
クロウゼットで晩餐を
劇団三毛猫座
studio seedbox(京都府)
2019/08/24 (土) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★
劇団三毛猫座 さんの第五回本公演 クロウゼットで晩餐を の4ステ目を観劇
今週末と来週末で7ステを上演する舞台
場所は京都のstudio seedboxさんで京都駅から徒歩圏内
江戸川乱歩 の6個の作品の登場人物に招待状が届いて別の役が演じられるって不思議な展開でストーリーは進んでいくんですよね
その物語は 芋虫 双生児 人間椅子 お勢登場 人でなしの恋 蟲 の6作品
招待されたメンバーに晩餐会で思わぬ発表があって予想外の展開をみせていくって感じですかね
セットはセンターに長持がドンと、周囲の壁には乱歩にまつわる新聞記事が貼り付けられた感じ
この作品かなり独特な世界観を作り出されてるんですよね
基本的にはそれぞれの作品に男女?のペアが割り当てられて、それぞれに複雑な思いがあったりする
それは乱歩作品自体でもやったり、そこから思いが深まってるものがあったり、少し曲がってるものがあったり
ご出演は
綾乃 さん
大塚啓 さん
柴田奈緒 さん
村岡優妃 さん
もりたまゆこ さん
イトヲ さん
澤田誠 さん
デツ禎稀 さん
の8人のご出演者さんが作り上げる、自分への思いが強いキャラが多い気がしたサイコな世界って印象
なかなかにディープな世界観
アフターイベントはスタッフトークと銘打って
演出 neco さん
舞台美術 佐藤由輝 さん
衣装 山下彩 さん
長持のこだわりや衣装への思いを語られてました
この作品を観て根底には扱いの難しいテーマがあるのかな
やはりそのあたりって難しいんですよね

三人姉妹
地点
京都芸術センター(京都府)
2019/08/22 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
地点 さんの 三人姉妹 京都公演の千穐楽を観劇
この週末に 京都芸術センター さんで4ステが上演された舞台のラスト
『世界一フィジカルな静劇』ってどんな感じなんだろう?って観劇へ
他では観たことのない雰囲気
四つん這いで動き、壁にぶつかり、組んず解れつしながらでないとセリフがはけない
ご出演は
安部聡子 さん
石田大 さん
伊東沙保 さん
小河原康二 さん
岸本昌也 さん
窪田史恵 さん
黒澤あすか さん
小林洋平 さん
田中祐気 さんの9人で作りあげられる独創的な80分の物語
これはチェーホフの原作を読んでるとさらに世界観に浸れるんだろうなって印象の舞台
表情がやなり魅力的やったのがイリーナ役をされてた 黒澤あすか さんですね
終演後もしかしたらお見送りあったのかもしれないんですが、次の予定があって終演後にダッシュ
ほんと独特な空気感の今回の舞台、それぞれがかなり個性的な演技をされてましたが、その中でも光ってた印象
あっ!!8月26日(月)15:00追加公演になってますね
明日のお昼が千穐楽
この公演を観られるラストチャンスありましたね

YES I AM …
W.Strudel 2nd Season
近鉄アート館(大阪府)
2019/08/23 (金) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
満足度★★★
W. Strudelさんの2nd Season First Step 『 YES I AM … 』の3ステ目を観劇
Singularityって言葉から始まる、技術的特異点って言われると???ってなりますよね
『AIが我々人類を超える』なんて言葉があらすじに書かれてる物語
時代は2045年とちょっぴり先の未来って世界観の物語」
最新のAIに携わっていた、他の人とは考え方も発想も違う感じの研究員が突然いなくなる
そんなところからこの物語は始まっていく
彼の研究はどこまで進んでいたのか?
そしてその結果は何処に?と謎は深まる
そしてそれを求める大きな波がひとつだけでなく複数、そしてそれらもぶつかり合う
映像を多く使った前半
OPの感じもかなり魅力的で美しく、そしてカッコいい感じ
近鉄アート館らしく会場をめいっぱい使った感じの演出もなかなかに、ステージも客席いっぱいまで使った感じもいいですね
かなり殺陣も多目に観られ、会話だけでも勝負する素敵な舞台でした
残りは3ステですね

キラメキ~私はトビウオ、あなたは太陽~
project真夏の太陽ガールズ
HEP HALL(大阪府)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
キラメキ~私はトビウオ、あなたは太陽~のTEAM A(アクア)の3ステ目を観劇
この舞台としては5ステ目になりますね
ダブルキャストでもうひとチームはTEAM B(ブルー)
全10ステ、それぞれが5ステを上演する舞台の折返しですね
舞台はシンクロをテーマとした作品
エース専用のロッカーに書かれた「あなたは太陽、私はトビウオ」って言葉
その言葉に込められた意味、そしてそれが書かれた経緯を描き出すストーリー
シンクロの動きは器械体操のようなダンスのような感じに表現される
そしてまさに動きのシンクロが見せ場の1つ
現在と過去の表現の仕方、そしてその部分にもシンクロっぽいタイミングの表現があったりも
やはりあのシーン(動物)はやってても楽しいのかもなってのが伝わってくる
キラキラした青春がギュッと凝縮された様な素敵な作品
ほんとご主演者さん達の表情が魅力的
TEAM A(アクア)のご出演は
生田朗子 さん
上田三有輝 さん
岡田怜奈 さん
來志優魅 さん
二瀧妃奈乃 さん
松本麻稀 さん
美晴 さん
山本紗羅 さん
留奈 さん
渡邊ルカ さんの総勢10人
ブルーの照明がほんと印象的な、そして肉体美が凄い舞台ですね

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
駅前劇場(東京都)
2019/08/15 (木) ~ 2019/08/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
アガリスクエンターテイメント さんの第27回公演『発表せよ!大本営!』の6ステと7ステを観劇
下北沢の #駅前劇場 さんで9ステが上演される舞台の後半戦突入の2ステを観た感じ
今回の舞台のメインテーマと言うか根底は第二次大戦中の日本の「大本営発表」
真珠湾攻撃で華々しい?成果を上げた日本軍
しかしミッドウェー海戦で主力戦力をことごとく撃沈されて…
しかしそれを国民に発表しないわけもいかず…メンツから素直に発表されるわけにもいかないこの作戦を計画した人達、そしてその存在も煙たい人達と複雑な関係
そんな複雑な三つ巴が話を複雑にしていく
そしてそこに新聞やテレビのマスコミ、ジャーナリズムってものを掲げる人が参戦してさらに話は複雑な様相を呈していく
一縷の救いは甘味屋さんで繰り広げられる恋愛模様なのかもしれない
しかしそこにも別次元の人間関係が
脚演の 冨坂友 さんが作り出す魅力的なシチュエーションコメディが広がってた感じのこの作品
前半からスロットる全開で2時間を超えてるとは思えなかった
アガリスクさんのメンバーもいいんだが客演のメンバーも魅力的
この座組だからこそ輝く作品なのかもしれない

慕苑 -ShioN-
劇団土竜
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★
劇団土竜 さんの第9回公演 慕苑 -ShioN-の4ステ目を観劇
この週末に 一心寺シアター倶楽 さんで7ステが上演される舞台のちょうど折返しのタイミング
総勢22人?で作り上げられる舞台
時代的には戦国時代の末期って感じですかね
石川五右衛門と茶々を中心に織田信長の密偵達を巻き込んでのお話し
キーワードは 慕苑 の花
そして花言葉は『忘れたくない気持ちを永久につなぐ思い』
そんな言葉がいっぱい詰まったような舞台
印象的やったのは愛する人の為に死ぬ、しかしほんとに素敵なのは死ぬのではなく生きる
少し言葉は違うけどそんな感じの思いがいっぱいのストーリーですかね
アクションモブはメインで演技されてる人以外は下がった瞬間に着替えて登場って感じ
ほぼ全員がステージに上がってるのではって状態の殺陣は壮観で迫力も充分
照明をうまく使った感じでのシーン転換もなかなか
劇団土竜 さんの #木暮淳 さんと #茅原衣里 さんを中心に作り出す素敵な愛の物語

アイスとけるとヤバイ
悪い芝居
HEP HALL(大阪府)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★
悪い芝居 さんのvol.24 アイスとけるとヤバイ の大阪初日を観劇
大阪はHEP HALLで4ステ、仙台で2ステ、東京の東京芸術劇場シアターウエストで7ステが上演される舞台の初日
前回は東京公演のみだった舞台の再演って感じで、大阪では初めての上演になるんですかね
不思議な雰囲気の作品の幕が上がる
この舞台他では観たことのない感じから始まるんですよね
虚構と現実の境目がわからなくなる感じの世界にいきなり引き摺り込まれる感じのファーストシーン
このティストがこの作品には随所に散りばめられてる感じの印象でこれがなかなかにいいんですよね
物語は少し意外な感じにベースはSFなんですよね
と言いながらも友達だったり家族だったりのグループが微妙に関係し合う人間関係の物語ですかね
ダンスも今回は殺陣まであるんですが、やはり歌がいい感じなんですよね
そしてSEがなかなかに楽しませてくださいますね
中西柚貴 さん 潮みか さん オーストラ・コマンドー さんの #清水みさと さんがフライヤーにもなってるこの物語の中心の3人組ですかね
この3人がいい雰囲気を作られてました
個人的に気になったのが Cheeky さんの #鶴田まこ さんかなりいい空気感作られてました

『怪人二十面相』
サファリ・P
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★
サファリ・P さんの第6回公演 怪人二十面相 の京都公演の2ステ目を観劇
THEATRE E9 KYOTOのオープニングプログラムの位置付けの今回、全7ステージが上演される
今日のソワレは台風10号の影響もあり少し心配な立ち上がりではあったが5分遅れで無事に開演
この悪天候で到着が遅くなったお客さん多数
やはり サファリ・P さんの舞台は独特な世界観
ストーリーでも引き込まれるんですが、動きでの表現がバツグンに魅力的なんですよね
早い動きがあるかと思ったらスローなんだけど美しい動きがあったりと多彩なんですよ
そこにさらに今回はイスやテーブルといったものが見事に加わる感じ
脚演は 山口茜 さん
ご出演は
高杉征司 さん
日置あつし さん
芦谷康介 さん
達矢 さん
佐々木ヤス子 さん
の5人で紡ぎあげられる世界観はほんと魅力的な感じ
それぞれが個性的でしかしシンクロしながら作り上げられる世界は見るものを魅了するしかないですね
基本的には2つのストーリーが錯綜する様な印象を受けたこの作品
見終わった後に他の人はどんな印象を受けるのかは気になるところ
そして冒頭とラストがほんとに印象に残ったんですよね
入れ替わる『顔』それは人格すらって感じがこの世界の根底にあるのかもしれない
アフターイベントは 山口茜 さんと 達矢 さん、そして #佐々木ヤス子 さんによるトークイベント
質問に対して回答を返していく感じで進んでいく感じのイベント
この作品を見た後に思われそうなことはパンフレットに集約されてた感じで、先読み能力の高さを感じたかも

人生はミラーボール!!
dysmic Entertainment
HEP HALL(大阪府)
2019/08/09 (金) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★
dysmicEntertainment さんの 人生はミラーボール!! の大千穐楽を観劇
70年代に一世を風靡したディスコをテーマとした、ダンスとお芝居を融合した様な舞台
開場してまず驚くのはステージの変わった作り
ランウェイが配された独特な構造と自由席ってことで迷いながら座席に着く
かなり悩む座席配置
これも試みなのだろうか?
15分前ぐらいから舞台上がディスコに、しかもお客さん上がっていいって斬新
その後に上演寸前に前説って流れ
70年代の曲でディスコさながらのダンスパートと地方のラジオ局の地下に作られたディスコ
そこに導かれる様に向かう人達
様々な思いを胸に
やはりディスコに導かれた人達の演技は魅力的
個人的にはサワサワちゃん、タクシーの運転手さん、コンビニの店員さん、来々軒の店員さんが気になりました
ダンサーさんも良かったんですが、エナメルの靴のパンダカラーで上手多目のダンスに見惚れてました
パンフ買えば良かった?
そして偶然にお会いできたラッキーは脚演のお2人
片岡自動車工業 さんの 片岡百萬両 さんと
劇団赤鬼 さんの2代目座長の 行澤孝 さん
終演後のまとまりきらなかった頭の中ではありますが色々お話しさせていただけたのはほんと良かったです
今後も楽しみなお2人ですね

百物語2019
ファントマ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2019/08/09 (金) ~ 2019/08/11 (日)公演終了
満足度★★★
伊藤えん魔プロデュース 百物語2019 の4ステ目を観劇
週末5ステが行われるラスト前
ホラーシアター 転化 TEN-KAの舞台と怪談トーク、恐怖動画&馬鹿画像『幽-Tube』って舞台と映像そしてトークと言った異なったものを構成した舞台
トークゲストは 松原タニシ さん
事故物件住みます芸人さんです
転化 TEN-KAがやはり怖いんですよね
中野劇団 さんの 延命聡子 さんが作り出す空気感は恐怖しかないです
相変わらず 西原希蓉美 さんの雰囲気もいいんですが、のどにまた負担かかってる?
宮都謹次 さんと 上原日呂 さんのコンビネーションが冴えまくり
伊藤えん魔 さんが加わってさらにテンションアップでした
ジョーカーハウス さんの 橋本真衣乃 さんがなかなかにいい役を好演されてたのが印象的な感じ
雰囲気の変化良かった
ラストにキャスト全員からのプレゼントが 松原タニシ さんの本が当たる幸運に感謝

ミルユメコリオ
幻灯劇場
京都市東山青少年活動センター(京都府)
2019/08/09 (金) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★
幻灯劇場 さんの第八回公演 ミルユメコリオ の4ステ目を観劇
京都市東山青少年活動センター さんで7ステが上演される舞台の折り返しって感じ
6年前に上演された舞台の再演ではあるもののキャストを一新してストーリーも加えられての今回の作品に仕上がっている感じ
代表作と言われる作品の再演
開場して中に入ると懐かしい感じのアニメの主題歌が心地よく鳴り響いてる
『そばかす』は るろうに剣心 やったかな、そしてマジンガーZ→微笑みの爆弾(笑
匿名劇壇 さんの上演前の前回の舞台の選曲も好きだったが #幻灯劇場 さんのこの感じも好きだなとここから始まる世界観に期待
そして入って気になるのがセット
終演後写真撮影可能なので話しても大丈夫なんだろうが、巨大な伝言板(黒板?)そしてそれに微妙な傾斜がつけてある
ここにチョークで書かれたものが物語に効果的に作用していく感じはなかなかに斬新な演出
数回出てくるあるものが印象的
脚演そしてご出演は 藤井颯太郎 さん
小野桃子 さん
本城祐哉 さん
橘カレン さん
の4人によって紡ぎあげられる世界
田舎で生活する唯一の10代の少女、彼女の揺れ動く感情、そして葛藤なんかが描かれた魅力的な作品
小道具も少ないんだがほんと上手く使われてたんですよ

THE 20回転の恋
RABBIT HEART PROJECT
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2019/07/26 (金) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
RABBIT HEART PROJECTさんの THE20回転の恋 の3ステ目を観劇
24人と大人数で繰り広げられる舞台の迫力はかなり圧倒される迫力
20人の女優と4人の男優で構成されたメンバーのバランスも本番を観ると納得って感じかもしれませんね
考え尽くされたような演出が随所に散りばめられてる舞台
音響も照明もほんと魅力的なんだが、この舞台の魅力は巧みなシンクロって印象
前半の男優陣のシーンはかなり釘付けにされるような印象
前半からかなり飛ばしてる感覚の演出なのかも
女優陣もそれぞれが魅力的なんですが、20人だからこそできる演出が続く素敵な舞台
ストーリー自体はとんでもなくウブな男女の恋模様
これだけ見ると24人が出演だよね?ってなりますよね(笑
それを見事に成立させてるのがこの作品の脚演の 片岡自動車工業 さんの 片岡百萬両 さんですね
かなりピュアでホッとする様な作品が目の前に広がる感じの舞台なんですよ
この舞台かなり叫ぶシーンがあるので少しのどが限界カウントダウンやったのかもしれないのが 飯伏裕理 さん
セリフの感じもいいんですよね
ここのところ片岡さんがらみは連投中です
吉岡莉来 さんは初めて観させていただいたんですが、普段はカナリヤさんとかにご出演なのかな?
物販コーナーには演出助手さんで参加されてる 真壁愛 さんとパンフレットで何で参加されてるのか確認してほしい 大江雅子 さんがいらっしゃいました
大江さんのポジションはフライヤーにもHPにも協力って書いてあるだけでパンフにしか何で参加なのかは書かれてないんやないかな

カンザキ
ももちの世界
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/23 (火)公演終了
満足度★★★
ももちの世界 さんの #4 カンザキ の9ステ目を観劇
10ステで上演されてる舞台の千穐楽前日に滑り込んだ感じで観てきました
京都の家電配送センターを舞台に繰り広げられる物語
かなり印象的なシーンからこの物語は始まるんですよね
そして照明の感じが独特で、だからこそ余計と印象に残る
メインのテーマは少しばかり重めの印象
それを軽く見せるのではなく、どっぷり引きずり込む様に世界観が展開されていくような感じ
だからと言って重すぎて見ていられなくなる感じとも違う素敵な展開を見せてくれる舞台
終演後には少し色んな感情が湧き出てくる様な作品でした
兄弟ならではって感じの難しい感情
そんな感じに翻弄される周り
兄の本当の思いを知ってる感じのする奥さんの複雑な心境なんかに巻き込まれていく従業員
そして亡き父(旦那)への思い?負けたくない様な感情?持った母なんかなの色んな気持ちがかなり複雑に絡み合ってた印象

『桜舞う夜、君想ふ』/『蝶ヨ舞ヱ、躑躅咲ク春ニ』
STAR☆JACKS
ABCホール (大阪府)
2019/07/18 (木) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★
STAR☆JACKSさんのact#013 『桜舞う夜、君想ふ』の千穐楽を観劇
森の石松を ドヰタイジ さんから 寺井竜哉 さんに変えての再演となる舞台
S☆Jさんの本公演としては2年ほど行わないと発表されてる休止前のラストステージになる感じですね
(この後 蝶2019 はありますがw)
切ない恋心もありながら、圧巻の殺陣が繰り広げられる舞台
照明や音響もバツグンにいいが、暗転なしの場転は流石のスムーズさ
桜もかなり効果的に使われてる印象
食い入るように観てしまう舞台
120分あったんだって感覚にさせるのは流石の演出なのかもしれませんね
初演は何年前ですかね?
準主役っぽいポジションが 匿名劇壇 さんの #佐々木誠 さんなんですよね
ここまで観させてもらってた感じとは全く違う空気感の演技
そしてこの舞台の中でも二役をこなしてる感じの魅力的な演技をされてますね
やはりこの役者さん上手いなって印象に残る素敵な演技でした
やはり シバイシマイ さんの 是常祐美 さんの作り出される空気感ってほんと凄いですね
この舞台も決してど真ん中で演技をしているわけではないんですが、その空気感に引き込まれて観てしまってる素敵な女優さん
ほんと今年もお忙しい感じでこれだけの舞台をこなされてるのも凄いですね
桜2019 にはC☆Qさんからお2人参加されてますね
三原悠里 さんの表情って相変わらずバツグンにいいですね
セリフの感じも最&高
そして今回の 畠山薫 さんは見惚れるばかりの素晴らしさ
立ち振る舞いもセリフもいいんですが殺陣の見事さにびっくり
そしてめちゃくちゃいい表情を観せられてます
STAR☆JACKSさんのact#013 『蝶ヨ舞ヱ、躑躅咲ク春ニ』の大千穐楽を観劇
桜2019 が再演、そしてこちらが新作やったんですかね
時系列的にはこちらがその以前の物語なんですね
どちらが先でも楽しめるように作られてますね
そしてこちらもほんと素敵な物語なんですよね
ここから始まる物語
やはり ドヰタイジ さんの新たなチャレンジ?の次郎長がいいんですよね
浜口望海 さんとのラストバトルやはりお見事でした
実はここまで 奥田卓 さんの殺陣観られてなかったかもなんですよね
居合めっちゃ良かった、個人的にはOPのところが一番良かったかもなんですよね
やはりいいのが ゲキバカ さんの 中山貴裕 さん
ほんといい空気感を作られる役者さんですね
兵頭祐香 さんの健気な感じもかなり印象的やったんですよね
C☆Qさんからは 赤松英実 さんやったんですよね
そんなに目立つ感じではなかったんですがいい存在感を観せられてました
シバイシマイ さんの 是常祐美 さんがこちらでもいいスパイスを加えられてたんですよね
ほんと素敵な女優さんですね
そしてやはり絶賛したいのは 匿名劇壇 さんの #佐々木誠 さん
桜との振り幅の大きさは圧巻の一言
全く別人の雰囲気
しかしこの人独特の空気感作られてましたね

だから、せめてもの、愛。
TAAC
「劇」小劇場(東京都)
2019/12/25 (水) ~ 2019/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
現実の世界でどこかの誰かが生きている時間を
物語になりそうな部分だけ切り取って
たまに思いを込めた言葉を付け加える
それが演劇なんだって気がした
生活を細かく描写し言葉や動きにその人の営みが表れて
普通の言葉に笑って勝手に気持ちを請け負ってしまう作品

佐藤辰海演劇祭
guizillen
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/12/27 (金) ~ 2019/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
日本のラジオ「市役所にて」
いつもの屋代さんがコントを書く時の、初対面同士が敬語で話すスタイル
今回はバックグラウンドにとんでもねえ、だけど作品世界には関わりない世界観ぶち込んでたのが面白かった
まぁあと純粋にやることが汚い笑
まぁあの最後しか落とし方ないよなと笑
無駄にディストピアな世界観で不条理な会話と行動
世界全体が狂っている雰囲気の中で笑いを取る台詞
スタイルが完成されているだけに最後のアレをどう取るか…
昔M-1予選では終了効果を利用しようとしたコンビに敢えて効果を出さなかった事もあったなと
ハダカハレンチ「ゼラニウム先生」
井本さんと美鳳さんの掛け合いの強さと奥行き感
対比される進まない時間は、自分の中の時間と他人との時間の違い
自分の意味の無い時間が誰かの世界を変える
掌に納まるこの尺に上手く詰め込んだ良い作品
審査目線だと
作品全体の筋の通り方よりも、役者の演技が映えるような見せ方だなと感じた(俳優賞を取りに来た感じにも)
パンチラインが少なかったので作品としての印象は薄く感じた
その分、転換による場面の変化で見ている側を揺さぶっていた
EgofiLter「ホノホシ海岸」
これは長編の一部的な作り
30分にはあまり合ってないかな。特に弟の動機というか物語が見えなかった
ストーリーとしての作りは興味深いので色々付け加えられたバージョンを見てみたい作品
ムシラセ「つやつやのやつ」
一番好き
漫才師というある程度みんなが知っている職業なので
簡単に関係性とか意味合いを把握できるし強烈なキャラをどんどん出せるという30分の作品としての正解を持ってきた感じ
王道ではあるんだけど変に捻らないほうが気持ちよく見られる
サムゴー「お別れの挨拶にかえまして」
ちょっと4人の関係性が掴みにくかった
30分なのでやっと4兄妹だとわかったところでもう中盤だった
ただ役者さんのレベルとしては今の所一番強い
記憶というものを主題に細かく丁寧な演技で作りあげられていた
イグロさんの効果が抜群
架空畳「天使も踏むを恐れるエチカ」
抽象的なタイプの作品
所々役者の台詞がこもって聞こえづらいところがあり
こういった作風では言葉が聞こえないと置いてきぼりになってしまう
演出的な部分は見事で見応えがあった
30分の賞レース向きではないかな
劇団YAX直線「斉藤和巳演劇祭」
ネタの鮮度が古く、弱いのを団体芸でカバー
敢えてこぼしたり、マニアックすぎることで起きる笑いなど
この団体を受け入れている客にはたまならく面白いと思う
ただ振りの段階でオチが読めるパターンが多い
なんにせよ勢いと一貫性があるのは良いところ
人間嫌い「タバスコは快楽の味」
30分では短かったかな、女子高生がいた意味が薄かった
視覚的な色味とか、ドギツさとかぶっ飛んでるとか
大きく振れている世界観が短編だと欲しい
それぞれのキャラはとても良かったし、土橋さんのアニメキャラ的な異質っぷりも良く出来てた

貧乏が顔に出る。
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2019/12/26 (木) ~ 2019/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
失ってしまって無いということと
はじめから持ってなくて無いということは違くって
最初から無ければ苦しまないものも、失ってしまうことでいつまでも苦しむことも
どこまで無くなれば自分じゃなくなるのか
笑いと無情に包まれたMCRらしい作品
小西さんの悪は凄い好き

『粗忽長屋』(完全版)
ナントカ世代
京都市東山青少年活動センター(京都府)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★
ナントカ世代 さんの 粗忽長屋(完全版)の3ステ目を観劇
落語のつく回とない回があるこの公演
観させていただいた回はあり
まずはOPは #中野劇団 さんとしてもご活躍の 玉子亭掛御飯 さんの落語から始まる
桐山泰典 さんの方が親しみやすいのかは謎
かなり不思議な世界観の舞台はここから始まる
この舞台にご出演なのは
延命聡子 さん
土肥希理子 さん
勝二繁 さん
松野香澄 さんの4人が作り出すかなり不思議な空気感の作品
最初にあった落語も効果的に影響をみせる素敵な舞台やったんですよね
明日の14:00が観られるラストチャンス
京都市東山青少年活動センター で4ステのみの作品ですね

いけない先生
ろりえ
駅前劇場(東京都)
2019/12/26 (木) ~ 2019/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
いやー面白い!演技とか脚本とか凄いレベルの高いものに支えられているんだけど、出力された結果が全てお客さんを楽しませる方向に向かっていてとにかく面白い
山本周平さんが抜群で、なんでも無い場面と言うかむしろ普通だったらベタになる場面も全部笑いになっていた

エンれぱ!Vol.10
しむじゃっく
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2019/12/25 (水) ~ 2019/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★
「193」はゲネのトップバッターということもあってか、出だしが二人とも固かった。男性側はちょっと表情が無さすぎかな
愛嬌が大事な役だけに、台詞に抑揚と句読点を付けたほうがよい
南さんはシリアスな台詞はなかなか良い。コメディというか笑わせる部分は間が難しいよなと
「恥」先輩役の人良いなあ。声がちょっと掠れてたけど、演技がちゃんとしていると声に関してはあまり気にならない
「春に」この作品は初見。エンれぱではあまり見ない独特の雰囲気の作品。3人の役者がしっかりとその雰囲気を体現できていた。もっとやっちゃってもいいくらいではあるふわふわ感
「透明人間、消える」やっぱり楽しい作品。役者さんみんな良かったけど特に熊倉有紀乃さんが良かったかな
今村さんはなんかたすいち石井さんっぽくて笑ってしまった
一番面白いところと一番盛り上がるところを意識して、もっとチームで作ったほうが良くなると思った
「紙風船」台詞はほとんど原作のままだったけど、服装とか登場人物は現代風になっていて
正直ちょっと中途半端になってしまってたかな。紙風船がゴム風船だったのもちょっと良くないかなと
台詞が綺麗なので全部現代にするのもちょっと躊躇われるよなと
役者二人は悪くなかった。特におしうみさんが楽しくしている表情は若い妻という感じでとても魅力的だった
この戯曲自体はやはり凄く良いので読み合わせカフェで読んでみたいなと思った
「ミートソース・グラヴィティ」これは本当に面白い戯曲
見ていて読み合わせカフェで凄く読んでみたくてしょうがなくなった
てか、エンれぱと読み合わせカフェでコラボ企画とかすると良いと思う