最新の観てきた!クチコミ一覧

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月がとっても睨むから

月がとっても睨むから

Mrs.fictions

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2019/08/03 (土) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/11 (日) 14:00

登場人物の個性豊かな表現力に感心!過ちの重さ、傷の深さを思い知る。

ネタバレBOX

仮面ノリダー的なノリに笑う。岡野さん上手いなあ。
Patch × TRUMP series 10th ANNIVERSARY『SPECTER』

Patch × TRUMP series 10th ANNIVERSARY『SPECTER』

劇団Patch

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2019/03/29 (金) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/03/30 (土) 18:00

座席1階I列14番

価格7,000円

今まで以上に
劇団Patchの素晴らしく
成長した役者魂を感じ
演出も劇団も凄すぎて
鳥肌たちまくりでした☆
帰宅して、しばらく
放心状態でした
劇団Patch&アンサンブルの皆さんの
あのオープニング
脳裏に焼き付くくらい
めーーーちゃ、カッコ良かった☆

COCOON 月の翳り星ひとつ

COCOON 月の翳り星ひとつ

ワタナベエンターテインメント/NAPPOS UNITED

サンケイホールブリーゼ(大阪府)

2019/05/30 (木) ~ 2019/06/05 (水)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/06/01 (土) 12:00

座席1階T列6番

COCOON 月の翳り星ひとつ
「月の翳り編」を観劇してきました☆
美しく、切なく、儚すぎるのに
涙が出ないくらい
衝撃が強い演劇でした。。。

『桜舞う夜、君想ふ』/『蝶ヨ舞ヱ、躑躅咲ク春ニ』

『桜舞う夜、君想ふ』/『蝶ヨ舞ヱ、躑躅咲ク春ニ』

STAR☆JACKS

ABCホール (大阪府)

2019/07/18 (木) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/07/21 (日) 12:00

座席1階B列12番

価格4,000円

「桜舞う夜、君想ふ」観劇しました☆
DVDや観劇三昧で何回も観てたけど
キャスト役柄等代わって、
やっぱり同じ内容の作品でも
実際この目で観劇したら全く違うッッッ
役者、音響、照明、作品に関わる
全ての命が1つになり
もう何て言ったらエエかわからんけど
素晴らしかった☆

『桜舞う夜、君想ふ』/『蝶ヨ舞ヱ、躑躅咲ク春ニ』

『桜舞う夜、君想ふ』/『蝶ヨ舞ヱ、躑躅咲ク春ニ』

STAR☆JACKS

ABCホール (大阪府)

2019/07/18 (木) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/07/19 (金) 19:00

座席1階XB 列12番

価格5円

私の好きな時代劇『必殺仕事人』と
これまた好きなアニメ『ワンピース』が
合わさったような。。。
笑いあり、喜びあり、恨みあり、悲しみあり、
色んな涙があり、相手を想う気持ち等々。。。
たくさんの愛を感じて、楽しい作品でした☆

百物語2019

百物語2019

ファントマ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2019/08/09 (金) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

インパクトのあるホラーでした!

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

第二部「1986年:メビウスの輪」観劇
まだ日本では大きな原発事故が報道されない時代、ある男の原発に対する考え方や思いが状況や立場によって変節する、そうならざるを得ない怖ろしさと滑稽さが伝わる力作。立場(地位)が人を作るという言葉をしみじみ思う。同時に演劇的手法によって、人間も含め全ての生あるものの思い、原子力発電所建設前後の街の風景、それらを俯瞰するような演出が実に上手い。
(上演時間2時間) 後日追記

萬劇場 夏の短編集 vol.8

萬劇場 夏の短編集 vol.8

萬劇場

萬劇場(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

それぞれ雰囲気の違う演目、楽しかったです!
まわりでやっているお祭りもいい感じでした。
子供達の可愛さ、唱歌と童謡の違い、
新たなシリーズの始まり、世界初の....
今回観れなかった劇団もそれぞれのカラーが出ているのでしょうね⁉︎

うさり リクリエーション

うさり リクリエーション

うさぎの喘ギ

IRORIMURA・プチホール(大阪府)

2019/08/10 (土) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★

会話劇。誰が誰なのか分からない…😢苦手なジャンルかも。

萬劇場 夏の短編集 vol.8

萬劇場 夏の短編集 vol.8

萬劇場

萬劇場(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/11 (日) 12:30

価格3,300円

10劇団参加の演劇祭。
3演目が1セットです。

「ラビット番長」目当てに行きましたが、
「お茶の間ゴブリン」良かった!

ネタバレBOX

・ゲキジョウ!『こぼれたミルク』 ★★
おもちゃのお話。なんとなく「トイ・ストーリー」オマージュっぽいのかな、と思ってみたり(※見たことはないです)
この世界(おもちゃ箱の中?)と外の世界(人間との触れ合い?)が登場するが、
あるおもちゃに外の世界を知らせないことで平和や楽しい暮らしを保とうとしたりして葛藤するお話。

冒頭で10体ほど登場するおもちゃ同士がナイフや拳銃で殺し合う場面からスタート。
このときは大音量で音楽が流れており、セリフは聞き取れない。
一度暗転して、そこに至るまでをなぞっていく形になっている。
劇後に「いろいろ考えてもらえたら」と言う話をされたが、
世界観が深いのか、こちらの受信感度が低すぎるのか、特に感じるところがない。
おもちゃの世界の話が、例えば大人の世界と子供の世界のメタファーになっているのかな、と思ったりもしたが、
30分という尺を考えても要素が少ないかな、と感じた。
あと、劇全体が暗い(むしろ陰惨)お話で、見てて楽しくもないという。

・ラビット番長『サント・イン・ワンダーランド』 ★★★★☆
ドラクエ的な世界観でおじさんの勇者がかっこ悪く快進撃をするお話。
例えるなら「最強伝説黒沢 ファンタジー版」だ。
1人芝居というのが凄くて、登場人物をドタバタと演じ分ける体力的なキツさを考えても、とてもチャレンジャブルな行為だと思う。(ちなみに井保三兎氏は44歳)
普段はラビット番長という劇団で何十人もの劇団員を従えている立場なので、演劇に対する矜持が凄い、と思わざるを得ない。
トチリの多さは仕方ないと感じるし、一方で愛嬌で笑わせる部分はキャリアの長さの為せる業か。
ストーリーも良かったが、最後がちょっとアレって感じたかな。
最近演劇から退くようなつぶやきが散見されるのが好きなだけに残念。

・お茶の間ゴブリン『人外探偵結社~本日開業の段~』 ★★★★★
お茶の間ゴブリンを知れたのが今回の収穫。
ストーリーが超緻密、という訳ではないけれど、伏線やらなんやらとても良くできていた。
それよりも役者さんがねぇ〜
猫又役の人の最期の飼い主にすり寄る仕種やセリフが完璧すぎた。
座敷わらし役の人の口の回り方や掛け合いの間がすごすぎた。
メイド役が可愛すぎた。
キョンシーと喫茶店のマスターはコミカルな動きに良い味が出ていた。

この演劇祭?は最後に順位をつけるのだけれど、
それでもラビット番長に1位をつける気でいた。

でも……オチがハッピーな方面にきちっと収斂したところが最高に好みだったので、こちらを1位にさせていただきました。
今回の作品が30分のダイジェスト版で、本編は2020年7月上演予定とのこと。気の長い話だ……

配役がいまいち分からなかったので、メモ。

与一(キョンシー)役……小田洋輔(武道家らしい。身のこなしが凄い)
珠子(座敷わらし)役……岡村佳代子(なんとなく存在感がカメ止めのプロデューサーを彷彿とさせる)
宗方史菜(飼い主)役……升望(本業は声優さんらしい)
小梅(猫又)役……井川花林
マスター役……小川大二郎
日高あゆむ(メイド店員)役……平野史子(ひらのちかこ)
4 A.M.

4 A.M.

青年団若手自主企画 川面企画

アトリエ春風舎(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

■約120分■
山田由梨というアーティスト色の強い劇作家・演出家が、元戯曲の要である“笑い”を殺さぬよう、細やかに、手堅く、職人的にケラリーノ・サンドロヴィッチ作品を演出。みずからの作家性を打ち出しにくいこういう仕事は、作家性の強い演劇人には窮屈に感じられたかもしれないが、ストイックな演出が実を結び、何よりコメディとして楽しめる仕上がりになっていた。とりわけ、ドタバタ味が強いシーンの演出が冴えわたっている。
菊池明明の狂女役が光っているのも、演じ手が手練れであるのはもちろんのこと、そこには演出の力も大きく寄与していると感じた次第。

屁はくちほどにモノをいう

屁はくちほどにモノをいう

劇団ようきたなぁ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2019/08/10 (土) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

原作を読んでいないので、周りからは置いていかれている感じ…。笑えるところはありましたが、不完全燃焼でした。

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★

3.11を知っているからこそ考え深いものがありました。

ネタバレBOX

あの当時は、そんなことが起こるとは思いもよらなかったかもしれませんが、過信というのもあったのかもしれませんね。
アフタートークで、白井さんがアングラといっていましたが、私はラップかなと思っていました。それもガナリ気味の…。どちらにしても、エネルギッシュな舞台でした。
夕 ーゆうー

夕 ーゆうー

タグステ

シアターサンモール(東京都)

2019/08/07 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

古き良き時代のお芝居でした。
せっかく大道具にお金をかけている割に、芝居の中の時間が経過しているにも関わらず小道具が全く変わらないのは、もったいない演出でした。

薔薇戦争

薔薇戦争

株式会社トゥービー

シアター風姿花伝(東京都)

2019/07/25 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

長大で複雑な原作を、大胆に脚色して、しかしストーリーの本筋はまったくそのままで、わかりやすく、面白く、手際よく、現代的な演出で楽しませてくれる。演技は正統派で実力が高い。第三部の、ヘンリー六世の有名な独白シーンも、なかなか魅せる。観る者の聴覚をぎりぎりまで刺激するドラムもいい。

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

ひさびさに弾ける社会派喜劇を見た。テーマは福島第1原発事故、第2部は具体的には、原発反対派のリーダーから、賛成派の町長に転身し、原発増設要求までやった実在の双葉町町長をモデルにした悲喜劇である。人間の愚かさ悲しさを、笑いとミュージカルでくるんだ出色の舞台である。

ワイルダー「わが町」からヒントを得て、語り手に飼い犬(冒頭で癌で死ぬので、死者の声でもある)を配して、自体を客観視する視線を確保している。それでも、東大卒の若手エリートの、口先八丁の取り繕いに乗っかって、主人公が原発反対から賛成派へ転じる第1段階、さらにチェルノブイリ事故後、「日本の原発は安全です」と歌い踊る第二段階、見事な皮肉だった。このミュージカルシーンは、笑いを通り越して泣けた。

サルトルやハイデガーを犬が語るのもご愛嬌である。主演の岸田研二の東北っぽい(訛りそのものではない)朴訥な台詞回しが効果的だった。エセ論理で安全神話を捏ね上げるエリート秘書役の古河耕史が、舞台の肝にリアリティを与えていて、大変良かった。

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

第2部を観劇。演劇的に素晴らしいの一言に尽きる。難い話ではあるが,物語に引き込まれてしまい。最後まで気を抜けなかった。物語,演出,役者さんの演技と熱量,全てにおいて申し分なし。アフタートークでは福島のみならず沖縄の話も出て,とても興味深かった。

フローズン・ビーチ

フローズン・ビーチ

KERA CROSS

シアタークリエ(東京都)

2019/07/31 (水) ~ 2019/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

ナイロン100℃の舞台は見ていないが、今回は戯曲に忠実すぎたせいか、笑いが弾けなかった気がする。客席の反応も今ひとつだった。もう少し演出と演技でメリハリをつけたほうがいいのではないか。やはり犬山イヌ子がやった役を、舞台初経験の人がやるのは苦しい。ブルゾンちえみの突き抜けた芸が見られなかった。SNSの感想を見ると、皆面白かったと書いてあるのだが、本当だろうか。

ネタバレBOX

3幕劇。1幕は1987年、かつてスペイン領の大西洋の島の豪邸に若い女性、千津(鈴木杏)市子(ブルゾンちえみ)二人がやってくる。この豪邸は高校の同級生の愛(花乃まりあ)の父親が事業で成功して買ったもの。愛には双子の姉の萌(同)と、父の後妻の咲恵(シルビア・グラブ)がいる。

愛は高慢な鼻持ちならない娘らしいが、花乃はいやらしさが不足。少し足りない市子が、千津の言葉を真に受けて、愛をベランダから突き落とし、殺してしまう。この殺しも必然性を感じない。

一方、咲恵は萌が心臓麻痺で死んだのを自分が殺したと誤解して警察に電話。この電話が、千津がかけたまま忘れていた日本とのでんわで、千津の子の幼児が出て…。ここも笑えるはずなのに、今ひとつ。

そこに死んだはずの愛が生きていて、萌の死体を見つけ(あまりくどくやるとあざといが、リアクション不足では?)、一計を案じて、萌の振りをして、千津たちに愛を殺した罪悪感を植え付けるが、咲恵は、萌が生き返ったので驚き…。ここまでが1幕。

2幕は1985年。地下鉄サリンの年である。同じ豪邸に、愛がやってくるが、なんとオウムに入信。事件後も尊師を信じている。指名手配の信者をかくまってくれと愛に頼むが、断られる。ところが、お土産の八ツ橋に毒が持ってあり、咲恵は痺れて動けなくなる。もうすぐ死ぬと千津は脅す

愛は、解毒剤を出せと千津に詰め寄り、言うことを聞かない千津をナイフで殺してしまう。そこに市子が起き出してきて、毒はウソだと咲恵に告げる。一時的に痺れるだけだと。それが、8年前に死んだ振りをして私たちを苦しめたのと釣り合う復讐だと。この2幕が一番面白かった。鈴木杏のコチコチのオウム信者ぶりも笑えた。
ただ、市子の超能力で愛が生き返ると言うのもご愛嬌である。

3幕は2003年。初演時は近未来だったので、麻原が釈放されたとか、現実とはずれた話があるが、オカルト的設定の話には、かえって噛み合っていた。
島は地盤沈下で沈みかけており、島民は皆脱出。破産した愛が、ヘリコプターで懐かしい家に戻ってくる。ピストルを持っていて自殺するつもり。そこに、あとの3人もやってきて、となるのだが、後日譚的場面で、大きな事件はなかった。

萌の心臓麻痺は、千津が自分が薬を多くあげすぎたからではないかと悔やんでいると言う話が印象に残った。ここでもオカルトがあらわれ、16年前からずっといる虫が、大きな笑い声でみんなを怖がらせる。最後は、みんなでベランダから海に飛び込んでおしまいであった。

憎めない悪意、あっけない殺し、オカルト、笑い、とケラの持ち味がよくわかる作品。岸田戯曲賞受賞もうなずけた。「黒い三谷幸喜」と言われたのも納得。
第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★

 第2部を拝見。現地の人々のがどのような政治的・経済的状況に置かれていたかについては、相当に具体的イメージを持つことができた。

ネタバレBOX

 反原発の理由については旧知のことが殆どなので新味はないが、政治というものの本質的な詭弁性と一歩踏み込みが足りないが、まあ、日常レベルで金銭経済に巻き込まれてニッチモサッチモ行かない中でもがく、日本に住む「我々」のアンヴィヴァレンツを板上で見せられると、己が信ずる論理を徹底させることのできない人々の切実な内的亀裂を感じさせる。
 上手いと思わせたのはファーストシーンで穂積家の愛犬、モモを登場させ、未だ美しく寒い福島双葉町の凍った朝に、光が射し氷が煌めき、溶けかかった水が輝く北国の清朝で透明な無垢を、生命そのものの輝きと重ねて描いている点だ。因みにこの日がモモの命日でもある所がニクイ! また、既に我々は知ってしまっている人間という生き物のどうしようもない無責任と愚かさ及び傲慢を、人間以外の総ての生き物の代表として死後も彷徨う霊となったモモが、最後迄人間達を見守り、話し掛け続ける謂わば一種のボンサンスとして狂言回しならぬ人倫を囁き続ける姿が印象的である。当然のこと乍ら、無数に彷徨う霊たちは人間に語り掛け続けているのだが、人倫故か、か細い声故か、人間には殆ど聴き取られぬ所が恐らく作家の意図せざるアイロニーとなっていよう。
 分析が甘いと感じた点は、生きる為、生活の為に必要だと思い込まされている「金」について即ち現在世界中で猛威を揮う債務貨幣システム・部分準備金制度の齎す、経済危機やそのような状態に対する脆弱性を分析していない点である。それに踊らされた結果が、反原発運動のリーダーであった人物を原発推進派に変えて行く訳だから、単に地方VS中央だとか、補助金制度、電源三法などに矮小化せず、更に本質的な問題にまで踏み込んで欲しかった。
 また忠が詰め腹を切らされることになる吉岡の論理も切り崩すのは案外容易。彼の用いたデュアリズムの限界をみればそれは明らかなことであろう。
名探偵ドイル君 幽鬼屋敷の惨劇

名探偵ドイル君 幽鬼屋敷の惨劇

糸あやつり人形「一糸座」

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了

満足度★★★

趣向は様々あったけど、結局とっ散らかったままで終わった。
ギリシャ悲劇の枠組みに、フランケンシュタインのような怪奇科学者の犯罪を、乱歩ばりに名探偵が少年と共に解いていく、という大筋だが、趣向は糸あやつり人形一座の一糸座に、マメ山田や十貫寺梅軒のようなアングラ系の奇優の競演で、ほとんどヴァラエティのような場面展開で進んでいく。その場その場には、思わず吹き出すような世の常識に対する突っ込みの台詞もあり、目先は変わっていくのだが、このスタイルの雑劇の弱点である積み重なっていく焦点がいつまでも見えてこない。
一糸座の作った人形の怪物キャラクターには面白いものもあり、マメ山田(名探偵・ドイル君)と十貫寺梅軒(少年)は大健闘であるのだが、まとまった印象に残るのは、人形による殺陣であったり、夜の広場の少年と傘、のようなストーリーには関係のない独立したナンバーだ。
これはやはり、劇場パンフで「リミッターが外れた」と書いている作・演出の責任だろう。芝居の作・演出だけは、リミッターを常に意識していて貰わないないと、見る方は途方に暮れてしまう。

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