最新の観てきた!クチコミ一覧

35921-35940件 / 191825件中
IBUKI

IBUKI

Y’s ExP.

TACCS1179(東京都)

2019/11/28 (木) ~ 2019/12/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

今年のIBUKIをたった今見終わりました。一年待って、さてどう進化したか?オープニング前のミニ劇場がとっても良くって、昨年のIBUKIの世界に一瞬で連れて行ってくれました。そして文句なく楽しくって素敵な舞台、迫力とユーモア溢れる演技、そしてちょっとだけ皆さん硬さがチラホラと…なんてのも愛嬌かな。来週の別バージョンも観るから比べるのが楽しいですね。昨年も見比べたのですが、はっきり言って別物でしたから、これはもう期待しかないですね。こんな進化を毎年楽しめるのも嬉しい舞台です。来年もきっとIBUKIの冬が来るのでしょうね⁉︎
終演後に声をかけたかったのですが、大混雑で断念しました。来週はy'sのどなたかと話せるといいな。

最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

見事です。

鳴り止まない拍手と2度のカーテンコールも当然と思えます。

最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても面白かったです!華やかなレビューが沢山あり、観ていて楽しくワクワクした気持ちになりました。そして衣装も素敵で楽しめました。そんな楽しいレビューと反し、戦争という重い背景があり、とても切なく涙腺が緩みました。菊谷栄という人物の人生を知る事が出来て良かったです。楽しく切なく、色々な思いが交錯する、とても素敵な舞台でした。大満足でした!

イイヒト、ワルイヒト

イイヒト、ワルイヒト

演人の夜

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

役者の方々のレベルが高いので非常に満足でした。
プロの方には釈迦に説法でおこがましいのですが、素人の劇というのは、次に相手がこういうセリフをいい、自分が次にこう言うというレスポンスでがっかりすることが多いのです。時間と金返せ〜って。
しかし今回の役者さんは、本当にその部分の演技の基礎が出来ている方が多くて、レベルが高いなあと思いました。

相手の予期せぬ言動に人が反応する時は、まず「目」です。目線がピクっとわずかに反応する。何十回も練習して相手の言葉は十分知っているのに、まるで初めて聴いた観たというリアクションを、コンマ何秒のわずかな目線の間で演じられる人たちの演技は観ていて本当に気持ちがいい。

工場の人たちもきちんと目の前にどういう機械があって、どの操作を質問しているか。きちんと頭の中でその機械がリアルに存在している演技も気持ちが良い。もうこうい観客が気づかないところでも、手を抜かずに演技している空間は観ていて本当に気持ちがいい。

ドラマの主題はサイコパス殺人という暗いテーマでありますが、小さな劇団にありがちな「俺の理不尽をお前達も味わえ」というタイプの暗さでは全くない。独りよがりではない冷静な視点も良かったです。やはりシリアス劇であっても、エンターテイメントという骨格が基礎土台だと思います。


工場のメンバーは皆演技が良かった。
また女性3人の役者さんも良かった。
主人公に嫉妬する役の女性は本当に上手だった。主人公に恋する女性も上手だったけれど。
嫉妬女性の方の、もう本当に心の中の大きな動揺を小さなリアクション目線で表現している演技は、観ていて気持ち良かったです。
主人公と記者のサイコパスの演技も良かった。もちろん本物のサイコパスではなく、計算されたサイコパス度合いです。
難しいテーマをよく演じきったと思いなす。

殺された男の子のお父さん役の方も上手です。きちんと演技の基礎を訓練されたのでしょうか。相手の台詞に初めて聴いたというリアクションが安定しています。

ネタバレBOX

以下釈迦に説法で素人の意見です。演出の方へ。勝手な意見を述べさせて頂きます。すみません。

主人公が最初の女の子の殺人をする時。狂気が足りないです。野良猫を殺してどのように死んでいくのか観察するという前に台詞のように、やはり死んでいく過程を興味深く観察するというもっと狂気の人の演出があると、イイヒトとワルイヒトの落差がより大きく効果的であると思います。
それは二番目の殺人も同じ。主人公は人が死ぬ時の様子を、本当に興味深く観察するという狂気。ただ単なる殺人ではないのです。というところが惜しいと思いました。

また主人公が記者を殺害してその身体の一部を持ち帰った時、黒いビニール袋を床に置きますが、袋の中味が軽すぎます。
主人公が床に置いた時に「ドサっ」という重い音がして、観客はあの部分が入っているのだと戦慄するシーンなのに惜しい。
大きな白菜丸ごと一個いれて、ドサっと音をだす演出があったらいいなと思います。

また主人公に恋する女性。その黒いビニール袋の中を観た時の反応が軽すぎます。普通の人が本当にそのような遺体の一部を観たら、まず身体が生理的拒否反応を起こすことでしょう。
オエオエと嗚咽して臭いに鼻を塞ぐことでしょう。
しかしオエオエと身体が拒絶しながらも、主人公に愛を打ち明けるからその落差にまた観客は引き込まれるのですが。その部分もせっかくなのに惜しい。と思います。

あと記者さん。個性の演技で楽しみましたが、ただ一つ。工場や相手の家に入るときが軽すぎる。
初めての家に入る時は、まず無意識でもちらっと部屋全体を見るなどのコンマ数秒の間があるはず。
自分の良くしった舞台の上にあがって来たよ〜。という演技は惜しいです。取材相手の家や工場に断りもなく入って行く時はあんなにスタスタ入らないです。もしあなたが初対面の人の家にいきなり入るとしたら、あんなにスタスタ周囲も見ずに入り込まないでしょ?誰か他にいるのか。どういう生活をしているのか。この人物がその人物なのか。別人かも。など警戒しながら入るはずです。

最後に主人公の父親役をやった古川さん。このように演技のレベルが高い人達の間で役者が今後もやれると良いですね。
美代松物語

美代松物語

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

愛情(恋愛・家族愛、地域愛等)、友情、信頼、思いやり、義理と人情等人間にとって重要なことを改めて考えさせてくれた素晴らしいお芝居でした。ストーリーが分かりやすく役者の皆様の演技力がハイレベルで、最初から最後まで集中して鑑賞できました。特に女将さんと美千代さんの迫力のある演技には感銘しました。ありがとうございました。

美代松物語

美代松物語

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

日本のどこかにありそうな原風景を背景に、これまたどこにでも居そうな人々の暮らしを描いた秀作。原風景は停滞・衰退といった地方都市、いわゆるシャッター商店街を連想させ、どこにでも居そうな人々は、突拍子もないキャラクラーの持ち主も現れず、自分の身近にいる人々が舞台に居る。説明では北国だが、劇中の台詞から北海道の海辺の街といったところ。冬場の北国、寒風吹く様子の音響効果、身震いする役者の演技が本当に厳冬季を思わせる。物語は以前に上演された「料亭老松物語」と連携しているが、今作はタイトルにある小料理屋「美代松」での見せ場が多い。冬場、閉塞といった澱んだ雰囲気を漂わせているが、そんな中にあって「ロミオとジュリエット」を思わせるような恋愛沙汰を取り入れ、微笑ましく和ませる。
脚本の力強さ、音響・照明といった舞台技術の巧みさ、そして役者の確かな演技力、その全てが調和した見事な公演。上演時間2時間を超えるが最後まで集中できる観応え十分な作品である。まさしく劇団芝居屋の真骨頂、「覗かれる人生劇」を楽しむことができた。
(上演時間2時間10分)2019.11.30追記

ネタバレBOX

冒頭、料亭老松の座敷での日本舞踊によって観(魅)せる掴み。
舞台セット老松の女将部屋、小料理屋・美代松、街路といった場面が手際よく転換していく。それは瞬時に情景を観せることによって観客を物語の中に誘う。もともと役者の演技力も確かな上に、作り込んだ情景を観せることで気を逸らせない。

物語は料亭老松の女将と以前この料亭の板前で女将の許婚だった男、それがある事情で破談になる。それ以来疎遠な関係になるが、それぞれの娘と息子が恋仲になる。これだけ観れば北海道版「ロミオとジュリエット」といったイメージだが、これに料亭の経営(高利貸しが絡んだ経営危機)や地域活性化といった庶民の暮らしが描き出される。まさしく芝居屋のスローガンそのもの。

全体を通して分かり易く、現実にもありそうな物語。それに現在の地方都市が抱える地域事情を絡め、しかも人情と義侠ある人々で豊かに紡ぐ。その現実を丁寧に描く公演は観応えがあった。
次回公演も楽しみにしております。
ピラミッドのつくりかた

ピラミッドのつくりかた

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

表現し難い「芸術論」、その観念的、抽象的に語られることについて、いくつかの観点からアプローチして形象化して面白く観せる、笑劇にして衝撃的な公演。テーマ「芸術論」に真っ向から取り組み、説明し難いことを物語の中に落とし込み、話の展開の中で観客の心に問いかける。公演として主張しつつ、一方 人にとって捉え方の違う”論”、それをエジプト・ピラミッドという悠久の歴史と壮大な建造物を媒介として描く。その時間的・空間的な自由度と伝統・格式と言った不自由度を縦横無尽に切り取り、”芸術”とは何かを解き明かそうと…。
脚本の骨太さ、最後まで緊張と弛緩を繰り返す巧みな演出、その相乗が見事に功を奏した秀作。
(上演時間1時間50分)後日追記

空飛ぶカッパ

空飛ぶカッパ

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

 喜劇で笑いを獲る基本は、無論桁外し! これが実に巧みだ。(
終演後若干追記する)

ネタバレBOX

前説から様々な手法の桁外しが行われ並々ならぬ力を見せつける。桁外しの方法は実に多様だが基本パターンは用意してあって、これが様々なヴァリエーションを生みつつ多様に展開すると共に、別次元の桁外しがふんだんに用意されているので、兎に角笑える。而も単に笑いだけではなく、喜劇のこれも王道である社会戯評も可也辛辣なものが実際ありそうなリアリティーを伴って描かれているのみならず、アルツハイマーを疑っても良いか? と思えるような言動を見せる会長を医者が「いや、しっかりしている」と太鼓判を押して、伏線化している点も実に上手い。
廃優

廃優

牡丹茶房

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/11/28 (木) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

メンヘラ女が織り成すスナッフ・ホラー。脇に至るまで見事に良い役者を揃えている。
冒頭のメンヘラ妹役の赤猫座ちこさんは強烈。誰もが思い当たる、自我に押し潰されていく人間を凝縮して具現化。ずっと記憶に残るシーンに。アーティストに憧れてアーティストにはなれなかった、全ての無名の表現者の鬼火のような作品。
主演の川峰はる香さんの漂う虚ろな視線が怖い。
このレベルの作品を上演し続けるのはかなり凄い。劇団にリスペクト。
会場は観易くスタッフは非常に有能。お薦め。

ネタバレBOX

スナッフ映画(実際の殺人を娯楽として撮影したもの)の撮影チームが鄙びた温泉宿のピンク・コンパニオンを拐っていく。その中の一人が殺人の才能を見出だされ、俳優としてメンバーに加わる。
2時間20分はちょっと長い。コメディとホラーの境目を綱渡りして、奇妙な味わいに。中期黒沢清の『復讐』シリーズや『蛇の道』『蜘蛛の瞳』に似た余韻。
意識の高いスナッフ映画の撮影隊というアイディアが秀逸。監督や役者に成り損ねた者達が今ではAVを通り越しスナッフ映画作り。それぞれの美意識と表現者の誇りを胸に芸術という概念と取っ組み合う。
キャラ作りが巧みで妙なリアリティーがある。一番近いのは児童ポルノ系裏AVの制作チームなのか。職人肌の埋葬虫〈シデムシ〉(藤口圭佑氏)、驢馬(相川佑輝氏)のあの感じは凄く良く判る。
ただ、クライマックスの撮影にどうしても撮りたい作品、撮らなければならない作品の感じが出なかったのが残念。その作品こそが『ドグラ・マグラ』の『九相図』のような物語の根幹に関わっていた方が盛り上がった。
凄くリアリティーのある人物造形と杜撰な計画等の落差が激しい。『これ、本当にあるんじゃないか?』とゾッとさせて欲しかったが。
久保瑠衣香さん演じる記者の設定が良い人過ぎでは。友情が唐突で感情移入出来ず。及川空美さん(仕事意識の高いピンク・コンパニオン)、大田彩寧さん(死に際に名シーン有り)もかなり良かった。
酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

二度用いられる「アヴェ・マリア」の使い方は、特に気に入った。'(華4つ☆)

ネタバレBOX

 今回、生演奏を入れていない分、舞台は広めに使っている。言う迄もなく音楽は抽象的な芸術だ。殊に西洋音階は謂わば東洋や中東の音階がアナログだとしたら、デジタルだろう。キッチリ音符で再現すべき音を記帳し、それに従って演奏されるから中間的音階が無い。その分、個的才能のみならず、オーケストラのような多くの人々がコンダクターの指揮に従って演奏する曲を作ることが可能だ。この前提になるのは、基本を同一の規則に従わせることだ。丁度、数学が定理や数に関する約束事で絶対を構成し其処に個々の演奏者の才能を花咲かせることができるように。無論、バロックの頃のように楽器自体が結構不自由で微妙な音が出た時代は兎も角、中東の人々や我々アジア系に馴染みのある音は、クラシックでは、中々表現されない。
一方東京イボンヌは、クラシック音楽と演劇の融合を殊に目指してきたのであるから、身体という生ものにこの絶対を対置させる訳である。従って表現を効果的足らしめる為には、相当根源的な方法を編み出さねばならぬ、この点に目指している世界を実現する困難がある。
 さて、作品の評に入ろうか。舞台美術の落ち着いた色調と自分達が過ごした小学校の木造校舎の床のような板張の、而もワックス掛けをしていないくすんだ感じは、余計にシューベルトの曲を楽しませる。下手のバーカウンター、樽を用いたテーブルに粗末な木製椅子、上手奥の出捌け、バーカン手前と奥の壁に掛かったランプ等、全体に少し暗めの照明も音楽を聴くには最適だろう。だが、シューベルトの科白にはもう少し工夫が欲しい。唯飲んだくれて「俺は駄目だ」と言っているだけでは、物語りは動かない。動かす為に自分なら、先ず彼の天才故の徹底的な孤独、孤立を表すような科白を伏線として敷く。その上でなら「俺は駄目だ」の科白を然るべき場所に用いることは一向に構わない。この伏線の後にクラウディアにふられる経緯を展開するなら、観客は思わず知らず、彼の孤立の深まりを破滅に向かう必然性を享受するだろう。無論、クラウディアの選択の根底にあった貧しさと援助者・バロンの豊かさ、貴族、平民という身分意識の抱える根本的な社会的問題つまり差別を意識させることすらない民衆による王制支持と、その差別構造故にシューベルトに懸想するエリザベスは、彼に会えたことの矛盾迄含めて屹立し合うもの・ことをドラマとして効果的に用いることができよう。そうすることで、バロンが献金によって爵位を得たように金次第でどうにでもなる階級という社会システムの本質を暴き(それが現代世界を席巻している新資本主義そのものであることも)、ミミがクラウディアも街角に立ったことがあることを明かして描かれた舞台がぐっと深みを増したように、そしてシューベルトが、悲しみの余りクラウディアを想起させるミミとの関係を持ち、為に死に至ったことの強く、底の無い孤独をも、最後の最後にクラウディアに看取られて逝く時に彼女が彼に彼自身の創作の秘密を明かしたような生き様がドラマとして屹立するように思う。
Dear...私様

Dear...私様

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

チラシの雰囲気からはとてもあんな展開は想像できませんでした。そうですね、時代と共に変わっていくんですね。最近は見なくなった事象(?)が色々出てきて面白かったです。ワンチャンも可愛かった!

ネタバレBOX

秀生の記憶障害の原因は幼少の頃にあったわけで、確かに子どもだけ残して両親が死んでしまったら大きな心の傷になると思います。でも心中というのは避けて欲しかった。
最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いい芝居だった

最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

浅草のレビュー小屋。座付き作家の菊谷栄の人生。私の知らない昔の話でしたが、浅草には馴染みがあります。楽しく、哀しく、懐かしく観劇できました。演劇ファンにも、ミュージカルファンにも視野に入れた舞台。客演の柳瀬亮輔も大活躍。華やかなダンスシーンがあり、エンターテインメントとして十分楽しめたのですが、それがストレートの芝居としての深みに多少影響したようにも感じました。

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

前回公演も拝見させて頂いた同演目でしたが、目から鱗が落ちるくらいに良くなっていました!
ブラッシュアップにてレベルアップしたというよりも、REBORN(生まれ変わった)ではないかというのが正直な感想。

前回公演が悪かったという意味ではないにしろ、台詞・展開がめちゃ良い感じにフルチェンジ。
分かりやすく且つ面白くなったと言えば簡単なのだけれど、それは同時に全ての役者さん達に活き活きとした演技をもたらし、観る者にそれぞれの考え方の違いや想いが伝わったうえでシューベルトの狂おしいほどのもどかしさを俯瞰で(時には定点で)理解できてしまうのだから味わい深さは格別。

例えばシューベルトの恋敵。
彼の振る舞いは一見嫌な奴に見えても、一人の人間としてちゃんと観ることができるので、決して悪役という括りには収まらない。
笑いも豊富、有益に取り入れられ、登場人物の持ち合わせた人柄から思わず生まれ出る笑いであるのがイイ。
登場人物達の恋愛、自己愛、略奪愛、友愛…沢山の愛が入り乱れて、本来それら全てが刃を向けているわけでは無いのに、シューベルトをどんどん追い込んだり素通りしていく様が何とも切なく心揺さぶられます。

小演劇でもダブルコール。
その確信を持って私も強く拍手していました。
ドラマとしてこんなにも高く飛躍したのであれば、完成度は申し分ない!で全然良いのですが、前回の様に生演奏を取り入れた「音楽」も融合させる必殺技を持っている劇団さんなので際限なく高みを望める演目だとも思えました。

ネタバレBOX

悪魔と天使。
悪魔の囁きは怪しさに満ち、邪悪を隠し持った契約だと分かっていても切羽詰まった者なら絶対に飛びついてしまうであろう吸引力があり、
一方で天使は厳しくも慈愛に満ちた言葉を投げかける。
両者の間で揺れ動き、結局本来の想いが遂げられなかったシューベルトは最期まで渇望に囚われたまま逝ってしまったのだろうか。
否、最後に創り上げた名曲はそれでは生まれる事はなかったであろうと。
荘厳な彼の作曲をバックにしたラストシーンでは、その美しさに思わず鳥肌が立ちました。
最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

命の尊さが凝縮され、生命が光り輝く切ない時間を存分に堪能できました。
場面は浅草から津軽、そして再度浅草へ…
力強くも心地よい流れに乗って愛すべきキャラクターの面々と出逢える幸せ
&惜しみなく披露されるレトロビューティーなレビューの数々。
暗転ですら大いに楽しめる!まさに隅から隅まで全てがエンターテインメント。

最初は笑いながら涙ぐみ、目頭を押さえながら笑っていましたが、遂には号泣。
「菊谷栄」というエンターテイナーの生き様。
そして彼を取り巻く愛すべき人達。
その存在を心に刻みつける事ができて本当に良かったです。

哀しい・・・でもレビューは美しい。
納得のダブルコールの回でした。

ネタバレBOX

菊谷栄と一緒に渡った人達。
彼等のその先はどうなったのだろうか。
戦争は本当に尊いものを沢山奪っていく。
僕らとツクモの最後の選択

僕らとツクモの最後の選択

空想嬉劇団イナヅマコネコ

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

価格3,800円

童話テイストで柔らかいタッチの話。モノに宿る心は何を思うのかと考えさせる

ネタバレBOX

ツクモって一体、何だったのだろう?わからなかった…
最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

久しぶりの扉座である。
確か早稲田の学生劇団からスタートしていると記憶しているが、65回公演と打っているから30年は続いているわけだ。作者はほぼ、主宰の横内謙介一人で、この作者は劇団だけでなく、商業演劇も、歌舞伎も書く。この人の多才と劇団活動への熱心さに支えられてきた劇団で、演目も活動範囲も、小劇場としては珍しいタイプである。今回の「最後の伝令」は昭和前期の浅草軽演劇で榎本健一を支えた作者・振付家・菊谷栄を主人公にしている(有馬自由)。
昭和6年に菊谷栄がたまたま出会ったエノケンの作者になってから、徴兵されて12年に北支で戦死するまで。バックステージもので、舞台に乗るのは、菊谷に徴兵令状が来て、故郷の青森に帰った数日間が素材である。
タイトルにもなっている「最後の伝令」は昭和6年のエノケン浅草売り出しのころのヒット作と伝えられるが、それを再現したわけではない。サブタイトルには「菊谷栄物語」と振っているが、その生涯の伝記を目指してもいない。芝居の後半は、小劇場としてはずいぶん張り切って当時の浅草の軽演劇レビューの雰囲気を出そうとレビューのシーンが続く。サブタイトルにさらにサブタイトルがついて「1937津軽~浅草」となっている。
最初に「最後の伝令」の稽古らしきシーンもあるが、前半のドラマは劇団員が出征する菊谷に託した手紙を青森出身の劇団員(客演のAKB横山由依)が持参して届けると言う物語。後半は出征する菊谷が品川を通過するというので新宿第一劇場に出ていたエノケン一座が舞台を中断して品川まで見送りに行くという話で、そこに舞台の表裏をちりばめて一種のバラエティのような構成である。前半の物語には、浅草軽演劇の紹介だけでなく、本籍地入隊の徴兵制度、内務班の組織、当時の東北農民の貧困、人身売買、その救済策としての満州進出など、当時の社会的背景も織り込まれているし、後半のレビューシーンにはエノケン(犬飼淳治)が歌うシーンや、ダンサーが躍るシーンや、カンカン(これは戦後になっての輸入と思うが)まであって、見ている分にはテンポもよく歌に踊りに、笑いと涙と、かつての大衆演劇を見ているように飽きないが、さて、この芝居の軸は何なのだろうかと考えると、はぐらかされたような感じもする。
案外この時代のバックステージは本格的に芝居になっていないし、この時代をナマで知っている人はほとんど亡くなってしまったのだから、もっと大胆にドラマ化してもいいと思うし、逆に、徹底的にリアリズムで絞り込んでも、面白かったのではないかとも思う。(例を挙げれば、「天井桟敷の人々」この映画のおかげで、フランスのブールヴァール劇がどんなものであったか、リアルにわかる)この素材も商業演劇でメインの俳優をスター配役して、レビューもプロの人たちでやっても、(興行元が慣れていれば)もっと大きな劇場でもできるだろう。エノケン伝など面白くできそうである。
今回は、軸になる俳優の実年齢が作中人物の設定年齢より高くなってしまったのも、意外に気になるところだった。


空飛ぶカッパ

空飛ぶカッパ

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ちょっとくどいかなあと思うシーンもありましたが面白かった!日比野爺さんは周りの人にはえらい迷惑な存在ですが何故か憎めない。「死んだ」と聞いた時には、もう会えないのかと思ったらウルウルしちゃいました。宇宙人はねえ・・・

ネタバレBOX

きっと昔会ったんですよ。ずっと信じているから30億も使い果たしてしまった。カッパにそっくりの宇宙人だっているかもしれない。
椿姫

椿姫

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2019/11/28 (木) ~ 2019/12/07 (土)公演終了

満足度★★★★★

ヴィオレッタの歌声が素晴らしかったです。

ネタバレBOX

椿姫。

元々の椿姫から作られたオペラなので省略されたところがあるようです。二人が別れた後のパーティでヴィオレッタが連れて来た男爵が若造をぼこぼこにしてやろうか的なことをやたら言っていましたが、その後、その日かどうかは分かりませんが、決闘していたんですね。

三幕は、ヴィオレッタとその他の人との間に網状の布があって仕切られていて、アルフレードたちはヴィオレッタが生きているうちに本当に到着していたのだろうか、妄想の中で出会っていたのではないかと不思議な感覚に陥りました。
『微かなひかりに満ちている』

『微かなひかりに満ちている』

Antikame?

劇場MOMO(東京都)

2019/11/28 (木) ~ 2019/12/02 (月)公演終了

満足度★★★★

微かなひかりが満ちていました。

ネタバレBOX

人の心の中を、シンプルであって、かつ詳しく描写したかのように感じるセリフで表情も豊かでした。とても重量感があり中身が濃く、こころに響く物語に感じました。また、想像力と感受性が強く刺激されたように感じました。

このページのQRコードです。

拡大