
料理昇降機
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2025/06/20 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ミステリー風な描き方で、これから物語がどのように展開していくのか 興味を惹く巧さ。薄暗く 陰湿な雰囲気が漂っている地下室に、男が2人。
会話は、間のとり方が絶妙なのか分からないが、長い沈黙と訥々としたテンポに妙な苛立ちを感じる。それも 冒頭だけ。お互いを意識し、内心を探り合うような素振りが肝。タイトル「料理昇降機」は料理(情報)を提供するのではなく…。
(上演時間1時間30分 休憩なし)

今時な運命のシンデレラ
SFIDA ENTERTAINMENT
劇場MOMO(東京都)
2025/06/17 (火) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
玉川来夢さんがゲスト扱いで出演。
M(マッチング)、C(カップリング)の両チーム観劇。まずは17日ソワレのMチームについて。
ゲスト扱いが3人で、公演日によって交代。玉川ちゃんは17、19日。自分は17日しか行けないので必然的にMチームに。
いわゆる日替わりゲストと思って観劇に臨んだところ、冒頭いきなり登場。あれま、もしかして出番はここだけ?ところがどっこい、出番はたくさんありました。事実上のトリプルキャストですね。しかもかなり重要な役で。うれしい誤算でしたね。
九条麗華役の荒木双葉さん。写真ではそうでもないのですが、演技中は後藤郁さんにすごく似ていて驚きました。

キンギンヒシャカク
Soymilk Stage
シアターサンモール(東京都)
2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
とってもおバカな学園コメディ、テスりまくるツッコミが多すぎですが、なかなかに楽しめました。今のトレンドですかね。

徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

黒いのは大抵、白いのよりほんの少し高い音で鳴く。
空想実現集団TOY'sBOX
北池袋 新生館シアター(東京都)
2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

北欧神話の世界
カプセル兵団
三鷹Ri劇場(旧 三鷹RIスタジオ)(東京都)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。朗読劇の題材が妙。
自分が経験する、またはTV・映画を見る、(私)小説を読むなど、何らかの媒体で見聞きすることは 何となくイメージが出来る。それは その世界観の枠(範囲)の中で想像することが出来る に止まる。いくら劇団が創作しても ある程度イメージは出来る。しかし 神話の世界は未知、その自由度は大きく興味は尽きない。カプセル兵団の「神話の世界」シリーズは、その醍醐味を十分 味わわせてくれる。不思議な物語へ誘ってくれる。これがアクティブイマジネーション朗読劇の魅力。
(上演時間2時間30分 休憩なし)

骨と肉
JACROW
シアタートラム(東京都)
2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初JACROWでしたが、最前列で見れたのですごい迫力!三味線もカッコいい!
リングを使った演出も面白くてすぐにのめりこんでしまいました。

料理昇降機
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2025/06/20 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
間の取り方が素晴らしいですね。
入場時に渡されたしおりに二度見が勧められいましたが、そんな感じを思わさせる作品。
たった二人だけの会話劇で見応えあり有り。

アクラム・カーン『ジャングル・ブック』
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
視覚面の感想としては、アニメーション映像を多用した演出、動物たちの映像表現などは見応えがありました。そして何より、ダンサーたちの身体表現には強い意思と説得力が宿っていたと思います。物語面の感想は、独自解釈や要素がしっかり挿入されており、アクラム・カーンが今作に寄せる想い、情熱などが伝わってきます。物語だけを抽出して捉えれば、かなり大胆な改訂と言えるでしょう。ただ、賛否が巻き起こるような改訂ではなく、現代社会を強く意識した、いま上演する意義のある改訂作だと思いました。

『from HOUSE to HOUSE』
終のすみか
劇場HOPE(東京都)
2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「家の中」を舞台にした二作品の再演企画。『Deep in the woods』は昨年の上演を別の劇場で拝見していたので、今回は『I'll BE OKAY』を観劇。観劇後にはタイトルの意味が染みる。上演の特徴として、男女二人の出演者が全登場人物を演じ、特に中心的存在の男性「カキヤ」を二名が交互に演じること。演劇上演においてそれほど珍しいことではないものの、観客の想像力が介入する余地が生まれ、良い効果を生んでいました。

Pica
ハトノス
現代座会館(東京都)
2025/06/15 (日) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
広島の「黒い雨」訴訟をモチーフに、戦中、戦後、そして現代を描いた一作。広島と関連する題材を取り扱う団体ですが、東京を拠点に活動しているそうです。今作で初の広島公演を行うとか。良い意味で若い世代が中心となり創作した一作に感じられ、状況を客観視しようとする姿勢や現代人としての素直な感情の吐露など、戦争を取り扱いつつ、等身大の表現を模索する姿が印象的でした。

秘密
劇団普通
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2025/05/30 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
2022年王子小劇場での初演作の再演。6月8日まで三鷹市芸術文化センター・星のホール。130分。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/06/post-2d2aea.html

仮面夫婦の鑑
高円寺K'sスタジオ本館
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前回同様、無料公演。ご案内をいただき最終日に観劇。打ち上げの案内もあったが、残念ながら それは遠慮させてもらった。脚本は、横山拓也 氏(iaku)で、妻と夫の価値観の違いを交差させ、それぞれの心情を巧みに描いた夫婦劇。
物語は 夫が、自分の長期出張中に妻が美容整形(二重)を施したことを詰るところから始まる。そして 自分はその仕返しに「中の下」の顔に整形した。その結果、会社に行けなくなり失職、現在は失業保険で生活している。妻は自分の顔にコンプレックスを持っており、二重にすることで自信がついた。妻の たかが二重、されど二重の夫の かみ合わない会話が面白可笑しく展開する。妻は、自分の顔が平凡だから 夫は安心していた、要は この程度の女の相手は 自分しかいないと見下していたのだ と言う。漂流するような口喧嘩の結末は…。
(上演時間50分)

餓鬼の断食vol.4.5『スイッチ』『対岸は、火事。』
餓鬼の断食
ウイングフィールド(大阪府)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

『スイッチ』『対岸は、火事。』
餓鬼の断食
ウイングフィールド(大阪府)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
再演
個人的にはスイッチが好きかも
パワーアップしてるし、若者の恋路や心境が爆弾のように吐き出される会話劇
おすすめデス

Triangle〜おばあちゃんのセントウ記〜
劇団フジ
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2025/06/21 (土) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
トライアングルはおばあちゃん、孫、曾孫のこと
セントウキは銭湯記なんだろうな〜
とてもハートフルな話 3回泣きました
とても良かったです
また観たいです

見果てぬ夢
劇団「すずしろ」
箕面市立メイプルホール・小ホール(大阪府)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
劇場を間違えて、ギリギリに…
シニア劇団ながら、セリフを間違えることも無く、めちゃくちゃスムーズに進む
内容も面白くて、めちゃくちゃ満足
皆楽しみながら演じてましたね
また観たいです

夜半にひとり
どんぐり企画
武庫川KCスタジオ(兵庫県)
2025/06/21 (土) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
30✕2本の短い作品では有ったが、めちゃくちゃ良かった🥳
病んでる3人の若い社会人 やる気スイッチはみつかった?
同じ夢を追いながら、一方は夢に 一方は現実に
この劇団らしさが感じられた作品

もうひとりのわたしへ
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2025/06/21 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
上演時間は、約1時間45分(途中休憩無)。
演劇でラップといえば最近は杉原邦生演出作品という印象が強いが、
ラップとはかけ離れ真逆にあるイメージの文学座がそのラップを
劇中に本格的に取り入れ、果敢に挑んだ意欲作。
恰好のタイミングで入るラップも様になっており、
また、抽象舞台美術などを含む演出面の影響もあってか、
この作者の作品としては洗練感があり、スマートな印象。
全体的に大林作品のSFファンタジー系パラレルワールドの
雰囲気をやや漂わせつつも、世界線の行き着く先にあるものは...
作品構造やテーマなどONEOR8での『かれこれ、これから』に
相通ずるものがある。というより、自他や時間軸の認識のゆらぎ、
混沌化、状態の重ね合わせにまでメタ的に踏み込んだことで、
さらにリープし作品がより深化している感すらある。
最後は、近未来的装いの横田さん扮するスケール/大(役名)の
独擅場で、いいところをすべてもっていった印象あり。また、
途中はもちろんのことエンディング間際まで役者いじりの
小ネタや自虐ネタに近いセリフを放り込んでくるあたりも、
当て書き名手の作者らしさの表れか。

野火
世田谷シルク
聖天通劇場(大阪府)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
直近で映画も拝見し、違いを堪能する為に拝見
映画は目を瞑りたくなる様な映像(ま、ソレはそれでリアリティ感じるけど)も有ったが、今回は一人芝居で、自分の貧弱な創造性を掻き立てながら背景 旨すぎ 流石青年団の流れを組んでいるだけ有り迫力満点 良かったです!