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ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

theater 045 syndicate

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

理屈抜きに楽しむ人情+風刺を垣間見せた娯楽痛快活劇。当日 劇場外は台風、物語は「砂嵐と雷鳴が轟く」という破天荒さ。堪能した!

「掘りだしモノ!」「絶滅危惧種!」と大好評だった痛快作が、横浜に帰ってくる!」の謳い文句通りの面白さ。「ハマの弥太っペ」(2018.1)「ヨコハマ・ヤタロウ」(2019.1)と続いてくるが、はじめの「弥太ッペ」という名から、昭和の名作「関の弥太っぺ」(長谷川伸)が下敷きになっているようだ。またマクベスの3人の魔女の予言を連想させる神秘性で魅せ、さらにウエスタン調の活劇で観せる、単なるリリシズムではない振幅がある。
風刺としては、奥行きと高さのある舞台の長所を活かし、権力構造を舞台美術だけで演出する。主人公・ヤタロウと敵対するヨコハマ市長の豪華椅子と睥睨する姿が権力そのもの。辛苦の泥水を飲んできたヤタロウと対照的な描き方だ。

(上演時間1時間50分 休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術、場所は銭湯「松の湯」、中央奥に開閉するスクリーン幕と広階段、上手側にはカランと桶など、下手側には暖簾戸と縁台。全体的に寂びれたというか廃墟のような雰囲気が漂う。冒頭、正面スクリーンに物語の背景や概況の説明が映し出され、物語が始まる。時は20XX年。某国から飛んできた旧型ミサイルで、関東平野は荒野と化し無秩序状態。その地に最悪最強の「ウォリアーズ」という集団が跋扈し、ヨコハマが犯罪都市になっている。ヤタロウ(今井勝法サン)は、そのウォリアーズに妻を殺された、元オリンピック金メダリスト(射撃)である。妻の復讐のため殺した相手は50人超。そして殺した相手のやり残したこと(望み)を背負い、約束を果たすために苦闘している。しかし、50人超の1人ひとりの望みを描くわけではなく、「関の弥太っぺ」にも出てくる妹であり、娘という女性をこの物語ではヒロイン・キク(元水颯香サン)として登場。

物語は3年前に遡る。「マクベス」を彷彿させる3人姉妹(1人は鬘女装の弟)の予言により、死ぬことが定められたヤタロウ。刺客に狙われた場所が銭湯内、全裸のヤタロウ絶体絶命のピンチだが…。想像をはるかに超えるところから武器が、笑える。敵となるヨコハマ市長(寺十吾サン)は、ヤタロウのオリンピック出場をかけたライバル。この男の娘が病床にあり、どうしても金メダルを獲りたかったが。そしてお坊ちゃま(葉山昴サン)はヨコハマ市長によって或る手術をされ記憶がない。執事(中野マサアキサン)という傍観的な人物と彷徨しているが、実は妹がいる。キクが市長の娘であり、お坊ちゃまの妹に繋がってくる。ヨコハマ=横浜らしい「赤い靴」まで持ち出す。

ヨコハマ市に吹き荒れる砂嵐を守るため、市長にとってメリットのある富裕層が住んでいる地域だけを砂塵防護壁を築く。不要不急の外出は控えるように…どこかで聞いたような文句。自分の言葉で説明しない市長、肝心な内容は秘書が喋り、「その通りでございます」と追認。いろんな場面で現在の日本を揶揄しているようで笑える。因みにヤタロウがヨコハマ(望郷)に行くのは妻の墓参りだが、市長によって壁下に潰されていた。

ヤタロウは、相手を殺す前に約束事を請け負う。1つは市長の娘、お坊ちゃまの妹との邂逅。実際に会えたかどうかは判らないが、少なくとも心に姿、思い出が刻まれたことだろう。もう1つ、同僚刑事だったモリスケ(中山朋文サン)が松の湯で全裸のヤタロウに仕向けた刺客(若者2人組)。ヤタロウは撃退するが、その際、2人の要望は漫才の上達と披露。「壁に向かって稽古しろ」は孤独との戦い。ラストシーン…ヤタロウとモリスケが漫才ネタを行いつつ、そのままヤタロウは約束を果たし永年の別れに旅立つ。

舞台技術も素晴らしく、薄汚れた場所を更に際立たせる薄暮の照明、そして印象的なのは目つぶし効果。音響ー効果音はもちろん轟く銃撃音、音楽はマカロニ・ウエスタン調で物語に上手く合わせる。軽快なテンポがアクションを活き活きとさせている。世紀末人情活劇「ヨコハマ・ヤタロウ」は、もっと やったろう というダジャレも許してくれるだろう。
次回公演も楽しみにしております。
虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 ベシミル! 華5つ☆ 流石に大賞を何度も獲得してきた劇団。

ネタバレBOX

 いい加減な脚本が矢鱈多くなっている昨今、流石に攻めるべきは攻め、気に留めるべき点は気に留めて分かり易く、而も東京帝国大学(坂下)と京都帝国大学(石野)との研究者のタイプ差も描き分けている。自分も両大学の研究者とも付き合いがあるので戦前の研究者もこうではないか? と類推する楽しみがあった。近代国家成立以前に大学が在ったヨーロッパやアメリカのように思想・信条・学問の自由・人間の尊厳をベースにした思考の価値を創造し護持してきたのは大学人であるとの認識が国家権力への大学人主張に繋がるという体制の根拠が日本には薄弱である。然し京都にはこれとある意味似たことがあるかも知れぬ。というのは権威という形で将軍を任命し国家権力を相対化してきたからであり、或は千年の都であった京(一時的に奈良)の地で育まれてきた底深い文化や学問の中心地という歴史からくる矜持と大きな政変が在る度に戦場の憂き目をみてきた民衆の反権力的指向が京大の学生にも京大の研究者にもどこかで影響しどちらかというと大らかで権力よりも人間的価値を重んじる傾向が強いのかも知れぬ。そこへゆくと東大は幾つかの学問塾のような(例えば昌平坂学問所等)が合体してヨーロッパの近代国家を真似て作りそのイデオロギーを広めようとして作った「最高学府」であったから自立心が弱く時代権力に阿易いのかも知れぬ。無論、第2次大戦中に軍に引っ張られ命を落としたり身体を毀損した者の比率は私大より帝大の方が圧倒的に多い。学生ばかりか、助教授クラス迄兵士として出征させられたケースもあった。このような学問の自治に纏わる大問題は現在も我々の足下に在る。学術会議任命問題が良い例だ。両教授の台詞及び各々の助手の台詞からもこれらの事情がとてもよく分かる。無論、研究者各々で個性もあるから、京大(京都帝大)の教授が総てより人間的であるとは限らないだろうが。
 さて、今作では伏線の張り方に際立った特色がある。通常伏線は脚本に書き込まれているが、今作では演技というか小道具に伏線が仕込まれている。即ち基本的には観た観客にのみ分かるように仕組まれているのである。これは演劇人として新しい態度なのではないか? 観客を信じなければこんな芸当はできない。演劇人として一期一会を舞台化したと言っても良い位だ。いつも通り、作・演を井保氏が担当している。と同時に役者としても演じている。三役をこなしながら体得した観客への信頼がベースにあるのだとしたら、これは素晴らしいことではないか? 他にも褒むべき点がある。出演者全員がラビ番のメンバーかV-netメンバーであるということだ。若手をキチンと育てて来た実践がここに稔っているのだ。実力というものは、このように目立たない地道な努力と継続、そして参加した人々が持ち続けるインセンティブによって成り立つ。その証が今作には見て取れる。女性陣の和服の着こなしも良い。
 椋平の虹が他の誰にも見えない謎に関しては、消去法で考えてゆけば簡単に答えは分かる。無論、早く答えが分かった所で今作の魅力が減じる訳ではない。至る所に掘り下げられたサブストリームが横たわっているしキチンと納得できる深さでそれが表現されているからである。要するに飽きさせないのだ。それは舞台美術にも表れている。目隠しとしても用いられる障子は、俳句の季語としては秋・冬に関係する。風鈴はお分かりだろう。オープニングの蝉の鳴き声は、ミンミン蝉。即ち夏も盛りを過ぎゆく頃である。こういった舞台上の総てが作品の生成・情緒・表現に関与してくるのだ。それら総てをひっくるめて東大の詭弁と京大の哲理・真理が対立し、椋平を通して世界が関与する。更に・・・も示されているが、観劇した人々は何を観るだろうか。実に面白いではないか? 
ユートピア

ユートピア

singing dog

「劇」小劇場(東京都)

2021/10/01 (金) ~ 2021/10/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ピーナッツを食べているシーンがありましたが、結構長く食べていて、公演の度に食べるのは飽きそうで、大変ですね。鼻血が出るかも...(笑)
亭主関白のお父さん、個人的には、嫌いなタイプですが、家族のためを思い頑張っているのにみんなに疎まれる。可哀想な気がした。努力が裏目に出ること多いでよね。
ひとりひとりの感情の動きがとてもよく描かれていた。
いろいろ考えさせられる、良いお芝居だった。
ひとつ気になったのは、長女と母親が、同じ人が演じていたが、区別がつかず、混乱した。他の役者さんの二つの役は大丈夫でしたが。

少し重いテーマではあるが、個人的には興味があり、とても楽しめた。
満足でした。次回も楽しみです。

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

史実を基にーって
よくできてたなぁ=さすがのラビット番長って感じの作品でした

惜しむらくは換気が効きすぎて
チョイ濡れた身体が場内で冷えやすくなった位
(まぁ台風16号のせいもありますね)
=冷えを気にする方は対策必要かなーとか

ネタバレBOX

A.D.1930年代
不穏な感じで戦争の影が見え隠れする時代に
軍の意向で地震予知を探る研究者が見つけた
虹を見る男・・・・
ただ男の言う虹は第三者には見えないものだが
次々と地震予知を的中させ精度も増してゆく・・・
基本は帝大の慎重な地震予知研究の教授と
虹の人と近所で呼ばれてる無学な男との交流です
慎重に慎重を重ねる性格で
軍に地震予知として報告はしてなかったのに
新聞にすっぱ抜かれて詰め腹を切らされる過程は
丁寧で納得の物語進行でありました
倒れた後の脳梗塞状態芝居は
今までの介護作とかが生かされてるよなーとも







ラスト=虹の人は色彩が見えてない
上手に作中では濃い色のモノトーンの着物と
白黒の葉をもつホオズキの鉢物で表現してまして
某映画 魔宮の伝説ラストみたいに
(ちょうど放映もしてましたなー)
カラフルな着物と普通の色彩の鬼灯の鉢をもってきて表現したのは
上手だったなーと感心しきりでした
海面に集まった魚の群れの光の反射を虹と見たのか
地震光といわれるものを見たのかは観客の心のままにと・・・

このまえTVで地震光らしい映像を見たんだがー
稲光みたいに一瞬な光でした=虹ではないなぁ と

また色彩話であり色盲・色弱だと
赤と緑の区別がつかないんだよなー確か
作中では黒のグラデーションに見えると説明してたね
実際だと黄土色のグラデーションに見えるらしいね
(親戚の子もカリントウを赤で描いたのには驚いた=でわかったんだが・・)
でも輪郭とかが認識しやすいそうで
今ではどうか知らんが
昔のヘリパイロットでは推奨された能力だったとか・・・WW2まで
ぐらいの話だとは思うけどねー


自分は地震にてキーンという高音が聞こえます
東日本大震災ん時は単に耳鳴りと思って医者にかかろうかと思ったほど
日々高音がうるさかった・・・・・ほんと回数が多かったわ
最近はそゆことないんで大型地震はすぐにはこんだろーなーと(^ー^)
ちなみに作中みたく地域なんぞわかりません=ただ規模がわかる程度
=音の大きさと聞こえる長さで=大きくて長いほど規模もデカイってくらい
Ma les me Role 〜マルムロール〜

Ma les me Role 〜マルムロール〜

劇団フェリーちゃん

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/09/23 (木) ~ 2021/09/26 (日)公演終了

映像鑑賞

配信で視聴。
ファンタジー、架空の世界を描くアプローチには色々あるものだと改めて思った

ネタバレBOX

人間関係など作品中で語られなかった部分があるため、登場人物達の動きや思惑が予想できず、それが良かったのかどうかなんとも判断し難かった。
ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

theater 045 syndicate

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

レトロで面白かった(^ー^)
・・・そっかーサイコガンネタは半世紀前なんだな・・・
ケロリンとガンベルトと旧式ガンのオンパレードは
なかなかよございました~♪

なんかねー効果音の人が遊んでくれるのも
新鮮で楽しかった作品でありました=約2時間弱

ネタバレBOX

ネタが古くて知らない世代に説明しながら笑いを取りつつ
物語を進行させる手法はユニ~クで楽しめました
(伏線?にもなってる感じがまた(^ー^;)

話はバイオレンスジャック風に
関東=横浜限定風に荒野となって
西部劇が進行する感じです
レトロで乗るなら=無頼ザ・キッド=みたいな
(さぁググってみましょう↑)
スッパダカ・ヤタロウの名に恥じぬ
作中ほとんど裸であり=これは観る人を選ぶかもー
でヤタロウは殺した相手のやり残したコトを継いでやるという
ポリシーがあり=例:1日1000回スクワットをするとか
EX:漫才大会に出る=漫才をやるとか
様様な人々との出会いでヨコハマを牛耳る市長との対決
運命を占う3姉妹(3姉妹・・・姉妹・・・ではないんだが)
マクベスの占い話にひっかけたトコとか
色々混ぜてて楽しめました~♪

ドーベルマン刑事の全裸エピソードで出したナイフ
服に刺さったナイフ=大腸菌まみれで触れないというのが
作風にあっていそうでしたが言いませんでしたねー
何とか取ろうとしても触りたくないナイフ・・笑い取れそうな気が(^ー^)

ちなみに44マグナム弾ですけど
ダーティハリーも言ってた気がするけどー
反動が強いホットロードという作薬量と
反動の軽いライトロードというのもあるので
リコイルは様々なんですけどねー
ちなみにカスタムな回転式拳銃とかだと
先のマグナム弾どころか大型のライフル弾をリボルバーに入れる
ハンドガンなんかもあります
=反動がほんと漫画ドーベルマン刑事さんになるらしい・・
虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ラビット番長の新たな挑戦。大成功!
新境地に大いに魅了されました。
これだけ面白い劇を見たのはいつ以来だろう?
今年一番かもしれない。

ネタバレBOX

ああ、そうかあの口紅の色はそういう意味だったのか!
ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

theater 045 syndicate

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

主な舞台が横浜の荒野にある銭湯松の湯、ヤタロウはたいてい裸でピストルとケロヨンの桶をもって戦うのです。コブラとかドーベルマン刑事のネタとか想像していた通り昭和臭満載の物語でした。そしていろんなキャラが相互に繋がっていてちゃんと収束していきましたよ。猥雑感あふれる物語を一気にみせてもらいました。けっこうきれいな幕切れでした。ただ大スタジオだとちょっと舞台が広すぎたような。初演の雑居ビルでのステージを見てみたかった。

ネタバレBOX

一番面白かったネタが、ラストシーンの葬儀屋と死体、交互に葬儀屋とそこに歩いてくる死体をやり、突っ込みまくり、最後にぱたんとほんとに死体。。。
近松心中物語【愛知公演中止】

近松心中物語【愛知公演中止】

KAAT神奈川芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2021/09/25 (土) ~ 2021/09/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

遠近法を利用した奥行きのある舞台になっています。
松田龍平さんの与兵衛がいい味出してて、笑えます。
終盤の川に落ちるシーンは、古典の演出でしたが、水を使うよりもなんか安心です。
忠兵衛と梅川のシーンは感情移入して泣けます。

ぱびりおんさん

ぱびりおんさん

万博設計

ウイングフィールド(大阪府)

2021/10/01 (金) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

満足度★★★★

演出が違うと、こんなにも違うんだと勉強になりました。過去にも、同じ題名でも、面白かったと思ったり、全く逆もあったりと。楽しめました‼️


ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

theater 045 syndicate

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ケロリン桶で大事なところを隠しているヤタローさん、インパクトがあって、いつまでも残りました。
人懐っこくて、好きです。
笑いがちりばめられていて、とてもおもしろくて最高でした。
本当に観て満足でした。
横浜で遠かったけれど、行った価値ありました。
次もゼーッタイ観たいです。

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

荒天の中ビショビショになりながら向かった池袋、でも観劇した甲斐がありました!
見初めにこれは?といくつか気になっていた疑問がラストで解けてスッキリしました。
また逢う日までも歌えて大満足でした。

ネタバレBOX

口紅、鬼灯、スイカ・・・鮮やかな色の物がモノクロになっているのがラストでカラーになるのがお見事。
SMオペラ〜上海的月虹(R18+)

SMオペラ〜上海的月虹(R18+)

アートプロジェクト集団「鞦韆舘」

心斎橋パルコ「SPACE14」(大阪府)

2021/10/01 (金) ~ 2021/10/02 (土)公演終了

満足度★★★★★

アート感の高い作品。衣装等もかなり凝っていて、女性が多く出演。宝塚の逆で、女性らしさを最大限に発揮してる作品。R指定まで必要ないと思うが、歌有りダンス💃ありで楽しめました。エレベーターが中々来ないんで、時間に余裕を持って行きましょう。

舞台「死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-」

舞台「死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-」

東映ビデオ

サンシャイン劇場(東京都)

2020/07/23 (木) ~ 2020/08/02 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

人の感情として、敵と思い続けた相手に対して、自分の思い違いを認め、その相手を受け入れるまでが、かなりすんなり?という部分もあったが、全体としては面白かった。個人的には陣内将の死神のクールで食えないキャラ、そして主役の崎山つばさの侠客っぷりがお気に入り!映画版も観たいですね!

舞台「東京リベンジャーズ」

舞台「東京リベンジャーズ」

舞台「東京リベンジャーズ」製作委員会

日本青年館ホール(東京都)

2021/08/12 (木) ~ 2021/08/14 (土)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

アニメの方は途中で観る気が無くなってしまったが、舞台の方はかなりの見応えだった。主役のタケミチくんの奮闘ぶり、マイキーとドラケンの存在のバランスの良さ。しっかり引き込まれて観てしまった。演出も固定舞台を飽きさせず見せていた。次回は生で観たい。

ヒ me 呼

ヒ me 呼

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2021/09/24 (金) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

古代、人々は恋を知らなかった。はやり病(胸が苦しい、味がしない等コロナっぽい)で卑弥呼が死ぬ。地下の墓所で、ヒ(火)族、ミ(水)族、コ(木)族が通夜の宴会。すると、部族を超えてよく似た別のはやり病(=恋)がみるみる広がり、男と女、男と男、あるいは女と女が「胸を痛め、食事の味も感じない」ほどの恋に落ちる。と思うと、墓所の出口が大石でふさがれて出られなくなり、恋患者は伝染性があるとして隔離される。救護班が結成され、未来に発明されるスクリーンで、離れていても会話ができるようになり…。

奇想天外、荒唐無稽な物語で、よくもこんなバカバカしい話をと思う。見どころは5元多発同時ループの宴会場面や、インチキ言語の伝言ゲーム、短いコントの連続のようなギャグ、ダジャレ、愉快なマッピング映像等々を舞台で目撃・経験することにある。様々な仕掛けを、おもちゃ箱をひっくり返したように盛り込んで、唯一無二の天野天外ワールドを作り上げる。3年ほど前に新国立劇場で初めて見てびっくりしたが、二度目の今回は少しなれたのと、舞台の条件が新国立ほどよくないので、少しアナログ的でおとなしい。

換気のためと称して、流山児祥氏が3度乱入。最後はヒ族の長と師弟対談を始める。「青山の全共闘副議長がいまや演出家協会会長。トップになって、あんたも変わったね」というやり取りは楽屋ネタだが面白かった。2時間10分休憩なし

ネタバレBOX

最後は火と水と木が協力して暮らしていく、サスティナブルを提示する。天野天外には珍しいメッセージということだったが、これは最後のご愛嬌のようなもの。舞台の本体はあくまでばかばかしいステージングにある。
ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~

theater 045 syndicate

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

横浜を舞台に、まさかこんなにも退廃的でギラギラした世界が広がっていようとは、全くの予想越え。

殺した相手の人生(のやり残し)を逐一背負っていく主人公のヤタロウ。
復讐を誓いながら何という厄介な生き様。
前作から引き継がれていると思われる部分など嗅ぎ取りながら観進めるも、最初は「予想越え」な世界観に押されっぱなし。
このまま押されっぱなしではヤバいと思い始めた頃、衝撃?のアキラ100%状態が出現(つまり全裸)
あんれまぁ何ともお下品。と言いつつ、しっかり取り込まれていくのでした(笑)

上級なパワフル演技でハードボイルド。
禍々しく退廃的。
滑稽にて残酷。
色んな要素が幾重にもコーディネートされ、これはもう実際に観てみなければ何とも表現し難い世界観。
このヤタロウワールドが横浜の古びた雑居ビルで生まれたとなれば「なんかとんでもねぇのが出てきた!」と話題になったのは至極当然だと思うし、下北沢から今回のKAAT大スタジオへの加速の勢いも大きく頷けます。

ネタバレBOX

さあ、全裸でどう反撃する・・・
漫画「ドーベルマン刑事」のシーン、思い出しましたよ、彼が行動に移すと同時に。
一体何人分かったのだろう。な限定ヒントと共に笑ってしまいます。
漫画では普通にシリアスなシーンだった・・・いやいや実際再現するとぶっ飛んだ話です(笑)

“怖い”にも色んな種類があり、本作にも幾つもの“怖い”が。
その中でも子供の頃、初期の仮面ライダーを見て“怖い”と思った感覚が蘇り
・・・幾度となくレトロチックな部分を刺激してくる舞台でもありました

或る、ノライヌ

或る、ノライヌ

KAKUTA

すみだパークシアター倉(東京都)

2021/09/25 (土) ~ 2021/10/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/09/30 (木) 19:00

KAKUTA久々の新作は、15年ぶりだかという劇団員のみの公演だが、とてもいい芝居を観せてもらった。
 いくつかの話がそれぞれ立ち上がり段々とまとまって最後は一つの話になるというのは、KAKUTAの、桑原の、得意とするところだが、今回は加えてロードムービー的な要素も加わり、芝居が広がりを見せた。加えて劇場の適度なサイズ感が巧みで、多様に変化する舞台美術も相まって、小劇場演劇らしさが見事に活かされている舞台になっていた。イヌの視線から見る、というのも新たな要素だったが、ちょっと切ない終わり方が泣かせる。劇団員だけということもあってか役者の相互に活かされ方も巧いが、若手もベテランも活躍する中で、主宰・作・演出の桑原の役者魂みたいなものも観られたような気がした。80分(休憩10分)65分強の計2時間40分弱が全く長く感じなかった。

いびしない愛

いびしない愛

ばぶれるりぐる

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

満足度★★★★

零細企業の今を、とても上手く表現されている。その中に、家族の絆や地域コミュニティの在り方を見せてくれる。そこに方言が入ることで、現実感がマシマシになり、楽しめました。

ヒ me 呼

ヒ me 呼

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2021/09/24 (金) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

天野天街の演出。答えた役者。しりあがり脚本
案内からのいきなりスタート
良かったの一言。

少し補足
古代人導入部分を受け入れられるかどーか。
(アフターで言われてた観たことない、くどくした同時会話。確かに。)
流山児アジ健在。笑
お薦め!

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