
ボッコちゃん ~ 星新一 ショートショートセレクション ~
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/05/30 (木) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
日本のSF小説を韓国人が舞台化した短編集。凄かった!俳優は会話も語りも自在で身体表現も巧み。曖昧さがなくブレない。鏡面の装置が効果的で照明演出に息を呑み涙ぐんだ。長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/06/07/12505/

『アニマの海』─石牟礼道子「苦海浄土」より─
劇団文化座
俳優座劇場(東京都)
2019/06/13 (木) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
石牟礼道子作「苦海浄土」を引用し水俣病を描く老若男女の群像劇。発症から公害認定、補償への道程と患者と家族の筆舌し難い苦しみ。凛と立つ少女の正体は…。血が通っていて緻密かつ簡潔で鋭い。老齢の女性たちのコミュニケーション方法は庶民が培ってきた知恵。約1時間35分という上演時間も奇跡的。再演ツアー希望!長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/06/22/12603/

木の上の軍隊
こまつ座
沖縄市民会館(沖縄県)
2019/06/26 (水) ~ 2019/06/26 (水)公演終了
本土の上官(山西惇)と沖縄の新兵(松下洸平)の分かり合えなさを、普天間かおりさんが受け止めていた…。1500人の沖縄の観客のおかげで、初めて肌に、胸にしみるように気づかせてもらえたように思います。記録:http://shinobutakano.com/2019/06/29/12665/

マイ・レフトライトフット
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/03 (金)公演終了
障害を題材にタブーをやりつくす、問題提起だらけの底抜けに明るいミュージカル。どぎついブラックユーモアが満載!長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/05/04/12236/

WILD
東京グローブ座
東京グローブ座(東京都)
2019/04/28 (日) ~ 2019/05/25 (土)公演終了
1980年生まれの英国劇作家マイク・バートレットさんの2016年初演戯曲『WILD』を、小川絵梨子さんが演出されます。翻訳は髙田曜子さん。すごく面白かった!!幕が開いてすぐに「これはいいお芝居だ」と確信しました。俳優が素晴らしい!少人数のストレート・プレイにどっぷり入り込み、必死で頭を回転させ続ける刺激的な観劇になりました。長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/05/08/12268/

同じ浄土に咲く花で
ZURULABO
喫茶茶会記(東京都)
2019/05/25 (土) ~ 2019/05/31 (金)公演終了
小野寺ずるさんが“色情狂の幽霊”を演じる一人芝居。肝の座った俳優の真摯な挑戦はスリリングでロマンティック。満たされない性的欲求と食、生、愛への渇望と。充実の60分弱。R15。

「遠くまで来たんだ/朝をつれてこい」
劇団晴天
シアター風姿花伝(東京都)
2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
約1時間35分。二十代後半の若者たちの爽やかな群像劇。日本の若者がとことん疲弊している。私達は無条件の優しさに飢えていると肌にしみて実感。ひたすら申し訳ない。都合良すぎの展開はほんの少し気にかかった。若い作家の現代劇で知ること多い。

熱海殺人事件
yataPro
オメガ東京(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/10/31 (木)公演終了
満足度★★★★★
こんなにいい感じ(?)の木村伝兵衛は初めてです。熊田留吉刑事が実は・・・?という設定も初めて。本当にたくさんの「熱海殺人事件」があるんですね。
30日に行われたイベントも楽しかったです。

「芸術家入門の件」
ブルドッキングヘッドロック
吉祥寺シアター(東京都)
2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
「芸術&芸術家あるある」を手作りで見せ尽くす、2時間半休憩なしの大作!演技の方法やナンセンスな短編の挿入など、全般的に私の好みど真ん中というわけではなかったですが、本物の芸術家を目指す中年男性の過去と現在、未来、あるいは古代を回想して旅するうちに、芸術にまつわるエピソードが次々に披露されていきます。ただ、さすがに2時間半休憩なしは、きつかったかな…。冷房もよく効いていて、トイレに行きたい気持ちをごまかすのが大変でした(笑)。

獣の柱
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
再演と言っても脚本は改訂され、出演者も演出も変わってほぼ新作ですね。がっつりSFに気持ちよく浸かり、人類の歴史、未来に思いを馳せる充実の時間でした。自分を絶滅した恐竜と重ねながら…。劇団ってありがたいなとしみじみ感謝。上演時間は約2時間15分、休憩なし。長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/05/23/12358/

恐るべき子供たち
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2019/05/18 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

CITY
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
約1時間45分。藤田貴大さんの新作戯曲は「氷川きよしのビジュアル系化」ぐらいの衝撃(笑)。最終的にはジュブナイル要素が見え蜷川幸雄演出「わたしを離さないで」を想起。選曲も蜷川さんへのオマージュかな。大道具移動も上演中の「海辺のカフカ」を思い起こさせた。

1001
少年王者舘
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
約2時間15分。始まったかと思ったらすぐに終わってまた始まって、どんどん増えて瞬く間に消滅する。最後には清々しい気持ちに。新国立劇場での維新派、唐ゼミの上演を思い出す。国立の劇場が新たに開かれ、色んな人集まる場に。小川ラインアップ楽しい♪

売春捜査官【当日券ございます!】
稲村梓プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2020/01/07 (火) ~ 2020/01/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
新春初観劇、梓さんはやはり最高にエキサイティングでとっても楽しい舞台でした。特に今回はシングルキャストでのめり込みやすく、全体的にいつもよりピリピリ感が少なめでホッコリコメディ感増し増しな感じでした。音楽効果も良くて笑って笑って泣けて泣けて。熱演も凄く、最前列中央だったから皆さんの汗とシブキと花びらと柿の種を全身で受けまくりました!楽しかったなー、もう一度観たい!

舞台「銀河英雄伝説Die Neue These」第三章
舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
Zepp DiverCity TOKYO(東京都)
2019/10/24 (木) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
映像を多用し、セットもある舞台は見応えがありましたが、二国間の対立は実に150年に及ぶといい、失われた戦艦の数は(もちろん命も)途方もない数でストーリーには虚しさを感じました。本来女性は戦いの物語はそんなに好きではないと思いますが(最近の若い人は違うのかな)そこは推しメンの応援に行く感じでしょうか。

お気に召すまま
ヌトミック
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/05/12 (日) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
シェイクスピア作『お気に召すまま』を“テキスト”として使用し、ヌトミックという集団にとっての新しい演劇表現に挑戦したという印象で、別に他の戯曲でもよかっただろうと思いました。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2019/05/12/14778/

星のバッキャロー!!
株式会社Ask
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
劇場内が工事現場に見立てられていて、ベニヤ板に手書きの注意書きとか客席の階段を昇り降りする演出も面白かったです。宿舎の窓に干されていたランニングシャツがいつ誰に取り込まれたのかが気になった私でした。
日本一、いや世界一のタワーを作る男たちのその後が気になりますので続編も見たいです。

メディアともう一人のわたし
SPAC・静岡県舞台芸術センター
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」(静岡県)
2019/04/27 (土) ~ 2019/04/29 (月)公演終了
長いカテコ込みで2時間弱。思い入れの強い場面が連続し冗長。私には情念たっぷり過ぎた。俳優の身体能力高く歌が上手いの流石。大岡淳さんのプレトークが明快で楽しかった。

Scala –夢幻階段
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2019/04/27 (土) ~ 2019/04/29 (月)公演終了
「ふじのくに⇄せかい演劇祭2019」。拙メルマガでNo.1お薦めとしてご紹介していた舞台です。ハッと驚かされ、たくらみににやりとして、ダンサーの肉体、技術にほれぼれして楽しみました。

朗読劇「ムッちゃんの詩」
キャストパワーネクスト
汐留シオサイトグラディード汐留2F(東京都)
2019/07/24 (水) ~ 2019/07/26 (金)公演終了
満足度★★★★★
先日とは別のバージョンを観劇。役者さんはもちろんですが、演出も違っていて今回の天使さんたちは本当に天使らしい女の子(先日は普通の若者という感じ)。それだけでも全体の雰囲気が変わっていました。もう一つのバージョンも見たかったです。