
はみだしっ子~White Labyrinths~
Studio Life(劇団スタジオライフ)
シアターサンモール(東京都)
2020/01/08 (水) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
原作は「全く知らない」での観劇でしたが、原作に対して本当に本当に真摯な劇団さんである事は重々承知。
なので「はみだしっ子」の世界観、しっかり伝わったと思います。
更にStudio Life独自のビジュアルもミックスされるので、浮世離れした確固たる世界がそこに生まれていた というか。
再々演ではなく続々編(パート3)という事で、その支障もほぼ感じる事なく観進められましたが、やがて立ち位置が今一つハッキリしない大人の登場人物が2名ほど。
気になる存在でしたが、混乱する程では無く、ここは憶測で我慢。
少女漫画というジャンルは、ほとんど読んだ事がありませんが、四人の少年を主人公にして驚くほど壮絶な展開。
おそらく本作が全体のストーリーの中でも、少年たちの運命が大きく混乱する激動のパートだったのでは。と思わせ 強盗殺人犯を発端にした皮肉な連鎖、それでっ、その先どうなるっ!の道半ばにてto be continued・・・あぁ~そんな無体なっ
つまりはパート4につづく、か・・・パート4って!
やっぱり「原作に忠実なStudio Life」 本当に真摯な劇団さんです。

きたからかえる
劇団異空間
スタジオ☆異空間(愛知県)
2020/01/18 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/01/18 (土) 14:00
予習してかなかったんで、はじめ最初のシーンとのつながりがわからなくて、何この舞台って思っちゃったけど、それがわかってあ~ぁ..................と、親の心を知る。
今回は、いつもよりちょっと勢いが足りず感動が薄かったけど、いい話でした。

NIGH
劇団粋雅堂
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/01/16 (木) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★
鑑賞日2020/01/16 (木) 19:00
価格3,000円
レトロSF的な世界観だけは伝わるが、作家さんの脳内にあるであろう時・場所・状況が明確に伝わって来ないし、上演時間の9割以上(?)鳴っている生で操作する電子音が集中を妨げるので何が何だか……(白目) 作家さんとのセンスが合わなかったようで。
その電子音は決して「音楽」ではなく、短いフレーズであったり単音を間隔を空けて鳴らすものであったりで台詞への集中を妨げる「ノイズ」にしかなっていず、台詞だけを聞かせると何らかの不都合があるのか、台詞だけで訴える自信がないのか?という疑問がずっと継続。(後から電子音の主が主宰だと知って「あぁ、なるほど!」(毒))
また、開演前パフォーマンスの後始末で開演が4分ほど押すというのは本末転倒では?ただでさえ2時間を超える上演時間(それが告知されたのも初日前夜)なのだから定刻に開演するよう努力すべきだろう。
あと、アフタートークも本編に関することはほとんどなく、お友だちとのロボット談義みたいだったのもいかがなものか。ここまで不毛なアフタートークは初体験。
さらに、「開場は開演の30分前」だけで受付開始タイミングの情報が一切なく(当日、会場前に掲示されただけ)、受付開始が開場と同時なら百歩譲って理解しないでもないが、受付開始がそれより早いのにその旨を事前に告知しないことにスタッフの神経を疑う。
そう言えば客席担当スタッフ(2名)も、空席を把握して客を誘導するようなことは一切せず、ただ立っているだけの「お飾り」だったし。
NIGHについてはチラシに説明がある(σ(^-^) はチャペック「RUR」のロボット的なものととらえた)が、例えば22世紀初頭人類が他の星への移住を始めた(あるいは移住を余儀なくされた)頃であるとか、軌道エレベーターの説明とか、船・列車と呼ばれるものが宇宙航行手段のことであるとかの説明が当日パンフレットにあればまだ少しは理解できたかもしれないが、それすらないのは主催者側の怠惰以外のなにものでもない……というか、そこまでの余裕がなかったらしいが。(猛毒)
そして知人から聞いたところによれば、これでも以前よりは相当改善されたそうで、いずれにしても「一見客」には決して向かない作風であると思った。

「朝日のような夕日をつれて」
株式会社STAGE COMPANY
本所松坂亭(東京都)
2020/01/14 (火) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
とても元気で面白い舞台でした。コメディ仕立てですが、テーマはしっかりしていて。勝手に想像していた内容とはよい意味で裏切られ、2時間弱あっという間でした。役者の皆さんの熱量も半端なく、バンバン伝わりましたよ‼️心に響く作品でした。次回も期待ですね‼️良かったです‼️

スノー・ドロップ
感情7号線
劇場HOPE(東京都)
2020/01/11 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/01/11 (土) 14:00
例え「現在」が変わらなくても…
もう一つの並行世界に希望を託した苦しくも美しい物語。
以下、ネタバレBOXにて。

寓話のゴーグル
Pave the Way
劇場MOMO(東京都)
2020/01/13 (月) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
序盤は ありがちな感じ?と思ったけど、どんどん予想を裏切ってくれて 惹き付けられて、せつなくて、いい話でした。演者も良かったです。

ストリッパー物語
URAZARU
オメガ東京(東京都)
2020/01/15 (水) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

Cymbeline -シンベリン-
OKAMI企画
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2020/01/18 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

ベルナルダ・アルバの家
関西芸術座
ABCホール (大阪府)
2020/01/17 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
他人同士でもドロドロするような女性たちの葛藤が家族関係の中で繰り広げられるという重さが、演者1人1人の安定した演技によって表現されており、しっかりと芝居を観たという感覚でした。本当に充実した時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

雉はじめて鳴く
劇団俳優座
俳優座劇場(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/01/19 (日) 14:00
iakuの横山拓也が俳優座に書き下ろした2作目。横山脚本にしては、かなりシビアな展開になっているが、最後は人間を信じていると言えるものになっている。とある高校の37歳女性教員の浦川は、担任するクラスの生徒で、副顧問をしているサッカー部の新キャプテンである、家庭に問題を抱える生徒の健の話を度々聞いているが、実は不倫もしている。新たにスクール・カウンセラーが来ることになって、物語が動く……。横山の作品にしては珍しく「悪い人」が出てくるのだが、それも已むを得ないと思わせる展開は巧い。しかし、結局は健が救われたのか、よく分からない展開が切ない。タイトルは七十二候の一つだが、健の思いを表わしているようだ。
ただし、教頭をちょっとピントがずれた人物として描いているが、実際の学校は校長より教頭(今は副校長と呼ぶことが増えている)を軸に動くことが多いのが現実に思える。

NIGH
劇団粋雅堂
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/01/16 (木) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

『熱狂』『あの記憶の記録』
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/19 (火)公演終了

会社の人事
一般社団法人横浜若葉町計画
WAKABACHO WHARF 若葉町ウォーフ(神奈川県)
2020/01/12 (日) ~ 2020/01/20 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/01/17 (金) 19:00
初めて訪れる劇場で、興味深い作品を観た。ゴドー風のオープニングから、中年男性3人(龍昇・塩野谷正幸・大西一郎)がバーで語り合うシーンに移る。男の一人は定年を迎えるというので、時間軸が前後して、平成の間に起こったのさまざまな出来事を回顧する一方、若い3人(丸山雅也・服部容子・牧凌平)が不思議な物語を紡ぐ。リーディングから始めてレパートリーにしようという試みだそうで、タイトルから予想されるのとはちょっと違った面白い舞台になっていた。役者として大西一郎を観るのは多分初めて。

十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/20 (月)公演終了

ストリッパー物語
URAZARU
オメガ東京(東京都)
2020/01/15 (水) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
「青」チームを拝見いたしました。役者さん達の熱・熱・熱演に最強を誇る私の涙腺調節機能が見事に破壊されてしまいました。

イケてるともだちX
なかないで、毒きのこちゃん
ザ・スズナリ(東京都)
2020/01/11 (土) ~ 2020/01/13 (月)公演終了
満足度★★★★
好みがわかれるところかもしれませんが、自分的には『イケていました!』。
オタク女子の世界とか、何となく突然転校してきて転校していくお友達とか...
主宰の実態が徐々にわかってきていたところだけに(伏せておられるようなんで、あえて詳しく書きませんが...)楽しく拝見させていただきました。
土曜日とはいえ、スズナリにあんだけ動員できるとは...実力かなりつけてきている?毒きのこちゃん?!

岸田さん短編やろうよ
ちーちゃん短編をやろうよ
下北沢 スターダスト(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/18 (土)公演終了
満足度★★★★★
ステージ上の工夫がスゴイ!
イケている演出家はステージを空白にしないのかも?
日澤雄介氏はステージ上に巨大な標本瓶を多数置いたことがありますが、これまた新しい趣向?!
空間を利用した感じですね。
そしてやはり『古くて新しい!岸田國士』
岸田脚本が現代にビビッドに蘇った感じがしました。
スターダストも案外 良い会場かも??
次回も楽しみにしています。

十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
「十二人...」何回目になるか?ですが、やはり面白い!誰がやっても面白い作品なのだろうとは思うのですが、やはり一段と面白かった。熱演もさることながら、客席も満員御礼でして、このところミラクル盛り上がってます?
そんな感じの公演でした。
シアター・ミラクルも頑張ってほしい!
(確かに、ナイゲンってここ発祥な気もしましたね)

スノー・ドロップ
感情7号線
劇場HOPE(東京都)
2020/01/11 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
キャストがとても若くてなおかつ魅力的!今の大学生ってこんなライフスタイルなんだなあ...って思いました。将来が楽しみな団体ですね。

グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2020/01/18 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
満足度★★★
どうしてあのような表現方法が採られたのだろう。自分には分からなかった。でも、現実の世界から距離のある寓話の世界をイメージさせてはくれました。
ほとんどが白一色でしつらえられた世界において、色相や彩度のある存在は、メッセージ性の強いものと推察されたのですけれど、酌み取れない自分が悲しい。緑に変わる木や、海のように寄せてくる青など、印象は強かったのですけれどねぇ・・・上部に現れる字幕と台詞との間に二面性はあるのかとか、表に見えている演者と影を演じている者との間に二面性が認められるのかなど、気にしつつ観ていたのだけれど、これらについても酌み取れない私。見守り支援してくれる者がアコーディオンを弾いている意図も分からない・・・うーん、いろいろモヤモヤしたものを抱えて帰途についた私なのでした。