十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men- 公演情報 feblaboプロデュース「十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    12日20時回が良かったので、おかわり!で、18日15時回を拝見。

    ネタバレBOX

    12日(陪審員2号~6号の後部座席)、18日(8号~12号の後部座席)と、席の位置を180度変えてみて得られた感想2点。

    まず第一に
    既知の6人(安藤悠馬さん、神野剛志さん、夛華正幸さん、長野耕士さん、村松ママンスキーさん、吉田覚丸さん)は勿論のこと
    本公演が初めての6人(金田一央紀さん、小林勇太さん、坂本七秋さん、たかぐちさん、田中零大さん、服部紘二さん)も含めて
    小劇場演劇のフィールドで(も)トップクラスのチカラを有するだろう役者さん達の存在を、改めて認識させられた。

    それから、(これをやると作品のテーマがブレるんだが…)「陪審員5号」役の役者さんに、役柄としては登場しない「スラム街育ちの容疑者の少年」役との二役で演じるバージョンも観てみたいな、と劇中何度も感じた。そう思わされるほどに、セリフの無いときでも、同じスラム街育ちの者が世間からの冷たい眼差しに対して有する葛藤のさまを醸し出していた、安藤悠馬さんの「存在感」を高く評価したい。

    【配役】
    陪審員1号(陪審員長。学校の教師でフットボールのコーチ)
    …吉田覚丸(よしだ・かくまる)さん(3号、10号ほどの確信はなかったものの、やっぱり1号役だった♪)
    2号(気弱だが、冷静な判断もできる銀行員)
    …たかぐちさん
    3号(会社経営者。絶縁中の息子への愛憎が、容疑者の青年に重なってしまう)
    …神野剛志(かんの・たけし)さん
    4号(常に物事を冷静に判断する証券ディーラー)
    …小林勇太さん(はまり役!)
    5号(容疑者と同じスラム育ち故に、容疑者の出自に対する10号の偏見に徐々に怒りを募らせる)
    …安藤悠馬さん
    6号(塗装工。討議が進むにつれて冷静な判断を下すようになる)
    …田中零大(たなか・れお)さん
    7号(容疑者の運命よりもヤンキースの試合が気になる)
    …金田一央紀(きんだいち・おうき)さん
    8号(建築家。容疑者の有罪に合理的な疑いを抱いた唯一の人物。米国民主主義の体現者的キャラ)
    …坂本七秋(さかもと・ちあき)さん
    9号(原作では高齢者だが、本作では高齢者の父親を持つ壮年の男性)
    …村松ママンスキーさん(原作と異なる人物設定で、どうやって高齢者の心情を説明できるかな?と心配したが…杞憂でした)
    10号(中小企業の経営者。スラム街出身者や移民への偏見に満ちた人物)
    …長野耕士(ながの・こうし)さん
    11号(移民の機械職人。米国の民主主義に理想を抱いている)
    …夛華正幸(たか・まさゆき)さん
    12号(人の意見に流されやすい付和雷同な広告マン)
    …服部紘二さん
    係官…池田智哉さん

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    2020/01/19 06:54

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