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病室

病室

劇団普通

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/07/30 (金) 19:00

初見の劇団。小野寺ずるが出るので観に行ったが、独特の感触だった。
 2019年にアトリエ空洞で上演された作品の再演。とある病室に入院した4人の中年男性とその家族や看護師などが展開する会話劇。同じ言葉を繰り返すセリフに特徴があるようで若干の冗長感はあるものの嫌な感じはしない。同じ病室にいるからと言って、病状にも差があり、友人というわけでもない人たちの関係性に着目したのであろう。私のテイストではないが、面白い作品だった。

犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「ヒリヒリ」とした緊張感を醸し出した
サスペンスな作品でした・・・
会話よりもシチュエーションでの表現が
作中の比重が多かったかなぁ~と感じた
1時間20分の話=舞台セットは
レトロ感がある台所と居間を横長に
見事に再現しておりましたわ(^ー^)

開演時間順守されてて
モバイルの雑音も無く
静かなシーンが多い話に観客の
緊張感もある なかなかの観劇環境だったんだが・・・・
開演前のアナウンスに
咳やくしゃみを擦るときには
口に消音効果を期待して
ハンカチ・バンダナ・タオル・手ぬぐい
親からもらった両手とか使用して
口を覆う努力をして欲しいとアナウンス入れる必要がー
と思う事があったのが残念だった・・・
ゴーマンかまして言わせてもらうと
咳などの生理現象はしかたないとしても
周囲を気遣って音を抑える努力をしろや
客席後部の約1名よ! と
ちなみに口内の上あご部分を
舌先でなぞるようにすると咳とかを
抑えられる可能性があることも付記しときますわ

ネタバレBOX

話は説明通りに
人を殺して有罪・実刑となり12年の刑期を務めあげて
弟と妹のいる家に長男が帰ってきての話です

妹は部屋に引きこもり
電話での会話を彼氏(?)とかとしており
両親のいない家を支えているらしい弟は
ストレスを抱えつつ宅配業をしている環境
加害者家族を支える男性がいるがーって感じです

シチューションな作品であり
ナレーションもモノローグも入らず
開演前のBGMも暗めの感じのリフレインでしたし・・・
ストレスを感じた弟君が
ひたすら手洗いをするのがチョイ怖かったかなーと
父の話は出なかったが
母は手紙が残されてて
狂言的に手紙の内容が時々ナレーション風に
徐々に語られて状況が少しづつ
つまびかれてゆくのでした・・・・

弟君の精神のありどころが丁寧に描かれてたなぁーと
その分 ほかの人のが薄めでしたかな

人を殺しておいて刑期を満了したといって
普通に家族の元に戻っても居場所は元通りではないんだと
強く表現されていた話で・・共感できたなー
亡き母の希望が3兄弟(+妹)で仲良く暮らして・・というのが
呪いのようでした
犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ラストは唐突という印象。
加害者「家族」の苦悩を描いた話であり、確かに軋んだ緊張感は漂うが、物語性が観えてこない。どちらかと言えば、演出や舞台技術によって犇々とした雰囲気(空気感)を醸し出している。しかし家族内における痛みのリアリティがなく、どうしても家族外_社会・世間を意識した描き方をしないと難しいのではないか。
加害者本人(長男)が服役(12年間)を終え、家に帰ってからの1年近くを描いているが、時の経過なり、家族内の雰囲気の変化は自然と流れる。例えば、アフリカの諺、自分の肘は舐められない等を挿入することで、少しづつ軋みを和みへという変化を表す。このアフリカの諺…すべての物には終わりがある。ただしバナナにはそれが2つある、はラストにおける意識の根底を示していたのであろうか。
(上演時間1時間20分)

ネタバレBOX

舞台美術は、鳥飼家のダイニングキッチン、上手側にソファーとミニテーブルのリビング。本当に生活していると思わせるくらいに作り込んだセット。5人家族であるが、父の説明はなく、母は手紙を残し出て行き、劇中で手紙を朗読するという形で表現。長男・傑(西山聖了サン)は殺人事件を犯し服役中、次男・望(鈴木勝大サン)は宅配の仕事をし生活を支え、妹・朝未(永田紗茅サン)は引き籠りという状況をサラッと説明。加害者家族を支援する男・鮫島今日矢(大塚宣幸サン)、隣家で幼馴染の小早川隼(清水尚弥サン)を加え、登場人物は5人のみ。各人がそれそれの思惑で蠢き出す。

日常のちょっとした仕草に性格や置かれた状況が見えてくる。例えば、望はコロナ禍を思わせるのか分からないが、帰宅後、手洗いうがい、また分別ごみの徹底など、何かしら強迫観念のようなものに取り付かれている。苛立ちと鬱屈の毎日だ。朝未は自宅内でも携帯電話を媒介しないと話が出来ない、それも隼だけという対人恐怖症のようだ。傑は、家族に迷惑をかけた思いでドギマギした態度、反省としての土下座。当初3兄弟妹はよそよそしく ぎこちない素振り、その微妙な距離感というか空気感を実に上手く表現している。そのバランス感覚が好い。そこに鮫島の色々な諺などが入り込み、時間をかけて ゆっくりとという言葉が時の必要を示す(例えば、朝未が直接会話出来る、傑からの差入れを受け取る等)。またアフリカの諺の意味は、結局解らないが、同様に傑がどうして殺人を犯すことになったのか、本人も判らない心持を示唆している。
子供が玩具売り場で泣いているのは、買ってもらえなくて泣いているのか、買ってもらいたくて泣いているのか、過去(原因)と未来(目的)に準えて説明する。後者によって傑が犯した事件の概要は省略し、現在以降に焦点を当てた内容にしている。テーマの「加害者家族」視点を暈けさず、過度に加害者本人を描かない説明・工夫か。

鮫島の加害者本人は弁護士が付き、人権は守られるが、その家族の苦悩等は守ってもらえない、という言葉は重い。実際、加害者家族としての重荷は生涯背負うことになるだろう。また朝未に対して、同じ血は流れていても人は1人ひとり違い、決して兄が犯罪を犯しても自分(妹)も同じ行為をするわけではない。

物語は望の解雇によって動く。世間の厳しい目に晒されながら何とか生活を支えてきたが、傑の犯歴が原因による解雇。一方、傑は淡々と平穏な暮らしを享受している。望は何となく理不尽に思える蟠りと不満が噴出。決して抗うことが出来ない現実は、いつも家族外による(無言の)圧力。朝未の誕生日ケーキを傑が買いに出かけ、帰宅が少し遅れただけで何か起きたのではないかという疑心暗鬼。社会という「分かったような分からないようなもの」を対照に置くことで家族の苦悩(物語性)が鮮明に出来たのではないか。
アフリカの諺_物には終わりがあるが、バナナにはそれが2つ…始まりがあって終わりがある、が終わりは始まりでもあると…それは負(不幸)の連鎖を意味するのであろうか。ラストシーン、その伏線があったのか、それとも誤刺だったのか?唐突だ。

公演は、母親(手紙)の朗読(声=美津乃あわサン)に不穏、悔悟(末期癌のため慟哭イメージ)を思わせる音楽を重ねているが、少し音量が大きいのが気になった。照明は時季による外光や1日の時間経過による諧調も巧みだ。その色調が家族という空気感と人物の心象をうまく表現していた。
次回公演も楽しみにしております。
犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

殺人事件を犯した加害者とその家族を取り巻くお話。
演者の演技はどなたも素晴らしかった。特に支援団体役の方は良く、一層この舞台のきな臭さが増していた。

ネタバレBOX

殺人事件後の話とはいうが、直接的な殺人に関する話題は終盤以降にしか出てこない。だからこそ、前半中盤の常に張っているような雰囲気が伝わってきた。
加害者家族とはいうが、近所の幼馴染の青年と支援団体の人間も出てくる。この対比がよく、最初はみんな人が良い雰囲気だが、結局事件に向き合っているのは家族だけで、他2人は利己的な要素で動いている。

気になったことが3点ある。
①結末として、新たな殺人事件が起きるのだが、動機や内容が軽い。この物語の結末のきっかけが、痴情のもつれというのはテーマである家族にはあまり関係ないのもあり、勿体ないかなと思う。
②長男の殺人事件に関する内容が一切語られないせいで、この役の背景が見えてこない。「悪い人じゃないと思う」と劇中セリフがあるのに、それを感じとれるのが劇中の雰囲気だけである。物語の根幹にある事件なのだから、役を客側が知るという意味で語ってほしかった。
③母親の手紙を朗読する音声が流れるが、音質が悪く、内容が頭に入ってこない。また差し込まれる回数も多く、その度に舞台の空気が壊れるように感じた。
犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 加害者家族の過ごした十三年間の内実を十二年の務めを終えた犯人(長兄)が戻ってきてからの約一年で描く。

ネタバレBOX


 最後迄、では長兄が誰を殺したのかについては一切触れられぬ為、消化不良を起こしたような煮え切らない感覚が残る。これは創作側の意図かも知れないが。
 またラストは可成り衝撃的ではあるが、この新たな犯罪を起こした者の動機はやや浅いように思われる。無論、キチンと心象を追うことはできるし犯行に至った原因も明らかに読み取れるのだが、この程度の理由でこのような結果を必然的に齎すとは自分には思えない。出演者の演技については、長兄を演じた役者さんの演技が最も気に入った。各登場人物の心理をキチンと追うと可成り内容的には深堀りできる作品ではあろう。余り細部迄書くとネタバレが過ぎようから、ここ迄とする。
犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

まず、久しぶりにシモキタらしい良質なストリートプレイを観ることができたことに感謝したい。細部まで技巧した空間が、「素」にはない説得力を有する。
10年以上の刑期を終え、家族の元に舞い戻ってきた加害者の「兄」を迎え入れる弟と妹の、交差せずに各々「変化」していくプロセス。しきりに配達労働の話題がのぼっているが、実は、家庭内ではなく、現代社会が影の主役というべきだ。「兄」に対する一直線ではなく、広い意味での「誰か」が関係性を決める。そして、潜んでいた、矛盾していた厚底が良くも悪くも開花するのである。だから厳密な意味での「変化」でもない。そこを部屋の一室で描き通したのが見事だった。

ネタバレBOX

近所の青年の、歳にしては幼いキャラクター、社会支援家の胡散臭い人物の、止まらない知識。それらが、おどろおどろしい加害者家族を相対化させつつ、しかし、部外者も内外化することになる。私は事件の詳細を明らかにするべきだとは思う。また、妹の生活環境、青年との馴れ初めがみえてこない。戯曲的雰囲気に執着するばかり、観客の理解に不親切ではなかったか。
犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

犯罪加害者の家族を扱った舞台はこれまでもいくつも観てきた
淡々と進めて最後の劇的シーンで効果を盛り上げようとしたのだろうが、やや不自然に思われるところがあった
過去に観た同じテーマの他の舞台であったようにプロットをもうひとひねりするとか、メタファーを用いるとかすればよかったのではないか
鈴木勝大の自然体の演技が良かった
奥の窓とスポットの照明が印象的だった

犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

気まずい感じがよかった。衝撃のラスト、すごかった。

犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何故犯罪を犯したのかを当人がわからないことが周りをどんどん不幸にしているような。いい役者さんばかりでなかでも長兄傑役の西山さんが客席を見た時の目力が凄くてぞわっとさせられました。

奇跡を待つ人々

奇跡を待つ人々

東京夜光

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/07/24 (土) ~ 2021/08/04 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

■約115分■
一つのSF作品として、すなわち世界観の相克の劇として、途中までとても面白く観た。

ネタバレBOX

が、イチが終盤で口にする「奇跡」の意味が、「奇跡」というその語がどんな事態を指すのかがよく分からず、繭の中のごとく安全・安心(図らずも旬なワードになっている笑)な部屋から恋仲(?)となったノンを伴い奇跡を求めて戸外に踏み出すラストシーンで彼らの高揚を共有できなかった。
犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

赤堀さんの『葛城事件』と『白昼夢』をミックス?加害者家族を扱って、“家族も被害者”と“犯罪者といえども家族”の間の葛藤だけでは物足りない…。この間のクローズアップ現代・和歌山カレー事件の方が凄かったなぁ。

刀盃~宵ノ梅乃香~

刀盃~宵ノ梅乃香~

本若

近鉄アート館(大阪府)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

内容はとても良かった‼️殺陣も迫力あった。迫力あり過ぎて目の前に刀が飛んで来たのにはビックリ👀‼️あれは演出ではないよね…。あっという間の二時間でした。

犇犇

犇犇

TAAC

駅前劇場(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ラストのクライマックス、すごーくビックリした。まさかこんなことが...
驚いて、もう目が釘付けになった。
被害者家族が苦しむのは、ドラマでもよく観る。加害者家族が、こんなにも悲惨だとは...
役者さんの熱演に引き込まれてた。
二つばかり気になったことがある。
ひとつは、お母さんの手紙、もう少し美しい曲に乗せて読まれたらよかったかも...
音が割れてよく聴こえない。すこーし不快な感じ。
あとひとつ、これはもしかしたら、私の性格が悪いせいなのかもしれないが、最初の20分位の、肘がどうとか、バナナがどうとかは、少しくだらなくて、要らないような気がした。
この話を入れるのなら、クスッと笑える話を入れた方がもっとより良い作品になった気がする。

全体的には、加害者家族の心理がうまく描かれ、良いお芝居だったと思う。

アンダーグラウンド・アンソロジー

アンダーグラウンド・アンソロジー

イマシブ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/07/22 (木) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

趣の違う短編3本。どれも面白かったです。できたらチケプレに当たって2回見たかったです。アーカイブ配信があるとのことで楽しみ。

ネタバレBOX

私ならノートの方がいいな。持ち歩きに便利(笑)
から騒ぎ

から騒ぎ

言葉のアリア

劇場MOMO(東京都)

2021/07/28 (水) ~ 2021/08/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/07/29 (木)

価格4,330円

29日19時開演回(124分)を拝見。

前回の「煙が目にしみる」とは作風がだいぶ変わって(第1回・2回公演からすると今回の方が本来の作風か?)、シェイクスピア喜劇らしい、ダジャレに言葉遊び、速射砲のようなセリフ回しに、現代風にアレンジした演出・振付が上手くハマった、実に愉快な2時間だった。

ネタバレBOX

【配役】
ベネディクト(ドン・ペデロに仕える。独身主義者で皮肉屋)
…シミズアスナさん(白塗りでないシミズさんの活き活きとした演技に好感)
ベアトリス(レオナートの姪、ヒーローの姉のような存在)…水谷千尋さん
クローディオ(ドン・ペデロに仕える。ヒーローに一目ぼれ)…鈴原紗央さん
ヒーロー(レオナートの一人娘)…星乃彩月さん
ドン・ペテロ(凱旋帰国してきたアラゴン大公)…須藤翔さん
レオナート(メッシーナの知事)…依乃王里さん
アントーニオ(レオナートの弟)/夜警…室岡佑哉さん
ジョヴァンナ(ドン・ペドロの妹)/書記…黒須みらいさん
ボラチオ(ジョヴァンナの部下。腹黒い)…太立建さん
コンラッド(ジョヴァンナの部下)/修道士…鈴木大二郎さん(「煙が…」に続いての出演)
マーガレット(レオナート家の侍女。ボラチオと恋仲に)…原鈴香さん
アーシュラ(レオナート家の侍女)…ハルさん
ドグベリー(レオナートの部下)/司会…木ノ下藤吉さん
ヴァージス(レオナートの部下)/使者…宮﨑聡さん(「煙が…」に続いての出演)
お伽草子

お伽草子

アートプロジェクト集団「鞦韆舘」

藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)

2021/01/16 (土) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

それぞれのチームが個性的で、また熱が入っていて面白かった。小劇場ならではの俳優さんと近い感じがやっぱりいいなあ、なんて思いました!今後の舞台企画も楽しみです(^^)

死なない薬

死なない薬

劇団第一主義

未来ワークスタジオ(大阪府)

2021/07/28 (水) ~ 2021/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

考えさせられる。オカンにも質問しているけど…。死後の世界がわからないので、あったらいいなとも思うけど…ミッシングリング。

廻る座椅子で夢を見る

廻る座椅子で夢を見る

演劇プロデュース『螺旋階段』

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2021/06/25 (金) ~ 2021/06/27 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

「廻る座椅子で夢を見る」螺旋階段第29回公演 online 2021.7.25
 矢張り配信は、実見と異なり臨場感には欠けるが、本が素晴らしい出来であり実見の際には前の席で拝見して居たのに対し、配信ではより俯瞰できるという利点があった。演技自体殆ど板上で行われそのサイズと撮影機材の写角がほぼ一致して居る為、殆ど見切れらしい見切れも無い。本質的なことは、既に実見した方の観て来たに書いた。お読みになりたい方はこちらもご覧頂きたい。

七人のヨッパライ

七人のヨッパライ

パリペム

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/07/14 (水) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ありえへんでした。

ネタバレBOX

とあるバーの閉店の日、キープしていたボトルを取りに来てたまたま集まった常連たちが一人来ない常連について色々話し合う話。

回想シーンとはいえ、その人が登場してしまっては、想像する幅が狭められてしまいます。

病気だったその人が自分のボトルの裏側にメッセージを残していたことに今の今気づくなんてあり得ません。いくらコロナ禍で休業していたとしても、ボトルを取りに来る人のために、ふきんで乾拭きして埃を拭っておくぐらいしておくでしょう。
誰か決めて

誰か決めて

吉祥寺GORILLA

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/07/07 (水) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なかなか感動的でした。

ネタバレBOX

遺品整理人たちが見つけた手記から、幼い頃から他人に気を使い過ぎて心を病んだ男の生き様が明らかになるとともに、そもそも遺品整理を依頼した人は誰だったのか、どんな人だったのかも明らかになる話。

役者さんたち全員が、基礎がしっかりしているという印象を受けました。

絵本になるはずだった原画を探すのが目的だったことから、依頼人の当時幼子だった女性は当然絵を見ていたであろうという先入観を持たせておいて、実は盲目だったという意外性は、そう言えばお母さんが子供を呼び寄せるときに手を叩いていたなという伏線の回収はあったものの、ちょっとあざとく、そこまでしなくても良いのではないかという気がしました。

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