
いつかの日の
こわっぱちゃん家
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2025/05/01 (木) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない
かーんず企画
シアター711(東京都)
2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

赤目兎の罪悪感
らくだ企画
studio ZAP!(東京都)
2025/05/09 (金) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高でした。あっぱれです。ドンピシャのキャスティングでしかもチームワークのいいこと。内容もかなり深いです。ステージ最後のキャストインタビューで女優さんが涙ぐんだところで私も思わずもらい泣きしてしまいました。ほんと、舞台って下準備など大変の一言ではすまないことありますよね。いろんな苦労の末に舞台があることを考えると千秋楽を迎えた今日、いろいろ感慨深いものがあったかと思います。ほんとすばらしい舞台でした。脚本と演出を手掛けられた中井さん、なかなか有望ですね。すごくポテンシャル感じました^^

夏の夜の夢〜嗚呼!大正浪漫編〜
シアターRAKU
Space早稲田(東京都)
2025/05/05 (月) ~ 2025/05/17 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いや~これは楽しいサバトの世界。『夏の夜の夢』ベースだから、話は分かり易いし、のほほんと観ていられました。元気な高齢出演者に元気づけられます。ラストの劇中劇もなかなかのモノ。

「この話、したっけ?」令和!太鼓判の巻
劇団伽羅倶梨
KARAKURIスタジオ(大阪府)
2025/05/09 (金) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

「赤ペン先輩」/「月と首長竜」
劇団六風館
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2025/05/10 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

『ドン・キホーテ・・・狂気を演じ続けて・・・』
劇団クセックACT
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2025/05/02 (金) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

『ドン・キホーテ・・・狂気を演じ続けて・・・』
劇団クセックACT
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2025/05/02 (金) ~ 2025/05/05 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
いろんな場面で気になる事(例えばシ-ソ-に乗って会話している時、バランスを崩しそうだなとか、数人で同じ台詞を言っている時、揃って無くて聞き取り難い、女性達が一斉に足を上げてその姿勢を永く保っている時は、腹筋が凄いなとか)で内容が理解不能でした。

「赤ペン先輩」/「月と首長竜」
劇団六風館
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2025/05/10 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
六風館さん久しぶりに観劇しました☆オムニバス形式ですがトータル的に面白かったです!無料で拝見出来るのが申し訳ないくらいの素晴らしい公演でした\(^o^)/

ボニー&クライド
東宝
博多座(福岡県)
2025/05/04 (日) ~ 2025/05/05 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2025/05/04 (日) 18:00
■【舞台写真】ミュージカル『ボニー&クライド』本日初日開幕!
https://horipro-stage.jp/special/bonnieandclyde20250310/
キャスト:
クライド・バロウ:矢崎 広
ボニー・パーカー:海乃美月
テッド:太田将熙
言わずと知れたアメリカン・ニューシネマの名作『俺たちに明日はない』(原題:BONNIE&CLYDE)のミュージカル舞台化。
ではあるが、往年の名画も未見という若い観客も多い現代日本においては、ボニーとクライドのカップル・ギャングが、当時のアメリカでなぜヒーロー扱いされ、銀行強盗を繰り返すたびに喝采を浴びていたか、その理由が今ひとつピンと来ないのではないかと思う。
劇中でもクライド・バロウが自分たちの行動を「アメリカン・ドリームだ!」と叫ぶシーンがあったが、実際には彼らが活躍した1930年代、開拓時代はとっくの昔に終わっていて、勝ち組と負け組の格差は歴然としており、「成り上がり」としてのアメリカン・ドリームは望むべくもなかった。
その「勝ち組」と「負け組」の差にしたところで、元々は同じ「開拓者」だったわけで、一方が「うまくやってのけた」のに対して「やり損ねた」側の人間は、言いがかりに近いやっかみを持つようになるわけである。「銀行」という「搾取する側」ばかりを狙うバロウギャング団が、時代のヒーローとなっていったのには、「虐げられた人々」の暗い願望を満たしてくれるカタルシスがあったからだと言える。
『俺たちに明日はない』が評価を受けたのは、ボニーとクライドを過剰にヒーロー扱いせず、ごく小さな幸せを願っていた個々の人間として捉え直した点にある。
クライドはビリー・ザ・キッドに憧れてはいたが、最初から犯罪に走るつもりだったわけではない。小さな罪に対する過剰な罰、その理不尽さに対する憤りが彼の暴走を誘った。ボニーに至っては女優クララ・ボウに憧れる平凡な主婦にすぎない。それがバロウギャング団の中核となるとは運命のいたずらとしか言いようがない。
はっきりと断言できることは、ほんの些細な躓きさえなければ、彼らはごく平凡な一生を終えていたであろうということだ。クライドは酒場の下働きで、ボニーは別れた夫とよりを戻して、普通に老境を迎えていただろう。
しかし、侵略と支配、不正と欺瞞の上に成立したアメリカという国は、ボニーとクライドのような「負け組」の人々の犠牲を強いることを厭わなかった。がんじがらめの不自由を意識した時、そこからの脱却を図らない者がいるだろうか? たとえそれが「犯罪」という手段であったとしてもだ。
強盗、殺人を繰り返すそのさなかにあっても、彼らが望んでいたのはささやかな幸せでしかなかった。それが切ない。そしてその幸せすら奪われてしまう悲劇。何か一つ、道を間違えれば、我々だって同じ道を辿りかねない。実際、闇バイトで強盗を繰り返すような人間が、ごく普通の青少年だったってこと、現代ではよくあることじゃないかな?
誰もが「負け組」に成り果てた現代において、ボニーとクライドはもはやヒーローではない。明日の我々自身の姿なのだ。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/04/30 (水) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
キャストを替えながら8月までやり抜く気合の企画。その企画の軸に申し分ない演目でもあろうと期待を抱きつつ、最近興味を寄せ始めていた一座を鑑賞した。
少し前置きすれば・・時代物、と言えば濃淡は異なれど(恐らく歌舞伎を源流とする)あるイデア的な型が比較的濃く流れており、啖呵と見栄と笑いを紡いで固有のリズムを醸すあのノリが、自己目的化せず手段に徹して用いられているかは、リアリズム寄りの自分が気にする所である。さて本作。見込み通り?的確な演技と動線、役者を魅せるべく仕上げられたタイトな舞台であった。
歌舞伎が扱う物語、そして歌舞伎という芸能自体が、身分制度の中でままならぬ人間の自由を謳う反骨にあると(類型的ではあるが)認識しているが、本作はモチーフ(義賊)からして反骨であり、今の世の為政者を刺す台詞も何気に散りばめられている。肯うを快しとしない滅びの美学が物語の定型として本作にもあるが、滅びを踏み越えて行く先へ視線が強く注がれ、十分納得の内に幕を閉じた。
負けを認めるようだが(なんて言い方しなくても良いのだが)、別の回も観たくなった。
(第二期「龍」組鑑賞)

『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』再々演ツアー2025
趣向
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2025/05/09 (金) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
生の伴奏、数々の歌、繊細な描写。
観終わった後に、椅子から立ち上がるのが一苦労(余韻にやられて)ってのは、今年二回目。
ただ、絶賛もおすすめも、あえてしたくない……とゆうか。そういう評価するみたいなのが似合わない芝居だと思った。
強制力じゃなくて、自然な形で、出会って欲しい芝居とゆうか。

ソファー
小松台東
ザ・スズナリ(東京都)
2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
松本哲也氏の作劇スタイルが何となく掴めた。多重奏。通奏低音から始まり、弦楽器を重ね、更に管楽器を合わせていく。ゆっくりとした立ち上がりに観客はじれるが曲のフォーマットが定まった時、それを破壊する不意の来客の訪問。この展開がどっと受けるとここからは思うがまま、自由自在に観客を操れる。作者であり登場人物でもある松本哲也氏は自身で作品にメタ的なツッコミを入れまくる。この物語が何を象ろうとしているのかを自分自身で確かめるように。
舞台は宮崎県の実家、6人掛けの立派なソファー。父(佐藤達)が母(江間直子さん)にねだられて無理して買ったもの。母は夜の店に勤めて段々帰って来なくなった。映画監督を夢見て上京した長男(松本哲也氏)、次男(今村裕次郎氏)は若い奥さん(道本成美さん)と再婚、長女(山下真琴さん)は今里真氏と結婚。父が亡くなり実家の処分が決まる。長女は家族全員を呼び集める。どうしても会って話したいと。
是非観に行って頂きたい。

花いちもんめ
劇団川口圭子
OFF OFFシアター(東京都)
2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
一人芝居にとてもひきつけられました。重い内容、胸に迫る勢いが有りました。これからも忘れずに考えていかなければいけないと感じました。良いお芝居でした。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/04/30 (水) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
時代劇はあまり、観ないのですが華やかでとても良かったです。分かり易い内容でダンスも良かったです。続編も期待大ですね!

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/04/30 (水) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
開演前から女性客が多いなぁと思っていましたが、納得の眼福でした。
艶やかで粋な人々がテンポ良くどんどん進んでいくストーリー、途中に入るダンスに魅入られているとラストは切なく・・・
前方で見たので迫力が凄かったです。

花いちもんめ
劇団川口圭子
OFF OFFシアター(東京都)
2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/08 (木) 19:00
戦争がもたらす悲劇を痛烈に感じました。これまでアジアの反日感情という言葉は知っていても、あまり理解してませんでしたが、今回の演劇で少し実感することができました。また、その日の食べ物に苦労する世界、今当たり前に食べられることの有難さを実感しました。
主人公の母親(鈴)は、収容所生活を辛うじて生き抜いていきますが、下の息子が病気になった時、上の娘を養女に出すことを決めます。別れの挨拶もできず黙って去る鈴。娘も売られることを分かっていたことを知り、鈴はさらにショックを受けます。その後、成人して家庭を持った娘が母親探しに日本へやってきまが、鈴は名乗りでませんでした。
娘のためになぜ名乗り出て会わないのかと疑問に感じましたが、鈴がラストシーンに「乞食巡礼」という言葉を口にしたとき、この人はもう死出の旅に出ているということが分かり、言葉に表せない気持ちになりました。
現代もどこかで戦争は起き、肉親や同朋を失う人々がたくさんいます。鈴の孤独は舞台の上だけではなく、現実に起こりうる出来事であることを忘れてはいけないと思いました。

ソファー
小松台東
ザ・スズナリ(東京都)
2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

「この話、したっけ?」令和!太鼓判の巻
劇団伽羅倶梨
KARAKURIスタジオ(大阪府)
2025/05/09 (金) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

二都物語
東宝
明治座(東京都)
2025/05/07 (水) ~ 2025/05/31 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
知人に誘われて拝見。場所が明治座と聞かされて、えっ?と思ったのだが、帝劇が建て替えで休館中だった。そういえばこの前の『屋根の上のヴァイオリン弾き』東京公演も明治座だもんなあ。12年前の帝劇での日本初演は未見。ディケンズの原作はかなり前に読んだきりだが、舞台はさすがに駆け足気味の展開。井上芳雄がやはりよかった。