最新の観てきた!クチコミ一覧

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憲法くん

憲法くん

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2019/11/29 (金) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

久しぶりに燐光群の芝居。役者たちが、随分年取ってみえた。その分円熟味を帯びたということか。一人一人の身体の中に宿るという憲法くんを演じるには、これ以上ないカンパニーとも言える。
再演もして、その時々の時事も演じてもらいたいと思う。

チェーホフ讃歌~熊と結婚申し込み~

チェーホフ讃歌~熊と結婚申し込み~

Art-Loving

APOCシアター(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

台詞量が多く、男女の熱い議論に加え1時間35分動き回る!チェーホフがこんなにアグレッシブな舞台になるなんて驚きました。
現代風にアレンジしたところや観客巻き込み型もありかなり楽しかったのでチェーホフの原作を読んでみたいなぁと思います。

カケチガイ

カケチガイ

Offbeat Studio

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

1部上場企業の社長と取引先の平社員が、ある劇的な奇跡で人格が入れ替わり、観える世界観が一変し自らの人生の軌跡を振り返り思う悲喜交々。自分だけの人生が他人に俯瞰されるといった奇知を面白可笑しく描く。
立場や貧富といった違いは明らかだが、2人の男の悩みというか悲哀が共通しているような…。出来ればそこに工夫があれば、なお良かった。
(上演時間1時間45分)2019.12.5追記

ネタバレBOX

舞台セットは四角・三角の昔ながらの色彩ある積み木を歪に組み合わせたような造作。客席は三方にあり、それぞれの角度から観たら違った印象になるのだろうか。立場・貧富差のある男2人の家庭を対極に配置し、真ん中に公園・広場といった憩いの場所を演出する。この場所こそ、それぞれの夫婦の在り方の確認や悩みを吐露する重要な位置を占める。

2組の夫婦には子供がいない。正確には平社員には女の子が生まれたが、何らかの事情で亡くなり、それ以降、妻の喪失感を心埋めできない自分の不甲斐なさ。子は鎹(かすがい)というが、どちらの夫婦にも共通した悩みを負わせたことで物語に広がりがなくなったのが残念。単純交換的な入れ替わりではなく、出来ればどちらかの夫婦に子供がおり、子供がいる生活は煩わしく大変だが楽しいこと。居ないことの気楽であるが味気無いといった異なった環境下における家族(妻や子供)との関わりを描くことで、更に深みある人間(自分)観察ができたと思う。居ることが当たり前といった気軽さ、それを失った時に初めて思い知らされる悲しみ、他人の人生を拝借したが故に気づく本音の人生譚。

シチュエーションは小説や映画でもあり珍しくないが、身近で観る役者の演技...男2人の人格入れ違いによる傲慢、気弱といった豹変する演技が面白い。それぞれが歩んできた人生、その視点が変わることによって生活スタイルはもちろん、考え方や行動にも違いが表れる。経済的な違いはあっても子供の存在は共通した苦悩として描かれる。それぞれの妻の懊悩はそこに尽きるようだ。だから人形を我が子に見立てた奇行、海外旅行へ逃避するような行動の説明に繋がる。男2人の人格交換に止まらず妻との関わりや更にはスナック愛人の妊娠によって新たな人生が…その展開が妙あるものへ。

先に記した舞台美術は既存の形の観方を少し変え、物語における視点の転換を連想させ、積み木のようにいつ崩れ壊れるといった不安定さは夫婦・家族関係をイメージさせる。一見奇抜と思える舞台美術も観る位置(客席)への興味づけ、同時に物語の概観を暗示するようで実に巧みな造作である。また背景に流れるポップな音楽が軽妙で実に心地良い。
次回公演を楽しみにしております。
尻を見てしまう

尻を見てしまう

ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン

上野ストアハウス(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

3話オムニバス...小劇にして衝撃的な笑劇。公演はこんなつまらないダジャレではなく、どの作品も観客の気を逸らさず楽しませてくれる、その一言に尽きる。まずタイトルが「尻を見てしまう」「背徳令嬢肉奴隷」と過(刺)激的、そして「テオリ」、このタイトルだけがイメージ出来なかったが、観劇してなるほどと納得。表層的には疲れた神経を休めるにはうって付けの娯楽劇である。同時に、その底流には少しの不安・迷いと微かな希望が観えてくる、そんな人の機微に触れる珠玉作。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台セットは、それぞれの物語を形作る最小限の小道具。その理由は、オムニバスの話と話しの間の暗転(時間)によって観客の集中力を失わないよう短時間で行う配慮。

第1話「尻を見てしまう」
第2話「背徳令嬢肉奴隷」
第3話「テオリ」
物語はオムニバスで小説で言えば短編小説にあたる。短い話の中に込められた思いを過不足なく描く力量が必要。前作が連作とすれば、今回はそれぞれに関連性は見い出し難く、作品ごとの面白さが凝縮されている。
勇者セイヤンの物語(真)

勇者セイヤンの物語(真)

爆走おとな小学生

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

RPGのあるあるネタ満載で、続編のようですが本篇だけでも十分楽しめます。笑い中心ですが、各キャラクターそれぞれの葛藤があり、良い話でもあります。
また終盤の伏線回収もお見事でした。ただ、140分の長編であり、少し詰め込みすぎた感もあるかなと個人的には思いました。

リドル・ストーリー

リドル・ストーリー

劇団THE NEXT(ゲキネク)

テアトルBONBON(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

なかなかこの芝居難しいのです。どう考えたら良いのか謎を残したまま終わります。私の頭では理解不能なところが多くありました。

CONTROL

CONTROL

劇団天動虫

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/14 (土)公演終了

満足度★★★

ファンタジー

ネタバレBOX

争いごとをなくすため、隣人を傷つけない行動が習得できた者だけが世に出る社会で、まだ習得できていない生徒たちが通う学校において、とある転校生が来たことによって人間性を重視した行動を取ろうとする運動が起こる話。

恐らく60cm以上の高さがあるであろう舞台から、ワダタワーさんが後ろ向きでスッと降りたのには驚きました。
かわいいチャージ’19

かわいいチャージ’19

人間嫌い

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/11/01 (金) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

掬う

掬う

ロ字ック

HEP HALL(大阪府)

2019/11/29 (金) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

佐津川愛美さん、凄かった。
終わったあとも役が抜けてない感じだった。
馬渕英里何さん、山下リオさん好き。
TVドラマ喪女に出てた東野絢香さんが
出ていてびっくりした。

詠み人知らず

詠み人知らず

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

コテコテでゲッスいロングコントのようでしたが、実はなかなかに泣かせる人情話でありました。テーマは「許し」ですかね。

『袴垂れはどこだ』八場

『袴垂れはどこだ』八場

studio D2

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

途中ハプニングもあり、時間が長かったがずっと緊張してみていました。内容は普通でしたが、役者人の演技は最高です。

獣唄

獣唄

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2019/12/03 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/05 (木) 14:00

座席1階

桟敷童子旗揚げ20年の集大成ということで、いやがおうにも期待は高まる。今回も期待を裏切らない、見事な舞台を見せてくれた。
客演の村井国夫もよかったが、村井演じるハナト(急峻な岩場で花を取る人)の三人娘も非常によかった。板垣桃子、増田薫、大手忍の三人だ。
物語は戦争の足音が九州の山村部にも届き始めている戦前の時代設定。山奥の村にランの花を取る職人がいるのだが、この村にその花を買い付ける会社の一団がやってくる。幻の花を取れば大金持ちに。ハナトの父親は三人娘を放置していて嫌われているのだが、長女のトキワが父に弟子入りを願い出る。狙いは、急峻な山奥の崖に咲く、幻のランだ。
「獣唄」というタイトルはこの花にまつわるものなのでネタバレを防ぐため控えるが、三人娘は結束して幻の花を追う。しかし、その一人一人をとてつもない悲劇が襲う。
今回、主役とも言える3人娘が客席に感動を巻き起こした。鬼気迫る表情と演技、胸に突き刺さるせりふ回し。村井国夫を凌駕する出来栄えだ。この劇団が得意としている光と影の演出が今回も威力を発揮した。
私がこの劇団でイチオシのもりちえは今回、花買い会社の社長の奥さん。世間知らずの娘とのシーンがしっかりしていて、脇をがっちり固めた。
恒例のラストシーンについてはネタバレBoxに。
桟敷童子。今回も見ないと損するぞ。

ネタバレBOX

桟敷童子の舞台は、ラストシーンの大展開が魅力なのだが、「オバケの太陽」がオレンジ色の嵐なら、「獣唄」ではアナと雪の女王も顔負けの青と白の乱舞で締めた。人間の存在を激しく拒絶する吹雪。これを見るだけでも価値がある。

もりちえの娘役の羽田野沙耶香さん。開幕前の口上「携帯電話は電源からお切り下さい」の中で、「携帯電話の充電は大丈夫でしょうか」と想定外の注意事項が登場し、しっかり笑いをとった。客席への誘導でもりちえと沙耶香さんはしっかり働いていて、この母娘。舞台外でもきわだっていた。
憲法くん

憲法くん

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2019/11/29 (金) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

 流石、と言わなければなるまい。全編、日本国憲法を内在化し、且つそれを担った者にしか表せない視座、想像力と事実認識に基づいて描かれ舞台化されている。松元ヒロさんの原作を坂手洋二氏が脚本化し演出しているのだが、脚本の上がりが遅くなったことが(役者さんにとっては大変だが)ホントに未だ話題になって連日メディアで報じられる安倍の桜に絡む更なるマヤカシやつい先日幕張で行われた(追記後送)

カケチガイ

カケチガイ

Offbeat Studio

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

客席は3エリア。
すぐそば横、斜め手前、舞台中央、舞台奥…オブジェのようなベンチ仕様のセットがそこかしこに点在。
どのエリアも見えやすさに遜色は無さそうだし、異なったアングルにてどこに座っても楽しめそう。
実際に始まってみれば案の定というか、場面転換ごとに目線を移す行為でさえも面白さに加担、役者さんの動線も面白い。

社長(傲慢タイプ)とその下請け取引先の平社員(気弱タイプ)。
入れ替わったお二人の演技は口調や所作のみならず、その目つきまでもが変わってくるのですね…「目は口ほどに物を言う」とはよく言ったものだ。

対極の性格が入れ替わる物語はコメディーとして笑えながらも、責任ある社会人(家庭人)なものですから、ほんのりオトナビター。
渦中の2組の夫婦はもちろん、周りをかためる役者さん達もしっかり盛り上げてくれるので、何だかもう成立しちゃってる!?入れ替わり生活も“状況の妙”にて楽しめてしまうのでした。

「これは仕方がない」ズルズルと諦めてしまいがちな夫婦の関係性、一旦他人目線でもって見つめ直してみるのも一案。と思わせる後味。
何気なく暮らしていても、そこにある日常のありがたみはついつい当たり前になってしまいがち…なので時には他人目線っていうのは確かに良いかも。

殊類と成る

殊類と成る

劇団肋骨蜜柑同好会

Geki地下Liberty(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/05 (木) 19:00

125分。休憩なし。

ネタバレBOX

後日記載。
詠み人知らず

詠み人知らず

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

下品だが瞬発力・爆発力が有るコント調の芝居にゲラゲラ笑って仕事疲れの眠気も吹っ飛ぶ楽しい舞台。
芸人さん事情には疎いので誰が誰やら分からなかったのだが、こうしたコラボ企画公演に過去4回程足を運んだ中で最大級に面白い!

殊類と成る

殊類と成る

劇団肋骨蜜柑同好会

Geki地下Liberty(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/10 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/05 (木)

5日19時開演回(125分)を拝見。

随所に頭のフル回転を求められてるようなセリフ解釈の難解さ。だが、かといって、凡人の観客を拒絶する訳では決してなく、(本当に理解したかどうかはともかくとして)観客にとって、実は案外、とっつき易いテーマであり・作品であったのではないか。
私のささやかな観劇経験の中ではあるが、これまで「類似品」に出くわしたことが一度もないフジタタイセイさん独特の作風に、今回もまた引き込まれた125分だった。

ネタバレBOX

過剰なまでの自己評価に支えられた、しかしひ弱で傷つきやすくもある自尊心を御し切れず、他人に信を置かぬ故に知人や同僚、家族からも遠ざかり、次第に自身を追いつめていった主人公の、心身の崩壊から再生までのストーリー。
元ネタ『山月記』の李徴(りちょう)は結局、自ら招いた運命から逃れられなかったのに比べ、本作の主人公ナカヤマ・サンゾウは桜の花びらが舞い散る中、これまで出逢って来た人々に支えられて「生還」する…この結末故に、観客の誰もが救われた気分で帰路についたであろう。まぁ、突き放したままで終わらせなかったのが、フジタタイセイさんの優しさ、なんだろうな。

【配役】
サンゾウ(メンタルを病んだまま、大学卒業後も引きこもりを続けている主人公)
…室田渓人さん(ご自身の体験が人物造形に反映しているんだろうな、と少しヒヤヒヤしながら観ていた)
ナカヤマ(ここ最近は持病の喘息の発作も起きず、高校?の生物教師として、生活している主人公)
…藤本悠希さん(舞台の進行につれて、「山月記」の李徴とイメージが重なってきた)
主人公の父親・タビト
…岩井正宣さん(The「昭和の父親像」だなぁと郷愁と共感を抱きながら拝見)
主人公の義母・カツヨ
…丸本陽子さん(義理の子・実子分け隔てなく愛情を注いできた、愛情と心労の半生が透けてみえた)
主人公の妹(カツヨの実子)・スミコ
…星秀美さん(兄のサンゾウ相手に、感情の昂まりを抑えたり・抑え切れなくなったりしながら、心の内をぶつけるシーンには、こちらにも気持ちがガンガン伝わって来た!)
主人公の叔父・マサシ
…日下部そうさん(前出演作での「信心深い生真面目なトンマーゾ」とのイメージの落差が凄い)
ナカヤマの妻・タカコ(ナカヤマは何故か、既婚者であることを勤務先の学校に教えていない)
…嶋谷佳恵さん(しえさんの演技の真骨頂は、それまで耐えて・耐えてきた怒りを爆発させるところかなぁと再認識)
フカダ(サンゾウの大学での先輩。現・出版社勤務)
…塩原俊之さん
クギモト(サンゾウの大学での友人。現・文科省所属)
…森かなみさん
シズカ(ナカヤマが勤務する学校の生徒。ナカヤマに想いを寄せている)
…林揚羽さん(過去作で抱いていたイメージが良い意味で崩された)
ワタナベ(学校の音楽教師。ナカヤマのことが気になっている)
…赤星雨さん
ヨシカワ(学校の国語教師。ナカヤマを自分と同種の人間だと思っている)
…石川琢康さん
医者(主人公の主治医)
…やまおきあやさん
ナース/タカコのバイト仲間のパン子
…杏奈さん(トリックスター?な役割を好演)
乞食(劇中の節目節目に登場。このままだと主人公が陥るであろう将来を、その零落した身なりで暗示?警告?する存在←主人公に内在する自己防衛本能の具象化?)
…安東信助さん(あちこちの舞台で引っ張りだこな理由がよくわかりました)
劇作家/その他
…フジタタイセイさん(ラストシーンの「花咲か爺」で、ぜぇ~んぶ持って行ってしまったw)
メモリアル

メモリアル

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2019/12/03 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

最近小劇場でも少なくなったムツカシイ舞台である。
一時期はわからないのがいい、という芝居が流行ったこともあったが、これはそういう難しさではない。前例を見れば、シュプレヒコールコール劇か。男優女優各三名が、文章の一節を客席に向かって読み上げていく。それがムツカシクナイ舞台では「セリフ」なのだが、対話(ダイアローグ)ではない。かといって、モノローグでもない。ここでは登場人物が、親子、夫婦、兄弟、外国のひと、と設定があるようなないような関係なので、言葉からはストーリーが読めない。ストーリーによる情緒に頼っていないところが新しくもあるのだが、文章そのものは、常識的な政治談議や、日常会話、相田みつお格言のようなことわざ風、時には「舟をこいでいる」と眠っている客への客いじりまであるそれぞれの人物の記憶(メモリアル)の断片である。その選択は現代日本の深層に浮遊している現代の言の葉、とでも言えばいいのだろうか。全体は七つのブロックに分かれて1時間45分、分かれてはいるが裸舞台なので大して変わり映えしない。どんどんムツカシクなっていく。
と書けば、困った前衛劇みたいだが、近頃、こういう斬新な趣向で乗り切った舞台がほとんどないので、どうなることだろうと、終わりまでハラハラしながら見た。さすが、文学座、セリフの通る役者ばかりで、文章も生きている。しかし、昨年KAATで見た地点のような面白い動きやしかけ(地点の場合は振付と言ってもいいか)で客の方で筋立てを作らせてしまうような演劇的なサービスがないので、見ている方は苦しい。「こういうことよ」とテキストを観客に納得させるのも演出の大きな仕事だ。KAATが面白かっただけに、今井朋彦・初演出ではこの本はいささか荷が重かった。
この作者に対する期待が大きかっただけに、客もくじけずに次回を待つことにしよう。

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/11/27 (水) 15:00

価格4,000円

初演(2014年)(と再演(2016年):未見)の生歌・生演奏を廃してストレートプレイにすることで物語姓が前面に出てきて初演を観た時に気付かなかったことに気付く。
「楽聖」を俗人的に描いて従来とは異なる側から光を当てるのは奇しくも前日に観た映画「決算!忠臣蔵」に通ずるのではないか。
また、キリストや大正天皇を「1人の人間」として描いた「ジーザス・クライスト・スーパースター」「治天ノ君」と同系統ではないか、と。
初演の音楽の面白さも捨てがたいがこういうストレートプレイ版も面白い。その意味で、同様に過去の音楽劇もストレートプレイ仕立てで観てみたい。

ネタバレBOX

シューベルトが見る天使も悪魔も、そして終盤で登場するクラウディアも、酒に溺れたシューベルトの幻想では?と思った頃合にクラウディアが「天使も悪魔もいないの、あなた自身なの」と言ったので当たらずとも遠からずだったな、みたいな。
ピラミッドのつくりかた

ピラミッドのつくりかた

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

前回の舞台と全然違っていて驚きましたが、いろんなことが出来るのだと思えました。阪本さんのアドリブが満載で、それに気を取られていると本筋が分からなくなるということもあり悩ましいです。

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