最新の観てきた!クチコミ一覧

33201-33220件 / 189912件中
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科 2019年度秋学期演劇公演『画家と尼さん もしくは見せかけのゲーム』

玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科 2019年度秋学期演劇公演『画家と尼さん もしくは見せかけのゲーム』

玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科

玉川大学 大学3号館 演劇スタジオ(東京都)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/24 (火)公演終了

満足度★★★★

 原作は、St.I.ヴィトキエヴィッチ(通称ヴィトカツィ)の「狂人と尼僧」、構成・演出はジェイスン・アーカリ。

ネタバレBOX

板上は大きなパネルで側面を斜めに切るような形にしてある為、奥の幅が最も狭く手前が広くなった台形だ。正面奥の中程に自動ドアのような仕掛けがあって、この開閉が適宜上手に用いられている。如何にパフォーミング・アーツ科の劇場とはいえ、凄い設備に驚かされた。機材等も質の良い物を使っている。学科名に即した作品作りでストレートプレイというよりパフォーミング・アーツという方がしっくりくる。また、演じられている作品の原作がヴィトカツィという点でも如何にも大学の専科に相応しいではないか? 内容的にはシュールレアリスム(このレビューを読んでいる読者には当然ダダイスムも考えられるべきだ)或いは「天才の日記」を書き、シュールレアリストの代表と素人に見られがちなダリは、無論狂気を研究したフロイトの深層心理に対する考え方に強い影響を受けていたから、ヴェラスケスの当に大天才を示す作「ラス メニーナス」を巡る寓意との対比を通しながら、似て非なる不条理劇とそれが生まれた背景とを交錯させ、全体として核開発以降は殊に顕著に更に手に負えない武器・大量破壊兵器を生産し続ける狂気の現代に繋がるコンポジッションにしている。
 残念だったのは、歌唱などの際、音響でプロの音声を用い演じ手は口パクで合わせるシーンがいくつもあるのだが、音響で流れる歌声に口パクが合っていなかったり、歌声が流れているのに口が開いていなかったりの齟齬が観られたことだ。演劇や身体パフォーマンスがまさしく鍛錬された身体を基本としている以上、一流の歌い手の音声を用いるなら腹式呼吸は無論のこと身体全体で表現することは、大学の専科で学ぶ以上当然過ぎるほど当然のことだろう。これだけ優れた設備を持つことで、学生たちの身体の方が表現する者として劣化するのでは本末転倒である。
ドンドン、トコトコ、小さじ一杯。

ドンドン、トコトコ、小さじ一杯。

DTK企画

at THEATRE(東京都)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

 1「ミルク」2「Behind the Moon」3「遠くから聞こえる」という3本の作品のオムニバス。3作各々演出家が異なり、作風、内容的にも全く違う。

ネタバレBOX

受付を担当していた女性が好印象。先ず1から。嘘か真か、母は1万円と手紙を残して海外出張中、時々父が帰るらしいが定かでない。若い女な寂しさをかこっている。食費として与えられた1万円で食べるのは常にピザ。無論様々な種類のピザをハーフ&ハーフで頼んで配達して貰って食べているのだが、いつの間にか配達に来る、余り冴えているとは言えない若い男にほのぼのとした恋心を抱くというだけの物語。今作の主張は、この若い女の淋しさそのもの。
2は、BLモノなのだが、作品全体の半分くらいの間、照明が極めて昏い。3年付き合った2人のゲイのうち猫がタチを振ったのだ。原因は執拗なタチの浮気であった。タチの言い訳としては愛しているのは、逃したネコだけ、というのだが無論誰も信用しない。ところでこのタチに女友達が居て、電話を寄こしたタチの飲んでいる店に現れた。2人が飲んでいる時、女に電話が入り彼女は店を出た。男が居た。それはネコであった。彼は両刀使いだったということなのだが、タチが彼女を侮辱したことに腹を立てたネコがタチをブチのめす。BLに通常のヘテロカップルの恋を絡ませて現代都市に生きる人間達の孤独を描いた作品。
3 発想が面白い。固定であれ、携帯であれ、電話が掛かってくる。そして受け手はその度に異なる。幾つかのプロットが裁断された上で、ショートショートになっているのだが、それらのショートショートはシャッフルされていてAというプロットのショートショートが演じられた後Bのショートショート、次はDのといった按配で展開するので繋がりながら切れ、切れながら繋がるという奇妙な体験を味わうことができる。ただ、2人の役者が科白には役として描かれていても役者としては存在していないケースもあるので予算がつけば必要な員数の役者を登場させると更に面白くなりそうだ。また、1、2については日本の若い人達の世間との関わりが弱すぎることが気に掛かる。ヘテロにせよBLにせよ関係性は2人称という世界であり、世界観で3人称に対応する世界が欠如していることが、安倍のようなパシリ阿呆の言う嘘を見抜けないのか、或いはその危険性に気付かない原因だと思われるからである。戦争に行って最も多く殺し殺されるのは、君たち若い世代なのだよ。そんな現実を今から想像できないようでは若者の将来が真っ暗なのは当たり前。
正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

劇団えのぐ

萬劇場(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★

沢山の人物が、それぞれ個性豊かなキャラクターで登場するので、ごちゃごちゃした印象はありましたが、賑やかで楽しい雰囲気で面白かったです。正しい水の飲み方とは、何だろう?と思っていましたが、何となく納得。良い舞台でした。

バラッド または、地平線の上で呼吸する旅人の話

バラッド または、地平線の上で呼吸する旅人の話

劇団テアトルジュンヌ

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

 芝居のタイトルは、『バラッドまたは、地平線の上で呼吸する旅人の話』という、一度では覚えられず、覚えてもすぐに忘れてしまうような長いもの。

 タイトルのイメージから、地平線の見える雄大な風景を連想し、スナフキンみたいな旅人が登場するのかなと思っていたらそうでもなく。タイトルと芝居の内容が、合致しなかった。芝居のほうは中盤のいざこざが始まったあたりからがぜん興味をそそられる展開になった。でも結末の演出はわかりづらかった。

ネタバレBOX

 仲よしの学生のグループなのかな。ひとりは食堂を経営していて、ひとりはライター志望。もうひとりは小説家。もうひとりは演出家? もうひとりは宗教にはまってしまう、みたいな。それぞれ成功や失敗や挫折を経験したり盗作や犯罪なんかに走ってしまい、傲慢になったり喧嘩したり争ったり陰口叩いたりを経過して、そのうち姿を消す人は姿を消して、残る人は残っている、みたいな物語。

 途中から、あれはなんでしょう? 超越した人がひとり現れて、語り手(主人公?)に話しかける。他のことに気を取られていて台詞を聞き逃したらしく、あの人が誰なのかわからなかったんです。ばかですね。そして最初の仲のよかったときの場面が再現される。あの場面はなんだろう? ノスタルジー的なものを狙ったのかな。


 バンクシーの絵についての件が最初と最後のほうに出てくるけど、あれはどういう意味だったんだろう。バンクシーの模造を50万で購入。でも落として額のガラスを割ってしまうの?  最後にもう一度話題になり、買った、買わないの話になり、「どうしてあるんだろう」みたいなことを言ってた? ごめんなさい、よく覚えてないんだけど、どういう意味なのか、お話とどう関係するのか理解できませんでした。あ、わかった。いや、わかんないけど、タイトルの旅とバンクシーの「屋外、路上」みたいなものを掛けてるのかな。ごめん、やっぱりわかりません。

 歩行のシーンが出てくるんですが、みなさん歩行がぎこちなくてびっくり。そのぎこちなさが逆に面白くてそっちのほうに目が行って、台詞が耳に入ってこないという、、、面白かったけど、歩行はやっぱりもうちょっと訓練してスムースに歩けるようにしたほうがいいと思う。
 あと、ぼくが気になったのは、みなさん姿勢が悪いんじゃないかということ。台詞をいうときみなさん前のめりになって、背中がまるまり、あんまりかっこよくない。

 絵の入った紙袋やジョッキやドーナツの箱。そういった小道具は必要なくなったら片付けてしまうものだけど、それをずっと残しているのが斬新だなあと。思い出が積み重なっていくっていう感じを表現したかったんですかね?

 声を大きく出したり身振りを大袈裟にしたい人は、早稲田で(芝居)やればいいのに、みたいなギャグがあったけど、そうなんですかね? へへ。

 ごあいさつのペーパーを見ると、いろんな参考、引用作品が列挙されていたが、全然わかりませんでした。わが町がどうのこうのって言ってるのは聞いたような気がするので、『わが町』はわかったといえばわかったのかもしれない。でもその他はまったく。それが哀しい。
キレイ -神様と待ち合わせした女-

キレイ -神様と待ち合わせした女-

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

「観たい!」投稿をしようとした何ヶ月前はこのページは無かった。その時点では既に完売、立見席発売日も開始30分後には売り切れ。キャストの影響と思われるが、前日の当日券予約電話、しかもワンチャンスで通じるとは思わなかった。劇場には座席確保時間内ギリギリに到着し、「最後に残った」二階立見席で観た。不思議と全く立ちが苦にならず、打ち寄せる情動の波に委ねた3時間40分であった。

初演、再演を映像で見、5年前の再々演ではやや失望の感があった(期待値も高かった)が、前回はキャスティング変更程度であったが今回はあらゆる点で刷新、改良が図られていた。
キャスティング面では著名人多数である事もそうだが、歌唱面がぐっと上り、決定的なのは各俳優が役のキャラクターの掘り下げ、新解釈と言って良い人物像の提示があった。これが実に合っており、新たな側面を見せ、さらに楽曲変更あり、新たな歌場面追加もあり、また荒唐無稽を潔しとした元の脚本に意外にもリアルの補強があり、付け焼刃でなく自然な流れを作っており、また恐らく松尾スズキ自身がキャストで登場していた前回までは松尾トーンで舞台も回っていた、その構図を変え、ピースとしての人物らに自立した存在感を持たせていた。
期待半々で赴いたが大きく上回った。松尾氏はコクーンの新芸術監督となるという。力の程を示したと言える。
舞台美術は、基本構成は変わらないものの今回はアジアン・エスニックな雰囲気。全くの抽象から、ある地域を想起させるプランへの変更の理由は判らないが、そぐわしく感じた。
とにかく「キレイ」好きには贅沢な時間。

ネタバレBOX

宮崎吐夢的ギャグも捨てずに歌舞伎の被り物での登場を折節に用意し、初演以来の「いや~俺にまだ出番があるとは・・」(荒川良々)も復活。神をドスで殺す、「ウォーターなのねええ」も維持、取捨選択には苦労したかも知れないが的確に思えた。麻生久美子の「事実は事実」の情感は爆弾級。幼いケガレを演じた生田絵梨花はオリジナルなケガレを作って堂々たるもの。再演で存在感を示した大豆丸(橋本じゅん)の方は女房役麻生を前にしてか「人間的」過ぎる反応で余裕がないかに見えたが演出の指示だろうか。神木ハリコナ、小池ハリコナのキャラ、カネコキネコのキャラ、我らが岩井秀人のジュッテンも前回までとガラッと変わったキャラを開拓。ヘビーメンスシスターズは解体して空き倉庫は娼館となり、そこに居る戦争未亡人は人権団体のご婦人方当人(前は別の役を兼任)、カスミの鈴木杏は、最も楽しみであるエビに噛まれた歌をうまくこなし、落着いた台詞回しで存在感を増したが、全体としても役どころの重心が皆何センチか下がって重量感、迫力が増していた。
音楽はオーケストラピットでの生演奏。テンポの変わる曲など、歌い手のノリに即応しやはり臨場感が違う。こうしてじっくり演奏され歌われると楽曲の魅力がひしと迫る。

難点が一つあったとすれば、マイクで拾った声が方向性を失い、二階席という場所のせいか分らないが、残響=ブレが大きかった。
また、席の選択は、同じ立見席なら上手を選ぶべし。下手寄りで演じられるシーンの頻度が高い。
モジョ ミキボー

モジョ ミキボー

イマシバシノアヤウサ

シアタートラム(東京都)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/21 (土)公演終了

満足度★★★★

秋に同ユニットがOFFOFFで上演した『アイランド』(アゾル・フガード作の著名な二人芝居)を見逃したが、再演を重ねた(2010/2013)ネタを広いトラムで持ち込んでの公演に予約無しで観劇した。後で確認した所、あの『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(2015)もこの三人組(鵜山演出を入れて)の上演であった(その時は上演主体は誰なのかチラシを幾ら眺めても判然としなかったが今年漸くイマシバシノアヤウサと名を付けたという)。
大の大人が渋みのある声で、実は子どもを演じていると程なく気づき、大の大人の奮戦を一つ眺めてやろうぞ、と構えて舞台に対した。一面に散らした手描き絵の小道具、というかミニ書割を縫って、二人は妙に活発に歩く。子どもだからだ。だが体力が子どもと違うので疲れるとぞんざいになる。その居直り方も含め、愛らしく思えてくる。
英国のとある街が舞台。学校では異端の類である二人は、町で互いの相棒を見出したのだった。そして二人の冒険の日々が一日一日と重なる。何と言っても二人のテンションを高めているのは、町の映画館で見た『明日に向って撃て!』(1970。原題は「ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド」ブッチはポール・ニューマン、サンダンスがロバート・レッドフォード)。映画の休憩時間、二人はどっちがブッチでどっちがサンダンスかを決め、後半の続きを見る。正面を向いて映画を見る二人の背後に映像が流れるが、よく見れば出演俳優二人が映画になりきって撮った映像である。有名な♪「雨にぬれても」のキャサリン・ロスとポールとの自転車二人乗りの場面は、ウィッグを付けた浅野とペダルを漕ぐ石橋。
自分が20代前半に心酔したアメリカン・ニューシネマの代表作であるので、「これを使うとはズルイ」と呟きながらも2人のはしゃぐ気持ちは我が事の如くで、衝撃的なラストの実際の音が流れ、画面をじっと見詰める二人に自分はただ共感するのみ。
二人の蜜月は終りを迎え、やがて大人になったモジョ(浅野雅博)が町を訪れ、建物の陰にかつての相棒ミキボー(石橋徹郎)を見つけるが、芝居の冒頭はそのシーンであった事が分る。ここで交わされる台詞は作家の最も力が入る所だろう。過ぎた時間の振り返りをしない事を二人に瞬時に合意させた部分に、作家の願望を見る。子ども時代の二人を決別させる事になった「事件」、即ち「大人の事情」の惨い結末は、それでも二人を決定的断絶に導くものではなかった、という願いである。作家の思いを体現するべく二人はブッチとサンダンスの最後をやって見せるが、ラストシーンというのが皮肉で屈折した余韻を残す。佳品である。

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

マチソワで両方見ました。それぞれ面白かったです。開演前のミニ劇場(?)も!

クリスマスギャロップ

クリスマスギャロップ

三等フランソワーズ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/22 (日)

面白かったー☆とにかく人物設定がお見事★サラリーマンだとウザくなるとこをオネェだと嫌味なくスッと受け入れる事が出来るんですよね♪澤井さんと本多さんが同級生っていう設定もニヤリとしちゃいました♪
そんな可笑しなビジュアルでストーリーは感動的というギャップがたまらなく魅力的でしたね♪澤井さんの表情が愛しくてより感動する事が出来ました☆

libido:青い鳥

libido:青い鳥

libido:

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/12/19 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

メーテルリンクの「青い鳥」は、てっきり知っている話だと思っていたのに実は知っていたのはラストだけだったと今頃になって気付きました。
探しもの(青い鳥)を通じて、こんなにも幻想的な冒険の数々が描かれたた物語だったなんて全然知らなかったです。
しかも皆が心浮き立つ、このクリスマスの時期にピッタリな作品であることも。

手作りの刺激でいっぱいの舞台。
人が亡くなった後の「思い出の国」や生まれる前の「未来の王国」
そして「夜の御殿」等々、チルチルとミチルが次々と導かれていく世界は「未知」と「再会」のワクワク感と、途方もない生命の道のり、闇と光、奇妙な味のダーク感。

貧しさの中、クリスマスの綺麗な御菓子に焦がれる2人の兄妹にも、これから沢山の「初めて」が
物語からそんな幸せを実感でもって感じられるのは、やっぱり大人になってからだろうなと。

売り言葉

売り言葉

演劇創造ユニット[フキョウワ]

フジハラビル(アートギャラリーフジハラ)(大阪府)

2019/12/21 (土) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

過去にEVKKさんのバージョンも見た事がありますが[フキョウワ]バージョンの智恵子は激しい愛を感じました。
アプローチに仕方がそれぞれ違うと言う話をアフタートークでしててなるほどなぁと思いました。

正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

劇団えのぐ

萬劇場(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

説明から想像していたお話とは違いました。危ない水は、過去から逃れたい人たちに供給されているのですが、切実さに欠けると思いました。もっと悲惨な目に遭っているとかならわかるのですが・・・と松下さんとお話ししたら「最近の若い人は心折れやすいので・・・」それは分かりますが・・・。
登場人物は個性的で良かったです。

(本公演)ギジレン島最後の7日間

(本公演)ギジレン島最後の7日間

guizillen

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/17 (火) 13:30

【Aチーム】
宇宙規模の異変により地球上に唯一残ったギジレン島。
そこで生き延びたが七日後には皆滅ぶという状況下、人々は何を考えどう行動するかを通して生きるとは、生と死とは、を描いた感動超大作。
本来ならまだ長かった筈の人生が残り七日間と限られたことで圧縮・濃縮・凝縮されて噴き出す友情・愛情、エゴ、劣等感、やり残した事・最後にしておきたい事など様々な想い……定番っちゃ定番だけれど温故知新、イマの若者やそうでない者(笑)たちを活写。
状況・設定がそういうものだけに、10年前の某外国映画や、うんと昔に見たか読んだかした「地球最後の日」っぽいナニカを思い出したりも。
で、シリアス一辺倒ではなく、笑いや「青春」なども描いて重くしないのもイイ。
当日パンフレットがないのは「予備知識やら何やらなしにとにかく芝居を楽しんで欲しい、それだけのものを創ったから」という気概と受け取った。
出演者はチラシに掲載されているし役名はだいたい(愛称や例外もあるけれど)役者名だし。
しかしいかんせんなげーよ!
尺的には先立って1ステージだけ上演されたオープニングセレモニー(と銘打った演劇作品)とあまり変わらないものの、体験的にはけっこう違ったもんなぁ。

ネタバレBOX

「10年前の某外国映画」はアレックス・プロヤス監督の「ノウイング」
ハルタシキ!

ハルタシキ!

大橋頼企画

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★

いいストーリーでした。集合写真はとてもいいアングルで撮れていました。

ネタバレBOX

いい話だとは思うのですが、悲しみのシーンや泣くシーンが軽い感じに伝わりました。感動する場面なのか、軽い感じなのか、つかみにくかった印象です。会いたかった親にやっと会えたという感極まる話のはずですが、あまり笑いと悲しみのコントラストがあればなあと感じたのです。入って右奥の座席はかなり舞台が見えにくそうでした。
正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

正しい水の飲み方【全日程、終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!】

劇団えのぐ

萬劇場(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

本日、観劇しました。変わったストーリーの展開にした作品と感じました。

監獄談

監獄談

@emotion

ワーサルシアター(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

テンポの良さ。出演者のキャラが個性的で、面白かった作品でした。

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

■『僕と死神くん』鑑賞/105分強■
最近の作品ではダントツに遊びが多く、笑いを求めてココを観続けている身としてはありがたい限り。悪ふざけをこれでもかと盛り込みながらも、ドラマはドラマでしっかりと魅せてくれて、貪るように鑑賞しました。匙加減とタイミングさえ間違えなければ、重めのドラマにもギャグはたくさん入れ込める、という好例。
極めて時事性の高い芸能スキャンダルをこれでもかと茶化しまくった開演前パフォーマンスも含め、めいっぱい楽しみました。
ただ、開演前寸劇は時宜を得すぎていて再演不能なのでは? もったいない…

ネタバレBOX

ロングコートを着るといった、ドラマにおける刑事の記号的表現に三人の刑事が抗うネタには身をよじって笑いました♪
私たちは何も知らない

私たちは何も知らない

ニ兎社

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2019/11/24 (日) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

2項対立で語るだけなら新鮮味がない。
惹かれるのは時代精神の移り変わりの中,
変わらないもの,優れたモノに払われるべきは敬意。
諸君、帽子を取りたまえ。

天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~

天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~

東宝

静岡市清水文化会館マリナート (静岡県)

2019/12/21 (土) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 Sister Act 森公美子さんバージョンを観てきました。とってもよかったですよ。
 各人のアリアも泣けるけれど、なにより、シスターズのアクトが極めてすてき!
 もちろん、森公美子さんも、流石の歌唱力と持ち前のキャラクターを生かした演技で、デロリスの存在感を際立たせていました。
 最後はみんなでダンシング ٩(❛ᴗ❛)۶ 多幸感に包まれて帰途につけますよ。

ネタバレBOX

 最初の数曲は、それほど・・・みたいな印象だったのですけれど、ちゃんと、後に出てくるモチーフが示されていて、それでもって、中盤以降は、歌を聴いていて、うるうる、うるうる・・・ストーリーの展開も感動的で、うるうる。
後ろの席にいたおばさまが「すごいね」って途中で評していました。最後はスタンディング・オベーションも。
 題名がシスター・アクトなのですけれど、シスターズのアクトがとても良く、個性的な振る舞いで、それぞれが粒立っていました。シスターズが集まったときの爆発的な衝撃感。すてきでした♡♡♡
 
タージマハルの衛兵

タージマハルの衛兵

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/12/02 (月) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

古典ものではなくあくまで現代の世相を反映した芝居。登場する二人にかなりの重荷を背負わせる過酷な戯曲だがそれに十分こたえた俳優と舞台転換のすばらしさに拍手。
妄想部分はもう少し何か良いメタファーがなかったかちょっと考えるものの圧倒的な劇定期状況におそらく今の平和ボケした日本人にこんな戯曲はかけないのではないかと思う。
一度見たら生涯忘れられない類の芝居であった。12月22日の昼公演でカーテンコール2回あった。拍手。

たまには卒アル読み返せ。 ついでに見つけたコーラ味の消しゴムが仄かにまださ、臭いじゃん。そんな感じ!

たまには卒アル読み返せ。 ついでに見つけたコーラ味の消しゴムが仄かにまださ、臭いじゃん。そんな感じ!

劇想からまわりえっちゃん

シアター風姿花伝(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/22 (日)

22日17時開演の千穐楽の舞台を拝見。

ネタバレBOX

ハリウッド映画並みの(☜少し褒め過ぎw)音響と照明の下、総勢19名の役者達が間断なく、舞台上で躍動し・花道を行き来する…只々、圧倒されっ放しの2時間弱だった。
ホンマ、凄いモン、「魅」せてもらいました。

演じ手について。
大人数の座組なので、一回観ただけでは全員を把握するのが難しかったことを踏まえた上で、敢えて名前を挙げると
実は(いや、やっぱりw)父子だった
つよし太郎役の永嶋柊吾(ながしま・しゅうご)さん
ひでさん役の岸本武享(きしもと・たけゆき)さん
のお二人に
女神メグミ役の浅利ねこさん
がとりわけ強く印象に残りました。

【配役】
つよし太郎(母親と2人暮らしの小学5年生。父親は蒸発した?)
…永嶋柊吾(ながしま・しゅうご)さん
男市(つよし太郎のクラスメイト。ゲーム命!)
… 林廉(はやし・れん)さん
悪魔王子(つよし太郎等が取り込まれた?RPGでの最強の敵、だが…)
… 山咲和也さん
みかん(悪魔王子の腹心)
…中村猿人さん
カメック(悪魔王子を支える魔女)
… 玉一祐樹美(たまいち・ゆきみ)さん
ひでさん(RPG内の剣豪。実は、つよし太郎の…)
…岸本武享(きしもと・たけゆき)さん
王様… ムトコウヨウさん
女神メグミ…浅利ねこさん
スカッシュ…青沼リョウスケさん
ホシ… 杉本惠祐さん
ベルー… 梶川七海さん
はらぺこゴブリン… 佐野晋平さん
つよし太郎の母親…福冨宝さん
エリコ先生… 太田ナツキさん
担任の先生…石澤希代子さん
ちはたん…北原葵さん
クラス委員長… 末松律人さん
晃…佐々木タケシさん
エリマキトカゲ…平林和樹さん

このページのQRコードです。

拡大