最新の観てきた!クチコミ一覧

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マクベス

マクベス

DULL-COLORED POP

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日に行きました。遅ればせながらの感想です。 

ダルカラさんは初めてですが「福島3部作」の谷さんのインタビューを見て興味あったのと、他のカンパニーに客演ででていた百花さん(アンオーダブル)と佐藤さん(嫌いだ)のお二人をみて「これは行かねば」という動機でした。 普段小劇場で「古典」を避けていた自分をKAATに向かわせたのは以上の3要素です。

要はろくすぽシェイクスピアなど読まぬ人間が今更、、という感もあったのですがこの作品には本当に「持っていかれ」ました。 演出であまり古臭いようにしないよう心がけて頂いたのが良かったのでしょう。

マクベスや夫人の心情の移り変わりが分かりやすく伝わってくるとともに、「これって今の、、、」という感じが伝わってきたところであのラスト。よく出来ていています。

音楽、歌、映像も良かった。 予算ミニマム(初日の谷トークより)の中で素晴らしい作品だったと思います。 22日まで。

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

昨夜行ってきました。Knock Knock Knock。PMCは2度目の観劇ですが、このカンバニー、(女性に)人気があるだけあってさすがクオリティ高い。シナリオは凝っていて、でも複雑すぎない(→これ重要)。 役者さんが皆キレがある。 でもってふざけるところはとことんふざける。 要はバランスが良いんですね。 オムニバスっぽい話でどれも面白かったけど自分の中では「みにまむ」が良かったかな。

業者を待ちながら

業者を待ちながら

明後日

小劇場 楽園(東京都)

2019/12/17 (火) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

台詞のテンポがサイコーでした。長い台詞を噛まずにすごい‼️笑いと感動をありがとうございました。もう一度観に行きます。

ネタバレBOX

演者の距離がめちゃくちゃ近い
正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

劇団えのぐ

萬劇場(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

3団体のコラボですから多くの役者さんがいますが、すっきりしていてとても良い印象を受けたました。
怖いクリスマスというより、新しいタイプのクリスマス?みたいですね。

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

死神くんもKNOCKも両方みました!
話も演出もキャストも衣装も音楽も
120%満足する舞台でした
OP映像、超かっこいい YouTubeにも公開されてますが絶対劇場で観た方がいい
開場中のミニ公演も1つの作品としての
クオリティ高すぎ♡♡トイレにいってる場合じゃありません!開場までにすませてお席に
いることを激烈オススメしますヾ(*´∀`*)ノ
すっごい楽しかったです

ネタバレBOX

開場中のミニ劇場 カブトさんの剛力彩芽さん
必見です♡♡
私たちは何も知らない

私たちは何も知らない

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/11/29 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

平塚らいてうをはっきり主役に据えた作劇、そしてキャスティングで、凡そ想像していたビジュアル(雰囲気も)を全く裏切って、歴史劇(フィクション性は抑制され史実をなぞる劇)でありながら、演出的工夫により現代翻案に等しい舞台となっていた。

ネタバレBOX

ロングラン公演も終盤であったが、「女性」=弱者と「同情」という構図を凛として拒む女性像、故にであろうか、感情的な高揚という面では肩透かしである。
だが逆に、らいてうとその生涯の伴侶となる男(唯一の男優)との関係にしても、他の編集員らの懐妊・出産を通じて見える男像も、敵性を滲ませず(男を女の敵として登場させ溜飲を下げるといった場面がない)、「既に自立した」存在として力強く生きる女が描かれる。
そして終盤、らいてうは「青鞜」に関わった人達の未来の姿を映した夢を見る。軍国婦人となった人、抗った人、変遷を遂げる人、らいてうもまたその一人である歴史を生きた女たちが瞬間、群像と映る。らいてうの「未来」は即ち我々の「過去」な訳だが、この登場人物らは現代性濃厚なだけに、らいてうにとって未知なる事態は我々をも待ち受けている、と予感させる。
朝倉あきの裏のない演技、技のない演技(とはこれ如何に)が舞台を淡泊にしている感は大きいが演出者的には狙いであったかも知れない。
「原始女性は太陽であった・・」のラップは舞台のコンセプトを明快に表して秀逸。
『私が傷ついているのにあなたが傷ついていないのはあなたに愛がないから』『細くて長いもの。』同時上演

『私が傷ついているのにあなたが傷ついていないのはあなたに愛がないから』『細くて長いもの。』同時上演

尾鳥ひあり

小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)

2019/12/15 (日) ~ 2019/12/19 (木)公演終了

満足度★★★

千秋楽観劇しました。あまり馴染みのない内容?演出でしたが、訴えるものはなんとなく伝わったかなという感じでした。ダンスも少し抽象的過ぎて自分にはちょっとわからない部分もありましたが、演者の熱意は伝わりました。終演後の見にライブもよかったですよ。

終わらない世界

終わらない世界

ジェットラグ

博品館劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミュージカルとしても楽しめる舞台でした。

ネタバレBOX

元タカラジェンヌが3名出演の舞台は歌と踊りが秀逸。また元仮面ライダーの上遠野さんの温かみのある演技が心に残りました。
マクベス

マクベス

DULL-COLORED POP

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

声量と音量がボルテージの舞台、“やり切った感”がありました。

ネタバレBOX

シェークスピアの古典作品を現代風にアレンジした舞台は痛快でした。
特に,IR誘致問題で揺れる横浜の劇場に於いて、自らの行いに非を認めようとしない某国首相とその妻の会見をラストに持ってきたことは劇団の意思を強く感じさせてくれたと思います。
監獄談

監獄談

@emotion

ワーサルシアター(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

 時は今。日陰者よ、牙を剝け!

ネタバレBOX

 常盤は大卒時に就職できず、実家からも出され一念発起したその後の就活も総て失敗に終わり、もう自分には未来も無いのかと踏切前で飛び込むか否かの瀬戸際に在った時、見知らぬオジサンから声を掛けられ危うく自死を逃れた。オジサンは就職を世話してやる、仕事はマンションの管理人だと言い、常盤に良かったらついてきなさい、と案内するが行ってみるとそこは何だか陰気くさいうらぶれた雰囲気の一角だった。然し就職も決まらずこのままでは先が思いやられる。そこで彼女はひとまず管理人を引き受けることにする、オジサンは「では住人に面通しをしておこう」と各部屋の住人に彼女を紹介する。然し住人達は何れも日陰者ばかりでマトモな職に就いている者は居ない様子。ヤクザ、殺し屋、ヤクの売人、詐欺師、ストーカー風、謎のオジサンを含め様々。こういう人々が一緒のマンションに住んで迷惑だとして善処を訴えていた住人は既に総て去り、現在も住み続けている人達は総て日陰者という訳で傍からは監獄マンションと呼ばれていた。
確かに傍目から見ていると反社会的人物達ということになろうが、中に入ってしまうと近しい関係の人には悪さをしない。それどころか実に人間的で優しい人々であった。徐々に彼女も皆に馴染んでゆき、当初はオジサンの知恵を借り、自分で考えずに質問ばかりしていてオジサンから自分の頭で考えなさいと諭されていたことこそが就活失敗の原因だということに気付く。そうこうするうち新たにこのマンションの立つ土地のオーナーになったという男・安藤が現れ、早々に退去するようにと勧告されてしまう。オジサンが条件を出し、2週間待つということでケリがついたが、無論、こんなことで大人しく引き下がるのが監獄マンションの住人ではない。反撃を始めた。手始めに新たに土地オーナーとなった安藤の過去を洗うことから始めたが。
夢境

夢境

法政大学Ⅰ部演劇研究会

法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎地下1階多目的室2番(東京都)

2019/12/19 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

タイゼツべシミル!! 華5つ☆
 さて、以下少し大きめに書かれたこの漢字を読めるだろうか? これが読めなければ、今作の主人公の師の名前が読めないということだ。この漢字に木を足すとその師の苗字だからである。嘯(木)
 さて、読めた人もそうでなかった人にも先ず、送り仮名を進呈しよう。~く。さよう“く”を送った以外の漢字の読みは“うそぶ”と読み、今作では苗字として用いられて嘯木(うそぶき)と読む。
 当パンを読むと時代設定は一応自由民権運動盛んなりし頃ということになる。と、今作の設定の方が、ミシェルㇾリス等が半睡状態で書きとめた様々な文章群よりも早いことになるが、まあ、可也創作要素が強いと思われるから史的なことは棚上げしよう。何れにせよ、極めてチャレンジングで而もチャレンジが見事に成功している例である。脚本の力量(言語感覚も文章表現も時に詩的、叙事的、或いは戯曲構成的と様々な要素を上手く噛み合わせている)、演出の視座と実践が見事に嵌っているし、時折学生さんらしい素振りは見せるものの演技も良い。舞台美術のセンスも自分の好みだ。出捌けは中央奥、と上・下の三か所。板側面共に鈍色のトタン表面をイメージして貰うと近いか。オープニングの演出には感心させられた。是非、実見して確かめて欲しい。自分はこの演出の素晴らしさに一気に引き込まれた。(初日が終了したばかり故、追記後送)

宇宙からの婚約者

宇宙からの婚約者

川口菊池の二人芝居

イズモギャラリー(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/19 (木) 19:30

60分。休憩なし。

ネタバレBOX

後日記載。急ぐ方はブログへ。
THE LAST DAY & THE NEXT DAY

THE LAST DAY & THE NEXT DAY

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/18 (水) 19:00

価格4,300円

バイク事故で検査のため5人部屋に入院している男が経験する奇妙な出来事……。
コミカルな場面や人物によっていつもより笑いが多く、特色である「真冬の晴れた午前2時頃の澄んでいて張りつめた空気感」ではなく「秋の晴れた夜9時頃の空気感」のようではあったが、「あること」の後に起こるボタンをかけ違ったように捻れた平行世界的な不思議な現象はやはりOi-SCALE。
ラストもある意味「ドグラ・マグラ」的であり、これまたいかにも、な感じ。

ネタバレBOX

主人公が胸の痛みに襲われて意識を失った後に気付くと同質の入院患者が亡くなっていて、故人の職位(部長)や妻が主人公のものになっている、というのはパラレルワールドに転移したよう。
また、最後に1人残った入院患者が、窓外のバイク事故を見るのはそこからまた最初に戻って同じこと(?)が繰り返される暗示のよう。
こういうの、好きなんだなぁ。
宇宙からの婚約者

宇宙からの婚約者

川口菊池の二人芝居

イズモギャラリー(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/19 (木)

19日19時半開演回(60分弱)を拝見。

ネタバレBOX

ナイゲン2018での文化祭実行委員会・議長(菊池泰生さん)と文化副委員長(川口知夏さん)のペア、年齢的にも背格好もお似合いで、荒唐無稽なw 設定にも関わらず、ストーリーに現実味を与えていたと思う。
ところで、出演舞台を観るのは、菊池さんは『ナイゲン2018』から数えて4本目、川口さんは『ニジイロ ニンゲン カガク』から6本目となるが、お二人共、豊かな表情の変遷が大変印象的。客席との距離が近い小劇場の世界では強力な武器だなと、今宵のイズモギャラリーで改めて認識させられた。

さて、熱演の役者さん達への言及はここまでとし、肝心の作品自体について。
劇中では「ウルトラマン」の名称で通していた、ウルトラセブンから引いてきたエピソード、若いヒト達に通じるのかなぁと危惧していたが…杞憂だった。ストーリーの背景云々に関係なく、終始、ウケている客席の光景に、マンやセブンの本放送を視聴していた世代の人間は内心安堵していたことを白状しよう。
ただ、「ウケている」とは言ったものの、アガリスクの冨坂友さん作・演の舞台にしては、笑いを取るよりもストーリーに重心が寄っていて、普段の「不断の屁理屈コメディー」の影が薄く感じられた。演じ手のお二人が持つ情感?佇まい?に作劇をアジャストさせたのかなぁ?
『私が傷ついているのにあなたが傷ついていないのはあなたに愛がないから』『細くて長いもの。』同時上演

『私が傷ついているのにあなたが傷ついていないのはあなたに愛がないから』『細くて長いもの。』同時上演

尾鳥ひあり

小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)

2019/12/15 (日) ~ 2019/12/19 (木)公演終了

『ビジネス』

『ビジネス』

Pxxce Maker'

ザムザ阿佐谷(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/18 (水)公演終了

印象深い作品でした。

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

脚本も演技力も申し分ない。
ギャグ要素が強いのに、最後ウルッとさせられてしまうのは、ポップンの不思議。
今後も追いかけていきたい!

兎の姉妹

兎の姉妹

兎座

小劇場B1(東京都)

2019/12/17 (火) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

優になる夢を追うため、姉・彩音の反対を押し切り葬儀にも帰郷しなかった妹の夏美が、短編映画の監督となって実家で映画を撮るため帰郷する。そこで家族との交流や役者の役作りの過程役者との関わり合いから、姉・彩音の夏美に対する愛情に気付かされていく、笑いと涙の交差する人情劇。いやぁ、笑わされたし泣かされました。筋の展開がややストレート過ぎるのが唯一の難点かも。上演時間100分が短く感じられた。

マクベス

マクベス

DULL-COLORED POP

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

軽快な音楽に乗ったテンポの良い現代の「マクベス」でした。原作の妙にもったいぶったところも大胆にカットしてあってかなり私好みです。およそ90%まで進んで、自分たちの実力は十分に見せつけることができたというところで、お遊びタイムに移って終了です。マクベス夫人の死の知らせがこないと思っていたらそういうことだったんですね。「福島三部作」では抑え気味だったおふざけと政治メッセージを少しだけ発散してみたということでしょう。「たまにはこんなこともさせてよ(テヘペロ)」という調子に感じました。

マクベス夫人の淺場万矢さん、ルックスも色香も演技も痺れました。通常の冷血なマクベス夫人だとちょっと違うかなと言う気がしないでもないですが、このマクベスにはピッタリです。バスタブのシーンは彼女を見て急遽付け加えたのではないでしょうか。あるいはこのシーンをやりたくて女優さんを探しまくったのかも。

私が前から感じていた「妙にもったいぶったところ」はマルコフがマクダフを試すために自分は駄目な奴だとグズグズ言うところと、すぐ次の場面でマクダフの妻子が殺されたことを使者がなかなか言わないところです。

逆に、普通はカットするマクダフ夫人と息子との会話をしっかりやっていました。もっとも息子は手袋人形でしたが。ここだけのために子役を一人使うのは無駄なのでカットするのですが軽妙な作りだとこういう風にできるよというデモンストレーションになっていました。でも双子の赤ん坊を付け加えていたのはどうしてなんでしょう。3人に増やしてもノーコストってことかな?

一番ハッとしたのは最初のキャバクラのシーンです。もしかすると、原作でも魔女というのはメタファーで、実際はマクベスとバンクォーが戦いの帰りに町はずれの飲み屋兼売春宿に寄ってクスリを飲んでの乱交パーティーで見た幻覚のことを言っているのではないかと夢想しました。KAATでなく「スズナリ」なんかだとそういう展開にしたのかも。

マクベス

マクベス

DULL-COLORED POP

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

 マクベスの世界を借りた、似非マクベス作品?
単なる勧善懲悪の否定を超えた枠組みで再構築された
贋作・マクベスか。
このままでいいのか、いけないのか、
悲劇なのか、喜劇なのか、
それが問題。

 『蝶の力学 警視庁殺人分析班』に出てくる
バタフライ効果ではないが、ほんの些細にみえる
(設定も含めた)改変(改ざん、misdirection)がそれを
取り繕うためにさらなる改変を呼び、本来の道筋
(筋書き、公文書)から外れ、やがて(オリジナルとは
かけ離れた)想定外のカタストロフィ?が出現する。
ある人物が妄想の中で紡ぎ出している物語とみれば、
いいも悪いも等価(同値)、ボーダレス状態ということで、
成り立たないわけでもない(もっとも今回は、
バタフライ効果というよりは「風が吹けば桶屋が儲かる」
かもしれないが)。

 劇構造的には、パルコ・プロデュースで何年か前に
佐々木蔵之介主演で上演されたNTS版『マクベス』に
なにかしら近いものを覚える。

 どんな人であれ、些細なきっかけで心に魔が差す瞬間があり、
特に価値の混沌化された世界にあっては、風向き一つで
どう人生転がるかわからないといったあたりを
物語の在り様自体が転変する様になぞらえて反語的に
アイロニカルに提示した作品、趣向を凝らした書替狂言としては
悪くないのかもしれない。ただ、演出面にムラがあり
既視感のあるものが多く、求めすぎは承知の上でいうと、
例えば、魔女たち登場のシーンでも、『朧の森に棲む鬼』の
オボロたち登場の場面ほどの趣向がないと、魔女たちの
仕掛けた世界に入り込んだということがぐっと伝わってこない。
これなら、訳が分からないところは多いが、同じ松岡さんの
翻訳をもとにしたadaptation『メタルマクベス』の方がまだよいか。
マクベス斬り!... 残念!!

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