最新の観てきた!クチコミ一覧

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夜は昼の母

夜は昼の母

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2024/02/02 (金) ~ 2024/02/29 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

難解。
こういう作品を心から楽しめる人こそが演劇愛好家なのだろう。自分なんかは解読しようと悶々としてしまうので楽しめはしない。だけど役者陣はヤバかった。山崎一(はじめ)氏はもうジャック・ニコルソンに見えた。今、日本で一番金の取れる役者じゃないだろうか。生の彼を目撃する為だけに足を運ぶ価値は充分にある。凄い男。もう原作なんて吹っ飛ばして全ては山崎一氏の夢だった、で良かった程。いろいろ思い返そうとしても山崎一氏しか出て来ない。記憶まで侵食されているのか!
騙されたと思って観てみて欲しい、本当だから。

岡本健一氏はキムタクに見えたり、森田剛に見えたり。今更なんだがいい役者だ。16歳の糞ガキ役で誰にも文句を付けさせない。こういう才人が客を呼び集めることで先に繋がる文化は必ずある。(この手のガチガチの作品が全公演前売り完売とは日本は演劇先進国である)。
竪山隼太(たてやまはやた)氏はやたら人気がある。常に怒り狂っている。
那須佐代子さんはいるだけで作品の格が上がる。何かもう凄いレヴェルにまで来てる。
革命前夜の雰囲気。何かの拍子でこの小劇場から、世界に向かって切り付ける新しいタイプのナイフが勃発しそうだ。それにはまだ見ぬ全く新しい価値観と全く新しい観客が必須。面白いことになりそうだ。

ネタバレBOX

スウェーデンの作家、ラーシュ・ノレーンの自伝的作品。
辺鄙な場所にある客の来ないレストラン。(設定ではホテルらしいが、そうは見えない)。
16歳の誕生日を迎えるダヴィドは引き籠もりニートの女装ホモ野郎、ジャズを崇拝し何百枚ものレコードを万引きした。家族の恥さらしと散々な罵声を浴びて日々を生きる。
兄のイェオリはこんな家を出たくてしょうがない。サックス(中嶋しゅう氏の遺品!)を吹きまくる。
母のエーリンは左の肩の筋を違えてからというもの酷い咳をゴッホゴッホし続ける。借金塗れの生活、ひっきりなしに働き続ける。
父のマッティンは腕の立つ料理人だが、病的なアルコール依存症。精神科に強制入院させられた事もある。癖のような不快な咳払い。

ラジオから流れるアメリカの死刑囚キャリル・チェスマンの死刑執行と阻止運動の模様。深夜に生中継される自転車耐久レースを観たくてたまらないダヴィド。

多分、作家が自分の少年時代を思い返している。思い出しながら、いろんな記憶にカッとなってナイフで切り付けたり。自分の記憶の筈が登場人物一人ひとりの記憶が混線しそれぞれ勝手気ままに喋り出す。収拾のつかない記憶の掴み合い。全員ぶっ殺して自分も死んじまえればいいのに。自分の記憶なのか、誰かの記憶に取り込まれたのか。皆が「家を出て行く!」と罵り合う。酒を一口喉に流し込めさえすれば嫌な事皆何処かに消えて行ってしまう。後のことはその後にゆっくりと考えよう。とにかくここを何とかやり過ごして酒を一杯。

※『シャイニング』で凍死したジャック・ニコルソンが映画のラスト、何十年も前の記念写真に写っている感覚を山崎一氏に感じた。
谷崎潤一郎『白昼鬼語』

谷崎潤一郎『白昼鬼語』

楽園王

サブテレニアン(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 腕の見せ所を過たずしっかり見せてくれた。面白い。

ネタバレBOX

 サブテレニアンは小さな小屋であるが、ここで上演される作品、上演する劇団は可成り一所懸命に演劇と向き合っているケースが多いようだ。今回の上演、作品もこの期待を裏切らなかった。台詞の発語も単語のいちいちが間違いなく観客に伝わるように工夫されておりポーの「黄金虫」中で用いられる暗号が用いられるので観客もリアルタイムで謎解きに参加し得るし、そこまでいかなくともちゃんと劇中で基本的な解読法が伝授されるというオマケ付きでもある。物語は暇を持て余して空想に身を委ねている男がひょんなことから殺人事件があるという情報を得、その現場を観に行こうと友人の小説家を誘った。然も小説家も一緒に行くことを選んだ。
 という悪趣味な物語だが、今作の面白さはこの悪趣味をそう感じさせない作品に仕上げている点である。つまり役者や演出家の腕でそのように感じさせているのである。更に今作にはディレッタンティズムという魔法が掛けられ、大きな効果を上げてもいる。脚本の面白さや演出の妙、そして役者陣の味のある演技。気に入った。サティーが随所で掛かる音曲のセンスもグー。
咎人の刻印

咎人の刻印

High-position

紀伊國屋ホール(東京都)

2024/01/18 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

相変わらずみなさんの殺陣はカッコ良かったです。
原作者の蒼月海里さんによると「原作とは違う世界線を歩む舞台版」とのことで、そのせいかどうか主人公2人がキャラ変して、ずいぶん明るい舞台になっていました。特に御影はもはや吸血鬼の片鱗もありません。
それでも自分が咎人であることは心に刻んで生きようとしているところは認めてあげたいです。新しい登場人物も出てきたので次回作に期待します。

ロッカールームに眠る僕の知らない戦争

ロッカールームに眠る僕の知らない戦争

ロッカールームに眠る僕らの知らない戦争2024制作委員会

草月ホール(東京都)

2024/02/02 (金) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

七曲や純子のセリフに胸が痛みました。確かにあの時代にはそんな理想に燃えて戦った若者たちがいたのだと。そんな運動が大きく広がって、政治が動き日本が変わっていたら果たしてどんな世界になっていたのだろうか。
その戦いが生んだ悲劇もたくさんあったのだけれど、物語としてでも残していく必要があるとなるせさんは考えたのだろうか。

ネタバレBOX

タモツの靴が気になりました。あの手のスニーカーはまだなかったんじゃないかと。
もっとそれ風のスニーカーかいっそデッキシューズならと思ってしまいました。
時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

うーん、力作なのは分かるが、自分達が気持ちの良い芝居をし過ぎている印象。それがお客さんの気持ち良いとズレている。
もう少しお客さん側に真摯に取り組めば変わるのかなぁ。

ラプラスの改造人間

ラプラスの改造人間

ワイルドバンチ演劇団

ザ・ポケット(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2024/02/03 (土) 18:00

価格4,500円

今年(2024年)初観劇。
初演も観ているが、今回のほうがわかりやすいと感じた。聞けば台本は変わっていないとのこと…不思議だけど、5年とはいえ時代が進んだからなのか。
変わらず大量の殺陣。ライトセーバーが映える

街と飛行船

街と飛行船

劇団カナリ

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

不条理劇は苦手です。ストーリー重視なのでついつい辻褄を合わせてしまいたくなったり、意味を考えたくなったりしてしまうので。今回も途中まではなんでも受け入れて・・・と思っていたのですが、やはり考えてしまう「じゃあ、街の人たちって・・・?」とは言え最後まで面白く見ることができました。
案内メールがとても丁寧で良かったです。

サイボーグ会社員 美々美

サイボーグ会社員 美々美

演劇集団nohup

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

設定自体は割と見かける感じだけど、サイボーグの件と会社員の件のバランスとエピソードの構成が良かった。
サイボーグっぽさが微塵もない美々美の演技が光ってた。
最初はくだらねーと思ったけど、それは結局、褒め言葉になった。

時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

歴史全般疎い派。
多分、史実とはかなり違うんじゃないかなと。特に以蔵は新しい解釈かも、と勝手に思っている。
だからこそ、胸を打つ人間ドラマになったのだろう。
凄く悲しいのにラストはとても温か。
後、音楽というか劇中に流れる曲が凄く良い雰囲気。
面白かった。

センの夢見る

センの夢見る

ほろびて/horobite

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/02/02 (金) ~ 2024/02/08 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

合わなかった。
いや、自身の観劇力が未熟故か、ほぼ理解出来ず…
後半、おっ!これは!と一瞬心が昂るもダメだった。
演出は自分が今まで観たことのない雰囲気で印象的だった。
精進します。

モンテンルパ

モンテンルパ

トム・プロジェクト

カメリアホール(東京都)

2024/02/02 (金) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/02/03 (土)

カメリアホールにてトム・プロジェクト『モンテンルパ』を観劇。
終戦後、フィリピン・モンテンルパの刑務所で起きた実話に基づいた物語。実話とはいえ、なかなか重いテーマを扱った作品だけに、全体的に暗く静かな印象を受けましたが、個人的に殆ど知識を持ち合わせていなかった話でしたので、歴史を学びながら拝見させていただきました。
今作に限らず、トム・プロジェクトさんの作品には実話ベースのものが多くあり、毎回勉強になります。役者が目の前で演じるエネルギッシュなステージを観ることが出来るのは演劇の醍醐味の一つかと思いますが、そこに歴史を学べる要素まで加わってくるとなると、一石二鳥というべきなのか、とてもお得な感覚になれるのです。そして、観劇をきっかけに興味を持ち、さらに自分なりに深掘りしていくといった流れまで確立してきています。何かと大きな影響を与えてくれる好きなカンパニーの一つです。
物語の序盤から登場する「ちょうど一年前、一晩で14人もの死刑が執行されました。しかもそのうちの6人は確実に無実なんです」と訴えかけるシーンをはじめ、随所に特に印象深いシーンがありますが、そうさせているのは役者さん一人一人の好演があってこそかと感じます。非常に完成度の高いお芝居であると思います。出演者5人と少なめな作品ながらも、各々の存在感が大きく、見応えのある内容でした。
終盤の「1999年、20世紀最後の年。どんな年になるでしょうか。21世紀。この世から戦争はなくなるでしょうか」の問いかけは特に刺さる台詞でした。今の世界情勢を見ると落胆しかありませんが、どの時代であっても人々の心に一瞬の希望を与えてくれる存在はあると思いますし、それがやはり歌やスポーツなどではないかと感じます。21世紀はまだまだ続くので、何とかこの世から戦争がなくなって欲しいと切に願いたいです。

半壊の館

半壊の館

刹那のバカンス

ウイングフィールド(大阪府)

2024/02/03 (土) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

満足度★★★

亡くなった旦那が忘れられずに、旦那に似た旦那の人造人間を使って、自分の近くに置かせている奥さん
アンドロイドを造る為に、実験に作成した不完全人造人間(6体?)も、同敷地内に生活していたが…
良くあるパターンで人造人間が感情を持ってきて…というパターン
しかし旦那型人造人間は…
自分が生きているのは、誰かが犠牲になっている だから貴方なら自分の命を(人間であれ人造人間であれ)どう取り扱うのかということ❔ウイングカップは難しい作品が多く…

ガス灯は檸檬のにほひ

ガス灯は檸檬のにほひ

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2024/01/25 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

なるほど確かに朝ドラ的なテイストだあ。
楽しい舞台。

ネタバレBOX

最後はみんな幸せ。
ハッピーなエンディング。
タイトル 愛にきて.

タイトル 愛にきて.

Bamboo Bee

小劇場 楽園(東京都)

2024/01/25 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了

実演鑑賞

感動的な結末。
きっと思いとか心がつまった作品だと思われます。

ネタバレBOX

「レインマン」を想起させるストーリーだけど結末が一捻りある。
すでに「レインマン」があるから、あの結末にしたのかもしれないけど。
きっと脚本家は映画好き。
蛇含草ホテル

蛇含草ホテル

マシュマロテント

扇町ミュージアムキューブ・CUBE03(大阪府)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ面白かった~☆喜怒哀楽がジェットコースターのように上がったり回転したりしながら襲って来て大笑いしてたら地下深く潜って行くラストへとコース修正して着地☆そこに桂米紫さんの生落語が聞けるなんて何て贅沢な時間やった事か☆ほぼコメディやけどコメディで終わらせない闇の部分を描く奥深さが武田操美さんが創造する作品の魅力やと思います♪ラストは切ないけど腹わたよじれる位笑いまくったんで僕的には全然重く感じなくてむしろシュールなコントのオチを見たような感覚でした☆北山聖佳さんが作品全体のワチャワチャした雰囲気を「締める」役割を果たしてて総体的なバランスがお見事でした\(^o^)/

長い正月

長い正月

20歳の国

こまばアゴラ劇場(東京都)

2023/12/29 (金) ~ 2024/01/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

物語は大正12年(1923)の大晦日から始まり、令和6年(2024)の元日までの100年間の木村家における正月をシームレスに描く。衣裳やメイクはそのままでも台詞一つで大正12年と思っていたのが、いつの間にか昭和元年(1926)になるという具合で実に演劇的な見せ方。登場人物たちはどんどん年齢を重ね、子供たちは大きくなり、上の世代は一人、また一人と死んでいく。その死は該当人物が下手にある地下への階段を降りていくことで表現されるのも印象的。
木村家の家業も最初は酒屋だったのが、純喫茶になり、カラオケを取り入れたりと時代ととに変化していく。一方、木村家の隣には代々神職を務める田崎家があり、最初の時点では博の幼馴染の克也が顔を出す。やがて父親が死んで克也が宮司になると養子の春彦が…という具合に神職同様、こちらも受け継がれていく。時代とともに変化する家庭もあれば、伝統を変わらず守っていく家庭もあるが、どちらにしても家というものを大事にしていくという、ある意味、日本らしい価値観は共通しているように見える。

ネタバレBOX

この物語をどうまとめるのかなと思っていたら、最後はひかるが中島みゆきさんの「時代」を歌い始め、これまでの100年が走馬灯のように流れていく。この選曲とこの演出はずるいよーと思いつつ、木村家の100年の歩みに感涙せずにはいられなかった。
ラプラスの改造人間

ラプラスの改造人間

ワイルドバンチ演劇団

ザ・ポケット(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
良い意味でB級SF的というか、機械と人間の争いという古典的なテーマをうまく演劇化している印象。

登場人物それぞれに相手を憎んだり、復習を企てる理由があるという点がきちんと描写されているところも良いと思いますし、またこういったテーマであっても後味の悪い終わり方でないところも、好感が持てます。

谷崎潤一郎『白昼鬼語』

谷崎潤一郎『白昼鬼語』

楽園王

サブテレニアン(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

久しぶりに楽園王の舞台観ました。やっぱりこの劇団の雰囲気いいですね。原作は未読ですが、結構あれっ?と思った展開と演出でした。

センの夢見る

センの夢見る

ほろびて/horobite

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/02/02 (金) ~ 2024/02/08 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

ほろびて『センの夢見る』を観劇。

初見の劇団。

あらすじ:
1945年・オーストリア。
ドイツが侵攻寸前のオーストリアの村に暮らすルイズ、アンナ、アビゲイル。
貧しいながらも充実した日々を暮らしている。そんな三人に舞踏会への案内状が届くが、乗り気ではないルイズをよそに、他のふたりは大騒ぎだ。そこに出征予定の友人・ヴィクターが訪ねてきて盛り上がっていくのだが…。
2024年・日本。
小さな家に住む兄妹。生活は困窮しているが、いつか旅行へ行く夢を持っている。
YouTuberのサルタが兄妹の生活模様をネットに上げているが、彼らは気にもせずに喜んでいる。
そんなある日、妹が振り返ると見知らぬ外国人が部屋の中に立っていたのだ。
どうやらふたつの家族の居間が、同じ空間に重なってしまったようだ…。

感想:
チェーホフの『三人姉妹』をモチーフにしているようだ。
オーストリアの三姉妹も日本の兄妹も貧しさは同じで、時代と場所、国籍は違えども、未来を夢想することがふたつの家族の生きる糧になっているようだ。
異なる家族の風景を交互に見ながら「この物語をどのように読み解いて行けば良いのだろうか?」と考えあぐねていると、突然に時代を超えて空間が重なってしまうのだ。
互いに家族は奇妙な共同生活をしながら、兄妹には三姉妹のそばで起きているドイツとの戦争が見え始めてくるのだ。そこにYouTuberのサルタが三姉妹を撮り始めると「これは外国で起きている戦争を我々が自宅のテレビで見ている感覚と同じなのでは?」と思えてしまうのである。
兄妹に見えている戦争は、現在に起きている戦争を我々が見ているのと全く同じだと分かり始めると、物語の終わりが見え始め、恐ろしく座席を立つことすら出来なくなってしまうのだ。
事実を知っている現代人はこれから起こる出来事に目を背けたいのである。
ゆっくりと舞踏会という名目の『レヒニッツの虐殺』が始まっていくのである。
そう三姉妹はユダヤ人だったのだ。
ロープで作った家のセットが一瞬にして牢屋に早変わりしてしまう視覚効果が更なる追い討ちをかけてくるのであったのだ…。
時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/01 (木) ~ 2024/02/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしい!の一言です。やはりこの劇団さんは間違いないです。
最初から入り込めます。とても良い時間でした。
次回作も期待しています。ありがとうございました。

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