咎人の刻印
High-position
紀伊國屋ホール(東京都)
2024/01/18 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了
パートタイマー・秋子【石川公演中止】
ニ兎社
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/02/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
永井作品のエッセンスが存分に出た名作
気になる箇所もあったものの
久しぶりに見られてよかったと思う
誰でも楽しめるちょうどいいスパイスとしての社会風刺がひかっている
Ms. YAMA-INU
劇団鹿殺し
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2024/01/12 (金) ~ 2024/01/15 (月)公演終了
蛇含草ホテル
マシュマロテント
扇町ミュージアムキューブ・CUBE03(大阪府)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白いけど、さみしいわ。と思いながら、ゲラゲラ笑わせて頂きました。
でも、最後の孤独感は分かるような、私も消えてしまいたいと思うことがありますね。
おいしいもん、いっぱい食べてがんばろ。
ありがとう☆☆☆
燕のいる駅
ニッポン放送
紀伊國屋ホール(東京都)
2023/09/23 (土) ~ 2023/10/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
どこにもそうとは謳われていませんが、これって私が苦手な不条理劇だったんですね。ずっと観てきた!を書きあぐねていましたが、今頃気づきました。いや、作者はそうじゃ無いとおっしゃるかもですが。
とにかく理由はわからないまま舞台は進んでいく。待ってもこない列車、連絡も取れない、何が起こっているのか分からない。驚くような何かが起こるわけでも無い。
不条理劇だと最初から言ってくれたら、ああそう言うものかと全部受け入れて、余計なことは考えずに、貧しい想像力で見えていないところで何が起きているかなんて考えずに楽しめた(かなあ?)ものを・・・と思っているのですが。
ところでどなたか、不条理劇の正しい見方(どこをどう楽しめばいいのか)を教えていただけませんか?
かむやらい
カムカムミニキーナ
座・高円寺1(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
相変わらずこの劇団の演出は素晴らしい。
普通の演劇は、作られた演出に役者が乗っているのが、
この劇団は役者が演出を創っている。
演出面では唯一無二の存在ではないだろうか。
終演後の物販では八嶋さん自ら販売しております。劇場へ急げ―!
逢いにいくの、雨だけど
スーウェイ
小劇場B1(東京都)
2024/01/31 (水) ~ 2024/02/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
痛ましい事故を取り巻く様々な立場の人間模様が緻密な構成で展開され心締め付けられた。
きみちゃんの苦悩、全てを受け入れたじゅんちゃん、2人の演技が良い。
相入れない思いを抱えつつもそれぞれの着地点に向かうラストが胸に響く。
素晴らしかった。
兵卒タナカ
オフィスコットーネ
吉祥寺シアター(東京都)
2024/02/03 (土) ~ 2024/02/14 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
戦友と共に1日だけの帰省
演出の妙でこれがリアル描写ではなく外国の人の目を通した描写である事が伝わってくる
軍人の息子が自慢でたまらない家族、群がる近隣の人々
確かに彼は軍の中でも優秀らしく品行方正を絵に描いたような良い男
そりゃ家族が誇らしいのは分かるのだけれど・・・何とも薄気味悪い
何がその要因なのかは何となく・・・でも第1幕で正体はハッキリしない
第2幕は女郎屋、食欲の次は性欲ですか、というわけではないだろうけど軍人仲間を多く引き連れ入った店はいかがわしさ満載、何てユーモラスな一幕・・・
第1幕55分、第2幕50分、第3幕45分
10分休憩で途切れるデミリットはあるけれど、一幕ごとに頭をリセット、次なる変化を楽しみ、集中力が維持できて考察もしやすいので個人的には良かったです
作者の視線、確かにユーモラスでありながら鋭く冷ややか目
でも実直すぎる兵卒タナカに対しては熱い想いが込められていたと思いました
兵卒タナカ
オフィスコットーネ
吉祥寺シアター(東京都)
2024/02/03 (土) ~ 2024/02/14 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
世の中、知らないほうがいいこともあるということで。不運にも知ってしまったばっかりに、追い詰められて、つまらないことをしでかしてしまった男の物語。休憩時間が二回あって、そのたびにまた新鮮な気持ちで舞台に向き合えました。
ガス灯は檸檬のにほひ
椿組
ザ・スズナリ(東京都)
2024/01/25 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ここでの評価が高かったので、千秋楽を観てきました。
さすがに良い芝居でした。
朝ドラ的というのはたしかにそうかもです。
義理人情の世界というか、古典落語の人情噺っぽいお話だと思います。
コロナ禍で中止となった芝居が無事公演、完走できたところで大団円といった感じでしょうか。
CROWDED CHAOS FANTASY TURBO
SPIRAL CHARIOTS
「劇」小劇場(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/12 (月)公演終了
CROWDED CHAOS FANTASY TURBO
SPIRAL CHARIOTS
「劇」小劇場(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ツッコミどころ満載のお芝居でした!面白かった!
セリフを覚えた演者の皆さんご苦労様です 千秋楽には誰も噛まずに言えることでしょう!!
時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/05 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観応えがあり、とても良かったです。
一般的に言われる冷酷な人斬り以蔵の印象を覆していて、何とも新鮮でした。
上下関係や師弟関係、忠誠心、裏切り、各々の志・・苦しく切ない場面も多く、泣けてきました。
役者さん達の熱演も素晴らしかったです。
良い舞台でした!
谷崎潤一郎『白昼鬼語』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
役者の皆さんの力量が素晴らしく、濃厚な会話を楽しみました。原作が気になりよみたくなりました。
途中少し難しかったところもありましたが、演技に引き込まれて、濃密な時間でした。面白かったです。
CROWDED CHAOS FANTASY TURBO
SPIRAL CHARIOTS
「劇」小劇場(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても楽しいお芝居ですね。よい意味でバカバカしさ満載でほんと楽しかった。役者の素も出てたのかな、ほんと笑える、きっと同じ舞台は一度もないのだと感じました。もう一回見ても違うもののように見えそうですね。楽しい時間ありがとうございました。
時代絵巻AsH 其ノ拾七『暁月〜あかつき〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/05 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今回も素晴らしかったです。本団体さんは間違いなしですね。人の内面を描きつつストーリー、殺陣を含めた演技見事でした。幕末の悲しいお話、以蔵の新しい印象が新鮮でした。次回も幕末、楽しみですね
CROWDED CHAOS FANTASY TURBO
SPIRAL CHARIOTS
「劇」小劇場(東京都)
2024/02/01 (木) ~ 2024/02/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想を一言で言うならば、『RPGと格闘ゲームの各々の世界観に、お笑い番組(例えば、「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」等)のノリを、そのまま足して3で割った』ようなカオス度の高い、面白味の有る作品だった。
兵卒タナカ
オフィスコットーネ
吉祥寺シアター(東京都)
2024/02/03 (土) ~ 2024/02/14 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
一幕55分、二幕50分、三幕45分。説明文以外の情報を入れずに劇場に来たので、こんな長尺の舞台とは思っていなかったが、休憩を挟んだ構成がよかったのか、あまり長さを感じることなく観ていられた。80年以上前にドイツの劇作家によって書かれたこの作品、現在にも通じる普遍性は理解しつつも、その捻りのなさというか、愚直なストレートさには、少々古めかしさも感じてしまったかも。
『箱根山の美女と野獣』『三浦半島の人魚姫』
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2024/02/03 (土) ~ 2024/02/12 (月)公演終了
兵卒タナカ
オフィスコットーネ
吉祥寺シアター(東京都)
2024/02/03 (土) ~ 2024/02/14 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
1940年(昭和15年)11月、スイス・チューリッヒにて初演。内容に日本大使館が抗議を入れた。ナチスに弾圧されスイスに亡命したドイツ人劇作家、ゲオルク・カイザーの作品。この5年後に亡くなっている。
1920年(大正9年)、歩兵連隊に入隊したタナカ(平埜生成〈ひらのきなり〉氏)は親友のワダ(渡邊りょう氏)を連れて東北の故郷の村へと帰省する。妹のヨシコ(瀬戸さおりさん)との縁談を進める為だ。極貧の村では英雄である軍人の帰還に大いに沸き立つ。母親(かんのひとみさん)、父親(朝倉伸二氏)、祖父(名取幸政氏)。ありったけの御馳走と酒と煙草を用意して待っている。
衣装や小物など、異国の人間がイメージした日本というコンセプト、ジャパネスク風味。
中国映画、『南京!南京!』にて南京入城の儀式の際、兵隊達が奇妙な踊りを舞いながら行進していく場面がある。それを中国人捕虜達は無言でじっと眺めている。このシーンには大日本帝国という奇妙な国と天皇を崇め奉る祭祀的国家のグロテスクさが炙り出されている。理性では如何ともし難い異様な精神の視覚化。良くも悪くも他者から視えた日本人。
今作もドイツ人の目線で異世界、日本を眺めているようだ。
天井から降りてくるピアノ線に括り付けられたフックに荷物を引っ掛ける。『母 MATKA』でもあった光景。
宙空に浮かぶ球体は国体か?
配役はこまつ座を観ている錯覚に陥る程、揃えてきた。
平埜生成氏は前園真聖やロンブー亮にも似ていて、カッコイイ。観兵式に立つことを許された誇り。
渡邊りょう氏もいい味、名助演。タナカの人となりが伝わる。
瀬戸さおりさんは綺麗だな。泣かせてくれる。
朝倉伸二氏は梅沢富美男みたいで盛り上げる。
かんのひとみさんはもう何をやっていても正解。
素直で従順で上から言われたことに黙って従い、真面目に役割をこなしてきた立派な人間。その行き着く先が非人間的なこの世の地獄。タナカの叫びが耳をつんざくラスト。この支配体系の中で誠実であることに一体何程の価値があるというのか?
これを1940年に日本人に叩き付けたゲオルク・カイザーの恐ろしさ。間違った支配構造を正すのは個人の魂の叫びだけだ。
キャッチコピー「衝撃の最後の5分間!!ネタバレ厳禁!!」
是非観に行って頂きたい。