ドアを開ければいつも 公演情報 演劇ユニット「みそじん」「ドアを開ければいつも」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    大好物な公演…次回が待ち遠しい!
    料理屋二階の座敷を舞台に、一方(廊下を挟んだ座敷が観客席)から観るようになる。そぅ、父親が娘たちの様子、考え、思っていることを、こっそり覗いている感覚である。
    姉妹のキャラクターがしっかり描き込まれ、その立場・生活状況などが相まって...人物が自然と立ち上がってくる見事な演出・演技であった。そして、姉妹だからこそ言い合える本音...。また観たくなるような心温まる、そんな芝居であった。

    ネタバレBOX

    姉妹のキャラクターは前述したようにしっかり描かれているが、逆に姉妹だから似ているところ、もしくは距離を置いている父親似のところ、亡くなった母親似のところはどこなのだろう。そんな家族を彷彿させるような光る科白があれば...。
    舞台は、たぶん中流階級に育った四姉妹が母親の7回忌法要前夜の数時間に交わされた近況を通して、それぞれが持っている思いを吐露する。それはどの家庭にもありそうな等身大の姿であり、身内だから本音も言える。しかし、発者と受者の微妙なズレ...例えば長女が次女の結婚を心配する件は、次女にしてみれば長女がさっさと結婚して家を出たことへの負い目があるからの発言として受け止める。その緊密な会話が四姉妹それぞれの組み合わせで繰り広げられる。何か重大な事件が起きるわけでもなく、一軒、いや一室で坦々と時間が経過する中での濃密な会話劇...本当に芝居の醍醐味を感じさせてくれた。

    次回公演も楽しみにしております。

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    2015/04/26 23:25

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  • みそじん制作部さま

    タッキーと申します。
    夜分遅くに失礼します。
    ご丁寧なコメントありがとうございます。

    こちらこそチケットプレゼントで素晴らしい公演が観られて感謝しております。
    次回公演も楽しみにしております。

    2015/05/05 23:36

    タッキー 様
    ご観劇、ご感想ありがとうございます!!
    >父親が娘たちの様子、考え、思っていることを、こっそり覗いている感覚である。
    という父親目線での情景。新しい発想でした☆
    そう考えると、悶々とした父親の感情がとても愛らしく思えてきますね。
    科白等についても、今後の参考にさせて頂きたいと思います。

    2015/05/05 12:13

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