
幻想のリチェルカーレ
フリスティエンターテインメント
キーノートシアター(東京都)
2019/07/25 (木) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
江戸川崇さんの作・演出で、経験上コメディだろうなと思い込んでいたのと、
事前の情報でもコメディなのかと思っていたら、結構前衛的な作品で驚いた。
いつもは照明が明るいのに、ダークで妖しげな雰囲気。
ダンスシーンも感情ではなく動きで魅せる感じ。
幻想的な雰囲気がとても印象的でした。
≪アモーレ!≫や、数々の技(インターネット・エクスプローラー!とか)が
とてつもなく中毒性があり、役者さん達が怒涛に繰り広げているものだから、
その妙なバランスを存分に楽しめました。
何か理解したか?と言われると何も理解せずに終わった気もしますが、
世の中、そんな不条理なものなのかも知れませんね。

タマリ2018
O次郎
ABCホール (大阪府)
2018/10/05 (金) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★
頭を空っぽにして楽しめるコメディ。
舞台らしさ全開でドタバタを楽しめますし、ホロリとする場面も。
大阪だからか、新喜劇と映画『ラヂオの時間』を連想して観ていました。
役者さん達には何の罪も無いのですが、私が観劇した2回の内の1公演の
≪役者さんがなかなかセリフを言わないという台本通りの場面≫で、
お客さんが(後方席から)「早よ(次のセリフ)言えや!」的なツッコミを入れちゃって、
しかも結構デカい声で(苦笑)
disってる訳じゃないですが『大阪だなぁ(笑)』と思ってしまいました。
客席がNGKとかでそういう鍛えられ方をしてるんだな、と。
デニムルックの今出さんが新鮮で可愛らしかったです。
また、大阪弁全開の役って意外と無かったから新鮮でした。
ん~…コメディなんで3点満点の3点で!

男娼。〜愛する事は罪ですか〜
三栄町LIVE
三栄町LIVE STAGE(旧フラワースタジオ)(東京都)
2018/10/17 (水) ~ 2018/10/30 (火)公演終了
娼婦という言葉は女性だけではない。昔の小姓など男でも存在していたことを、何故か世の中は見えなくしている気がする。そういう諸々を観て感じた。

むむちゃん
U-33project
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/17 (火)公演終了
満足度★★
鑑賞日2019/09/16 (月) 19:00
役者のスキルの高さは目立つ舞台だった。リスカを繰り返すむむちゃんは、医者から、後3回切ったら手首が取れる、と宣告される。そんなむむちゃんを取り巻く人々の物語…。ということなのだが、何がリスカの原因になるのか、が明らかではないので、ただ物語が流れていくだけ、の芝居になっているのが惜しい。何よりも、リスカそのものへの理解が充分とは言えない印象は拭えない(リスカ常習者が見て怒らないだろうか)。もっと脚本を練るべきではないか。役者のスキルの高さは見て取れるので、もったいないと思った。

舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立(さんしゃていりつ)」
舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」製作委員会
日本青年館ホール(東京都)
2019/07/03 (水) ~ 2019/07/10 (水)公演終了
満足度★★★★
前提として…私は2.5次元が比較的苦手な分野である。
更に文ステは原作の漫画もそこまで熱心に読んではいませんので、
この作品が元から好きな人とは評価が違ってしまうと思う。
華やかな役者陣と豪華なプロジェクションマッピングを含めた映像効果、
セットは必要最小限で「魅せる」事に特化されていて、原作に疎い私も十分楽しめた。
終盤にあるシーン作りが圧倒的に力が入っていて、
そこに主題歌がドッと流れるところがあったが、恐らくアニメからの場面なのだろうか、
なるほど、確かな実力ある役者陣とスタッフが全力を込めれば、
2.5次元でもここまでの動きを魅せられるのかと圧倒された。
残念ながらその役、その役、の特有なお約束的なセリフや動きで、
会場はワッと湧いていたが、私は反応出来なかった。
ただ、雰囲気を含めて十分に楽しませて頂いた。

Paranoia Papers 〜偏執狂短編集ⅣΣ〜
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2019/06/18 (火) ~ 2019/07/01 (月)公演終了
満足度★★★
興味深かった。
私自身が絶対に関わる事が無いであろう世界が、
2つの章合わせて約7時間に渡り繰り広げられていた。
ただ、以前にもこのシリーズを拝見しているのでどうしても比べるが、
今回はエロもグロも更に深化(進化)はしていたが、
それがそのまま作品のクォリティに繋がっているかは正直疑問であった。
途中から脳の感覚が痺れてきて『一体、自分は何を観ているのか』と、
なんというか麻痺させられている感じだった。
ベトナム戦争の作品は、PTSDがどう起こるのかまざまざと見せられている様で、
呼吸が苦しくなった。あまり観たいものではなかった、それが事実だとしても。
これからもきっとこのシリーズは進み続け、深まり続けるのだろうか。
私もまた再見には来る様な気はしているが、苦手であろう人には絶対におススメはしない。

手を握る事すらできない
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2017/11/08 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
『ヤベーものを観た』
乱暴に表現すればそんな感じ。
観劇後、椅子から立ち上がるのも苦しいくらい後に引き摺るイメージ。
学校の教室での出来事…という私自身も経験をしてきている環境での事なので、
実体験ともリンクし易くそれだけに状況がヒシヒシと迫りくる作品のメッセージに、
グイグイと追い込まれていった。
若干の救い、手が差し伸べられる場面がありなんとか自身の感情のバランスは保てたが、
ずっと感情が揺さぶられ続ける様な凄い作品だった。
1作品を通してどの出演者も一切手を抜いていない、本気でその舞台上に生きていた。
その真摯な、狂気の様な真剣さの意気込みは凄かった。

舞台「ZERO 公安警察特殊部隊『霧組』」
toshiLOG
六行会ホール(東京都)
2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★
不思議な作品でしたし、私には合いませんでした。
ツイッターを見ていたら、千穐楽にはスタンディングオベーションだったとか…。
私の観劇時も、隣の女の子が泣いていましたし、
そもそも私向けの作品ではなかったという事でしょう。
この作品にピークを合わせた役者さんはどれだけいたのか、
全役者さんにとっての通過点の作品でしかない様に見えました。
人気者の役者さんが揃っていそうだったので、そういう事もあるでしょうが、
それにしてももうちょっと注力しても…な印象でした。
チームとしての一致団結した作品の完成度ではなく、
個々の場面での、個人プレーの連続にしか見えませんでした。
勿論それは、各役者さんのポテンシャルの高さで、
場面毎には十分に見応えのあるものにはなっていましたが、
逆にポテンシャルが高いだけに、こなしている様に見えました。
すごい身体能力で縦横無尽に飛び回りながらのガンアクション!でしたが、
刀などの殺陣より、音声とのタイミングが難しいんだろうな…という印象が残りました。
冒頭で書いた通り、ただただ私に合わなかっただけだとは思いますが…。

リーグ・オブ・ユース 〜青年同盟〜
雷ストレンジャーズ
シアター711(東京都)
2019/09/15 (日) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

「プロミスト・ランド」
ぷろじぇくと☆ぷらねっと
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2018/09/13 (木) ~ 2018/09/17 (月)公演終了
以前観た感想。詩と死と、話の深さなど面白い作品だと思いました。近未来のファンタジーであろう世界観を、より分かりやすくすると楽しみやすい。

リーグ・オブ・ユース 〜青年同盟〜
雷ストレンジャーズ
シアター711(東京都)
2019/09/15 (日) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

盆がえり
演劇集団よろずや
高田馬場ラビネスト(東京都)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

辻の詩、風を待つ
劇団太陽族
AI・HALL(兵庫県)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/15 (日)公演終了
満足度★★★★
切ないお芝居でした。
しかし、私らはいつからか、怒りを忘れてしまったのでしょうか?と自答しました。
過ちを繰り返さないために。
ありがとう。

〇〇Pソファ第2回公演『喜劇 暗がりの代筆屋』
〇〇Pソファ
シアター風姿花伝(東京都)
2019/09/12 (木) ~ 2019/09/15 (日)公演終了
満足度★★★★
選曲に素直な心根が。代書屋でなく代筆屋。冒頭、軽快な音楽に乗って日々の仕事に勤しむフツウ組と、何故か深夜に働く「醜男」の対比をマイムで提示。この現代翻案の部分でやや退潮してしまうのが勿体ない(シラノの翻案前提)。分け隔てしない社長、「友達」になろうと言う若い俳優、そして夜に代筆を依頼して来たヒロイン。意外に慕われる根底には、シラノが武勇と詩の傑人であったように梶野は人を感動させる文章の才がある、と設定すればスッキリする。またシラノの場合その欠点が社会的地位に影響する訳でもなく、力点はむしろ欠点に悩む自意識を乗り越えようとする「心意気」にある。そしてその美徳は孤独にあった老境の彼に報いを与える。
話を冒頭に戻せば、昼勤務の社員が醜い梶野が夜どんな仕事をして収入を得ているのかを知らない事や、見た目に最も冷たいのは見ず知らずの他人であって顔見知りならもっと微妙な線があるだろう・・といった所が序盤のモヤモヤなのであったが、予想外の早い段階で話に引きこまれた。シラノの借用だけでない光る台詞もあり、最終的には無理のない翻案にできていた。
評価点に殺陣、転換(装置)、素直な演技。

ガリレオの生涯
こゆび侍
新宿眼科画廊(東京都)
2019/09/07 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/09/12 (木) 19:30
開演前から、舞台上にたむろする役者の皆様。
あれ、オールフェメール劇なのかと思ったら、男性がお1人。少々、際立ちますね。
観た動機は、ブレヒト作品だから。最近、観ないですよね、ブレヒトの上演。
たまに「コーカサスの白墨の輪」、まれーに「三文オペラ」「肝っ玉お母とその子供たち」
もっとまれーに「男は男だ」「第三帝国の恐怖と悲惨」かな。
さて、ガリレオ役の館山サリさんの何と凛々しいことよ。2時間、彼女の立ち居振る舞いに魅了された。もちろん、それを成立させた、他の役者さんの存在あってであることは理解しているつもりではあるが、彼女の体躯、長髪なくして、このガリレオ像はありえない。
自信と傲慢、繊細と鬱屈、自負と猜疑、素晴らしいなあ。是非、他の舞台も観てみたい。
惜しむらくは、、

盆がえり
演劇集団よろずや
高田馬場ラビネスト(東京都)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
広島の古民家に集まった3姉妹と、その周りの人達を丁寧に描いた良い舞台でした。役者さん達の演技が素晴らしく、登場人物それぞれに、共感して感情移入したり、考えさせられたり、納得したり・・。亡くなった自分の母を思い出し、自分が抱えてきた後悔等が救われる気がして涙が出ました。ありがとうございました。本当に素晴らしい舞台で、大満足でした!

お気に召すまま
東京芸術劇場
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/15 (日)公演終了
満足度★★★
隠語がたくさんです。本筋は原作通りなのですが、ここまでははじめてかな。
とは言っても翻訳の挑戦だとおもうので違和感はありませんでした。

日の浦姫物語
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/09/06 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
たまに観るこまつ座。今回は説教節で物語られる「その昔」(平安時代?)のお話。井上ひさしの初期の作品との事だが、高貴な家の兄妹が犯した近親相姦の顛末を作者が敢えて書いた背景は知らないし、原典の有無(創作かどうか)も知らない。結論的には、良いものを観た。芝居のあちこちで不思議とくすぐられる。高揚感もある。
日本に近親相姦に対する禁忌が存在したのかも私は知らないが、説教節の一つの演目であるのなら仏教の戒律にあるのかも知れない。
ただ性の過ちを自らの「罪」として内在化する精神構造はどこか西洋的で、「物語」を終えた語り部が、聴衆と対峙するラストは聖書の逸話を思い出させた。
因みに「穢れ」の観念は外的な(世間の)視線を内在化する事はあっても、「罪状」に対する内省はなく人を更生させることはない。
1980年代のスイス映画に『山の焚火』という秀作があった。芝居の前段の状況はこれに近いものがあり、後段のは『オイディプス』だ。もっとも本作は「悲劇的」が目的地ではなく、母が「女」の顔を見せる部分が艶笑譚のタッチであったり。不思議な味わいだ。初演時の宇野誠一郎の音楽に時折、現代感覚の音が入るのが良く、舞台を締めていた。

サプライズ、いりません。
試験管ベビー
千種文化小劇場(愛知県)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/09/15 (日) 18:00
20周年おめでとうございます。
いつも笑わせてくれる試験管ベビーさん。
あるある事や、ドタバタや、ハラハラドキドキ!!
今回は男の感じ方と女の感じ方が違うんだな~~ぁと、ちょっと思ってしまいました。
やっぱりなんでも相手の身になって考えることが、本当のサプライズかな?
だからそうじゃないサプライズはいりませんってことになるのでは(@_@)

サプライズ、いりません。
試験管ベビー
千種文化小劇場(愛知県)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/09/15 (日) 18:00
20周年おめでとうございます。
いつも通りの試験管ベビーで、安心して観れました。
今回も初めの練習はなかったものの、最後にちゃんと少しの練習をして観客参加型ありましたよ。
変わらぬ試験管ベビーでありがとう\(^o^)/
今回の「サプライズ、いりません。」は、プロポーズのお話!!
2場所の出来事をあっちの場面にしてみたりこっちの場面にしてみたりで、すごくテンポもよく楽しかったです。
サプライズってうれしい気もするけど、押しつけのサプライズはいりませんってことですね。