最新の観てきた!クチコミ一覧

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男ばかりの会話劇 『アベンジャーズ Ver2014』

男ばかりの会話劇 『アベンジャーズ Ver2014』

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2014/09/10 (水) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/金曜の夜、八幡山で
[カプセル兵団EX公演]の
【男ばかりの会話劇 『アベンジャーズ Ver2014』】
を観てきました☆
面白かったです。
大集合したヒーローたちの織り成す、
カプセル兵団ワールド♪
役者さんたちがナイス!
アドリブも面白すぎです☆
観劇日記をブログに書きました。

すばらしい日だ金がいる

すばらしい日だ金がいる

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

2回目です。
私が常々思う言葉の持つ力や頼りなさや不安とか、どうして同じ日本語を話しているのに通じ合えないのか・・・なんて思う気持を、今日もたっぷりと観せてもらいました。
大野さんはいったい何から逃げてるんだろうか・・・・と、今日も考えます。
親になろうとしたところから、ひょっとしたら逃げたい!が始まってたのかも・・・と、時々逃げたい私は思いました。

音楽がとても良いです。
そしていつもながら冷静な視点が、好きです。
虫の糸山さんがかわいかった(笑)

ネタバレBOX

最後の娘の台詞に本来ならば叔母さんたちというところを、妹さんたち・・・と、言うところに二人の距離を感じました。
座敷父さんと未来少女

座敷父さんと未来少女

劇団ハーベイ・スランフェンバーガーのみる夢

市田邸(東京都)

2015/10/18 (日) ~ 2015/10/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1632(15-321)
19:00の回(晴)。
18:28受付、開場。10/18(15:00)に続いて2回目です。19:09開演~20:03終演。

やはり、初回の15:00(昼間)とはやや印象が違いました、闇(戦争の影)と定め...でしょうか。

すれ違っているようで必ず交わることになる線(時間軸)、時空を超えたコミュニケーションが情感豊かに描かれていたように思います。

日をおいての公演(4ステ)。今夜は満席の様でした。

モノローグ、客席への語りかけ、シーンの重ね合わせなども少女の心の揺れに乗って伝わってきます。

説明に「ファンタジー」とあり、「ある日どこかで(Somewhere in Time)」にも近いかな。

役者さんのお名前を訊き忘れました。

上善如水か...。

Kiss Me You ~がんばったシンプー達へ~

Kiss Me You ~がんばったシンプー達へ~

株式会社エアースタジオ(Air studio)

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

A公演(9公演目):千秋楽
最後は、スタンディングオベーションの素晴らしい舞台でした。
全9回、毎回、一つ一つのお芝居に、”想い”が感じられる、素敵な舞台でした。

ネタバレBOX

うつみ宮土理さんのモノマネは必見でした。
夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

pit北/区域(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

快便
ドアを入るなり、ピャー!!の雰囲気。見るだけで健康になれるような作品でした。当分便秘には縁がなく、今年の夏も乗り切れそうです。塚田さんらしき人、客席にいたような気がします。

こわくないこわくない

こわくないこわくない

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

これまでとは一味違って
劇団にとっては新しい役者さんが多数出演。
そのことで、これまでには描きえなかったニュアンスが舞台に生まれていたような気がします。

観ていて時間があっという間、面白かったです

ネタバレBOX

冒頭から偽悪的にも思えるモラルハザードがてんこ盛りなのだけれど、舞台の切れから生まれる軽質さとともに、徒な嫌悪感を抱かせることなく物語に編み上げてしまう作劇の力があって、笑いつつ、そこからの展開にあれよと取り込まれてしまう。物語の設定や展開に差し込まれた、ありえないようなでも現実と完全に乖離させない誇張、児童ポルノ、育児放棄、人身売買、親の倫理喪失からひき逃げに至るまで、本来加害者である側の登場人物たちのロジックが、どす黒いのだけれど妙にあるあるで、キャッチ―で、しかも作り込まれたコミカルなテイストがあって、観る側に物語を手放すことをさせない、彼らの理屈とともに組み上げられ、滲み出してくるロール達のそれぞれが抱える感覚のひとつずつが、不思議な実存感とともに訪れる。

それらは、男たちの自ら抗することのできない欲望などもこの劇団の持ち味である歪みとともに晒しつつ、でも、意外なことに、よしんば歪んでいても人がその根源にもつ情や女性たちの母性なども舞台に描き出していく。

そうして、作り手がイノセントな少女たちや母性なども紡ぎ入れて、丁寧につなぎ広げていく物語の顛末を追いかけていくと、そりゃもう、手練れの役者達がクロムモリブデンならではの世界のデフォルメのありようだけでも十分にタフで可笑しいのですが、次第に対象となる子供たちの天真爛漫さというか無垢さが、その歪みの重なりや狭間をこともなげに乗り越え潜り抜けていく姿に捉われてしまう。

「殺処分♪」とはしゃぐ彼女たちが置かれている境遇は、本来ドナドナが聞こえてきそうなシチューエションの哀愁があるはずなのだけれど、少なくとも物語の中の彼女たちにはその感覚がしなやかに欠落していて、そのイノセンスに裏打ちされた自由奔放さが、観る側に置かれた歪んだ世界をするりと潜り抜け、彼女たちの歩みや、さらには彼女たちの視座からの世界に観る側を取り込んでしまうのです。

なにか、観ていて、世の中に蔓延する様々な杞憂に徒に縛られすぎずに生きることが、むしろこういう世の中にはとても大切なことのように思えてきた。そりゃ、当節何も知らずに自由に生きていけば、いろんなことに巻き込まれたりぶち当たったりこともあるのだろうけれど、でもそのおそれに縛られることなく世の中は歩めばビビッドで素敵な廻りも生まれる。なんだろ、社会のどす黒さは確かにあって、でもそれを憂いてただひきこもり息を詰まらせることはない。作り手がこんな世の中ではございますが、自分の思うがままに生きたとしても、頭でっかちな世間で喧伝されるようには「こわくない」んだよと、諭しているようにも感じられたことでした。

真夏の少年

真夏の少年

『熱きロマンを胸に、生きる勇気と希望を与えるべく突っ走り続ける奴ら。』

ザ・ポケット(東京都)

2014/07/22 (火) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

歌とダンス
内容も非常に濃く、笑い、感動し、とても素晴らしかった。

場面、場面で歌とダンスを織り交ぜた演習は絶品です。

何度でも見たくなる本当に素敵な舞台でした。

『木馬の鼻』第三公演都市≪名古屋≫

『木馬の鼻』第三公演都市≪名古屋≫

劇団唐ゼミ☆

城山八幡宮(愛知県)

2014/09/27 (土) ~ 2014/09/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

城山八幡宮での野外公演
谷也(たにや)は、デパートの屋上の遊園地の清掃係。毎日、遊具についたハトの糞をきれいに拭くのが彼の仕事。仕事から帰宅すると、谷也は箪笥の中に彼の姉が設えてくれた箪笥ベッドに籠り、一人空想の世界で遊ぶことを密かな楽しみとしていた。そんなある日、翌日に子供たちがたくさん訪れるというのに、メリーゴーランドの木馬の鼻に付いた糞を拭き忘れるという、重大なミスを犯したまま帰宅してしまった。激しく自責の念にかられる谷也を追い立てるように、デパートの専務と遊園地の園長が木馬を連れて谷也の元へとやってくる。そして、そこから奇想天外、 抱腹絶倒のストーリーが展開する。

ネタバレBOX

谷也は、箪笥屋を営む姉と二人暮らし。姉は、隣のラーメン屋の男といい仲になっている様子。平和に暮らしていた二人に、降って湧いたような立ち退きの話が持ち込まれる。そのわけは、デパートの遊園地までの一本道を作るために、あたり一帯を区画整理するというのだった。それも、町内会長である喫茶ピサロの店長が勝手に決めた話だった。谷也と姉は、立ち退きの印鑑を押したくなくて、隣のラーメン屋を伴い、谷也の箪笥の中から、彼の理想郷である古代インカ帝国のマチュピチュへと向かう。その冒険の旅の中で、谷也は様々な体験をし、逞しく成長していく。最後には、彼の空想の入り口としていた箪笥を壊されてしまうけれど、谷也はめげずに現実に立ち向かっていく。谷也とは「谷なり」という意味で、彼自身がマチュピチュへの入り口だったのだ。
神社の境内を効果的に使った演出で、ラストは舞台崩しとなり、トラックが二台繋がれてできた舞台が左右に分かれ、周囲に張り巡らされた幕が落ち、大きな馬に乗って谷也は生き生きと駆けて行ってしまった。壮大な冒険物語は、爽快に幕を閉じた。
冒険の旅の途中で、登場人物たちとの面白おかしいやりとりは、無条件に笑えます。隣の年配のご婦人二人が、「昔は、こんなお芝居、よく観たわよねぇ。おもしろいわ〜」とおっしゃっていましたが、古き良き時代の芝居小屋にいるような、そんな楽しい雰囲気でした。50〜60人いた観客の年齢層は熟年以上が多く、若いカップルやお子さん連れの方もいらっしゃいました。でも、どの年齢層の方も素直に笑える、楽しいお芝居でした。横浜国大の唐ゼミナールから発足したというこの唐ゼミは、横国出身の演出家や看板女優の方が中心となって活動しているようです。前座のパフォーマンスも、横国の現役学生の方たちで構成され、本編とクロスする内容での歌とお芝居で雰囲気を盛り上げてくれていました。上演する場所に合わせて、地方ごとに少しずつ変わるという演出も見ものです。谷也たちと一緒に、冒険の旅を満喫しました。
喜劇 自称スパイ山田十八朗74歳

喜劇 自称スパイ山田十八朗74歳

劇団ズーズーC

秋葉原ズーズーC劇場(東京都)

2014/06/28 (土) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

本当にスパイなのか?
相変わらずクドい会話で笑いを取りながらの2時間。
会場は満員で、しかも、最前列は女子高生が占領。もしかして、これってブレイクの予兆?

BLACK GATE

BLACK GATE

謎のモダン館

メルカつきまち市民生活プラザホール(長崎県)

2014/07/06 (日) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

謎の現象
あのとき起こったことは、言葉にしたら消えてしまいそうで、そうなるのがいやで、文字にしたくありません。けれど、表現しなければ、何が起こったかを伝えることはできません。人の世はつねづね難しいです。生きていくことがつらくて、生きていくことに意味を見出せないでなぜ生きているんだろう何故私は生きているのかな、そういったことはきっとどなたでも思うことがあるんじゃないでしょうか。その答えは、ないよ、と言い切ることができる方もいらっしゃれば、またそうは思いながらも言い切ることは出来ず、もがきながら意味を見つけようとする方もいる。たとえば猫はそんなこと考えながら生きているのかな?そんなふうには見えません。犬だってそうです。いつも元気です。猫はある意味悟っているように見えます。BLACK GATE。ほんとうにこの舞台を観に行くことができてよかったです。この舞台を創られた全ての方に感謝と賛辞を申し上げます。ありがとう!

紅蓮、ふたたび

紅蓮、ふたたび

ACRAFT

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/10/08 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドキドキ
2日目に観てきました。あの舞台の上で憎しみみたいなものだったり、切ない想いだったり、愛おしい想い、愛情…と色々な感情が渦巻いていて終わった後はなんだかとても苦しいような…かなりドキドキしてました。もちろんボクラ団義さんなので殺陣は見所で同じ俳優さんでもそんなに役によって変わるんだって興奮しました。また、衣装の色もあえて変えたりと、すごい意味があるな…って思いました。
観てから数日たちましたが…とても気になり、またあのドキドキを味わいたくて、もう一公演観よう!!とチケットを取りました。

追憶のタキシーダンサー

追憶のタキシーダンサー

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2016/08/19 (金) ~ 2016/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

後半戦に更に期待
初日、2日目と観劇。うん、ドガ見に浅草行くのが本当に楽しみになってきた。 高円寺でやった「問わず語り」とは趣が違うけどさすがこちらは本編という出来ですね。 丸山さん、ゆうきさんもすっかり今やドガの中心で安定した演技です。 エロ、グロ、ナンセンスそして光とダンス。今回は光がまた良かったなあ。さあ明日からまた行くぞ浅草へ!

シェブールの雨傘

シェブールの雨傘

東宝

シアタークリエ(東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2014/09/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

それでも、人は幸せを選んで生きていく。
恥ずかしながら映画未見ですが(恋愛ものは苦手)、
今なお元気に活躍中のシェル・ルグランによる
繰り返されるあのメロディ、超有名な主題歌が素晴らしい。
「レ・ミゼ」のようにすべてのセリフは歌で歌われ、
普通のセリフがないのですが、全く気にならずに
スムーズに世界に入り込めました。

意図しているのか、事前にイメージしていた
「カラフルな雨傘でのダンス」のような華やかさがない。
舞台となるシェルブールの街のイメージもあまりない。

映画についてこれまで単なるラブストーリーと
思い込んでいましたが、実は背景に戦争・徴兵が
ある大人の物語。
恋は人生のすべてじゃない。
戦争に翻弄される二人の人生。
人はどんなときも幸せを求め続けて変わっていく。
どんなことが起きても幸せを選んで生きていくということ。
思ったよりも「深い」ことを考えさせられました。

I LOVE LIFE

I LOVE LIFE

空飛ぶ猫☆魂

小劇場B1(東京都)

2014/10/11 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

台風の中の『雨のち、奇跡』
オムニバス、とのことだったのですが、完全に別れた話ではなく、全てが繋がっているお話でした。
同じ時間軸の中で、だんだんと視点を変えていく感じ。
いろんな人が、思いが、交差して、重なって行く、そんな舞台でした。

以下、パンフレット記載文を引用しつつの感想です。
私はパンフレットは観劇前には見なかったのですが、読んでから観てもよかったかもしれません。

ネタバレBOX

第一話『季節外れの軌跡』


未来を予知してしまう男。でも、望むことを予知できるわけではない。予知できるのはどうでもいいことばかり。
皮膚の病気を発病し、紫外線を避けて生きている男。生きる意味や、自分の役割を模索している。



『モノローグ』とか『長台詞』とか、そんな演劇のご都合、のような表現の描き方が凄く好きでした。
ああ、舞台だな。ああ、演劇だな。って思いました。
演劇的な、演劇でしか、見れないものだと思います。

1話の時点では、はっきりとした区切りがあるかと思っていたのですが、1話は本当にはじまりという感じでした。

見えてしまった、見たくなかった未来。
それが変わることがあるなら、奇跡。
奇跡が起これば、奇跡が起こるかもしれない。
そういうお話だったんだと思います。

『生きる意味』を探している弟に、
兄は
「特別なことなんてなくたって、悩まなくていいんだよ」
そう言います。
その言葉そのものは、凄く優しい言葉だと思います。
でも、その兄は結局、弟を『生きる意味』にしてしまっている。
多分、そうやって、自分を『特別』にしようとしてしまっている。

特別でないことを悩む辛さよりも、
特別でないことを悩んでしまうことを悩んでしまう辛さの方がきつい気がします。

私はこの第1話で
『悩んだっていいんだ』という風に感じれた気がします。
特別じゃないって、満足できないでいるのは、当たり前なんだよって言ってもらえた気がしました。


パチンコの当たり台、万馬券、
お金に困っていた男にそれが見える。

でも、そうやって得たお金をひったくられる……が、それは無事に手元に戻る。
このひったくりのシーンが少し唐突だった気もしたのですが、このシーンが2話と3話へのバトンのようなシーンでした。
2話と3話にも同じシーンが出ます。
でも、視点が変わるので、見え方が違う。
同じものを見ているのに(勿論、生のお芝居なので完全に同じと言うわけにはいきませんが)いろんなことが見えてきた上で見ると、見え方が違う。
今回の舞台はそれが凄く気持ちが良かったです。

1話の奇跡は、桜が見えたのだろうなと思いました。
そして、2話に繋がり、全体に途切れなく進むのがわかった感じでした。


第二話『正義のダークヒーロー』


滑舌が悪いスーツアクター
空気が読めない新聞記者


第1話のひったくりのシーンで、ひったくりを捕まえた男が2話のスーツアクターでした。
そのひったくりを捕まえたことで新聞記者から取材を受けることから始まるお話。

アバレッドをやっていた西君がスーツアクターを追いかける、追い詰める、というのが凄く印象的だった気がします。
というか、公演ごとに西君の扱いがイケメン枠的なものから離れている気がしていたのですが、今回は凄く色々な顔のある役だったと思います。(昨年の夏の丸ごと真っ直ぐバカな感じも凄い好きでしたが)

『これじゃインパクトが足りないんだよ』
『面白いドラマを作らなきゃ』

この取材を終えた後の本音が漏れるような感じの嫌な感じが、凄く好きです。
人の汚い部分を見せつける感じがゾクゾクする。

スーツアクターを尾行する新聞記者。
そして、スーツアクターがひったくりの現場にいた理由を知る。

別れた彼女への未練が断ち切れなくて、ストーカーになってしまっていたスーツアクター。
ひったくりの現場は、彼女の家の近く。
それを知った新聞記者はそのことを記事にしようとする。
スクープを取らないと、会社をクビになってしまうから。

彼女に、やり直したいと伝えると言うスーツアクター。
そうすれば、ストーカーではなくなる。
でも、思いがもう通じないのはわかってる。
奇跡は起こらない。
それでも、伝えたい。

2話のラストも1話のラストと同じでした。

秋の夜空に舞う奇跡。

新聞記者はそう言って、カメラのシャッターを切る。
でも、秋に桜が咲いたら奇跡だとは思いますが、そこまでは……みたいにも感じました。

そして、3話に続きます。


第三話『踏んだり蹴ったり』

花火職人の話。
実際、今年は花火大会の中止が多かったので、凄くリアルな気がしました。

『世界で1番雨が嫌いなんだ』

西永さんの作品の中で、雨は凄く綺麗に表現されることが多いので(神様からのプレゼント、とか)
世界で一番嫌い、から、どう持って行くのかな……という風に感じました。

3話の花火職人が、ひったくりの犯人でした。
花火大会の中止が続いて、借金にまみれて、どうしようもない。
そんな中、万馬券を手にした男を真横に見てしまう。

見習いの男が凄く可愛らしかったです。
可愛らしくないのに、可愛らしく見えてしまうのが凄く可愛らしい!!!

花火職人の元に、1話の兄がやってきます。
万馬券であてたお金で花火を今夜、あげて欲しいと。

外は雨。台風が直撃している。やむはずがない。
でも、兄は雨がやむ未来を見ている。見た未来は当たる。
弟が死んでしまうと言う未来も当たる。
だから、花火をあげて欲しい。

ここで、桜が咲いただけでなく、花火もあげたのだとわかります。
でも、台風の雨がそんないきなり止まるわけがない。


……私事ですが、観劇時にリアル台風で翌日の観劇を諦めようとしていたのに、本当にやむなら奇跡すぎるよねとか思ってしまいました。

そして、4話に続きます。



第四話『神の暴走』 

天気を操れる男。カミサマと呼ばれている男。
カミサマに振り回されている側近。でも、幼馴染。

カミサマの話、でした。
流れてくる感想ツイート等でカミサマカミサマというワードが出ていたので、これか!!!という感じでした。

カミサマと言っても、操れるのは天気だけ。多額の報酬で縛られて、監視されている存在。彼女も出来ない。

花火職人の嫌いな雨を降らせていた、ある意味、犯人ですね。
オーダーどおりの天気にしろと言われているのに、従わない。
それに振り回されている側近。でも、幼馴染。

ある日、総理大臣が屋形船で接待をするので絶対に雨を降らすなというオーダーが出る。
でも、カミサマはそれに反発して、巨大台風を作ってしまう。

カミサマを殺せば、台風も消える。
だから、総理大臣が殺し屋を連れて現われる……というのがゲストシーンでした。
私が観劇した回は男〆天魚の平野さんと長戸さんでした。

空飛ぶ猫☆魂のゲストシーンは凄く楽しいです。
本当、他の回も観たいです。
記録用でいいから、ゲストシーンを何かしらで観たいです。
まあ、観たければ劇場に!!!…がゲストシーンなんだとは思うのですが!!!!
ゲストシーンにどこまで台本に指定が入っているのかが気になります。
毎回、私には本気で好き放題やってるように見えるのですが、どうなんでしょう……。


ゲストシーンから、全てが繋がっていく感じでした。

雨がやむのはカミサマが雨を止めるから。
でも、カミサマがとめても雨はやまない。
花火職人はやっぱりやまない。やむはずがないんだ!!と叫ぶ。
カミサマは必死に雨をやまそうとする。

結果、兄が見た未来とは5分遅れで雨がやむ。
秋の夜空に桜が咲いて、花火があがる。
奇跡が起こって、奇跡が起こる。

新聞記者はそれを記事にする。
その記事が評判になり、花火職人には仕事が出来る。
兄は花火職人の元で働くことになる。

奇跡はおこった。
5分遅れで。
奇跡は起こったけれど、兄が見た未来とは違う。
未来は変わるかもしれない。
そんな奇跡も、起こるかもしれない。

そんな『雨のち、奇跡』の話でした。
いっぱい、頭から漏れてしまっているものがあると思います。
リアル台風の心配等が頭をよぎってしまい、集中しきれなかったような感じもありました。
それでも、凄く凄く、素敵な話でした。
観れて、本当に良かったです。


私事ですが、夕方の時点で翌日の地元電車が16時には止まると言う告知が出ており、千秋楽のチケットも申し込んでいたのですが、予定前倒しで帰ることになりました。
もしかしたら、もしかしたら、大丈夫だったかもしれない。
どうしても、そういう後悔は感じてしまいます。
でも、公演そのものに影響がなくて、本当によかったと思います。

今回の観劇上京も、私の人生の一部になるわけです。
本当に本当に千秋楽が観れなかったのは残念なのですが!!!!!
それでも、その分、一生懸命観よう、みたいな感じはいつもより強かったです。
最前列でメモリながら観劇しました。しかし、ぐちゃぐちゃすぎて、感想を書くにはあまり役にたたなかったのですが。

今回の舞台を観て、自分の人生を、ちょぴっとだけ好きになれた気がします。
それも、ちっちゃな『奇跡』なのだと思います。

本当に文章力が全然なくて、何も通じないであろう感じがもどかしいのですが、
動けば、奇跡は起こせるかもしれないので。

大好きな作品、大好きな劇団さんです。
だから、欠片だけでも誰かに伝えられて、その人が劇場に行ってくれたらいいなと思います。
そんな、ちっちゃな奇跡を起こしたいのです。
金色の雨/GOLD RAIN【東京下町編】

金色の雨/GOLD RAIN【東京下町編】

東京カンカンブラザーズ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/04/27 (月) ~ 2015/05/02 (土)公演終了

満足度★★★★★

良かった良かった!
観賞した日は2回公演でしたので14時の公演をメインステージ側で観賞して19時の公演を出演者の井上あかねさんに変更してもらいバックステージ側から観賞!
17年前に生き別れになった兄弟の物語と書いてあるから悲しい物語の公演かな?と思っていたけど(笑)もあり最後は意外な形で終わる物語だったかな。

あかねさんの看護婦姿は良かった(⌒‐⌒)
自分的には満足!!

Constellation

Constellation

㈱NEGA

原美術館(東京都)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題873(13-312)
19:00の回(晴、少し風)。2年前、相当前から並んでいたので1時間前に、と思っていたら17:30からに変更(当初予定では整理券配布は18:00)となっていました、17:15で10人ほど、周囲はずいぶん暗くなってきました。17:30、受付、整理券発行、18:30にピンクの展示室(ギャラリーⅡ)に集合という指示、17:21廊下(前回は外の駐車場)に整列、招待+一般(1〜10番、以後、10人単位)の順の順に中庭へ。今回は縦、美術館を左にみて、北向きの設定。中央に横長のボード(壁)「Constellation…(あとで気がつきました、「SEIZA(黒田さん)」からきているのですね)」美術館裏、ボードの先、隣の建物の壁に「流れる白い雲」が映っています。桟敷2列(クッション2枚、ブランケット1、オンパックス1)、その後ろに椅子席、客席右手にギター奏者、少し風がありますが、天気は良好。前回は壁一面に投影されとにかくビックリ。今回は、中央のボードと、やや距離をおいた壁、そして地面、木々にも。情緒あるれるダンスと、深い響きを聴かせるギター、星が降ってきたかのような光たち、月へ還る者たち、その月は、手が届きそうなところまで降りてきて観客を圧倒するのでした。雲、星々、幾千のつながりが晴れた夜空の下で展開され、とても神秘的。お伽話をみているようでした。

醜い男

醜い男

冨士山アネット

東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

みやすい
上演時間80分。頭の疲れないみやすさがあった。安心してゆだねることができる。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU(東京都)

2015/04/25 (土) ~ 2015/05/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

大好物な公演…次回が待ち遠しい!
料理屋二階の座敷を舞台に、一方(廊下を挟んだ座敷が観客席)から観るようになる。そぅ、父親が娘たちの様子、考え、思っていることを、こっそり覗いている感覚である。
姉妹のキャラクターがしっかり描き込まれ、その立場・生活状況などが相まって...人物が自然と立ち上がってくる見事な演出・演技であった。そして、姉妹だからこそ言い合える本音...。また観たくなるような心温まる、そんな芝居であった。

ネタバレBOX

姉妹のキャラクターは前述したようにしっかり描かれているが、逆に姉妹だから似ているところ、もしくは距離を置いている父親似のところ、亡くなった母親似のところはどこなのだろう。そんな家族を彷彿させるような光る科白があれば...。
舞台は、たぶん中流階級に育った四姉妹が母親の7回忌法要前夜の数時間に交わされた近況を通して、それぞれが持っている思いを吐露する。それはどの家庭にもありそうな等身大の姿であり、身内だから本音も言える。しかし、発者と受者の微妙なズレ...例えば長女が次女の結婚を心配する件は、次女にしてみれば長女がさっさと結婚して家を出たことへの負い目があるからの発言として受け止める。その緊密な会話が四姉妹それぞれの組み合わせで繰り広げられる。何か重大な事件が起きるわけでもなく、一軒、いや一室で坦々と時間が経過する中での濃密な会話劇...本当に芝居の醍醐味を感じさせてくれた。

次回公演も楽しみにしております。
パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

あの空間と物語が交わる時
公演が終わってもう数か月たつが、あの時の感動をふと思い出したので書き込んでみる。王子MON☆STARという、王子小劇場の真裏にある劇場。というかスペース。そんな場所にあんなスペースがある事を知っている演劇人は少ないだろう。この作品のために作られたのではないだろうか?と思うほどのおぼんろの世界観にマッチしていた。芸達者な語り部たちがそこかしこと走り回り、圧倒的な演技を魅せつけてくれる。3000以上の動員に成功したこの劇団。果たしてどこまで登りつめていくのか。次回が待ち遠しい。

9月文楽公演

9月文楽公演

国立劇場

国立劇場 小劇場(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

第三部鑑賞
上演時間80分。文楽初鑑賞。笑えて、わかりやすくて、心に響く締で、現代の感性でとても楽しんだ。はじめは声に反応して大夫をみてしまいがちだったが、徐々に慣れて人形に集中するようになった。異色の作品で他とは違うのだろうが、入門者には敷居がかなり低い、よい作品である。三味線を弓で弾くのははじめて見た。

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