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存在しないが 存在可能な 楽器俳優のためのシナリオ

存在しないが 存在可能な 楽器俳優のためのシナリオ

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/07/06 (土) 14:00

演劇関係者の観客が多い。上演日数も限られているので、この密度になるのでしょうね。ヤン・ペシェック氏は大御所ということなので。

皆さん、称賛の嵐なのですが、私はこうした一人芝居はちょっとなあ。
かなり緻密に芝居が計算されていることは、よーく判るのですが、それでも、どうしても取っ散らかっている感が否めない。ピンポン玉に、水、偶発性の産物。歌舞伎などだと、活劇の中で偶発性がダイナミズムを生むのだけれど、一人芝居となると、どうもちまちま感が。

ネタバレBOX

スタニスラフスキー・システムを否定していたのは(一部、共感するところもあると但し書きながら)、さすが御大ならではのご意見。舞台を拝見するだに、確かにそうだろうなあ、と思った次第。
和洋 set you

和洋 set you

日本コメディ協会

駅前劇場(東京都)

2019/07/09 (火) ~ 2019/07/14 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/07/09 (火) 19:00

【洋=レイ・クーニー「ファニー・マネー」初日】
1995年10月に紀伊國屋ホールでの東京ヴォードヴィルショー版を観て以来24年ぶりだったが、当時抱いた「小骨が喉に刺さったような」違和感は今回も健在。(爆)

いや、それは演出や演技によるものではなく、脚本と自分との相性が悪いのだと改めて確認。

ネタバレを回避して言うなら騒動の原因である主人公の行動(と結末)に共感できない、あるいはその幸運(?)に嫉妬して(爆)感情移入できないこと、そしてダークもしくはブラックな部分(重婚どころではないヤバい犯罪が絡む)がファルスとそぐわない(私見)ことによるもの。

その点を別にすれば窮地から逃れるためにとっさについた嘘からさらにピンチが訪れたり、それを知らない者で混乱が広がるなどのドタバタはいかにもレイ・クーニーで大笑いできるんだが。

なお、終盤でやっと登場する人物の衣装はこのテの演目に相応しいマンガチックなもので、大いにウケる。

ネタバレBOX

たとえいわゆる「裏金」で、本来の持ち主が警察に申告できないとはいえ、偶然手に入った大金をネコババしようという主人公に共感できないのは正義感というよりむしろ羨ましがっている(笑)からではないか?というのが今回気付いた点。(笑)
ちなみに松本清張の小説で青島幸男主演で映画化もされた「告訴せず」も思い出す。

終盤で登場するミスター・ブラックカーテン、クルマに轢かれた設定ゆえ着衣が破れているだけでなく、いくつかタイヤ痕がついているのがマンガチックで笑える。
のうみん〜三人の天草四郎〜

のうみん〜三人の天草四郎〜

劇団そとばこまち

あうるすぽっと(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/07/05 (金) 15:00

フライヤーだけ見ると難しそうに見えるのですが、華やかなエンターテインメントだったのです。
いろんなアイディアが満載で、こんな表現があるのか!って新鮮な驚きのうちに130分が過ぎていきました。
目の前で役者さんが演技してるんだけど、お芝居って思えなくて、中盤からハンカチが手放せなかったです。舞台の説得力に震えました。今でも他の人の感想を見ているだけでグッと来てしまいます。
南園みちなさん、舞台で大きな存在だったのに、ロビーでお見かけした時は思ったよりずっと小柄な方でびっくりしました。

ネタバレBOX

彩羽真矢さんが客席通路まで来て歌ってくれた!
アシュラ

アシュラ

平熱43度

ワーサルシアター(東京都)

2019/07/03 (水) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

権力を持つ者VS超能力を持つ者。
8人VS8人。
対峙する関係性での一人二役なので、なるほどこれは分かりやすい。
「このハイスピード演劇にアナタはついてこれるか!?」の謳い文句通り、瞬時にシーン(役柄も)が次々と転換していき、一々説明的な事には時間を割かれないので、これはもう「役者の瞬発力」VS「観客の頭の切り替え力」
実に挑戦的かつ刺激的な演出でありました。
と言いつつも、しりとり式な繋ぎ方やキャラクター設定、音響・照明等で観客側に向けては何かと手を差し伸べてくれるので、これからご覧になる方はそうそうご心配なさらずに。

程よく慣れてきた後半から何気に転換にも大胆さが加わってくるので、うっかり油断できないものの、最もこれだけハードでデリケートな芝居を要求されている役者さん達を目の前にすれば「これは最後まで食らいつかなきゃ!」という思いが一番大きかったかも。

ストーリー的には独創的な演出も相まってアニメにも似た感覚でもって楽しめたのですが、戦争に持ち込もうとしているのはいつの世もトップ同志「何故に争わなくてはならないのか」という理不尽さが常に付きまといます。
ノンストップで描かれる抗争SFサスペンス&ラブストーリー&笑いも少々。
これら全てを一気にのみ込んでいくラストシーンは圧巻の一言でした。

関ヶ原で一人

関ヶ原で一人

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです!こんな先生がいたら私も歴史好き(日本史、それも戦国時代だけか?笑)になっていたかも。あちこち?なところや、宝くじより低い確率の落雷にそんなに遭うんかい?というのはありますが「信長の野望」のモヤモヤが払拭された感がありました。

プールサイドから、響く

プールサイドから、響く

Others&co.

小劇場B1(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/09 (火)公演終了

アシュラ

アシュラ

平熱43度

ワーサルシアター(東京都)

2019/07/03 (水) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★

「修」キャストの回を拝見。
“このハイスピード演劇にアナタはついてこれるか!?”、うーん、2役の入れ替わりが効果的なところもあるけど、後半になると何人かのあの演じ分け(の技量)では、ついて行こうにも…でした。クライマックスの方が観ていて安心。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

壱劇屋さん観劇初の台詞ありの舞台
御姫のもとに集いし、七人の盗賊!
それぞれの能力を生かした殺陣に、壱劇屋さんの必殺技アクションモブの凄さ!
最初のオープニングで七人の中から、推しを決めてみるのも楽しいかもですよ😁
舞台の端から端まで色々な動きがありますので、少し後方から観るのをオススメします。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

ピカル―ンを大阪で2回観劇。一度でもいいけど、観るポイントを決めて行くと全く別物になって楽しかった。特にアクションモブでキレキレの動きを観てると次はどうなる?と次から次へと流れるように物語が進んでいく。それと衣装も楽しみにの一つ。これは絶対に外せない❗

プールサイドから、響く

プールサイドから、響く

Others&co.

小劇場B1(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

若いエネルギーが爆発するはっちゃけた感じと、大人になって再開した時の落ち着いた感じがうまく対比されて描かれていて、飽きさせない。
青春時代の懐かしさとほろ苦さにパワーをもらえました。
勢いのある展開が心地良かったです。

みゆき食堂

みゆき食堂

ラビット番長

演劇制作体V-NETアトリエ【柴崎道場】(東京都)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

こないだ観劇したラビット番長アトリエ公演「みゆき食堂」
ごく普通でどこにでもある食堂での話
前半は笑いどころ満載でとても暖かみ会った!
後半はとても深みあり、心にくる物があって感動!
それに家族愛と言うか家族絆てきな
物感じたな
いつもラビ番でした
10年ぶりの作品らしい
井保さんの脚本は素晴らしい
とても面白かった
そしていつも通りスタッフワーク良き
スタッフの対応の早さは素晴らしい
今後も良い作品をつくて行ってください
9月本公演カチナシ再演期待してます
アトリエ公演は若手中心の公演であったけど、経験あるメンバー引っ張ってそれを感じさせない公演だったな🎵
ラビット番メンバーが名作と言う作品観劇できて良かった

関ヶ原で一人

関ヶ原で一人

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★

芝居のクオリティは高いと思うし場面場面の作りは凄くいいと思うのだけども。
SF的設定に「それっぽい説得力が」無く辛い。そんなもんは物語のツールでしか無いとしても。あまりも御都合主義すぎて萎える

ネタバレBOX

御都合主義なところは変わることはないと思うので、コメディーとかしか見る気が起きないような気もする

タイムスリップは中身では無くそのものが入れ替わるが周りのものはその変化に順応するのかと思いきや自害した主人公の妻(細川ガラシャ)は元の時代に戻っている。宮本武蔵は島左近と入れ替わったのに周りは宮本武蔵と認識しているし、島が後年別の場所に出現した話が出たりすることから、左近と武蔵はいた場所が入れ替わっただけ。体ごと入れ替わっているのに死ぬと戻るのは何か腑に落ちない。(服装も入れ替わっているのだからどう考えても体ごと)また主人公の代わりに来たものを生徒は包帯の侍と認識している、これはただそうしたら面白いからとしてやったとしか思えない。また死んだら戻るのであれば関ヶ原後に小早川はなぜ戻っていない、主人公の代わりに来た包帯の侍は消えたということは死んだのか?そして石田三成が結局何者だったのかという結論は示さず正直この話で何を見せたかったのか分からない。原理について説明はしないは全然いいとは思うが行き当たりばったりな御都合主義では夢オチと何ら変わらない。夢オチの方がいいくらいだと個人的には思う。
キャスト陣はたいしたもので場面場面を切り取れば大変見応えのある作品となってはいる。
ビビを見た!

ビビを見た!

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★

■約105分■
「敵」とやらの正体が何なのか、期待値MAXで観始めたが……

骨と十字架

骨と十字架

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/07/06 (土) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/07/07 (日) 14:00

座席1階C!列

 この「骨と十字架」も、全くの予備知識なしで拝見。何の話かも知らずに拝見すると、神父らしい装束で、皆出てきて、どうやらバチカンの話らしい。では、いつの話かしらんと思っていると、どうやら創世記の話と進化の話が出てきて、19世紀以降の話だよね、と思っていると、北京原人の話が出てきて、登場人物を「シャルダン」と呼んでいて、えーっ、ティヤールド・シャルダンの話かい、と気づいた。そうだバチカンが進化論を認めたのって、極々最近だということに思い至った。
 話の体裁が、何とも中世的な感じがしたのだけれど、確かシャルダンって、現代史の人だよなあ、こんな議論がまだ半世紀ちょっと前にもあったんだ、とすごい隔世感。

 内容は信仰と科学、そしてシャルダンへの敬愛と同情を感じながら、自らの信念に忠実にあろうという人々の物語。なかなかのハードボイルドなストレイトプレイ。
プレビューという位置づけで、アンケートなどを手掛かりに、3日間のインターバルで直しを入れての本番となるそうですが、これ何直すんだ?というくらいの緩急挟んだ、しっかりとした出来。演出の小川さんが前説で、アンケートの協力を切にお願いしていましたが、
役者の巧拙も含めて、何を注文すればよいんだ?好奇心から、アンケートを拝見したいくらい。

神農直隆、伊達暁、佐藤祐基、3氏のエッジの効いたセリフ回しに、小林隆、近藤芳正両氏の穏やかかつ強いセリフ回しが絡んで、各役の懊悩の物語をすんなりと聞かせてくれる。そして、各人の階上、舞台内での立ち位置が、それぞれの心情をうまく表現していて素晴らしい。動揺、不安、懐疑、決意等々を、セリフなしで感じさせてくれる。
好みもあるとは思うけれど、小川さんの新国立劇場演劇部門芸術監督就任後の最高傑作ではないか。

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて壱劇屋さんを観劇しましたが、
その初めてがピカルーンで良かったと思っております。
オープニングからすごいド迫力、
スピード感のある殺陣、アクションする度に椅子が揺れ動くほどの振動、音響、照明、すべてにおいてレベルが高い。
これでこのチケット代は安すぎます。
物語も理解しやすく、分かりやすく一言で言うならば、ワンピースのような、2.5次元の世界。
コスプレ好きな人や、戦隊モノが好きな人も見やすいかも。
笑いあり、涙あり、最後は心温まるストーリーでした。
殺陣が凄いと言われている劇団壱劇屋。
さすがでした!圧巻!!!!!

のうみん〜三人の天草四郎〜

のうみん〜三人の天草四郎〜

劇団そとばこまち

あうるすぽっと(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

スピード感と迫力のある殺陣、躍動感で舞台を彩るダンス、面白さと感動に満ちたストーリー、そして心を揺さぶる歌声。上演時間は130分程度、あっという間に過ぎ去ります。

プールサイドから、響く

プールサイドから、響く

Others&co.

小劇場B1(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/09 (火)公演終了

満足度★★★★

今回この舞台を観たいと思ったのは降板した方に代わって森岡理世さんが出演するという告知を見たからでした。それ以外の情報がほとんどないままの観劇となりましたが、観に行って正解でした。森岡さんが出てきただけで客席の空気変わってました。ちなみに開演前自分の後ろの席にいた方がもうすでにこの舞台を観た方らしく「代役で出てる森岡さんってすごくいいのよ!」って言ってました。
それくらいインパクトのある演技だったのでしょう。
ぶっ飛んだ森岡さんを観れただけで満足でした。

ネタバレBOX

10年後約束の地で再会する男と女。冒頭で出会う2人が何故今ここにいるのかが、過去と現在を交互に描くことによって観客に提示されて行く。
ほとんど予備知識のない中での観劇。冒頭のシーンで登場した女性を見て「あれ?もしかしてこの役者さんは?」とビックリ。 ☆5つとした(個人的に大好きな作品でした)上野で上演された「止むに止まれず」で三姉妹の長女役を好演していた山田真由子さんではないですか! 思わぬ再会に高揚し、終演後ご本人にその思いを伝えました。突然の声がけにもかかわらず優しく対応してくれた山田さん、本当にありがとうございました。

同じく終演後。もしかしてと声をかけたところ、やはり「嫌われ松子の一生」に出演していた円谷優希さんでした。観劇時にはお話しすることができなかったので、ここぞとばかり「松子」の舞台のこと、そしてこの先のスケジュールのことなど談笑しました。
次回作は、8月30日から博品館劇場にて、
仁支川峰子芸能生活45周年公演
悪い女シリーズ第4弾
悪い女に札束
で、ヒロインとして出演とのこと。
もし、ご興味のある方は足を運んでみてはと思います。
円谷さんと話していると友人である森岡理世さんも登場!
しばし談笑。素敵な時間をありがとうございました。
舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命

刑事・雪平夏見シリーズ製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/24 (月) 19:00

犯人の狂気とそれを追う刑事の狂気がぶつかる迫力のステージでした。意外な犯人にビックリ。

関ヶ原で一人

関ヶ原で一人

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/07/08 (月) 19:00

いつものボクラより殺陣は少なめでしたが、時代劇なのにSF的感覚も多々あるステージでした。セリフとして出てくる、作家のSF観も興味深かったです。

熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン~

熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン~

劇団SOFT GEAR

シアターひびき (岡山県)

2019/06/22 (土) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

 とにかく、これを上演して下さって有難う、と最初に言いたいです。

 つかさんの「熱海殺人事件」には様々なバージョンがあるのですが、私が観たのは基本的に(その都度脚色されて枝葉末節が変わってたりするので)2バージョン位です。 この「モンテカルロ・イリュージョン」は噂には聞いていたけれど、観劇する事能わず、今に至っておりました。
 ですから、この作品を観れた事自体、奇跡の様で感謝しかありません。 流石ソフトギア、私のツボを心得ていらっしゃる。ホント、有難うございました。

 でもまぁ・・・手強かったですね。 “ ま、基本のところは「熱海」だから・・・ ”と、のほほんと構えてたら・・・え?殺人事件がひい~ふう~みっ・・・つ?
 展開は特有のハイペース&フェイク&ぶっ飛び。 いやソレ無理だろう?というツッコミは無意味。 私の拙い左脳は情報処理・・・しきれなかった。 結局幾つもの“ ? ”を残して終わってしまいました。
 ま、「熱海」だから・・・あんまし深く悩むの止めよう・・・。

ネタバレBOX

 以下は、あくまできやまの個人的な考えです。 失礼な点があれば苦笑いして許して下さい。

 最初、「熱海」を演るって聞いた時、「え?こんなメジャーで、岡山でもいろんなトコが上演してる脚本を?」と、正直首を傾げました。 もっとマイナーでコアな作品を紹介してくるだろうと勘ぐってたから。 それに、2002年に脳みそ50ccが上演した「熱海殺人事件」での、赤木さんの木村伝兵衛とロドリゲスさんの大山金太郎が強烈に記憶に残っているから、再演に近いものになるんじゃないか・・・と。

 観てみてナットク、これは2019年、現在の「ソフトギア」にしか演れない「熱海」なのだ。
 様々なバージョンは有れど、熱海のキャラクターは「パターン」が決まっている。 言わばRPGの役割の様に。 部長刑事は俺様キャラ、新人刑事はちょいヒネ熱血、水野さんは山口アイ子と二役で何でもアリのヒロイン、大山金太郎はお笑いを装った悪役・・・。
 だけど彼等は演じる俳優によって観客が受ける印象が全然変わってしまう。 当たり前といえば当たり前の事だけど、役者一人一人の個性が色濃く光るソフトギアだからこそ、面白いキャラクター達に仕上がっている。 客演さんも含めて、あぁ~ソフトギアだぁ・・・。

 ベタな言い方ですが、「熱海」は“ 怒り ”と“ 愛 ”で出来上がっているお話だと思うのです。
 二つは表裏一体というか、ねじけて入れ替わったり、ずーっと繋がっていってたり。 そうして起こったのが、三つの殺人事件(いや、正確には・・・かな)。 解き明かしていくにつれ、無茶振りとも思える動機も展開も、実はとても哀しくやりきれないものだったりするのです。

 それが最も強烈だったのが、木村伝兵衛役の小橋ミミさん。
 阿部寛が演じて話題になったバイセクシャルの部長刑事役。 ダンサーのしての筋肉と動きを身につけたミミさんが、「美しい」という台詞を恥ずかしげもなく受け止めるに、最も相応しいキャスティングでしょうね。
 ただ、ミミさんは阿部寛ではありません。 当たり前ですが。 だから、小橋伝兵衛には毒気も狂気も希薄。 だけど、ラストシーンでの独白で真実を吐露しつつも、冤罪を受け入れて愛に殉じようとする、哀しいまでの純粋さに胸を締め付けられる。 この人はずっとずっと、この悲しみを孕み続けてきたのだ、と。 そして今なお、失った恋人を想い続けているのだと。
 彼が越えたかった棒高跳びのバーの高さは「ベルリンの壁」の高さとも言われていたけれど、それは「あらゆる障壁」を暗喩しているのだろう。 男性と女性、LGBTと健常者、狂人と正常者、犯罪者と無実者―――物語の最後速水の語りで、彼は「壁」を越えて自由に解放された。 ただそれがこの世とあの世の壁さえも超えた結果なのだとしたら、やはりチト悲しい・・・。
 ついでに、欲を言えばチャイナドレスも見たかったな~~~。 まぁでも、あのシースルーシャツは犯罪!だったから許す(フフ腐・・・)。

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