最新の観てきた!クチコミ一覧

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春琴抄ーホワイトアウトする静謐ー

春琴抄ーホワイトアウトする静謐ー

ぺぺぺの会

SPACE9(大阪府)

2021/03/12 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

初めて体験する演劇と言うより、リーディング。観劇は五感を使って楽しむが、これはリーディングに出てくる人物の立場と、同じ感覚の中で感じとるといった設定。個人的には、満足🈵😃✨です。

熱海殺人事件

熱海殺人事件

うさぎストライプ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/03/10 (水) ~ 2021/03/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2021/03/12 (金) 19:00

つかこうへいの代表作の一つを、青年団系列の劇団・役者陣が演じる。実は本戯曲をじっくり観るのは初めてで、つか作品は今まで私にはあんまりヒットしなかったのだが、本作は面白かった。見事なキャスティングだと思う。

ほんとうのハウンド警部

ほんとうのハウンド警部

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2021/03/06 (土) 14:00

不条理コメディとでも言おうか。不思議な芝居だった。面白い。
 開演すると舞台奥が観客席になっていて、そこに若手の演劇評論家であるムーン(生田斗馬)が、そしてベテラン評論家のバードブート(吉原光夫)がやってきて、程なくステージ上で芝居が始まる。それは、かなりチープな芝居だが、休憩に入ると、芝居と現実の区別がなくなって…、という展開。劇中劇がいかにも「お芝居」という風に演じられるのだが、それに巻き込まれる2人という作りは面白い。それにもまして、劇中劇が相当笑わせるものなのだが、客席の「準備」が足りないのか、笑いがあんまり起きないのが勿体ない。池谷さんなんか、セリフを言っていないときの方が面白い演技をしている。
 不思議な感触の芝居だが、エンディングも不思議な終わり方をして面白い。
 原題は "The Real Inspecter Hound" だが、この "Real"の翻訳に「ほんとうの」としたのはどうだろうか

ラブコメディのメソッド

ラブコメディのメソッド

劇団ちゃうかちゃわん第29期

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2021/03/12 (金) ~ 2021/03/13 (土)公演終了

満足度★★★★

時間がなくてフィナーレまで観劇できませんでしたが、内容も良く、毎回のダンス💃も楽しめました。立命館では演劇部がハイブとなるなど、大変な時期ですが、これからも頑張ってください!

風の電話

風の電話

演劇集団ステージパラノーマル

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2021/03/11 (木) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

東日本大震災が発生10年になる11日に観た。
若い出演者たちの、まっすぐな演技が、この物語にとても良い 風の電話の最後のシーンが響く。

藪原検校 やぶはらけんぎょう

藪原検校 やぶはらけんぎょう

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2021/02/10 (水) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★

江戸時代の盲人の悪の一代記を、津軽三味線風ギターと、渋い弾き語りで演じる井上ひさしの傑作。今回は現代の汚れたガレージ街(渋谷をイメージしたらし)をバックに、エレキギター(益田ドッシュ)、川平慈英のDJ風弾き語りに換えた。それはいいとして、戯曲にある社会批判が弱まった。藪原検校(市川猿之助)の最期が、権力が民衆を踊らせるための生贄という恐ろしいアイロニーでなく、ただの悪の破滅になってしまった。

なぜかというと、「朝日」で大笹吉雄氏も書いていたが、塙保己市(三宅健)の存在感が小さかったことが大きい。しかも、松平定信(みのすけ)に藪原検校の処刑を進言する塙保己市の肝心かなめのところをカットしている。また、死んだと思われていたのに何度も蘇って、藪原検校に執着するお市(松雪泰子)も出てきたかと思うと、すぐ消えてしまう。もっとたっぷり藪原を苦しめないと、女の執念と藪原の業の印象が弱まる。

ネタバレBOX

実在の塙保己一を塙保己市に井上ひさしは変えた。もうひとりの重要な登場人物はお市。どちらも「市」でつながっている。その上、藪原検校の本名は「杉の市」。また「市」だ。市とは、人々が集まる場所、つまり民衆の存在するところ。役名にも井上ひさしは深い意味を潜めている。
ウィーンの森の物語

ウィーンの森の物語

東京演劇アンサンブル

東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)

2021/03/06 (土) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて観劇の団体です。説明が詳しかったので内容は承知して拝見しましたが、とてもシュールな悲劇なのに舞台は明るくそのギャップを感じつつ、最後までとても楽しめました。
時間も2時間超えと長かったのですが、それを感じさせない、演技も良かったと思います。次回作も期待ですね‼️

朗読劇「混血脈 - MIXSEED 覚醒 -」

朗読劇「混血脈 - MIXSEED 覚醒 -」

WizArt

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2021/03/11 (木) ~ 2021/03/12 (金)公演終了

田っ!

田っ!

早稲田大学演劇倶楽部

お客様のご自宅(東京都)

2021/02/27 (土) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

たちきり

たちきり

ハコボレ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/03/09 (火) ~ 2021/03/09 (火)公演終了

たちきり

たちきり

ハコボレ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/03/09 (火) ~ 2021/03/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

落語の腕が上がってますね。落語だけでも十分満足なのですが,それを発展させることでまた広がりを見せてくれる。良い融合でした。コロナさえなければ,もっと多くの人に見てもらいたい舞台。おススメです。次回作にも期待です。

踊るプロポーズ 2021

踊るプロポーズ 2021

A.R.P

A.R.P studio(東京都)

2021/02/26 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

毎回ライブ配信がありました。私が予約した日時は音声に問題があったとのことで、別の回の配信分を再送していただきましたが、知らなければ小劇場のライブ配信だからこんなもんじゃないの?と思えるくらいでした。それはそれで申し訳ないですが、丁寧な対応ありがとうございました。
お話は3編とも笑えましたが、ロックマンさんは笑わせるだけでは物足りないと思っているんじゃないでしょうか。ここいくつかの作品を見てそんな風に思えます。

ウェイトレス

ウェイトレス

東宝/フジテレビジョン/キョードー東京

日生劇場(東京都)

2021/03/09 (火) ~ 2021/03/30 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2021/03/12 (金) 13:00

170分。休憩25分含む。

風の電話

風の電話

演劇集団ステージパラノーマル

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2021/03/11 (木) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

大切な誰かを想う気持ち、失ったものにしかわからない心の葛藤、当たり前の日常が当たり前でなくなる…観ていて心が締め付けられて苦しく、悲しかったです。でも誰かが伝えなくてはいけない事実なので、目を背けず前を向いて、これまで以上に家族を大切にしたいと思いました。ありがとうございました!

ラヴ メールズ LOVE MAILS

ラヴ メールズ LOVE MAILS

喜劇団R・プロジェクト

遊空間がざびぃ(東京都)

2021/03/11 (木) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ぬるーく終始にやにやしながら観てました。おもしろかったです。ありがとうございました。

羽化する朱い糸

羽化する朱い糸

劇団Pin to Hint

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2021/03/12 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

因習と禁忌。
正に民話や伝承話のような怖さを感じさせる作品でした。

ネタバレBOX

公演終了後に書きます。
昭和虞美人草

昭和虞美人草

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2021/03/09 (火) ~ 2021/03/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

マキノノゾミの新作公演、と記憶をまさぐってみたら、思い出した。昔、MOP(だったと思う、違ったかな)とかいう京都でのマキノ氏の拠点劇団の最終公演(に近い公演)を観た。懐かしい。
名は知られているがそれだけに大衆好みとの予想通り、ウェルメイドチックな、社会派でも笑いの涙にまぶした「メッセージ性あってうまいけど甘い」舞台であった。
(殊に戦争を扱ったにしては「思いがあれば正義は勝つ」的なメッセージに集約させた、ちょっと文句の言いたくなる舞台を私はここで目にしていた。)
他のマキノ作品ではSPAC「高き彼物」(古館寛治演出)が絶品、先日の「東京原子核クラブ」も楽しめた。「高き彼物」は性的マイノリティを扱い、役者を選びそうな戯曲だが、「先生」の変人性が写実的風景の中に収まって「主張」らしい要素がなく、じんわりと、やがて高まる感動に導かれた。見ると著名なマキノ戯曲の殆どが外部への書き下しであるので、執筆方法に違いがあるのだろうか、等想像してしまった。

現代能楽集など話題作を逃し、(先のMOPのを除いて)「新作」を逃していたので、現在まだ無敗の文学座アトリエ公演となれば一も二もなくである。
ただし予約は「支援会」会員で最初埋まったとか。「今、席を作っている所、来週あたり出す予定」と週末に聞き、日曜夜にwebフォームを覗くと残一席、速攻で予約した。(この客席が奇妙不可解、後に記述。)

この芝居、音楽評論雑誌の事務所というピンポイントな風変わりな場所を舞台に選び、1970年代の楽曲(主にロック)が頻回に流れ、プログレやアメリカンニューシネマの話題に夢中になるシーン等、個人的には懐かしさに小踊りする代物であったせいで、随分肩入れした見方になったに違いないが、翻案された「虞美人草」(読んでないが)は漱石の時代にもあっただろう「恋愛と人生」のモチーフが見えてくるにつけ、ドラマの深みへと誘われる。作者がパンフにも吐露していた原作中無性に良かったシーンの台詞が、本舞台でも光っている。明治から遠くなりぬ現代に、こうした感動に出逢う幸福を噛みしめた。

舞台全体の印象としては全開コメディではないがそこはかと喜劇要素の漂うマキノ戯曲をシリアスとの絶妙な塩梅で仕上げるのは高いハードル、文学座の俳優層でも中々大変そう(特にラストへ向かうあたり)。ネタバレになるが「突撃」は「玉砕」とせず「そう言いながらも・・」と含みを持たせるのが絶対正解に思うのだが。。

俳優は文学座でも若い世代が中心だったろうか。殆どがお初の方々で、目に(耳に・・声を)した事のあるのは二三名ほど。中で平体まひろ氏は、昨年7月中津留氏の配信「パンデミック・パニック」で初お目見えしてより、秋に座高円寺「フランドル農学校の豚」、冬「東京原子核クラブ」(配信で)、今回で四度目で最若手にしてはよく目にした(今割と売れっ子のようだ)。ただ今回のは同じマキノノゾミ作の「東京・・」の役を引き摺ったかと思われる顔演技があるのが少し気になった。が特徴的な風貌は見る側が何かをそこに投影したくなるようで、強みだ。

ネタバレBOX

客席が「奇妙不可解」のわけ。
今回も文学座アトリエの定番、横長に階段状の席(パイプ椅子)を組む形。自分は追加席を予約したが(ネットで座席指定。といっても残席1つであったが)、前から4、5列目で両脇が袖のこすれ合う密な席であった。それはそれだが、前の客席を見ると、パイプ椅子一つ分より少し狭い程度の間隔が開いていて、互いに斜めの位置関係で椅子が置かれ、私の座った上段下手寄りの5,6席だけが密集している。と、上手の方を見るとそこにも袖すり合う席の列がある。このアンバランスな配置は何?とまず思う。間隔のあいた席と席の間には「ここから降りないで下さい」という貼り紙があって、これを無にしないための配置なのかな、と思う。そして私の座った段の通路挟んだ左手にも
6,7脚の椅子が密に並んだ列があり、開演時点で誰も座っていなかった。後にそこは当日客と思しい客で埋まって行ったが、一つおきに座ったりして、予約客より余裕有り。
コロナ対応では何を優先し何を犠牲にするか、取捨判断に悩むこれもその一例なのだろうが、諸々「謎」な客席ではあった。
ミュージカル GHOST

ミュージカル GHOST

東宝

シアタークリエ(東京都)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

ミュージカル嫌いの人に観てほしいです。再演の良さをギュッと詰め込んだパフォーマンスでした。愛、夢、希望、欲望、怨念…が、初演より更にメリハリがついて、キュンキュンして、ハラハラして、ノリノリで笑って。曲がステキで、場面にフィットしてる。みんな、役としてはまってました。
何役もこなすアンサンブルの皆さんも、とても素晴らしいです。

羽化する朱い糸

羽化する朱い糸

劇団Pin to Hint

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2021/03/12 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

正直、そんなに期待していなかったのですが....
単なるカップルの普通の話ではない、因習に支配された、インパクトのある話!!!
すごーくよかった。ストーリーがおもしろくて、引き込まれてしまった。
75分間、無駄とか、つまらない部分が全くない。よくできている作品だ、と思った。
ネタバレになるので、書けないのがもどかしいが、とにかく、素晴らしい。
朱い糸、見終わった後も、色彩が目に焼き付いています。
良い作品を観て、非常に満足です。
ひとつだけ、気になったのは、座席が少し、隣との間隔がほしいですね。コロナが心配です。
役者さん、たくさん出番があり、大変ですね。最終日まで、頑張ってください。

ウィーンの森の物語

ウィーンの森の物語

東京演劇アンサンブル

東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)

2021/03/06 (土) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2021/03/10 (水) 14:00

とにかくポップな舞台と衣装、終始ダレずに軽快に飛ばしまくる舞台進行は、その話の重さとは裏腹に、とにかく理不尽なくらいに楽しい。風船の爆発にも、ステッキの受け渡しの失敗にも、飄々と対応する役者諸氏の所作は、誠に余裕を感じさせて心憎いばかりだ。
 「ブレヒトの作品は民衆には判らないが、私の作品は誰にでもわかる。」さもありなん、そう言い切ったらしい、ブレヒトと同時代人であるホルバートの言葉は、お世辞ではなく的を着いている感じがする。そのことは、女性差別・男尊社会を描き、幼児虐待までも取りあげながら、この舞台には一編の暗さをも感じさせないのは、そうした翻しが可能なほどに、
人間の業や性に根付いた作品だからであろう。ブレヒト劇にそれはできまい、いやできてはならない構造があるような気がする。
 とにかく、ここに出てくる男たちは、陽気で反省や後悔という者を知らない。肉屋の主人オスカーのマリアンヌへの代わらぬ執着は、愛ととれれば気分も和むが、どうやら所有欲の所産らしい。彼には、マリアンヌを盗すんだ(と思っている)アルフレッドへの嫌悪感は強いが、それはマリアンヌをぼろきれの様に捨てたことへの怨嗟ではなく、盗られたことへの恨み節に過ぎない。
 マリアンヌの父魔術王は、哀れな境遇に落ちた娘への哀惜どころか、未だに自分の思い通りにならなかった娘への悔恨の沼で喘いでいる。
そして、アルフレードは、マリアンヌを捨てただけではなく、祖母と(実質)共謀して息子を殺め、その上祖母から借金を重ねて放蕩生活。その他、ハヴリチェク、ヒアリンガー、エーリッヒ、ミスター、ここはクズ男の品評会か!!!
公家義徳が、武体の締めとして、マリアンヌに叫ばせた(本にはない)一言。暗転後に舞台奥から駆け出してくるマリアンヌ、よく言った(言わせた)!!!

ネタバレBOX

アフタートーク、この作品が大戦間に書かれ、その背景として戦争に話を振ったまでは興味が出たけれど、
その後に日本の軍需産業の話を延々とされてもなあ。
私(達?)は芝居の話を聞きたいのだよ。

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