
終夜
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2019/09/29 (日) ~ 2019/10/27 (日)公演終了

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

瘋癲老人日記
劇団印象-indian elephant-
小劇場B1(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇団印象はこれが初めて。大好きな谷崎潤一郎晩年の傑作の舞台化だから楽しみにしていたが、観ている間、自分の顔がずっとニコニコしているのに途中で気が付いた。ヤバい奴じゃないかと思われそうだけど、そのまま最後まで。とても楽しかった。この劇場は客席が2面なので、別の面からも観たくなる。

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」
TBS
IHIステージアラウンド東京(東京都)
2019/08/19 (月) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
360度回転の豊洲のステージアラウンドでの上演である。おなじみのウエストサイドストーリーだが、今回は新演出である、アメリカのカンパニーだが、これだけ特殊な劇場だと、過去の舞台の再演というわけにはいかないだろう。新演出、初演とうたっている。
キャストも若い俳優が多く、劇場ともども初々しい。演出は劇場機能を巧みに生かしていて、無理をせず、運びもいい。今までは荒廃したNY下町を思わせる一杯セットを照明や小道具で場面移動していたが、よく飾りこんだフルセットで次々に代わっていく。回転客席だから、場面によっては客席がズームのように舞台に寄って行く。今までの劇場にはない効果だ。舞台の幕にあたるスクリーンを開閉して、場面の広さを変えるのも成功している、バルコニーが、せり出しでスクリーン前の天空に浮かぶ「TONIGHT」の二重唱や、広くなった舞台でほとんど全員で四重唱になる一幕の、幕切れ前もよかった、あらためて言うまでもないが、さすが名作中の名作、曲もよければ詩もいい、あまりむつかしい振り付けではないが、細かく、きれいにまとまったいいダンスナンバーが多い。ことに抽象的なシーンでの起承転結がうまい。
六十年前に初演された時には、時代へのプロテストがあった作品だが、今はそれが何か懐かしい感じで見られてしまう、若いアメリカ人のカンパニーも、どこか古典作品のおさらいのように生真面目に努めている、名曲の「アメリカ」モ、「サムホエア」も、軽いタッチの「アイ フィール プリッティ」も20世紀の色合いが深い。衣装もセットも細かい。二幕、マリアがおめかしをする衣装のスカートの裏地が黒だ、それを意識的にちらっと見せる。アイフィールプリッティが、舞台に体現されている。高速道路下の決闘場のセットは、高速道路を舞台中央で奥へカーブさせて奥まで見せている。大衆車の廃車とかごみが上手に飾ってある。広い舞台を生かして、その下の移民の若者同士の争いの貧しさを見せる。彼らの住まいや酒場はまるで「ガラスの動物園」の空気だ。演奏もいい。管楽器の聞かせ場で原曲が映える。日本人のトラも入っているのだろうが指揮はあちらの人だった。
この最新式の劇場で場面をフルセットで組めたために時代のリアルな感じが引き出された。それをアメリカの若者が律義に演じている。一万五千円は高いが、この名作への現在のアメリカ人のとらえ方を楽しめた。
この劇場では、この公演に引き続いて三組の日本人キャストで、同じ舞台を6月間上演する。コピー版となるのだろうが、それはどうだろう、確かに日本のミュージカルはなかなか欧米の水準に追いつけない、脚本も、演出も、演技も振り付けもいまだに背を追っている、だが、このよくできた古典をコピー再演するのは、興行の安全を考慮するとやむを得ないのかもしれないが、どこか寂しい感じもする。それは観客も敏感に感じているのかもしれない、この舞台、意外にも半分しか入っていなかった。

ユー・キャント・ハリー・ラブ!
弦巻楽団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/10/04 (金) ~ 2019/10/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
いや、期待以上に面白かったです。
終演後にトークショーがあったのですが
この劇は2005年から始まって6回目なんですね。
非常に洗練されていて最初から最後まで面白かったです。
今年観たなかでも1.2を争いますね。
ぜひいろんな方に観てもらいたいと思います。
また、一つ観てみたい劇団が増えました。

ACTIMELEE SAGA2
インプロカンパニーPlatform
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/10/04 (金) 19:30
色々な即興劇を楽しめました。
シチュエーションから各役者の想像するものが、人それぞれで、裏切られると笑ってしまいます。

「海につくまで」
津あけぼの座
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/09/28 (土) ~ 2019/09/30 (月)公演終了

糸瓜咲け
URAZARU
上野ストアハウス(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
125分素晴らしい舞台でした。役者さんも上手いし舞台装置も安心感のある作りで楽しめました。役者さんの熱演に舞台終了後も息の詰まるような余韻からなかなか抜け出せませんでした。「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」ぐらいしか知らなかった私ですが正岡子規の壮絶な生きざまを知ることができました。

なにもおきない
燐光群
梅ヶ丘BOX(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/23 (水)公演終了

『GUNMAN JILL 』&『GUNMAN JILL 2』
チームまん○(まんまる)
萬劇場(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇団初の公開ゲネを拝見。(華5つ☆)
単に面白いのみならず伝説の兵士を作り上げる薬などはその効用をみるとシャブによく似ている。シャブ程後遺症は無さそうだが、世相批評もチクリ、更には、Mの哲学を通して中々深い哲学談義が展開されるなど深く温かく苦味も効いた作品であると同時に役者陣の演技や演出の良さ、舞台美術もしっかり作り込まれてグー。(ここから先、観劇を更に愉しみたい方は終演後に読むことをお勧めする)

どん底
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年のベスト3に入る素晴らしい舞台だった。「どん底」は20年以上前に見て、チェーホフ同様(失礼!)退屈な芝居と思ったが、こんなに面白いとは。かつて例外的に面白かったのはモスクワのユーゴザーパド劇場の「どん底」。あれは大胆なテキストレジーと、白い群舞のような視覚的演出だったが、今回は、会話劇として内容はほぼ原作通りにやって、大変面白い。(演出による設定の現代化については後述)
俳優、娼婦、女主人、イケメン男、死にゆくアンナ、男爵、生真面目なのに労災に合う不運なダッタン人etc。世のふきだまりに流れ着いたひとりひとりのあきらめと後悔と夢がくっきりと見えた。
それを癒すルカの言葉で、相手の気持ちがはっきりと変わる様子がリアルだった。
ロビーで配っていた人物のイラスト一覧紹介も、事前に目を通すと、作品理解に非常に役立った。
一つ一つのシーンもメリハリがあって、昔退屈に思ったのがなぜだかわからなくなってしまった。
女主人公がイケメンに、別れる代わりに主人を殺してと甘く強く誘惑する場面、あやまって喧嘩でイケメンが主人を殺してしまったあと、イケメンの恋人(女主人の妹)が「ふたりはグルです」と叫ぶ場面など、鳥肌ものであった。
わざと笑いを撮ろうとしなくても、何てことないセリフでも笑いが起き、皮肉や滑稽さの伝わりも十分。
そして、第4幕のサーチン! ルカの印象が強くて、いままでサーチンのことは全く忘れていた。しかし、サーチんこそ、この「どん底」の希望の語り手であり、社会主義思想を非常に婉曲に「よりよきものをめざして」と、つまり普遍的に語っている。解説を見ると、ルカの宗教思想に対して、サーチンの革命思想の対立とあるが、舞台では、サーチんはルカが乗り移ったかのように語る。ルカからサーチンへの精神のリレーがあり、だから、この考えはルカ一人、サーチンと二人だけのものではなく、他の人々にも広まっていくだろうという広がりを感じさせる。
全体は、高速道路の高架の橋脚下の工事中の空き地で、寄せ集めの浮浪者(?)が「どん底」を演じているという枠になっている。いわば「どん底」ごっこ。要所要所で、現代から芝居にストップが入って、それがまた面白かった。客席も大いに笑っていた。逆説的だが、ただロシアの話として再現しなかったからこそ、「どん底」本来のセリフと人物の切実さに集中できたのだと思う。素晴らしいの一言に尽きる。
休憩15分入れて2時間55分という、ほぼ3時間の長い芝居なのに、全く長さを感じなかった。舞台に浸る至福の時を味わった。ルカ役・立川三貴が最高だった。これほどルカ中心の芝居だったとは。これも発見だった。

ダディ・ロング・レッグズ ~足ながおじさんより~
東宝
シアタークリエ(東京都)
2017/11/01 (水) ~ 2017/11/24 (金)公演終了
満足度★★★★★
友人に坂本真綾さんのファンがいて、誘われ観劇。
衝撃的な面白さでした。観られて良かった。
気品があり、ユーモアが上品。
会話がチャーミング、役者もお2人ともチャーミング。
たった2人の役者さんでのミュージカルでしたが、
劇場が広過ぎる、とかそういう事も一切感じず、2人にグングンと引き込まれました。
歌はもちろん演技も素敵で、最高の空間でした。
偶々ですが、100公演目だったみたいでカーテンコールまで盛り上がりました。
自身でDVDも購入しましたし、プレゼント用としても買わせて頂きました。

糸瓜咲け
URAZARU
上野ストアハウス(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
真面目な芝居、俳優陣の熱演が嬉しい。子規の妹、律が案内役を兼ね、分かりやすい導入。登場人物に個性があり、125 分、飽きさせない展開でした。敢えて言うと、ラストは引っ張りすぎ、もう少しあっさり終わって欲しいと思いましたが、あくまでも私の印象。2017年文学座で正岡子規の青春を描いた『食いしん坊万歳!』が印象的な良い舞台でしたが、今日の作品、演劇に真摯に取り組む姿勢に心が打たれました。

『GUNMAN JILL 』&『GUNMAN JILL 2』
チームまん○(まんまる)
萬劇場(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです!お初なので下ネタが心配でしたが大したこと(?)なかったです。あとで聞いたらこの演目は下ネタがソフトな方なんですって。再来週のガンジル2にも行きますが、さて?
うーん、あの考え方、Mの人にしかわからないのかも。

どん底
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
現代の俳優が高架下でゲリラ的に演じる。最後まで異下効果が継続。劇の内と外を常に意識するので大勢の登場人物(=現代人)の独白が粒立ち、自分事としてゴーリキーの言葉を咀嚼できた。五戸真理枝演出はある意味私の期待通り。終演後に一緒に観た人と口論になりかけた(笑)。賛否両論前提の古典演出は目撃する価値ありと私は思う。ルカの言葉に鼻をすする人も、笑う人もいる客席は素敵。きれいごと(正論、理想)の劇的効用と破壊的弊害が両立。“俳優”が連呼する「オーガニズム(organism)」はできれば日本語で聴きたかった。

MILANDA
Ne`yanka
ワーサルシアター(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
Ne'yanka 「MILANDA―ミランダ、あるいはマイ・ランド」
南の島でひとりの女性が現れることによって平穏な世界がひっくり返っていく、と言うような感じかなと思っていたけど、ハードSFモノであると共にハリウッド映画のようなストーリー仕立て。
盆踊りからの衝撃のひと言と言うのは、ボーッと観ていてたとしても、えー‼️ってなるはず…
いろんな事を語り合いたい、吐き出したい、QAしたい作品・舞台。
20年前の脚本であるけど色褪せない。おそらく当時は身近だけど遠い果てのことと多くの日本人は思っていたはず…

なにもおきない
燐光群
梅ヶ丘BOX(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
梅ヶ丘ボックスという地下のミニマムな空間を存分に活かした公演。不条理とSFの入り混じったなんともおかしみのある、それでいて緊迫感のある世界に魅了されました。役者が発する言葉でどんどん世界が変わっていくのが面白かったです。燐光群ならではの、ここでしか観られない芝居。

Court Gort(コートゴート)
PLAYunitむめむめ
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/10/03 (木) 19:00
140分。休憩なし。
140分、殆ど笑いのシーンもなく、皇室独特の様式も演技に組み込んだ演劇だったけれど。ものすごく深く、多層なテーマを巧みに組み込んだ舞台を観れた、という感覚だった。
私には、大正、という時代が、実は平成ととてもよく似ていて、大正天皇と、平成の世の天皇とがダブって見えてしまった。大正天皇が、病に侵されずにいたら、どんな時代になっていただろうか。そして令和の時代は、どんな時代になるのだろうか。物語とは違う世界の話ではあるものの、観劇中、そんな事を考えずはいられなかった。

Court Gort(コートゴート)
PLAYunitむめむめ
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★
今回初観劇の劇団。白ヤギと黒ヤギの2チームがあり、どちらがいいだろうと迷ったが、演出をしている安藤陽佳さんも出るという黒ヤギチームの初日の傍聴へ。上演時間135分と聞いてビビったが、長く感じない。提示される証拠が薄いように思ったけど、役者さんはみなよかったし、次の公演にも興味が出てきた。特に印象に残ったのはツアーガイドさんと、被告人の加賀美。