ドアを開ければいつも 公演情報 ドアを開ければいつも」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★★

    大好物な公演…次回が待ち遠しい!
    料理屋二階の座敷を舞台に、一方(廊下を挟んだ座敷が観客席)から観るようになる。そぅ、父親が娘たちの様子、考え、思っていることを、こっそり覗いている感覚である。
    姉妹のキャラクターがしっかり描き込まれ、その立場・生活状況などが相まって...人物が自然と立ち上がってくる見事な演出・演技であった。そして、姉妹だからこそ言い合える本音...。また観たくなるような心温まる、そんな芝居であった。

    ネタバレBOX

    姉妹のキャラクターは前述したようにしっかり描かれているが、逆に姉妹だから似ているところ、もしくは距離を置いている父親似のところ、亡くなった母親似のところはどこなのだろう。そんな家族を彷彿させるような光る科白があれば...。
    舞台は、たぶん中流階級に育った四姉妹が母親の7回忌法要前夜の数時間に交わされた近況を通して、それぞれが持っている思いを吐露する。それはどの家庭にもありそうな等身大の姿であり、身内だから本音も言える。しかし、発者と受者の微妙なズレ...例えば長女が次女の結婚を心配する件は、次女にしてみれば長女がさっさと結婚して家を出たことへの負い目があるからの発言として受け止める。その緊密な会話が四姉妹それぞれの組み合わせで繰り広げられる。何か重大な事件が起きるわけでもなく、一軒、いや一室で坦々と時間が経過する中での濃密な会話劇...本当に芝居の醍醐味を感じさせてくれた。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    無題1462(15-110)
    14:00の回(晴、暖)。

    13:30受付、開場。3公演目(2014/10、2014/12)。本作では配役の変更がありました。斎藤さんは初めて、釣さんは「観たい!」にも書きましたように役者さんとしては「ひげ太夫」で。大石さんはパワーアップ、天乃さんは急に大人びて。

    2Fへ上がり、靴を脱いで部屋へ...実家そのもの。見慣れた部屋、調度、かすかにラジオ放送、~小林克也さんの声が聴こえる~14:01前説(80分)、14:03(ラジオの時報に合わせて)開演~15:28終演。

    4人中、3人の配役が変わっていますが、どんどん引き込まれます。少しだけ不器用な「姉妹」、もっとちゃんとしなきゃと思ってしまう「父」。優しかった亡き「母」を含めて6つの個性が瑞々しく描かれ、あまりに自然すぎてすぐには気がつかないSE(おやっ?雨かな、とようやく気がつく)、一人きりで寒くて仕方がなかったはずの部屋、最後には心まで暖かくなったように感じました。そして、もちろんまた観に行くのですね。

  • 満足度★★★★★

    みそじん!!
    4姉妹のお芝居に引き込まれて、あっという間でした。
    何処か懐かしく、そして姉妹の暖かさが伝わって来る、そんなお芝居でした。
    きっと誰しもが持っている「家族」を想う気持ちを再認識しました。
    誤解や思い込みを越えて進んでいくのが伝わってきました。
    すごく良かったと思います。

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