最新の観てきた!クチコミ一覧

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三人姉妹

三人姉妹

劇団つばめ組

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/11/04 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 チェーホフの「三人姉妹」を観るのは何度目だろうか? 

ネタバレBOX

数回は観ているが、そしてチェーホフ作品に通底音のように流れる没落しつつある階級の昏い展望と、それでも働いて生きてゆこうとの決意が見せる仄かな希望を描くチェーホフの筆にどこか救われる思いがし、彼の天才性を素直に喜べたものだったが、ほぼリタイア状態になって、じっくり世界を眺めてみると現在我々が抱えている状況の余りの破綻と対処すべき政治の機能不全、全体計画の杜撰(国連の各部局はそれなりにマトモなことを言っている場合が多いが)各国政治は利害・打算・阿諛追従・権力欲によってズタズタだ。その結果が科学的根拠と共に我らの救い難い未来を殆ど確実に示唆している。この明澄性の央の絶望こそ我らの時代の絶望であり、我等自身の絶望だ。改めてチェーホフが天才を以て示した絶望ですら我等が日々抱える絶望のあからさまな姿には及ばないと感じた次第である。
 役者さんの役柄では我等の絶望に最も近いのが、ドクトルの絶望だろうか。医者として登場している彼は、チェーホフの影と捉えることもできるからである。
僕らの爽やかな深爪

僕らの爽やかな深爪

南京豆NAMENAME

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/11/06 (土) 19:00

2度目の観劇となるユニット。若さを感じる芝居だった。時間があるなら観てほしいな。80分弱。
 ダメ男に貢いで振られたテン子を巡る友人達、テン子に跳ねられた純情高校生とその友人、謎のテン子の同級生とその妹、などが絡み合って、ワケが分からん(誉めています)物語を展開する。ロジックで組み上げられた芝居ではないが、個々の場面は面白く、勢いある台詞回しに若さを感じた。「沁みついたものは離れられない」というのがテーマかなぁ。明るく終わるのもいい。最近観たものでは、強調するセリフを怒鳴る芝居が多かったので、そうではない演出は好感。

おせん -煎餅の神様-

おせん -煎餅の神様-

さんらん

アトリエ第Q藝術(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/09 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽しく美味しい芝居であった。
着想が面白いな~と思う。で、キーになる人物が「らしく」立ち上がっている。荒唐無稽さがほのぼの。それは「リアル」の土台が作られているから。フォーカスされている世界(業界)に限らず、社会の片隅で思いとこだわりを持って生きている実在の人々の夢が、これも劇中語られるがコロナの前に潰えている事を思う。

ネタバレBOX

未だにマスコミは感染の「数」だけを伝える風習をやめない。
「数」が厄災となるのは医療体制が構築できないからという道理の「見える化」にマスコミが躊躇する理由は何だろう...日本の病院の殆どが民間のため経営が優先され、その業界団体である医師会の発言力は強いため、これらを公機能として再編するには行政による調整に甚大なエネルギーを要し、財政的フォローも必要となるだろうにしても。といった事には触れず、「唯一の解決法」としての活動自粛(緊急事態宣言など)をちらつかせる。あとはせいぜい医薬品開発の最新情報とか。
活動自粛とは、文化(食文化も含め)享受の機会を減らす事であり経済を沈滞させる事。それ以前に人から自由な行動権を奪う事。情報番組も未だ感染症医師を呼んで「やはりこういった事が気の緩みに繋がり、感染を広げるリスクを高めます」とどこを切っても同じ金太郎飴コメントを言わせている。人はいずれ死ぬ。その確率が僅かでも、同じコメントがアナウンスされ続けそうだ。思考停止した人間にとっては変わらぬ日常がよく、行動指針を他者に示してもらうのが安心(責任とらなくて良いから)、感染症騒ぎはその分かりやすい指針を示し、他者との共通の関心が提供される感覚。
人が動かないという事自体が「感染」よりも大きな社会的なダメージになり得る、という認識が報道現場に無ければならぬ。・・そうしている間に南西諸島の自衛隊配備はどんどん進み、日本の領空は米軍に牛耳られたままであり、日本の食糧自給率や安全性や主導力を売り渡しても平気らしい政治家の集団が再び政権をとり・・・南無。
10年分の短編集

10年分の短編集

匿名劇壇

ABCホール (大阪府)

2021/11/06 (土) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

全て観たくなったが、時間と懐が…😢とても良かった‼️これからも頑張れ👊😆🎵

三人姉妹

三人姉妹

劇団つばめ組

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/11/04 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

前作の評判がよかったためか、観客の期待感が強く感じられ、満席だった。
私自身もそれにもれず、観劇。
個性的な三姉妹の会話を楽しむ。
わがままであるが、素直に本音をぶつけ、それに男性が右往左往させられているのも少しかわいそうと思ったり。
彼女たちも日常に振り回され、気の毒だなと思ったり。
何気ない日常のなかで、チェーフォフは何を伝えたかったのか、いろいろ考えさせられておもしろかった。
チェーフォフの名作を観れて満足でした。ロシアの雰囲気が好きです。ロシアのよく聴く歌を役者さんが口ずさむとパッと明るくなりました。

ひとつだけ、気になったことは、満席状態なので、一部指定席でも仕方ないですが、残りは自由席だと有り難いのですが...
[エー、この席?] と言い、不満げに顔をしかめている人がいた。
私も小柄で背が低く、運悪く後方の席で、目の前に欧米人なみの巨大な男性が座り舞台が全く見えなり、ひどく悲しくなりました。
自由席なら、少し移動して問題が解決したかも...

素晴らしい役者さんたちの熱演、とてもよかったです。


フタマツヅキ

フタマツヅキ

iaku

シアタートラム(東京都)

2021/10/28 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

疫禍の潮が引いて芝居の上演も盛況、こちらは訪問先の選定悩ましい折、一旦候補から外していたiakuの新作を日程が嵌まって観劇。
常連の清水直子、橋爪未萠里に加えて役人物にハマった個性的俳優らの競演は、整ったフォームを描いて無事着地した(体操競技の喩え也)。
好きな落語を扱っている事が冒頭で判り、心でにんまりする。あれ?この人。そうそうオイスターズ主宰の平塚氏も出演とあったな。そのまんまじゃん。横移動したら役の形にはまったという感じ。オイスターズの舞台がそれであるが決して「狙ってる」気配を出さない。
落語を扱った芝居と言えば
Mrs.fictionsの「花柄八景」を面白く観たが、どこか共通するのは落語が描くふわっと軽やかで洒脱な世界を地で行こうとする芸人の姿への憧憬。
若い二人のエピソードだけは一方と交わらずに進むが、やがてきちんと繋がる。繋がるには繋がるのだが、時代の違う二人の役を演じる一方の組は雰囲気は近いが体型全然違う、他方の組は体型近いが雰囲気がまるで違う。それでも何か心地よく成立している。
清水直子が夫と息子の不仲の間で必死に立ち回る姿が笑えて泣けて、哀れで笑える。

ネタバレBOX

モロ師岡演じる芸人(崩れ)とその妻(清水)は実は芸人とファンのカップルで、自死を思いとどまった女はあっけらかんと他人に尽くす役回りに情熱を注いで突っ走る。だが彼女はピンで漫談をやっていた夫にある時落語を勧める。
現在から見ると彼は落語家を志望し、挫折した人、となるが実は以前は気楽な漫談家であった。彼は芝居の後半で本音を吐露する。妻の期待がプレッシャーだった事、落語など敷居が高くてやれないのに事あるごとに勧められ、今も縛られている・・。このくだり、「わろてんか」の中盤に出て来る落語家志望の北村有起哉とその師匠の娘(中村ゆり)を彷彿させた。俺はやりたくなかったのに、こいつがやれやれとうるさく言うんだろう、と言う。
そこに真実があるかのように錯視すると、元々やりたくなかった事など長続きするはずがない、真実に向き合えて良かった、となるが、この芝居では妻が最後には我が儘を言い、駄々をこねる。夫の落語が聞きたい、夢を見させてほしい・・。かつて子どもの頃息子は父と二人で「初天神」を台詞分担してやった事があった。それをやるしか母さんを立ち直らせる方法はない、と二人はつい仲違いの事も忘れて、これをやる。襖の向こうの母は立て籠もり状態。母はかすがい、というお話。
柔らかく搖れる

柔らかく搖れる

ぱぷりか

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/11/04 (木) ~ 2021/11/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#柔らかく揺れる
#ぱぷりか #初日
主宰 #福名理穂 さんの描く人物像は、物静かでソフトでありながら何処かが歪んでいて、常に疑心暗鬼で臆病に見える。それが市井の人たちの真実に思える。恐怖はいつだって隣にあって、でもそれを直視するのは恐いから、視線の隅に感じながらも存在していないと自分に言い聞かせる。無視する、或いは見て見ぬふりをする。それが身を守る術であり、生きる力なのかもしれない。戦うことを避け、楽な道を選んだ人の吹きだまり。共依存の世界がそこにある。
今作も家族の話である。大切に思っているのに……大切に思っているから、感情が波を打つ。家族だからこそ、無条件の愛があるからこそ、すれ違い掛け違えてしまうと厄介で、関係の修復が難しい。生きている限り、誰もが問題を抱えている。
父の死は、それだけで大事なわけだけれど、そこに纏わり付いている疑念を晴らそうとする者はいない。燻り続けるソレは、指に刺さった小さな棘よりは強い刺激で、喉に刺さった小骨未満の痛みで持続する厄介さだ。闇の中で砂利を踏む足音と、川へ垂れ流した小便に潜む悪意がジワジワとナメクジのように背筋をヒンヤリと刺激しながら上がってくる。
転換の暗転中に、長く水中へと引きずり込まれる。あの雨の夜以外は。その長さで、溺死する息苦しさの恐怖を疑似体験する。
それにしても、キャストが素晴らしい。前半を制したのは #岩永彩 さん。孤独と決別の決意が、その美しさから匂い立った。美しさを封印してダメ母を見せてくれた #廣川真菜美 さん。患者に興味を抱かない産婦人科医が可笑しかった #深澤しほ さん。憂いを帯びた横顔は、まるで劇画から飛びだしたようにカッコイイ #堀夏子 さん。そして、今作が初見の #桂川明日哥 さんから発せられる自然体の空気感に魅了された。
上演時間約90分。豪華キャストを贅沢に使った今作は見事な引き算で計算され、観たい知りたいシーンは観客の想像力で補完するよう構成されている。「物語」という大きな家にあるたくさんの部屋の入り口の戸を少し開けて、いろんな部屋の中を覗いて奥を想像するという感じが、なんとも演劇的で奥行きや広がりを感じさせてくれる。大事件がそこにあるのだけれど、誰もそれを詳らかにせず、その家族を柔らかく揺さぶっている。演劇を愛する全ての人に届いて欲しい作品がソコにある。

パ・ラパパンパン

パ・ラパパンパン

Bunkamura / 大人計画

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最初から笑えて、最後まで素直に楽しめる舞台だった。作家と編集者の松たか子と神木隆之介のコンビがボケとツッコミの役割を果たしていて、神木のツッコミで松の天然ぶりが笑いになる。二人の執筆活動と、作中劇「クリスマス・キャロル殺人事件」の登場人物たちの相互作用関係も、影に陽に演技に出て面白い。松たか子の作家の、創作の苦しさと八つ当たり、破れかぶれには作者の実感が感じられる。そこから飛翔して、見事に伏線を回収するラストの大団円は、最後まで書き上げた充実感が重ねられて、満足感も2倍になった。守銭奴スクルージの優しさを示したのも、ハートウォーミングであった。

廻る礎

廻る礎

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2021/11/04 (木) ~ 2021/11/11 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前回の田中角栄評伝劇もそうだが、こういう著名な歴史的人物を演じる場合、形から入るのが常道だ、今回の吉田茂も基本、よく似せているのが良い。吉田が首相就任を最初に辞退したときに、「それでも、てめえ男か」と内縁の妻のこりきが啖呵を切る場面がすごく良かった。思わず拍手が出た。あとは議論が続くので少々ハードな芝居である。

自主憲法制定派の鳩山、岸に対して、吉田は護憲派だったというのは、単純化してはいるが、多分そうだろう。憲法は変えずに警察予備隊=自衛隊をつくる、アメリカの改憲・軍拡要求には、要求を値切り値切り付いていくというのが吉田の敷いた路線だった。ただ、吉田の護憲は日米安保=米軍基地温存とセットだということがよく分かる。米軍基地撤去と自力防衛の改憲派に対し、再軍備反対(後に軽武装)の護憲派は日本防衛は米軍の力を借りる考えだった。これは憲法1条と9条がセットであるのと同じ、暗黙の了解事項であり、平和憲法が抱えるアポリアである。

この芝居に出てくる戦後を舵取りした宰相たちにくらべ、90年代の竹下登以降の顔ぶれの小物ぶりはいかんともしがたい。小泉純一郎は例外的な一種の傑物と思うが、安倍晋三に至っては。この芝居に、岸信介の長女と安倍晋太郎との縁談話が出てくる。それにしても、安倍晋三のような中身のない人間が戦後最長の政権記録を立てるとは。先の縁談を持ってきた佐藤栄作が草葉の陰で泣いていよう。

ぽに

ぽに

劇団た組

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/10/28 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いわく言い難い芝居だった。松本穂歌演じる決断のできない弱い女と、藤原季節演じる身勝手男の関係が軸である。「まじ?まじ?」「ていうか」「全然、いいから、いいから」等々、現代若者の口調をそのままコピーしたような会話のリアリティーが高い。最初はグダグダした会話でしまりがないと思ったが、地震の事件から、緊迫感がぐっとます。二人の会話も同じで、男の本能的な責任回避の責める言葉と、女の次第にすがりつくように変化していく心理を示す言葉が非常にリアルだった。

幼児れんの両親が、連のシッター活動を放棄した円佳を責める言葉も、同様にリアルだった。実際はもっと激するだろうが、感情を抑えに抑えて、それでも抑えきれない言葉に人を刺すものがあった。

平田オリザ、岡田利規の現代口語演劇の系譜にまた新しい才能が登場した。

マクベス 釜と剣

マクベス 釜と剣

エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)

AI・HALL(兵庫県)

2021/11/05 (金) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台が芸術的で美しかった。深く心に残る。マクベスの水谷さんの声にはいつも惚れ惚れしてしまう、かっこよすぎる。マクベス夫人の高安さんの動き、すべてが美しい。渋いお姉さま方の中で、植木さん、がんばってました。しかし、2時間強、集中力が続かず、もっとしっかり観たかったと後悔が残ります。

7丁目のながふじくん

7丁目のながふじくん

なかないで、毒きのこちゃん

シアター711(東京都)

2021/11/02 (火) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大好きな劇団の一つ。口コミが大変好評なので下北沢はかなり遠いけど観てきました。なんじゃ、こりゃ~!の連発。やっぱりここのは面白い!!
ロード演劇(?)的なテイスト+ミステリー+ちょっぴり下品なわちゃわちゃ感+ほろり=五つ星

スター誕生2

スター誕生2

ミュージカル座

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

これ実話なのか?フィクションなのか?ナベプロをモチーフにしたような70年代芸能界内幕ミュージカル。歌手に憧れる少女達と錬金術の猛者達の物語。平尾昌晃や麻丘めぐみ、天地真理、キャンディーズ、久保田早紀、加藤登紀子を思わせる錚々たる面々。しかも全曲歌われるのは詞も曲もまさに当時物のそれっぽいオリジナル曲。スクールメイツ(タレント研修生のバックダンサー)の振り付けなど最高。清水義範のパスティーシュ(作風の模倣)作品に近い面白さがある。
楽曲や時代背景が面白く飽きない。枕営業やプロフィール改竄等もきちんと描かれている。流石に全員の歌唱力は文句の付けようがない。
浅丘るみ(大胡愛恵〈おおごまなえ〉さん)の熱狂的ファンである宮原健一郎氏が印象的。ファン目線の日本芸能史なんかも作れるのではないか?今作のキーパーソンでもある石川このみ役宮下舞花さんは爆乳を強調したダンスで観客は大受けだった。
語り手である作曲家のぎっちゃん(大塚庸介氏)の優しい目線と、恋人でもあった反戦運動家・赤木じゅん(田宮華苗さん)とのエピソードが心に残る。

10年分の短編集

10年分の短編集

匿名劇壇

ABCホール (大阪府)

2021/11/06 (土) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Aブロックを観劇しました★3本共面白かった~♪福谷圭祐さんが創造する短編の凄いのはその話を長編作品としても観てみたいと思わす設定の圧倒的な面白さだ★それを
「短編にするのは勿体無い」じゃなく
「短編にしたからこそ面白い」
クオリティの作品に仕上げるのは物凄い才能の証拠だ!
改めて10周年おめでとうございますm(_ _)m

24歳のフォーチュン!ウェディング

24歳のフォーチュン!ウェディング

人間嫌い

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

女性達の結婚に対するリアルな思いが伝わってくる作品でした。
女性として、頷けるところが多々あり(頷ける所ばかり)とても面白かったです。
登場人物達は、こういう人って実際にいたなぁ、実際にいるなぁという感じ。
役者さん達、皆可愛かったし、演技も良かったです。面白かったです!

ちーちゃな世界

ちーちゃな世界

青春事情

駅前劇場(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

プラスなこととマイナスなことが交錯しあって、
でも、主人公の前向きな言葉に救われた気がします。
多少、ツッコミどころもありますが、良かったです!

ネタバレBOX

たぶん、主人公の奥さんは認知症だと思われ、
まだ現在では治療法がないので、進行を遅らせる事くらいしかなく、
リベンジポルノも、ネット上から完全に消し去るのもほぼ難しく、
結局、悲しいかな、どちらも受け容れざるおえない状況で、
解決策というか、たどり着ける答えが、主人公の考え方なのでしょうね⁉︎
面と向かって

面と向かって

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2021/11/05 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

芝居としてはおもしろく、よくあるパターンではあるが、いろんな話が暴露されて登場人物たちが言い訳でジタバタさせられ、思わず笑ってしまう場面もある。しかし、修復的司法というらしいが、その場で、事件の背景とは言え、あんなに広範囲の個人的な話や企業経営に属する事項を取り上げたりするものなのだろうか。

THE BEE

THE BEE

NODA・MAP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2021/11/01 (月) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/11/06 (土) 14:00

日常に潜む狂気を感じた。
舞台美術の演出が面白かった。

ネタバレBOX

鉛筆を折る音が心に響いて怖い。
三人姉妹

三人姉妹

劇団つばめ組

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/11/04 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

海外古典戯曲を上演し続けている 劇団つばめ組の「三人姉妹」、よくまとまっていると思う。確かに登場人物、特に三姉妹の性格や立場といった表現は堪能できた。しかし、その人物たちが描く物語への集約というか集中が弱いように思われたのが勿体なかった。人物描写がしっかり出来ているから面白いはず、その先入観の外にあった印象だ。
この戯曲は、表層的には帝政ロシア末期における没落家族、その三人姉妹の悲しい運命を描く暗い憂鬱な物語だ。人が持つ夢や希望が、時々の状況によって日常的な現実のなかで次第に萎んで枯れてゆく。他方では、単なる暗く悲しい物語ではなくて、悲劇を基調としつつも喜劇的な要素も取り込んだ、それこそ人間の悲喜交々を描いた人生劇でもある。その基調である悲劇的な雰囲気が弱く、惰性的に現状を受け入れるしかない、といった喜劇性も感じられない、無色透明感で被われていた。
この戯曲を現代日本で上演するには、コロナ禍での日常の暮らしにみる社会的な閉塞感を背景に取り込んで、今上演する意味があることを示して欲しかった。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台美術は変形した衝立(室内の壁を想定)を八字型に設え、その中を一段高くし室内を表現。所々に二人掛けソファや椅子が置かれている。先の衝立には歪な三角形をした窓のようなものが刳り貫かれている。そこから見える外景は上手が紅葉、下手が新緑といった季節感の違いを同一舞台で表現している。基本的には室内の会話劇であるため、時間(期間)の経過を表すことは難しい。それを一場面で表現させる工夫であろう。

梗概…色々な劇団で繰り返し上演されてきた戯曲。改めて粗筋を描く必要もないだろうが、簡単な概要だけ押さえておく。田舎町に赴任した今は亡き軍人の父、その三姉妹を主人公に、ロシア革命を目前とした帝政ロシア末期の知識階級の閉塞感を嘆きつつ、再び彼女達はモスクワに住むことに憧れている物語。長女は学校の教師をしているが仕事、生活に疲れ切っている。後に校長になり、家を追い出された老婆の召使いを引き取ってオールド・ミスで過ごす。ニ女は結婚したことを後悔し、夫を軽蔑しているが離婚はせず、駐留している軍人に恋をする。やがて軍人は部隊の移動でこの地を去っていく。三女は仕事をすることに憧れていたが、いざ勤め人になるとイメージ通りの労働ではないことに幻滅する。男爵でもある軍人と結婚をしようとするが、フザケタ男も三女を愛しており、決闘で男爵を殺してしまう。三女は一人で働きだす。幻滅とそれでも続いていく日常に満ちていて、哀しくもあり、可笑しくもある。

今、この戯曲を上演する意味として、人の明るい未来への確信を謳う、閉塞する社会(=今)とどう向き合うかを考えることではないか、と思う。コロナウィルスの感染拡大が社会に大きな打撃を与え出したのが2020年初春。コロナ禍によって既にあった問題、すなわち労働問題や経済格差(貧困)などが鮮明になった。また非正規雇用、自営業、サービス業を営む人たちが職を失ったり派遣切りにあう。社会的弱者に対する政治(社会)の底が抜けたのだ。現代日本の閉塞的状況だ。一方、通(痛)勤や長時間労働からテレワークなど、在宅勤務形態など労働環境の変化をもたらした。この戯曲が創作された帝政ロシア時代…人が身分や土地などの束縛から解放され、人間の意志と選択により社会をどう構築するかが模索され始めた。人は自らの判断で自身の人生を決定することは社会に対しても責任を負う。演劇は「物語の主体である人物」と「現実の世界(状況)」を描き出し、観ている観客に「現代」を提示してこそ(海外)古典戯曲に寄り添い、共感出来るのではないか。何も直截的に重ね合わせる必要はないが、背景なり状況が連想出来れば…。

三姉妹を演じた役者、それぞれの性格や立場が立ち上がり、そうなんだと納得の演技。
・長女オーリガ(吉田直子サン)、姿勢正しく、その外見から芯の強い人物を思わせる。長女という立場から責任感が強く、何でも自分で抱え込むような損な役回りの人生、余裕のないギリギリ感が十分伝わる。
・二女マーシャ(那須野恵サン)、しなを作り感情を込めた姿が艶っぽい。いつも何かに不平・不満を持っているが、自分では何もしない。誰かが何かをしてくれるのを待つ女を好演。
・三女イリーナ(杉崎智子サン)、一見、明るく楽天的な性格を思わせるが、何となく小心で堅実な生き方を選択する。誰からも愛されそうだが、裏を返せば八方美人タイプをメリハリのある演技で観(魅)せる。
・他の役者も、しっかり人物を立ち上がらせ演技としては安心して楽める。
次回公演も楽しみにしております。
マクガフィンのいない今日

マクガフィンのいない今日

劇団Pin to Hint

千本桜ホール(東京都)

2021/11/06 (土) ~ 2021/11/06 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

劇団EXPO2021参加公演。
深いトンネルの中で列車が緊急停止する。マクガフィンが現れたらしい。恐怖に打ち震える乗客たち。謎が謎を呼ぶホラー映画のようなテイストながら根底にあるのは乗客一人一人の人生の岐路。不条理な出来事とリアルな登場人物の苦悩がシンクロして不思議な感動を呼ぶ。

キャスト陣が皆滑舌が良く台詞が聞きやすく、良く練習しているのがわかる。
女性運転手役の金橋明加理の澄んだ眼が印象的だった。

ネタバレBOX

マクガフィン とは、小説などに使われる物語の展開上のキーとなるものや出来事をいう。それをこの作品ではあえてゾンビや怪獣のように扱い、恐ろしくもあり希望でもあるものの象徴とした。

ラストシーンでそれはいつも明日に現れるのだと主人公に語らせたところが意味深だった。

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