公演情報
アートプロジェクト集団「鞦韆舘」「【追加公演】開花乙女」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
こう言う所にコメントを書くのは初めてなのでルール違反にならない様に注意しますが、もし宜しくないコメントだと思ったら削除してください。
2025年7月20日(日)14時cast Bを観ました。
まず、非常に練習して作りこまれている感じがしました。舞台上に立つ俳優さんたちが台本を細かくかみ砕き咀嚼して自分の物にしたであろうと感じさしてくれました。舞台上の誰一人として浮ついておらず堂々と演じておられましたね。それと全員活舌が良くて凄かった!!
それと、今お土産で買った台本を見ながら書いてますが・・・・台本には老婆と書かれた演者がいるはずなのですが実際には可愛らしいお嬢さんが老婆役ででてらっしゃました。なぜこの老婆に触れるかと言うと、この老婆は語り部として登場するのですが、ただ淡々と語るのでは無く講談師の如く臨場感たっぷりに語るかと思えば冷静に人の心の内を語る。そして私がこの老婆役の人にビックリしたのが間に10分ほどの休憩を挟んだものの2時間ずっと正座で語り部を演じきってました。隠れたファインプレーだと思います。掘りごたつの様にすれば正座で無くても演じられただろうに・・・・。この劇に参加されてる舞台人の皆さんの心意気の様な物を感じました。それと女性はこうあるべきと古い考えを振りかざす母親役の女優さん。この女優さん舞台の1部2部の間の休憩の時にセットを移動させるんですが、ちゃぶ台の様な台を5台、サイコロの5の目の様に舞台上に置くのですがセットし終わった後に見返して、たぶん彼女の目から見て縦横斜めのどこかがずれてたんでしょうね、2つの台を僅かに動かして満足してOKサインをだしてました。納得できるまでやりきるって事なんだと思います。演じる事も舞台のセットも。お金をかけて作るって事では無くて皆で頑張って作り上げた演劇であり舞台であるので精一杯出来る事をやりきるって事なんだと思います。そう感じました。
舞台が終わってから最後に劇中歌を俳優の皆さんが歌ってくれるのですがマイクを回しながら歌うより最後に皆で生声で歌う時の方が迫力があって上手いってのがなんか面白くて舞台人なんだなぁ~~って思いました。けなしてませんよ褒めてます。その時に歌に参加してない俳優さんが舞台上にある演出で使った紙吹雪を集めては歌ってる人の上にまき続けるのを見て・・・最後まで皆で舞台を作り続けるんだなぁ~~って思ってました。
内容に関しては、多分だけど1回目観た時と2回目観た時では感じ方が違う様に思う内容でした。何回か観ると見た回数だけ感じが変わると思います。当然ですが見る時の年齢にも左右されると思います。
舞台で俳優さんが演じるのが変な人だったりヤバい感じの人だったりするのですが、舞台が終わり今後の公演の日程を紹介したりしてる時は皆さんニコニコして男女共に本当に可愛らしい善き舞台人の姿を見せてくれて、改めて演じてる時の凄さを感じました。
さて、良い物を観せて貰ったので私も明日から「やるのならきっちりやる!やりきる!!」をスローガンに頑張ります。・・・・・・多分無理やろな・・・流されやすいしなぁ・・・皆さんは夢を追い続けてやりきって下さい。有難う御座いました。