
奇譚録。バーベキューダンス
劇団「楽」
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2022/01/19 (水) ~ 2022/01/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
バトルアクションシーンが途中あるのだけれど、刃物(もちろん小道具)が躰スレスレに空を切るなど、めっちゃキレッキレで激しいのには驚いた。
確かに奇譚録といった作風、いわゆるダークファンタジーになるのだろうか、ダーク多め、結構ハードな味付で、好みが分かれるところではないかと思うけれど、無難な流れには行かない武骨な感じに好感。
タイトル「バーベキューダンス」の意味は観た感じの方向性から想像すると怖いものになるが、いや、そういえば作中では“華”のあるシーンも。
なのでそこにも引っかけているのでは。と思ってみたりすると不思議とイメージが変わってくる。
何より旗揚げ公演。今の時期、これだけの大人数で本当に大変だったと思えるところ、渾身の集大成、その場に立ち会えた事に感謝!
(こんなご時勢なので補足 舞台と客席、客席と客席間には充分過ぎるくらいのスペースがとってありました)

九十九龍城
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2022/01/07 (金) ~ 2022/01/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
実際の芝居に対して神の声みたいな外野のツッコミ声聞かせながらの進行で何か削がれる感ある芝居でした
バグが削除された世界
だから何?と思いました
素晴らしいオープニング映像観て映画館で映画が観たくなりました

九十九龍城
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2022/01/07 (金) ~ 2022/01/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
■約120分■
香港の九龍城を文字った、九十九龍城の一角が舞台。うらぶれた感じとにおってくるような生活感、そして手作り感あふれるセットを見て思い出したのはドリフの長屋コント。ただし、各部屋の面々がお互いそう激しくは交わらず、ドリフと違って全室を巻き込んだ爆発的な笑いにまでは至らないのが寂しい。

THE PRICE
劇壇ガルバ
吉祥寺シアター(東京都)
2022/01/16 (日) ~ 2022/01/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ロシア生まれのユダヤ人という古物商ソロモン(89歳!)を演じた山崎一の飄々とした演技が最高だった。去年の「23階の笑い」とも重なる設定で、言葉のなまりと空気を読まない身勝手ぶりが面白い。仲違いした兄弟を演じた堀文明と大石継太の迫力もすごかった。特に、自分の考えていた父親像を崩され、あるいは目をつぶっていた真の姿を突きつけられて、混乱をきたし目を白黒させる堀は本当に可哀想だった。
2時間半(休憩15ふんこみ)

ギャンブラー
地点
京都芸術センター(京都府)
2022/01/19 (水) ~ 2022/01/22 (土)公演終了
満足度★★
Wコールだったが、僕には理解不能。私の無知のせいだと思うが…。本物のお金をあのように使うのは、許せない感が…😓生バンドと照明は良かったが、内容は…。綺麗な女優がいたのが唯一の救い。

ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】
シス・カンパニー
スパイラルホール(東京都)
2022/01/07 (金) ~ 2022/01/31 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ニューヨーク郊外のミネオラ生まれの双子の女児・マーナとマーラ(大原櫻子・二役)が1950年代から二十世紀後半に辿るアメリカの歳月を女性の視点から描いた世紀末アメリカ演劇の代表作と言う。初めて見る作者だ。双子の女児の相手役の男〈50年代〉女性(90年代)を小泉今日子(二役)、二人の子供を(八嶋智人・二役)が演じる。「6幕のシーン、4場の夢の場、さらに最低6個の鬘を使ったコメディ」と副題が振ってあって、上演は、アメリカでの公演の形式を踏襲しているようだ。
ホールの中央に横長の舞台を置き両側に客席。裸舞台の上は若干の椅子と長方形の棺桶型の移動可能な箱があって、それを二人の黒子の男が移動させながら舞台は進む。演出の藤田俊太郎がよく使う移動舞台の形である。客席は約三百。
社会の中で女性が変革を遂げていく一種の年代記で、二十世紀後半の保守政権の色彩が濃いアイゼンハワー、ニクソン、ブッシュの三つの時代が「シーン」で描かれる。主人公の双子は十代、三十代、五十代である。それぞれの時代の女性の在り方が「いい」とされたマーラ、「悪い」とされたマイラを大原櫻子が二役で演じる。その鏡となる社会の人物を男女とりまぜ、小泉今日子が演じる。二人の子供(実子と養子)を八嶋智人。コメディと言うが風刺劇的な面白さを狙っているので舞台の上の事件も、いい子も悪い子も極端で右か左か、その相手となる方は振り回される。しかしそれでも時代は進んでいき、双子は歳を重ねていく。
俳優ではあまり舞台を観たことのない大原櫻子が両極端の二役を衣装、鬘を早変わりで快演。男、女、さらにレズビアンの相手役と、性を縦断する小泉今日子、14歳の男の子をブレずに演じた八嶋智人が抑えになって、コント集を超えた90分の舞台になっている。
前世紀の間に女性と社会の関係が、生活倫理も社会における地位も大きく変わったのはアメリカだけでなく、世界どこでもある程度は共通することなので、そこはよくわかる。しかし芝居としての面白さとなると、多分、アメリカで暮らした人でないとよく味わえないのではないか。「ミネオラ」というだけで、NY郊外の空気がつかめるなら、この芝居おおいに楽しめ笑えるに違いない。その点では、これは全くアメリカの地域演劇である。今年早々に見た俳優座のアメリカの芝居「カミノヒダリテ」が、これまた一人の俳優が二つの相反するキャラクターを演じる芝居だったので、アメリカの人たちも、自分たちの中にある「分断」をもう笑ってしまうしかないところまで来ているのではないかと思ってしまう。しかしそれは、また我が国の近未来図なのかもしれない。

東京卍メロス
E-Stage Topia
ザ・ポケット(東京都)
2022/01/13 (木) ~ 2022/01/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最初から最後までパワーに溢れる舞台で、とても面白かったです。
ストーリーも面白いし、かなり個性的なキャラばかりでしたが、それを全力で演じている役者さん達が素晴らしかったです。その全力な演技に、何度も笑わせて頂きました。
ダンスもキレキレで良かったし、エンタメ性溢れていて、すごく楽しめました。
大満足の舞台でした!

『忠臣蔵・武士編』『忠臣蔵・OL編』
青年団
アトリエ春風舎(東京都)
2022/01/04 (火) ~ 2022/01/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/01/18 (火) 19:30
武士編を観た。本来の形のはずだけど、そうではない雰囲気で面白い。55分。
OL編でスタートしたものが第3弾で武士編になったそうで、本来は武士の話なのに、現代口語的会話で展開されるので、不思議な感触になる。

朝ぼらけ
teamキーチェーン
吉祥寺シアター(東京都)
2022/01/07 (金) ~ 2022/01/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Azukiワールドは久々に周囲にすすり泣きの聞こえる舞台だった
みな熱演、好演だったが、障害のある翼役の山中雄輔は圧巻だった
田中愛実は翼との結婚を反対するお兄さんに食って掛かるシーンが迫力あったし、団員、常連はいつも通りきらりと光るものを見せた
毎回感心するが舞台転換の照明や音楽も秀逸
相変わらずチケットも凝っていた

リトルプリンス
東宝
シアタークリエ(東京都)
2022/01/08 (土) ~ 2022/01/31 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
その昔、たぶん初演を拝見したミュージカル。縁あってまた何十年ぶりか?で観劇。
なんと、王子様役の土井裕子さんが、初演から変わらぬ初々しく可愛い王子様を生き生きと好演されているではないか!
お年など詮索するのは失礼だが、声がまったく変わっておられないことに感動した。
しかし、驚きはもうひとつ。プロジェクションマッピングを多用した演出には心底驚いた。
美しいシーンは、思わず声が漏れるほど美しい。
昔、素舞台のような装置で見たことを思うと、時代の流れを感じずにはおれない。
が、ヘビのシーンなど、俳優さんのパフォーマンスを見たい時などは、はっきり言って邪魔だった。
いや、ここまで多用して、結局、舞台の本当の良さを潰してしまった気がする。
図らずも、この作品のテーマを問いかけたくなったのは、ある意味、皮肉な結果といえようか。

だからビリーは東京で
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/01/08 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

だからビリーは東京で
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/01/08 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
久々のモダンスイマーズ、西條氏、古山氏、生越氏、蓬莱竜太戯曲。痛さを抉ってくれる。ミクロな、つまり個の(個同士の)痛さからマクロな即ちそれが生じる背景=時代、社会状況をうっすら見せて来る。
「モダン史上最も執筆に苦しんだ」との蓬莱氏の弁。明るいラストにしたい、という自らに課した「制約」に拠ったと読めるが、私の理解では痛さの中にこそ光がある。「痛さ」とは言い換えれば「本当の姿」。この劇にもモダン流が流れ、気づきの契機と真実を欲する人間の本性への肯定がある。リアルな「痛さ」は、「だからこそ」「にもかかわらず」の希望を擁している。だから好きである。

アルトゥロ・ウイの興隆【1月13日~14日公演中止】
KAAT神奈川芸術劇場
豊洲PIT(東京都)
2022/01/09 (日) ~ 2022/01/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
主に1930年代、ドイツが隣国オーストリアを併合(1938年)するまでの“ナチス前史”を
シカゴにいる架空のギャング団の“発展史”になぞらえて描いていく作品。
ブレヒトといえば「異化効果」で有名だけど、この作品は成立した時期が時期(ドイツから
亡命していた1941年)なだけに、メッセージ色がかなり強めなエモい作品になっている気が
しました(セリフも煽っていくスタイルに近い)。
見てて思ったのはトランプ当選もだけど、「トランプが出たから社会が悪くなった」という
より、「社会が既に悪くなっていたからトランプが出てきた」という、
原因と結果が一般的に感じられているものとは得てして反対なのであり、そこを読み違って
しまうと、「第1のウイ」を排除したことにすっかり満足して、迫ってきている「第2のウイ」を
防ぐことはできない、ということ。

Living
サスペンデッズ
雑遊(東京都)
2022/01/18 (火) ~ 2022/01/23 (日)公演終了

『ウエア』『ハワワ』
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/01/07 (金) ~ 2022/01/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
団体を知った時からどこかしら期待したくなる若手ユニットだったが、「当たり」に当った事がなく二の足を踏む。今回は作が池田亮であったので観劇した。
評価は、やはり微妙。
原作は散文であるらしく、要は「戯曲でない」原作の舞台化であったが、原作がもし明快な(説明可能な)ストーリーを持つのだとすれば、この演出は不親切(又は下手)。カオスな原作だとすると中途半端に原文に忠実であろうとしすぎでは(世界観の醸成に傾注するのが正しいのでは)・・つまりは演出の主体的な創造的姿勢があまり感じられなかった。
映像が多様された舞台で、個の代替不能性が溶解していく、みたいな原作の世界観に迫ろうとはしており、(これありきで評価するのは気が進まないが)映像がもたらすトリップ感は相当に貢献、作品としても「持った」感ありである。
ともかく井上ひさしの名句「難しい事をやさしく」、深く面白く、を目指して欲しい。
一方、無意味の毒に浸食されずどこまでも健気に突き進んでいく二人の役者にも、助けられていた印象。ユニットお得意のノンバーバル表現が手を変え品を変えて繰り出されて、そこは見て飽きない。もっとも彼らと同じ事を別の人間がやって面白くなるかと言うと・・?(「役」が曖昧では役者個人の持ち味に掛かって来るという意味。)
ただ台詞の「言い」に難あり、拠るべきリアルがなく宙に浮いている。このあたりも演出の「言葉」の処理の面での不得手さと映った。

SLAPSTICKS
KERA CROSS
博多座(福岡県)
2022/01/14 (金) ~ 2022/01/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
マギーさんのお客さんいじりのシーンでハメられ、デニー役の元木聖也さんのアクロバティックなシーンで驚き、そして幕間のサイレントムービーで昔は命がけの撮影だったんだなとおもわせます。

東京卍メロス
E-Stage Topia
ザ・ポケット(東京都)
2022/01/13 (木) ~ 2022/01/18 (火)公演終了

東京卍メロス
E-Stage Topia
ザ・ポケット(東京都)
2022/01/13 (木) ~ 2022/01/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
予想していたよりずっと面白かった!見事です。
原作 太宰治とあったけど、ここまで作り込んだのだから、脚本家のオリジナルといって良いのでは?と思いました。

ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】
シス・カンパニー
スパイラルホール(東京都)
2022/01/07 (金) ~ 2022/01/31 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
大原櫻子は60年代以降どんどん良くなり、八嶋智人と黒子的に活躍する男優陣2人の動きのキレもお見事。選曲も面白かった。

BLUE RAIN
株式会社atlas
博品館劇場(東京都)
2022/01/13 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/01/18 (火) 13:30
歌良しストーリー良しなんだけど、ビニールシートを使ったセットや、ギターとピアノだけの伴奏ということで、最終段階に入った稽古?という感じが否めませんでした。フルバンドの伴奏が欲しかったなあ。