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#三等カヨあがれ

#三等カヨあがれ

三等フランソワーズ×カヨコの大発明×ユニットまいあがれ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2025/10/10 (金) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

つかみはナンセンスな笑いで、中盤は心をうるうるさせ、最後は演劇界へのメッセージ、
でもお芝居って良いなあといろいろなことを想像させる力。
もう、満足と言うかあっぱれ❗️です。
10周年おめでとうございます❗️
お芝居観られてありがとう🤟

幸せになるために

幸せになるために

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

Bチームを観劇しました。
明るい雰囲気で進むストーリーが、どんどん悲しく残酷な展開になり、胸が苦しくなりました。
運命の残酷さ、遺族達の思い、亡くなった人達の無念・・日航機墜落事故を忘れてはいけないと、改めて感じました。
搭乗者の測り知れない恐怖、それを考えてしまう遺族・・私が遺族だったら発狂するかもしれないと、色々な思いが頭を離れませんでした。
考えさせられる良い舞台でした。

ジャンク・チャック・ハック

ジャンク・チャック・ハック

劇団身体ゲンゴロウ

千本桜ホール(東京都)

2025/10/10 (金) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
現実と夢の世界が交錯し、登場人物達の葛藤や迷いが伝わってきました。
夢を選ぶのか、安定を選ぶのか、長い物には巻かれよなのか・・リアル感がありました。
役者さん達の演技も良かったです。
等身大の若者を描いた、リアルで不思議で切なさの残る良い舞台でした!

夏の嘘×2

夏の嘘×2

ここ風

「劇」小劇場(東京都)

2025/10/08 (水) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

たった今拝見してきました。外れのない団体さんでお気に入りです。いろいろな事がきれいに回収され、違和感なくいつもながら、良くできた素晴らしいお話でした。いつもの役者さんの安定したお芝居、笑いあり涙あり、最後に心が暖かくなるそんなお話、見事です。今関西ですが、今日本当に観られてよかったです。優しい時間ありがとうございました。

マクベスに告げよー森の女たちの名前を

マクベスに告げよー森の女たちの名前を

MyrtleArts

劇場MOMO(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/12 (日) 14:00

座席1階

現役精神科医のくるみざわしんによる渾身の一作。身体拘束、虐待、薬漬け、そして死亡退院(院内で死亡した患者のこと。退院したわけではない)。これらの現実が強烈なリアリティーをもって描かれる。もちろん、このような精神病院ばかりではないとは思う。しかし、昨今の精神病院での不祥事連発の状況を見ると、これが現実なのかと思えてくる。

冒頭に出てくるのは、死亡退院した女性患者3人。医療によって生命を絶たれた怨念が充満する。古くからこの病院を経営する「創業家」の院長は、ベッドを埋めて診療報酬を稼ごうという指示を事務長や現場に露骨に言い放つ。ベッドに縛りつけて自由を奪う「身体拘束」について、院長は「拘束しないで、患者さんが逆に自殺したとか、転倒骨折したとかの方が怖い」「治療の一環で拘束しているわけで。心が痛むなんてない」繰り返す。これらのセリフは、日本精神科病院協会の現職会長山崎学氏が新聞記者の取材に応じて答えた言葉がそのまま引用されている。客席を戦慄させる緊迫した会話劇だ。

演出は、劇団桟敷童子の東憲司。見ていて、桟敷童子の舞台かと錯覚するような音響、演出がなされている。しかも、桟敷童子のエース大手忍が、病院を変えていく患者という重要な役どころで本領を発揮している。院長役も桟敷童子で、原口健太郎。マートルアーツと桟敷童子のコラボだからこそ実現した迫真の舞台であることは間違いない。

院長の言葉で、「法律に基づいて拘束している」と何度も出てくる。精神保健福祉法のことだが、舞台後のアフタートークで、くるみざわはこの法律を廃止すべきと主張した。障害者権利条約の真逆を行くような法律で、患者の尊厳をまったく考慮せず利益追求だけで行われている精神科医療の現実を見せつけられた後では、確かにその通りかなとも思う。だが、身体拘束は精神科病院だけでなく、高齢者の医療現場でも普通に行われている。そのお題目は「患者さんの安全確保」で家族などから承諾書をとって行われている。治療のため、安全のためとはいえ、患者を人間扱いしない拘束は珍しくない。厚労省は拘束ゼロをうたっているが、現実はかけ離れている。診療報酬の問題、人手不足。理由はさまざまあるが、これを仕方がないと放置している社会でいいのかと思う。

精神科病院に勤めるくるみさわが、この日のアフタートークで興味深いことを言っていた。患者との対話が治療となる精神科医療の現場で、患者の診療時間が増えると多くの患者をこなせないから診療報酬が減って経営にダメージとなるが、「僕はそうなって病院がつぶれてもいいと思っている」。病院がつぶれたら患者さんは困るのだが、3分診療では病気を治すことはできないということだ。精神保健福祉法の在り方も含め、当事者の意見・経験をじっくり聞いて精神科医療を抜本的に変えなければ。この舞台から一般市民が学べることは多い。見るべし。
 

223番のはなし 東京公演

223番のはなし 東京公演

劇団芝居屋かいとうらんま

OFF OFFシアター(東京都)

2025/10/10 (金) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

芥川龍之介の河童を彷彿させる作品かな。不思議な世界感の話で見終わった後本当にその村はあったのかそれとも・・・
ラストまで楽しませてもらいました!

夏の嘘×2

夏の嘘×2

ここ風

「劇」小劇場(東京都)

2025/10/08 (水) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽しい場面が多くて何度も笑わせてもらいました。後半は切ないところもありましたが、人の思いが感じられる内容でとても良かったです。

ワンアクト・ミュージカル・フェスティバル

ワンアクト・ミュージカル・フェスティバル

ワンアクト・ミュージカル・フェス実行委員会

シアター風姿花伝(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

公演は 「1幕物の、3つのミュージカルが火花を散らす。国産ミュージカルの地平を広げるインディーズ発のミュージカル・フェス!」という謳い文句で、同じセットで異なる物語を上演するもの。ミュージカルとして観(魅)せるため、ヘッドセットマイクを(調整)使用しているが 声量をコントロールし安定した音程とリズムで聴かせる。舞台上でピアノの劇伴(奏者は黒衣裳)が情景を豊かにしている。

自分が観たのは「檸檬SOUR」。とても解り易く しかも心に響く内容だ。学生時代に読んだ小説「檸檬」(梶井基次郎/1925年発表)をオマージュしたような作品だが、それを現代風にアレンジしている。小説の冒頭の一文---劇中の台詞にもあるが「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧(おさ)えつけていた。焦燥と云おうか、嫌悪と云おうか」が物語の核心。今から100年前の心情は、今も変わらず人の心に巣くう。天気で言えば どんよりと曇った空、色で言えば 灰色。その暗鬱な基調がだんだんと変化していく様子が見所。それを照明の色彩で見事に表している。珠玉作。
(上演時間1時間20分)

ネタバレBOX

舞台美術は、冒頭 全体的に薄暗く、上手奥は階段、下手奥は白い布が三枚横並びに掛けられている。中央に可動式のカウンター2つと椅子。下手壁際に演奏スペース。場景に応じてカウンターを動かし店内を表す。天井には おしゃれ電球。このセットが 他の演目の時、どのように使われるのだろう。

居酒屋チェーン店のアラフォー店長 山城は、客の容赦ない注文への対応、自分中心のバイト店員との関係、ノルマの上乗せなど、日々の仕事に追われ疲れていた。そんな感情は誰にでもあり、何もかもが嫌になってしまう。いつしか山城の脳内にイマジナリー基次郎が表れる。鬱屈した気持のはけ口が…。或る日、高校の友人 田所が娘 真希を連れて店に来る。そして同じく高校時代の友人 霞を交えて ある計画を…。登場人物は5人+α(演奏者がワンシーンだけ物語へ登場する)で、軽快に紡いでいく。

小説では、鬱陶しいものの象徴である丸善を吹き飛ばしたら といった妄想。山城は 今の諸々の煩わしさに準えて この店をレモン爆弾で爆破させ何もかも無くしたら痛快だと思う。そんなことを考えていたら気持が楽になった。灰色の景色が色鮮やかな景色に変わり、人生の酸いも甘いも嚙み分けてきたような錯覚に捉われる。そうレモンの甘酸っぱさのよう。しかし現実は そう旨くいかない。

気持が晴れた様子、それはカウンターや椅子に上がり、天井から多彩色の照明が浴びせられた姿に見るようだ。灰色が多色の光景に変わる。鬱憤を晴らすような---段ボールを投げる、レモンが散らばるなど心の解放。心の変遷を ミュージカルとして物語に則した自然な発声、正確なピッチとリズムで歌い、観客の心に響くような表現力が好かった。それは5人のキャスト全てに言える。そして劇伴との調和も。
次回公演も楽しみにしております。
シャガ

シャガ

SHEDDING

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

チケットに工夫があり、独特の世界観のある舞台でした。役者陣は動きにキレがあり扇子使いが綺麗。この舞台を観て祠の神様は本当にいるのだと思っています。

ネタバレBOX

予め村の相関図を頭に入れておくと100倍楽しめます。
ワンアクト・ミュージカル・フェスティバル

ワンアクト・ミュージカル・フェスティバル

ワンアクト・ミュージカル・フェス実行委員会

シアター風姿花伝(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Group B『檸檬SOUR』を拝見。主人公は居酒屋チェーンで働くアラフォー店長。ノルマやクレーマー客に振り回される灰色の日々の中、脳内に梶井基次郎が現れるという展開。歌唱もよく、予想以上にと言っては失礼だが、ちゃんとしたミュージカルになっていて楽しめた。

幸せになるために

幸せになるために

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

コミカルで夢のような前半から目を背けたくなるような現実に向かっていくとこが、楽しい日常が一気に落ちていくようで恐ろしかったです。幼い頃、長い夏休みで見たヘリ救助映像が今でも思い出されます。退屈でしょうがなかった子供にも印象深く、何でもないようなことが幸せだったと今となってはしみじみ思います。

幸せになるために

幸せになるために

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

よく考えられたシナリオに演出ですね。感情籠もった演技で見応えあり有り。
小学生の演技も素晴らしかったです。
内容も演技も素晴らしかったので、涙を流されておられたがちらほら見受けられました。
ほぽ満席。

幸せになるために

幸せになるために

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

10月11日B観劇。

ネタバレBOX

重い話なのに、重くならない感じで良かったです。
幸せになるために

幸せになるために

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

内容的に語弊があるが 面白い、お薦め。
説明にある「1985年8月12日に起きた日航機墜落事故」のドキュメンタリー演劇のようであるが、それを実体験するようなイマーシブ感が凄い。少しネタバレするが、会場を「日本航空123便」に見立て 観客は乗客といったところ。場内は客室乗務員の制服を着たキャストが案内する。墜落直前は、客席通路で乗務員が非常時対応の指示をする。場内全体がダッチロールするような臨場感そして没入感に驚く、同時に舞台上の情景が…。

映画撮影の劇中劇のような描き方、そこに集まった人々の想いが違った筋書きへ変えていく。日航機墜落事故から今年で40年、遺族の悲しみは癒えることはない。物語は、遺族や関わった人々だけの問題ではなく、二度と遭ってはならないという警鐘でもある。内容的には重いが、“STRAYDOG”らしい 歌やダンスといったエンタメ性で観(魅)せる。そのバランス感覚のすばらしさ、観応え十分。
(上演時間2時間 休憩なし)【B】

ネタバレBOX

舞台美術は、正面奥に大スクリーンといくつかのパイプ椅子があるだけ。

物語は 説明にある「とある廃工場に映画の撮影で集まった人々・・和気藹々」といった描き方で、撮影も「ハドソン川の奇跡」のような筋書。しかし 集まっていたのは、日航機墜落事故の遺族。そして墜落の事実 その裏に隠された真実を知るための筋書へ変わっていく。国家機密の隠ぺい説など、いろいろな憶測が飛び交う。

前半は、123便の乗客の生前の暮らしを点描し、変哲のない幸せな日々が紡がれていく。その狂言回し的存在が 鳥居みゆき さん。客室乗務員だったが、当日非番のため事故に遭わなかった。そんな複雑な思いを抱えたまま生きている。
後半は、事故現場の様子が凄まじい。自衛隊の救助、医療隊の救護の状況を 早口で実況するように喋る。その姿を 天井からの白銀のスポットライトまたはバックサスで照らし印象的に演出する。その場の緊張感・緊迫感がヒシヒシと伝わる。その後、パイプ椅子を並べ、その上にシーツを被せ遺体収容所を出現する。遺体との対面シーンは悲しみで胸が締め付けられる。その時は暖色照明で、実に巧みに心情を浮き上がらせる。

墜落状況はスクリーンに飛行映像を映し、舞台上では 乗客が家族などに向けて書いたであろう手記/メモを傍白する。先に記したように乗務員に扮したキャストが通路で身振り手振りを交え 動き絶叫する。会場床が揺れ、本当に機内にいるような錯覚に陥る。その臨場感に圧倒される。
悲しみは、嘆くだけではなく 抱きしめるもの。ラストは「上を向いて歩こう」の歌。
次回公演も楽しみにしております。
幸せになるために

幸せになるために

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

やはり、外れはない団体さん。今回も2時間という時間を忘れてしまう物語の運びで、良くできた作品。役者の皆さんのお芝居も心に響く、素晴らしいものでした。観てよかったと思う内容でした。いい時間を過ごせました。ありがとうございました。

白貝

白貝

やみ・あがりシアター

浅草九劇(東京都)

2025/10/08 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/11 (土) 17:00

いやー、また笠浦の「アタマオカシイ」(誉めています)が炸裂してる。129分。
 何が何だか分からない展開の中に隠された2重の謎。一つ目の謎が、なんでなかなか解けないんだ、という謎に上書きされ、最初は何が何だか分からなくなるけど、後半で一気に回収される。笠浦はやっぱり頭オカシイ(誉めてる)。

劇場の魔法使い

劇場の魔法使い

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2025/10/11 (土) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

「ダンスのある星に生まれて2025」内の演目のひとつ。「劇場が踊り出す!?」というコンセプトにはさすがの一言。自由で柔軟な発想を大事にされる劇場ならでは。劇場の機構や装置をもちいて、音や光と合わせた上演。観劇前は「ダンス公演の、ダンサーが登場しない版(観客が出演ダンサーを想像で補う上演)」と予想していましたが、そうではなく、実際に「物体が動く」ことにこだわりを持った上演と感じました。

ネタバレBOX

僕はついつい「想像力で補えば何でも演劇になる」などと考えてしまうのですが、今作はそうではありませんでした。一本のホウキが登場し、歩いたり、空を飛んだり、様々な表現をします(余談ですが、このホウキが妙に人間らしい存在に思えてくることが不思議でした)。その他、大きな布を用いたり、機材を吊るすバトンをダイナミックに動かしたり、大音量の音楽でシーンを演出したり(大音量が出せることも劇場のひとつの機構ですね)、普段は舞台上で黒子役に徹する「劇場機構」が主役に躍り出た上演でした。時間にして約10分強ですが、観客の脳内にはそれぞれの物語が浮かんだと思います。
クロッシング☆落語

クロッシング☆落語

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)

2025/10/11 (土) ~ 2025/10/11 (土)公演終了

実演鑑賞

「ダンスのある星に生まれて2025」内の演目のひとつ。タイトル通り「ダンスと落語の交差・交流」と解釈できます。演劇やダンス公演でよく使用される「小ホール」の中央に高座を設け、上方の噺家さんなので見台・膝隠しも用意されています。通常の客席に加えて、桟敷席のような座布団席も用意。会場内にはカラフルな風船が置かれ、お子さんもリラックスして鑑賞できる配慮を感じます。演目は、前座さんは古典落語『平林』を、桂三四郎さんは自作の新作落語『一番のファンでいて』を口演していました。

ネタバレBOX

クロッシングということで言えば、三四郎さんの『一番のファンでいて』がそれに該当します。とあるラジオパーソナリティ(女性)と、天然キャラのパートナー(男性)の二人が登場。日々の失敗談などをおもしろおかしくラジオで紹介することで、その番組は人気を博します。ある日、男性が女性にサプライズを仕掛けようと、フラッシュモブを手配するのだが……。

このフラッシュモブがダンス要素となり、実際にダンサー役の出演者が高座を取り囲みながら踊るなど、新作落語の中に複数回登場します。落語は座った状態での身体表現も豊富なので、そこへ敢えてダンスを導入する方法に着目していましたが、こういう展開は予想しておらず、新鮮に観ることができました。途中でLINE風画面を用いた映像ネタを注入するなど、寄席ではできないことに果敢にチャレンジしている印象を受けました。
∞人姉妹/夜を泳ぐ

∞人姉妹/夜を泳ぐ

アムリタ

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2025/10/11 (土) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

超オススメ!!!素晴らしかった...(なんで、こうあってしまったんだろうという)こんな世界で日々で日常で、個として群れとして疲弊、絶望を重ねる人間の心身/内面を優しく掬って見せてもらいながら“それでも”という。例えば思想信条主義主張等の折り合う事が困難な対立が深刻な正に今、今日、明日、いずれに立っていてもこちらを観てみたらいいなって思った。とても慈しみあるやさしくパキっとした真摯な演劇。役者御三方素晴らしい。素晴らしい演劇の素晴らしい人達。身を委ねてた。そして、ふわぁっと拡がり巡る、そういう演劇が大好きだなぁ。

幸せになるために

幸せになるために

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/10/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

二度目のSTRAYDOG。毎回公演の案内を見るに予想がつかないこれも一つ。ただ想像の範疇は一度目に見た「俳優たち」の空気感、年齢層が20代~30代という所(ベテラン勢も若干数は居るのだろうけれど)から来る芝居の質感も固有のそれで、父役と子役を同じ年代のキャストがやるものだから、とりわけ今回のような群像劇は最初は混沌として見える。
だがそんな「見えにくさ」はやがて溶解し、ドラマがなだれ込んで来る。
メタ性を遊ぶ感覚(客への意識の顕在化)で軽やかさを出しながら、今作が取り上げるシビアな題材に直裁に語らせるという事がある。少なからず驚かされた。
観始めて「おや?」と見ると鳥居みゆきであった。異質な存在も包摂して成り立っている芝居。ドキュメントとフィクションの狭間で後者の強い作風にもかかわらず、強烈に芝居に突入してくるドキュメントも包摂される。後日ネタバレ含め追記。

ネタバレBOX

日航機墜落事件(1985年)を扱った舞台として思い出すのはNODAMAP「フェイクスピア」(シェイクスピア四大悲劇やイタコと絡めて最後の最後にこの事件がジャンボジェット機の機首が突如顕われるかのように顕われ仰天、震撼となったものである)。公演概要も読まずに観劇に及んだが、「あの事件」を描いた作品である事は序盤で説明され、回帰的に乗客それぞれの前日譚を描く形になっている。つまりはNODAMAPとは真逆のネタバレ先行だが、歴史事実と向き合う正当な順序ではあり、オーソドックスなドラマの構成でもある。冒頭そして最後を客室乗務員役として引受ける客演・鳥居みゆきが独特な演技だが不思議な存在感。そして本編の大部分は坂本九をモデルとした一家を含む五組の乗客家族の「死へと向う」それぞれの人生模様と日常であるが、事故を挟んだ「その後」の姿、証言もある。また予期せぬ要素として、一部で囁かれている救助を遅らせた真の原因=墜落原因は米軍機との接触でありその隠蔽のために時間を要したとの疑惑を取り上げ、語らせる。
時間を戻して5家族の群像・・九ちゃん一家は音楽畑の妻と娘。父母を離れて初めて三姉妹そろっての大阪旅行、細部は忘れたが家族思いの父を送り出す妻と長男とその妹、老父母が送り出した娘、そして別れた夫も同意で息子を一人で大阪行きの飛行機へ乗せた母(鳥居)。日航123号がついに飛び立つ。機体後部で激突音がする。事態が急を告げ、RED THEATERの縦二列の通路を客室乗務員が右往左往し、劇場全体が緊迫の空気に飲まれる。既に人物たちに共鳴している心がその現場へと同道させる。カウントダウン、地上激突の瞬間(閃光と衝撃音)、そして救助場面へとなだれ込む。その前段に救助に当った自衛隊員の、今まさにヘリから降り立った時点を描写する語り=証言がある。バラバラに散った肉片を見た救助隊員らの衝撃を迷彩服の男らが限界ギリギリの声量と速さで伝える。戦場や災害で衝撃的場面に遭遇した人間は反射的な落涙を経験するというその衝撃を、隊員らは言語化して伝え、観客はそれに共振して落涙に誘われる。作者なりの描写であるが前半思いも寄らない40年前実際にあった修羅場が再現される。
炭と化した遺体(従って誰のものかも判らない)と対面する遺族の証言と場面から、遺族同士の励まし合う場面、娘らが帰って来る日を待って40年を過ごした(乗り切った)という主婦が、飲酒依存となった姿も。だがドラマは収束して行く。亡くなった娘らが母に言う「帰って来るわけないじゃん。」けど「ずっと傍に居るよ」。五組の家族は一組、また一組死者と出会い、去って行く。最後に残った鳥居の前にも、やがて息子が現われる。人生の意味への問いに直面するのは必ずしも不条理な事故の経験者に限らず、不条理が日常化している人々が今この時にも生きている。その人たちとの共鳴、あるいは連帯というものを予感させる感動を紡いだ所に脚本家森岡氏の骨を見たような。
出演者多数であったが、場面転換に付随する衣裳の早替え(客室乗務員の制服へ、また迷彩服へ)も中々のもの。歌唱レベルも高く興醒めさせる事がなかった。

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