家庭教師マミヤ
ライオン・パーマ
駅前劇場(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とにかく良かったです!2時間40分の長尺芝居ではあるが,最初から引き込まれ(物語の作り方,魅せ方がとても上手い),最後の最後まで飽きることは全くなく,次の展開はどうなるのか?,集中して追っていました。ホラーっぽいけど愛の物語ですなぁ。この物語の次の展開がとても気になります(この終わらせ方も上手い!)。ライオンパーマさんの次の舞台は10月に「恋愛漫画」,2019年に「真・恋愛漫画」を観劇しているけど,次は「鳳凰編」,再演でもいろいろ盛り込んで,物語を面白く深くしているライオンパーマさん。どう作ってくるのか?今から楽しみです。
『ストレイシープ』
ウテン結構
六本木ストライプスペース(東京都)
2025/02/04 (火) ~ 2025/02/08 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
追加公演、凄くX2良かったです!
以前観た時は、真中の席に居ても声しか聞こえない場面があって、ソレはソレで色々と想像して楽しんでいたのですが、今回はほぼ見えている所で物語が進んでいたので、分かりやすかったです。
1階の明るい中で進んでいく「病院を目指す物語」は、最初は只々困っている人が増えていくという何だかよく判らない所から段々と状況が判かってきてシリアスになっていくにつれ「あー…そうだった...」と心が痛くなりました。
そして地下に移動しての「教会を目指す物語」は一転してどこか能天気な感じで楽しげに物語が進んでいくのが面白かったです。
妹が出てきて、とうとうこの世界で起こっている事が判る所、すごく良かったです。
姉に現実を知ってもらって、戻る決心をさせる為に辛い役目をしなくてはならない葛藤のような物と感謝を伝えて決心して立ち去る妹がとても良かったです。
最後の生きる決断をして3人にも決断を迫るシーンから、ひとりまたひとりと涙ながらに決断して立ち去るシーン 皆が格好良かったのと本当に辛い決断をしているのが分かって涙が出ました。
本来なら生き残れるという幸せな筈の人達が辛く苦しみながら進み、もうあの世へ行く人達が物見遊山な感じで行くところが印象的でした。
終演後、帰り支度をしている人達を見ていたら、どちらかを選んで進んで行く人に見えてきて不思議な気分でした。
手元にあった整理券には 「ひかりあるところ」が次の目的地らしいので、そこに辿り着きたいですね。
毎回々々思うのですが、こうやって素晴しい物語を目の前で繰り広げて貰えることに感謝しかありません。
次回公演も楽しみにしています。
有難う御座いました。
日の丸とカッポウ着
MyrtleArts
浅草九劇(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
くるみざわしん作品はなるたけ観よう、という事で観てはいるが、期待を上回る出来(二つに一つはイマイチなのもあるだろう位の構えで観ているせいもあり)。
歴史上のある題材をマニアックなまでに掘り下げ、庶民と婦人と、戦争を描く。時期は満州事変前後から太平洋戦争末期。国防婦人会という存在にスポットを当てた。これほど面白おかしく、感情豊かに、戦争という現象を「婦人」(主人公)の目線で描けた所が過去にもありそうだが新しかった。役者もいい。関西弁もいい。
出口なし
LesAutres
studio ZAP!(東京都)
2025/02/07 (金) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
以前D倉庫の現代戯曲シリーズで本作「出口なし」の回があったが、2団体を観て面白い作品だと思った。今回の舞台は小さな劇場を良い塩梅に飾り、シックな劇空間。学生又は学生上がりの若い俳優らによる、どんなメソッドがベースかは分からぬが演技に一定の統一感があり、サルトルのテキストが頗る「よく分かる」舞台だった。
(リアリズムの観点では洗練の余地はうんとあるに違いないのだが、それゆえ「没入」の度合いも浅くなったろうが、それはこの戯曲に合っており、観客の能動性を要請する。言ってしまえばD倉庫での「演出」の勝った上演よりうんと「芝居」になっていた。)
家庭教師マミヤ
ライオン・パーマ
駅前劇場(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
映像都市
“STRAYDOG”
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
もっとシリアスな展開なのかと思って見に行ったので、振れ幅が大きくて腑におちませんでした。斜陽産業となってしまった時期の、映画に対する愛情は感じられました。私が行っていた映画館もいくつか無くなってしまいました。新しい映画館、特にシネコンでは映画館の匂いなんてないのでしょうね。
舞台美術が良かったです。
女性映画監督第一号
劇団印象-indian elephant-
吉祥寺シアター(東京都)
2025/02/08 (土) ~ 2025/02/11 (火)公演終了
映像都市
“STRAYDOG”
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
家庭教師マミヤ
ライオン・パーマ
駅前劇場(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
セリフのテンポ、心地よさは素晴らしく、途中挟み込まれる笑いもピンポイントで楽しく飽きさせない。長尺だったがそれを感じさせない展開だった。最後の伏線回収もライオンパーマらしく嬉しい。音楽もよかった。
カタロゴス〜「数」についての短編集〜
プロデュースユニット・カムパネルラ
劇場HOPE(東京都)
2025/02/07 (金) ~ 2025/02/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
若い人たちの劇団だが、演技、演出もしっかりしていてグー。脚本も面白い。舞台美術もちょっと抽象的に仕上がって作品に見合っている。
映像都市
“STRAYDOG”
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。
3つの話が交錯した不思議な世界でした。
登場人物達の、辛くても映画を愛しているという気持ちが伝わってきて、切なくなりました。
観客を楽しませる演出も良かったです。
素敵な舞台でした!
映像都市
“STRAYDOG”
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
a次元のふたり
メイシアターSHOW劇場
吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)
2025/02/08 (土) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
二人芝居だが、それぞれ面白い仕掛けも用意し、シンプルだが重奏な響きを持つ素晴らしい演劇に仕上がっていて、もう感激。ラスト近くから涙が止まらず席を立てない状態に。
なんといってもお二人のいつもの役柄からは考えられない熱い素晴らしい演技にびっくり。もう見違えるほど素敵でした。役者って途方もない引き出しをもっているんだなあと感心する。あの中央の奥の壁で瞬時に衣装を変える見事さ。いやあ、何を言っても今は褒めごとになります。
人間の根源的な美しさに出会って、感動す。すごい演劇でした。
音楽朗読劇『ピクシス・ノーティカ』
たよりこと
王子小劇場(東京都)
2025/02/07 (金) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/07 (金) 19:00
自分もteamバタフライ金曜日ソワレです。
チェロの生演奏があるのは良いですね。
あと、今回みたいに海が舞台だと、朗読劇のほうが良いかも。
開放感のある場所が舞台の設定だと、現地より朗読劇のほうがあっているのはわかる。それで生チェロがあるのは贅沢。
登場人物も、役者が限られた女優しかいなくても、女優は男性も異生物もいろいろと演じ分けられる人が多いから一体感があって、チェロとキーボードの生演奏と合わさってチーム全体のリズムが生まれて心地良い。
当日パンフにもあったけれど、なるほどこういうことなのか、と思った。
家庭教師マミヤ
ライオン・パーマ
駅前劇場(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/08 (土) 14:00
いやあ、ベタですが、ウェルメイドという言葉が自然と思い浮かびます。
役者の皆様が本当に全員魅力的で粒が揃っていて、全てのバランスが心地よく、
あっという間の160分でした。
(ネタバレに追記します。)
ニッポン人は亡命する。
うずめ劇場
シアターX(東京都)
2025/01/24 (金) ~ 2025/01/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前作「地球星人」に続き異色作。あとうずめ劇場では公演の題材を通じて出会った人たちやたまたまその時期に縁のあった人を舞台に上げる公演の系譜があるが、今回の舞台も(内田氏以外は演劇玄人と思しいが)そんな空気感があった。それが不思議な臨場感を醸しもするが、今作はうずめの三俳優のほぼ独壇場で、ほぼ初であった鈴江俊郎氏の輪をかけて異色なテキストにより混沌の度合いは深まる。とある日本人の男(劇作家、荒牧大道)が亡命の申請にやって来たドイツ大使館を舞台に、応対した大使館職員(日本人、後藤まなみ)と男を止めに来たという男の妻の姉(松尾容子)三人が三すくみの押し問答をする。日本が危険な社会である参照として語られるのが例の「明日のハナコ」事件であり、話題は表現の自由から学校教育、政治や日本人論まで、職員を納得させたり逃げられたり、姉が男を制すると見せかけて援護したりと忙しない。結局は「所長を出せ」という事で別の者を呼びに行っては埒が明かんと別の者、最後はドイツ人のゲスナーが登場するも出入りのドイツ人だったでガクッ、といったドタバタが続く。
私的には推敲が足らず、何度も同じ円を巡る三人のやり取りの何処かを削るのが得策だった(巡る度に新情報は入ってるが大意を伝える事を優先し細部を断念するのも大事)。もっとも幾ら言っても言い足りない亡国ニッポンの真実を言い切りたい動機は理解できる。ただダイアローグを交わす同士が対立したり賛同したりの変遷は筋が通ってなくてはならん所、そこをすっ飛ばした漫才ノリ、あとは趣旨だけ踏まえて台詞はアドリブのような様相の時間が長く、いずれも演るのであれば限定的に効果的にやりたい。
そんなこんなで「演劇」としてはかなり異色の部類であったが、私は「言いたい事を言う」装置としての演劇の体現を見る思いであったし、正直言えば嫌いでない。
登場して歌を何曲か歌い、社会に理想を求める無垢さを象徴するのが男の妻役であったが、ダブルでこの日の2ステージのみの出番。透明感のある佇まいであったがもう一方のステージも観たかった。
スクランブル〜ときどきロミオとジュリエット
Dialogue!
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/02/07 (金) ~ 2025/02/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/08 (土) 14:00
座席1階
さまざまなシェークスピア劇の名セリフが散りばめられた舞台。今作は「ロミオとジュリエット」とタイトルに入っているが、ロミジュリでは見られない激しく流転する恋模様に振り回された上、客席はその熱量に圧倒される。
冒頭に登場するのはロミオとロザライン。恋仲なのだが、言わなくていい余計なことを連発し、取り繕おうとして墓穴を掘り、ロザラインを怒らせてしまう。なぜかベンヴォーリオもロザラインを狙っている。しかし、今作では女性陣にはまったく相手にされない情けない役回りとなっている。
男女関係が複雑になった序盤に、魔女たちがいたずらをする。森の中に入ったロミオに目が覚めたときに最初に見た人物を好きになるという惚れ薬を投下する。この場面からさらに、登場人物の恋愛関係は複雑に絡まり合う。
シェークスピア作品にも男女関係のもつれが描かれているものがあるから、Dialogue!の作品は独創的だけれどもシェークスピア作品そのものを見ているような錯覚に陥る。「シェークスピアのあのせりふ」が「この場面」で「こう使われる」というというところも特長だから、かなり頭の中は混乱してくる。それがこの劇団のおもしろさなのだろう。
シェークスピア俳優である吉田鋼太郎の劇団AUNの流れを汲む。俳優たちはドタバタの場面では全力演技だ。男女とも全く手を抜かずに飛び回る、ダイブするという激しい動きにほれぼれする。あまりの激しさに、けがをしないだろうかとハラハラするくらいだ。客席を喜ばせようというサービス精神は一流だ。どの人も汗まみれの全力投球の舞台は、一見の価値がある。
解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話
1999会
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2025/01/23 (木) ~ 2025/01/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/25 (土) 13:00
2011年と2015年の趣向による上演以来観るのは10年ぶり3度目。
息吹、敬虔、奔放、哲学などキャラクターを現した名前(仲間内での愛称?)の9人の女子大生の4年間の大学生活を2時間に凝縮した脚本に演出・演技が相まって瑞々しい。
また、以前観た2回は「一般的な劇場」だったのに対して今回は多目的スペースゆえL字型客席で、そのどちらからも見易いであろう形にした舞台美術も妙案にして素敵。
近日、別団体による上演も観にゆくのでそちらも楽しみ♪
映像都市
“STRAYDOG”
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
家庭教師マミヤ
ライオン・パーマ
駅前劇場(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
独特の世界観が増大した感じの作品でした
合う人には合うけど~という
隣にいたお兄さんが前半で消えたし・・・・
まぁさておき
自分的は面白かったなぁと
大笑いするような場面は無いのですが
クスリと笑うシーンを混ぜて
家庭や家族のありかたなどを
斜めに見た感じでまとめてく手法は
長丁場ながらも眠気起こらず観れました
極悪人も極善人も出てこない
普通といわれそうな方々の織り成す
家庭群像劇かな
アンケート用紙あり
2時間半+10分の休憩付き