題

化粧二題

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/06/03 (月) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/06 (木) 14:00

座席1階

この井上戯曲、初めて拝見した。
いずれも大衆演劇の座長役としての一人舞台。すべてがおそらく、役者の選択で決まる舞台だ。最初に登場する女座長を有森也実、次いで出てくる男座長を内野聖陽が演じた。
有森也実がサラシを巻いて肌をあらわにたんかを切る、という場面にドキドキしてしまった。こういう役に挑戦したその心意気を買いたい。ただ、今日のマチネは声の調子が今ひとつだったのか、若干かすれ声で、客席から「頑張れ!」と応援したくなるようなか弱さが邪魔をした。
後段の内野聖陽の物語と直接つながりはないが、何となく二つの舞台を結び付ける糸のようなものが引いてある。それはラストシーンで結ばれることになるのだが、その演出はちょっとアングラ演劇っぽくて好きです。
内野聖陽は迫力があったが、ややかっこよさというかスマートさが前に出てた感じ。もっと泥くさいところがあったら、さらによかったと思う。
いずれもの楽屋も、ライトの当て方を工夫してうまく演出してあった。客席を挟んで大きな鏡があるという設定で有森と内野が化粧をするのだが、本当に鏡があると錯覚させられる秀逸の演技だった。
舞台美術に力が入っていて、この舞台を最大限に盛り上げている。若い世代が集まる現代演劇の世界からは遠く離れた、昭和の演劇の姿を楽しみたい。

なんてったって

なんてったって

青春事情

OFF OFFシアター(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

 アイドルっていくつ迄? (華3つ☆)

ネタバレBOX

 男3名のアイドルユニット・ゴットチャイルドは、17歳でデビューして以来20年間キッズと呼ばれる固定ファンに支持されアイドルとして活動してきた。アイドルに禁じられているのは恋の噂、中でもファンの女性との恋愛沙汰は最大のタブーだ。無論、他のスキャンダル、揉め事、ファンの支持を壊すような総てが禁じられている。20年もの間、彼らがアイドルを続けて来られたのはアイドルの鏡と言われるリーダーの献身的なファンサービス、メンバーの律儀等々ではあったが、流石のゴッチャも寄る年波には勝てない。髪が気になる者、体型が気になる者と門題が出ているばかりかアイドルのコンセプトからも外れるのではないか? と内心恟恟、社長にした所でいつまでも手を拱いている訳にもゆかぬから新人スカウトやオーディションで新人発掘に乗り出している。
 ところが、何の問題も無かったハズのリーダーが、写真誌にJKと共に自宅に出入りする現場写真を撮られてしまった。雑誌発売の前日、事務所にその旨記した文書が届いた。
 脚本は奇抜な発想が無く正解が先読みできてしまうので、タイミングをずらすなどの笑の取り方以外に笑える点は、自分には少なかった。演出にも際立った工夫は感じられない。だが、この当たり前が、如何にもロートルらしくもあり、終盤の盛り上がりに寄与してくる。つまり、華やかで格好良いアイドルという幻想を維持する為の仇で過剰な努力は、妻と夫の間に横たわる無限の孤独と深淵を知る年になれば誰もが感じる老いと死そして空しさと、子を持つ親として向き合わねばならない現実生活のリアルの前には、現実的な深刻さなど微塵も持たないという当たり前を、一瞬覆い隠すイリュージョンとして機能する共感が成立している。
六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2019/06/01 (土) ~ 2019/06/25 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/05 (水) 16:30

座席2階8列33番

「月光露針路日本」

三谷幸喜は、自身の演出法について、映画「ザ・マジックアワー」に出演した市川崑から、「しつこいんだよ」と言われたことを記している。(「シネアスト 市川崑」より)

これは、脚本家としての三谷幸喜の簡略さと、演出家としての三谷幸喜としての過剰さの対をなすものとして、至極的を射ている気がする。私は、三谷脚本は大好きなので、テレビドラマを中心に、映画でも舞台でも積極的に観る派なのだが、こと映画での傾向から、三谷演出の作品となるとあまり観ようとは思わない。(そのスター配役にも疲れてしまうということもある)

今回の作品は、三谷幸喜ラブの友人が観ることと、歌舞伎という枠でどんな表現をするのか興味がったこと、初歌舞伎作品(「決闘! 高田馬場」は未見)とは違い歌舞伎座上演であること、そしてみなもと太郎原作であることから観劇した。

相変らずのサービス精神満載。序から出てくる口上の尾上松也が、場を前説宜しく温めてくれる。歌舞伎らしい華やかかつ込み入った舞台装置が、17人の伊勢出身者の流浪の旅を彩る。漂流→ロシアでの苦難の生活→サンペテルブルクでの女王との謁見→帰還という流れを3幕にうまくまとめ上げ、ユーモアも交えた舞台は、ラストの風景描写をもって大団円。
日本の情景はラストしか出てこないのだが、まさに歌舞伎の範疇にこの冒険譚を描き切っている。なんといっても群像劇なので、場毎に見せ場を作り主役が替わる古典歌舞伎と違い、
幸四郎、猿之助、愛之助といった当代人気役者の丁々発止の掛け合いが楽しい。

しかし、三谷演出のサービス精神は、観客に誤解を与えている。(もちろん、誤解をする観客も悪いのだが。)この舞台はあくまでも、故郷伊勢に帰ることに執着した漂流者たちの、艱難辛苦の10年間を描いたものである。ある者は病気で死に、ある者は事故で死に、ある者は体の一部を失う。そして、キリスト教の洗礼を受けて帰れなくなった者もいる。
日本の地を踏めたのは、僅かに2人。彼ら一人一人の想いをどれだけ、観客が感じ取れるか。悔しさ、惨めさ、苦しさ、そして希望、期待、絶望というものを味わうことができるか。
これが舞台の眼目である。

しかし、三谷作品として観いている観客の多くは、作品の緩急として構成されているユーモアと写実性の境界を失って、全てをユーモアに結び付けようとしているように感じた。

白鷗、幸四郎、染五郎親子三代共演を「親子でもないのに」「親子のようだ」といじる楽屋オチ、たくあんや牛肉をめぐる食べ物の小ネタ、八嶋智人の達者な話芸、登場人物と観客の掛け合い、どれも楽しい。しかし、一方で余分なところの刈り込みと、プロセスの書き込みが足りないので、本当に見せたいところがうまく見せていない。

漂着した島でのロシア人と元住民との諍いの件、磯吉がロシア人女性に恋をして帰国を辞めようとする件、共に危機的な状況なのにその結末についての説明はあまりにも言葉足らずではないか。
一方で、犬の交尾のお遊びは必要?古畑任三郎の物まねは必要?ベズボロトコとイワーノヴナの逢瀬は必要?ラックスマン親子の設定は(この舞台では)必要?実はこれらの前後には、かなり深刻な事態が起きていて(庄蔵の怪我、ロシア側の光太郎抑留の策略、庄蔵や新蔵の洗礼、光太夫と庄蔵、新蔵との別れなど)それらがどうも霞んでしまい、どうも緊張感を引き出せていない。

特に感じたのが、光太夫と庄蔵とのキスシーンで、観客から大きな笑いが起きるところ。
このシーンは、永遠の別れとなる強烈な哀切を見せているのだが、観客は男同士がキスをするというのも、ギャグ的要素の1つとして捉えてしまっている。このキスは、10年の長きにわたって苦難を共にしてきた仲間同士、ロシアという地で知りえた慣習を持って気持ちを表現する重要な場面である。

このキスシーンについては、パンフレットで三上幸喜自身が書いている通り、「風雲児たち」を歌舞伎化しようとした最重要シーンとしています。日本に帰りたいと光太夫にすがりつく庄蔵、それにつられるようにして、虚勢を捨て光太夫に涙ながらに心情を吐露する新蔵。
涙ながらの別れの場面、人情話として秀逸です。

サンペテルブルグ内の舞台美術は見事。そこでのエカテリーナ女王、ポチョムキンそして光太夫の3人の掛け合いは、厳かかつ強烈で、ロシアを舞台に歌舞伎的な様式美を見せつけた名場面。3人の力量が歌舞伎界トップにあることを示している。

まだ公演も序盤、歌舞伎上演という難しさはあるがもう少しメリハリをつけての上演を求めたい。パンフレットでも、三谷幸喜は演出時に、毎度、幸四郎、猿之助、愛之助の3人が、とめどもなくアイデアを出し合い、それを次の稽古では半分近く捨て去っていることを「さらなる高みを目指し」という表現で感嘆している。まさに、それがこれからの20日間に求められる。
そうすれば、今年の傑出した舞台の1つになると思うのけれど。

このページのQRコードです。

拡大