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私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすがライオンパーマ、といえる面白い作品だった。じつは2月以来控えていたが久々の観劇。

で、記念すべき30回公演とか。フライヤーを見てもオドロオドロ?したデザインで、「私たちは全力でホラーに挑みます」と記されている。メモリアルらしいチカラの入れ具合が、・・・っていうかこれがタイトルなんだぁ!いかにもライパらしい!(笑)

ホラーといっても、そこはライオンパーマ!さすがの構成力で終始笑いとのミックスが巧み。ライパの新しい路線誕生を確信できた。ただ、今回の内容だとちょっと上演時間に冗長感があって、惜しい気がした。

1時間45分ぐらいに凝縮したほうがホラー部分を強調できて、幕が降りた後の余韻が残り、印象的な作品になるんじゃないかな〜、と。




MISHIMA2020

MISHIMA2020

梅田芸術劇場

日生劇場(東京都)

2020/09/21 (月) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

なぜ、いま三島没後50年でこの4編を上演するのか、解らないが、今回上演の一編「真夏の死」は面白く見た。演出は「た組」の加藤拓也。出演は中村ゆりと平原テツ。三島存命中、その後しばらくは一切原作に手を入れられなかったが、今回はかなり原作へのリスペクトはありながらも、切り込んでいる。班女と違ってこちらはもともとが小説である。この脚色が非常にうまくいっている。
日生劇場の大きな舞台に椅子が二脚、そこの男女二人の役者が腰を下ろし、夫婦のモノローグ風に物語を語っていく。始まった途端、失礼ながら、あまり大劇場の経験のない演出・俳優で、いくら1時間の短編とはいえ、これで大丈夫か、と思ったが、どうしてどうして、小さな舞台から少しづつシーンを広げていく段取りなどうまいもので、最後には広い海浜まで目に見えるような気がする。椅子にちょっとした仕掛け(椅子の足だけ延ばして高くなる)があるだけで、こういう構成ができるのは大したもので、俳優二人も大健闘。ことに中村ゆりは、ナレーション風の読みの緩急もうまいし、後段変化していくところもそつがない。
班女は近代能楽集で、麻美れい、中村蒼、橋本愛、演出は熊林弘高、興行側としてはこちらがメインだろうが、三公演では気が乗らないのか、装置は埋めようと考えているのに大きな舞台を持て余し気味で、やはりこの戯曲は紀伊国屋ホールあたりが適度な大きさだと思った。その点でも、「真夏の死」は結局大劇場に負けていない。拾いものの良さであった。
それにしても、コロナ自粛もそろそろ終わりだろうが、ほんとにしらける。こんなことを劇場側が得意そうにやっているようでは、劇場に客なんか戻らないぞ。全興連も政府に唯々諾々としたがっていると肝心の客を逃がしてしまう。

私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

祝30回メモリアル公演 おめでとうございます!
いつもながら全力で真剣にふざけている感が満載で,笑いをこらえるのに大変でした。そして加えて,最後にはホラー色でまとめて,ライパの新たな方向性なんですかね。
2時間15分 こちらも全力で楽しませていただきました。
コロナ対策も丁寧で,しばらくはこれも徹底しなければならず,劇団は大変でしょうが,応援しています,頑張っていきましょう。

MISHIMA2020

MISHIMA2020

梅田芸術劇場

日生劇場(東京都)

2020/09/21 (月) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

三島由紀夫の作品を若い演出家がアレンジして再構築する企画。各一時間に満たない程の中篇で、休憩が二十分入る。NHKのカメラが入っていた。

①『真夏の死』(『summer remind 』)/作・演出:加藤拓也。
中村ゆりさんと平原テツ氏の二人芝居。他に医者の声が入る。椅子に腰掛けた二人でスタート。中村ゆりさんが観客に向け自分の身に起こった出来事を語り始める。夏に家族で海に行くが、一人旅館で昼寝をしている間、子供が二人水死してしまう。子供達の死に対する罪悪感を背負い続けて生きていこうとする話。椅子が高くせり上がってライヴ会場になったり、出産シーンは桃(?)の形に膨らむ巨大なゴム風船だったり工夫が効いている。赤ん坊は巨大なへその緒で表現。中村ゆりさんがひたすら美しかった。

②『班女』近代能楽集より/演出:熊林弘高。
乱歩の世界を美内すずえが漫画化したような話。背後のスクリーンに映像が同時進行で投影されたりする。

ネタバレBOX

加藤氏の魅力はその語り口にある。気の知れた友人に話すような口調で始まり、何となく物語に惹きつけられていく。子供を失った母親の贖罪意識がラスト、同じ場所で新たに授かった赤子を投げ棄てるという行為に終着。波を表現するのは無数の大きな水色のゴムボール、あちらこちらに跳ね続けている。妻の行動を知っていたかのように旅館の窓から夫はただ黙って見つめていた。

大変申し訳ないが、『班女』は衝撃を覚える程つまらなかった。
マッチ売りの少女

マッチ売りの少女

青年団若手自主企画vol.84 櫻内企画

アトリエ春風舎(東京都)

2020/09/26 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

◼️約80分◼️
脚本のせいなのか演出のせいなのかわからないが、単調でくどい劇だった。

ベイジルタウンの女神

ベイジルタウンの女神

キューブ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2020/09/13 (日) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

◼️約210分(途中休憩込み)◼️ケラ版吉本新喜劇、みたいな、わかりやすくてかわいいコメディでした。

ネタバレBOX

スラム街の乞食たちが笑顔でのびのびと踊るシーンが楽し。
私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

下北沢の駅前が、ぐんと広くなる工事の最中のようで、駅を出たとたんに方向を一瞬見失ってしまった。
駅前劇場は、初めて。本当に駅前だ。

さて、『私たちは全力でホラーに挑みます!』。
最初は、オムニバスコントなかと勘違い。進行するにつけ、それらのひとつひとつが結びついていて全体を構成していることに気づく。
たくさん案内メールをいただいたにもかかわらず、この劇団も初めての観劇。1人1人の個性が豊かであり、劇全体がいい味を出しているといった印象を持つ。ああ、もっと前から注目していれば良かったと反省。
劇は、ホラーと呼ぶには程遠く、どちらかというとコメディーでしょうと、見ながら苦笑。しかし、それがかえって好印象を与えてくれる。
客席からわき出るのは、悲鳴ではなく、爆笑の連続。うまく笑いのツボを押さえている。怖い場面は・・・ひとつもなかったと思う。
2時間15分は、このコロナ禍の中で、さらにマスクをしている私の酸欠状態では、少し長かったが、それも杞憂であった。
楽しい(笑)ホラーを見せていただいた。感謝。

バッコスの信女 − ホルスタインの雌

バッコスの信女 − ホルスタインの雌

Q

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2020/09/24 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

Qの『バッコスの信女・ホルスタインの雌』を観劇。

日本一理解出来ない三大劇団は『ワワフラミンゴ』『鳥公園』『Q』だ。
だがその『Q』が岸田戯曲賞を取るという快挙を成し遂げたようだ。

今作はギリシャ悲劇『バッコスの信女』をベースにしていて、それに基づいた展開に近いのかもしれないが、観たこともないので全く分からず。
バッコスの信女で登場するコロス(合唱隊)の登場もあり、顔が人間で身体が牛の半獣、犬、主婦らでテーマの人間の性の営みをR指定–18というぐらいに大胆に描いている。テーマは理解出来なくもないが、これが生の舞台で観劇をしながら捉えられるか?というと甚だ疑問である。
ただ「岸田戯曲賞を取ったのだから必ず面白いはず!」と無理矢理に思い込んで観ていても駄目だったようだ。
岸田戯曲賞は戯曲の出来不出来の判断で決まり、舞台を鑑賞しての結果ではないので審査員は今作を生の舞台で観たらどうなのだろうか?
数々の岸田戯曲賞受賞作品を観たが、初めて撃沈されてしまったようだ。
鴨川ミッドサマードリーム

鴨川ミッドサマードリーム

ヨーロッパ企画

京都府立文化芸術会館(京都府)

2020/09/26 (土) ~ 2020/09/26 (土)公演終了

満足度★★★★★

結構面白かった。笑いあり、涙あり、サプライズありで本当に演出と会場いっぱいに使ってくれたね。

私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

チラシの写真から口裂け女?・・・いやいやそんな簡単に作るわけないだろうと思っていたが・・・♪
ゆる~く始まり軽くギャグを加えながら・・・最後に何でこう繋がってしまうのか・・・いつもながらの面白さだった♪

重ねがさね『無理ばっかり。』

重ねがさね『無理ばっかり。』

Aramacky Presents

ぽんプラザホール(福岡県)

2020/09/19 (土) ~ 2020/09/20 (日)公演終了

満足度★★★

十分な距離を保ちつつの恋愛表現楽しめました。池田さん作もよかったです。

ニューヨークの魔女

ニューヨークの魔女

朝倉薫プロデュース・ガールズハイパーミュージカル

シアターブラッツ(東京都)

2020/09/22 (火) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

9月25日のソワレを観劇。コロナ対策の為に途中換気を兼ねた休憩を入れるというがどうするのかなと心配していたがそこは流石違和感なくまた後半に入れるような流れになっていた。
端的に言ってとてもいい舞台だった。観劇後ふと笑顔が浮かぶような。
座長のミスイメルダのダークな美しさ。狂言まわしのカリンとコリン。彼女たちのおしゃべりでクスリと笑わされる。若者の夢と希望がファンタジーと交差して最後は泣ける。
コロナなんかがなかったらもっとたくさんのお客さんに見てもらいたい、そんな気持ちにさせられる舞台だった。

いきしたい

いきしたい

五反田団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/09/25 (金) ~ 2020/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/09/25 (金) 19:30

65分。休憩なし。

2作目が書けない。

2作目が書けない。

「欠点」

シアター711(東京都)

2020/09/24 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/09/25 (金) 14:30

100分。休憩なし。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

オフィス上の空

シアタートラム(東京都)

2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

とても面白かったです。

私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ホラーといっても笑いを期待。ホラーと笑いのコラボレーション。成功していた。この時期にすごく頑張っていたと思う。それを思うと胸がいっぱいになった。相変わらずの大好きなライパ。これからもまた楽しませてほしい。

ネタバレBOX

換気などよく考えられていて感心した。冒頭バス、メロンパンには爆笑。最後もよく考えられていて全てが繋がって納得。
私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/09/24 (木) 19:30

多数の小ネタには実は有機的なつながりがあって、個々が集まってひとつの総体を作っているというのは、いつものライオンパーマの作風なのだが、最後の30分は背筋にうっすら寒いものを感じるホラーでした。確かに新機軸。

私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

9月の観劇も10本目。ノルマは達成した。
構成がしっかり考えられていて気持ちよく決まっていた。と書きたいところだけれど、各パーツの噛み合い具合がもう一つだったというのが正直な感想。花村怜美さんの団地妻的物腰がツボだった。

ネタバレBOX

冒頭のバスの話は私の大好きな中崎タツヤ「じみへん」の35話と基本ネタが丸被りなのでしょっぱなから脱力した。まあバス通勤したことのある人ならだれでも考えることなので仕方がない。20数年前にTVで中崎タツヤ傑作集とかいう番組があってこの話も紹介されていた。絵はそのままで声が付いていたと思う。感動して彼の作品を買い集めたのだった。
おじいちゃんの口笛

おじいちゃんの口笛

東京演劇アンサンブル

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

 流石、東京演劇アンサンブル。優れた原作を選んでいる。(タイゼツベシミル華5つ☆)
本日、25日(19時開演)はLow Price Dayでもある。

ネタバレBOX


 老境を迎えた老人ニルスと彼の暮らしを支えるホームの老人たちに少年2人(ベッラとウルフ)の殆ど奇跡的な出会いを通じて描き出される老境と少年期との対比作品。誰しもが持つ少年期の様々な悪戯や遊びを通してそれぞれの日常が描かれる。少年らは、前記の事どもがリアルタイムで、ニルスにとっては自らの少年時、亡くなった最愛の妻との思い出、戦争に取られた2人の息子、生まれなかった孫故の現在の孤独が、祖父を持たぬベッラの願い“おじいさんになって下さい”に応え実の祖父と孫として過ごす人生最後の大輪の花火の如く変容し輝く。換言すればニルスの若い時代の記憶がまざまざと蘇り、総てが上手くゆかなかった人生ではあったが、2人の少年に出会ったことでホントに若返ったかのような溌剌とした様が見事に描き出される。殊に少年たちのフレッシュで率直でちょっと悪戯な発想に鼓舞されるニルスの精神の活性化、即ち若返りが描かれることで老いの深みが実に味わい深く描かれる詩的作品。ラストシーンも予測は無論できるが、実際に描かれることの衝撃は極めて大きく胸を打つ。少年を演じた女優さん2人の演技も可成り自然だし、ニルス役が上手いのは当然として、ニルスの友達で元教師のトーラ、ホームで介護などを担当している優しく的確な判断を下すマリアンヌら脇を固める女優さん達の演技もグー。様々なお店を短時間の早着替えで演じ分ける店員さんの動きの早さがコミカルで面白い。また、舞台美術にも極めて優れた工夫が凝らされており、演じる役者さん達の演技が自然に見えるレベル迄キチンと演出が機能している点、照明も含めて雨のシーンの表現の素晴らしさ、歌や口笛が大事なテーマなので音響を的確に抑えている点も見所だ。
脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

オフィス上の空

シアタートラム(東京都)

2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきました!いやあ、面白かった。
何が面白かった、かというとネタバレになるので
以下boxへ。
とにかく、現代の問題てんこ盛りで、あわわー、でした!

ネタバレBOX

二人が性癖的に、エキセントリックな状態で
その混沌とした流れは、そのまま全体の流れになり
ジェンダーの問題等、考えさせられました。

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