
ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白くて少し切ないけど凄く楽しくて優しい舞台でした。
最後どうなっていくのかはわからないけど皆いい人なので幸せになってくれるといいなぁ。

藤田嗣治〜白い暗闇〜
劇団印象-indian elephant-
小劇場B1(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

藤田嗣治〜白い暗闇〜
劇団印象-indian elephant-
小劇場B1(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/11/02 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
藤田嗣治(間瀬英正)の、世に出たい野心と自己宣伝、画力、茶目っ気と憎めない可愛げがいい。フランス語もできない不遇の渡仏当初から、パリ画壇で認められ、帰国して戦争画で国民の喝采を浴びるまで。「北斎のような大波に飲み込まれる」様を現前する興味深い2時間10分だった。トレードマークのおかっぱ頭が、50代になると白髪交じりに、日米開戦後は刈り上げの73分けに、と髪型の変化で年齢と時代を描いていた。
パリ時代は娼婦でモデルで恋人のナタリア(廣田明代)との出会いと別れを軸に、「乳白色の肌」誕生秘話(多分フィクション)も描く。
パリの後輩日本人画家村中青次(泉正太郎)が、ニセ藤田を語っていい思いをするという展開は面白い。
朝日新聞の記者住喜代志(二条正士)が「大衆は戦争を見たいんだ」と、藤田が「裸婦と猫の画家の自分には合わない」としぶるのに「ノモンハン事件」の絵を聖戦美術展に出品させる。藤田は時々現れる村中との対話で、戦争画で得る名声への期待と、自分が自分でなくなるような不安を示す。
脇役たちも的確に選ばれた人物配置で、物語を膨らませていた。短期のパリ滞在で、控えめな和服女性からわがままな女優のように変わってしまう4度目の妻君代(山村芙梨乃)、絵が下手で下男のようにこき使われる「一番弟子」の山田秋平(片山仁彦)、戦争体制に批判的な、敗戦後は藤田の戦争協力の責任も「あったことをなかったコトにはできない」と指摘する多聞土郎=つちろう(小柄で活発な女優の杉林志保)。藤田の父嗣章(井上一馬)が軍医で、軍医総監にまでなったと走らなかった。
人物相関図はこちら
https://twitter.com/inzou/status/1452959920727355393/photo/2

ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
東京から離れたド田舎で繰り広げられる悲喜劇
都会の重力に絡め取られて疲れた人・喧騒に心をすり減らした人におすすめ
牧歌的舞台の中に、便利すぎるがゆえの都会の冷たさとそれから逃れられない人間の性と苦しみを描く
救いを求めている人はこの舞台を見ると良い
救われるか否かは、あなたの心次第 とにかく見るべきだ

ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
地方出身、田舎の悪口ネットワークがイヤなのと、都会への憧れ(でも東京はごみごみしているのと、家賃バカ高いのでイヤ)で神奈川県に住んでる人間です。
出てくる登場人物の持つ性格、それぞれに共感する部分があったなぁという感じでした。
本当にいい作品でした。ありがとうございました😊

ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
素晴らしい。ささくれ立った脳髄が不思議と癒される。何か甲本ヒロトの事を考えてしまった。ヒロトのブルーハーツ時代の名言、「幸せとはなるものじゃなく、それを感じる事が出来る心を手に入れることなんだ」。宗教家か?と思う程のカリスマ性。全国の救いを求めた少年少女達の熱量を処理し切れずにバンドは解散した。
満員の観客は劇団への信頼に満ちている。舞台は東京から5~6時間掛かる片田舎のペンション。そこに居るのはちょっと失礼な人懐っこいオーナー、物忘れのひどい奥さん、ヘビースモーカーの料理人、毒舌のIT社長、書けない児童文学者etc.···。そして東京から訪れる闇を抱えた女性。まあ有りがちな人情喜劇と思わせつつ、かなり人間世界の深い所まで思索した上で刃を切り込んでいる。この手の話は諸刃の剣で、作劇に嘘があると観客は敏感に察知して拒否反応を起こす。今作は安易なカタルシスで逃げなかった点も素晴らしい。
凄まじく残酷な世界にうんざりしながらも生きていかざるを得ない人々が、どうにか“想像力のカプセル”を飲み込んで立ち向かっていくような喜劇。いい事ばかりじゃないけど、悪い事ばかりでもない。気の滅入ってる人にお勧め。

いのうえ歌舞伎「狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)」
劇団☆新感線
オリックス劇場(大阪府)
2021/10/27 (水) ~ 2021/11/11 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2021/10/27 (水) 16:30
価格7,000円
本当に前半一幕がつまらなくて眠気を堪えるのに必死でした。
3階席で見たが、このサイズの劇場で演劇を観るものではないなと思った。
しかし、ラスト付近はどんでん返しの連続でまだあるか!あだあるか!としつこいくらいの展開で、興奮した。これこそ中島かずき脚本だと思いました。
役者の表情が見えなかったので動きとストーリーを追いかけるだけで臨場感を求めている自分としては消化不良に終わった舞台でした。

キリウシ
劇団「劇団」
ABCホール (大阪府)
2021/10/21 (木) ~ 2021/10/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この「劇団」は、これくらいの大きさの劇場でどんどんやっていくべき作品を作れる「劇団」ですね。
ダークファンタジーと銘打っていたものの、未来への希望の作品だと思いました。
主役の植木歩生子さんと、男役をした町田名海子さんの演技が光ってましたね、

BROKEN『ロミオとジュリエット』
Rising Generation’s Act
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2021/10/22 (金) ~ 2021/10/25 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
オーディションで選考した若手キャストで上演するRGAという企画は、なかなか面白いですね。
ロミオとジュリエットという王道演劇をBROKENした作品ですが、きっちりロミジュリでした。
主役のジュリエット・古賀柚奈さんが秀逸。
ベテランの稲森誠さんは、かき回しつつ存在感が大きい。
いい公演で、楽しめました。

ラブピー
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
トツゲキ倶楽部の公演は、期待を裏切らない面白さ!
短編三話…プロローグが三話目に繋がりエピローグとしてテーマであろう「思い」と「生きる」をしっかりと浮かび上がせる、その構成は巧み。押し付けがましくなく、さり気なく、しみじみとした味わい。観ているだけで優しく温かい気持にさせる作品群。三話とも基本的(Wキャストの前田綾香さんと横森文さんは除く)には、4人のキャスト(少数精鋭)。ちょっとした仕草や微妙な表情はほんと上手い。バランスも良い。
三話のタイトルは次の通り。英語で副題あり。
①火星の我が家
②見上げてごらん、星空の父を
③俺たちは天使じゃない
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)2021.10.28追記

エレモア・ムーブ
バンタムクラスステージ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
さすがのバンタムクラスステージ。
新作はハリウッドを舞台にしたコメディと謳い、たしかにコメディなのだが軽すぎない。むしろしばらく重い。笑 ただしその重さを気取られないよう軽妙に見せることはやっていて、それが序盤にあらわれている。ものすごい情報量を一気に観客にぶつけるオープニング、見事である。
「かべぎわのカレンダリオ」でもその一端を感じられた作者の映画好きは今作まさにである。映画ネタが分からなくても作品の面白さは変わらない程度にとどめてある、それでも作者の映画好きが伝わるし、なにより主人公が米国映画界で生きていることのリアリティが出ている。
実在のネタと架空のネタが混ざり合い、かつ俳優陣の演技によりエレモア・ノートンが実在の俳優に見えてくるし「デッド・ディール」が実在の映画に思えてくる。
作中のセリフにある通りの練られた脚本が見事であり、すべての登場人物を好きになり、何度見ても面白い。難点は終わりがあっさりしていることだろうか。今作も登場人物たちのその後を知りたいと思わせてくれる見事な作品を作り上げてくれた。
以下ネタバレBOX。

ラブピー
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

エレモア・ムーブ
バンタムクラスステージ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/10/26 (火) 19:00
初見のユニット。ハリウッドを舞台にしたコメディタッチのかなり込み入った芝居だが、ベテランらしく練られていて、面白く観せてもらった。
落ち目のアクション俳優エレモア・ムーブを取り巻く様々な人たちに、いろいろと取り込まれながら、エレモアが窮地を脱する物語。登場人物が多く、それぞれのエピソードを展開するために、やや冗長な印象がなくもないが、中盤からの展開は素速く、ややご都合主義的な筋もコメディと思えば許容範囲だと思う。楽しく観た115分。カーテンコールはややクドイ気がした。セリフを怒鳴る演出が多用されるのは一考を願いたい。ハウスキーパー役の馬渡直子がいい味を出してる。

キルミーアゲイン'21
劇団鹿殺し
紀伊國屋ホール(東京都)
2021/09/30 (木) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

いのち知らず
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2021/10/22 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
岩松了の芝居では、よく変なことが起きる。観客にとってわけの解らないこと、と言ってもいだろうか。それも突然。
それは作者が舞台の上に起きることに、ある視角をつけているからで、普通は満遍なく観客に説明していくところを隠してしまう。だから、ある俳優が(経歴が隠されているために)突然観客に理解できない言動をしたり、とんでもないところから(セットが隠されているために)あらわれたり、ストーリーが飛躍したりする。劇中人物にとっては当然のことだが、見る方はそのたびにおやっ?となる。
その一部隠しの作劇術は三十余年前の初期のご近所三部作や竹中直人の会から冴えていて作者お手のものだ。岩松流不条理劇の核心だが、今回はミステリである。もともと、隠すことで読者を翻弄するのが本領のミステリではどうなるのか。
設定は平易なもので、人里離れた飯場に、かつては同級生だった若い男二人(勝地涼 仲野太賀)がやとわれている。舞台はその飯場宿舎の一杯。先輩(光石研)やさきにここで働いていた兄を探しにやってきた男(新名基浩)に教えられながらの職場だ。しかしその職場で行われている事業がよくわからない、山中にある療養所なのだが、そこで何が行われているか先輩をはじめ、皆言うことが少しづつ違う。経営者の身内らしい本部の人(岩松了)に聞いても判然としない。
死亡した人を蘇生させる、事業だとも聞かされ、兄を求めてやってきた男は、兄がその実験材料になっているのではと疑っている。先輩もその噂は否定しない。次第に疑惑が濃くなっていく…、という展開を、登場人物のキャラクターや小さな日常的な身近なエピソードを混ぜながら膨らませていく。二時間、三度の暗転だけで、かなり速いスピードで休憩なしで畳み込んでいく。俳優は全員よく頑張ってセリフをこなしている。岩松了。この作品を台本だけ渡されて処理できる演出者は…ちょっと思い浮かばない。やはり、作・演出、それに出演もやって終始舞台を完結させたお点前お見事ではあった。だが、latticeさんの「見てきた」ではないがこのお流儀になれていないとつらいことも事実だろう。終演後の通路では「どーなってんの?}という声も聞かれたが、それでも九分の入り。かつて、東京乾電池は岩松作品を上演することで固定客が大幅に減ったがめげなかった。今はもっと楽に勝負できている。
ここから先はネタバレで書くが、これはミステリのパロディがテーマという芝居でもない。コロナ禍が生んだ、現代の情報社会への痛烈なパロディでもあるし、常に不条理が伴う現代の社会劇でもある。

15(Fifteen)
円盤ライダー
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2021/10/25 (月) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

太秦ラプソディ
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
サンシャイン劇場(東京都)
2021/10/22 (金) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/10/26 (火) 13:00
座席1階
スーパーエキセントリックシアターの舞台でいつも期待するのは、座長の三宅裕司と小倉久寛の掛け合いだ。今回も盛り込まれてはいたものの、主な笑いどころは劇団員たちによる軽妙なギャグの数々だった。それはこの舞台が大部屋俳優たちを主役にしているからであり、タイトルにもあるように「名無し」の出演者たちの軽快な動きが今回の舞台を支えている。
コロナ感染対策?のため1回に制限されているカーテンコールの後の恒例のトークで、三宅さんは「SETは非常に幅広い年齢層で構成されている」と言っていた。舞台のテーマである「いつかは主役を」という夢にあふれる大部屋俳優たちのような劇団であるようだ。老若男女が入り乱れての今回の構成に、それこそ幅広い年齢層が集まっている客席もみんな、よく笑えるわけである。
SETが時代劇を取り上げたというのもいいな、と思う。描かれている通り、時代劇はテレビの主役からとっくに締め出されていて、今や専門チャンネルのBSで固定ファンをつないでいる状況だ(NHKだけは頑張っているが)。そのテレビも若者たちは見なくなっていて、人気ドラマという言葉さえ存続が怪しい。パンフレットに「時代劇基礎知識集」が載っていたのは、なんだか寂しい気もしたが、時代劇というジャンルを次世代に引き継ぐためには必要なのだと思う。
時代劇では定番の「人情」を描いているためか、今回の舞台は派手な笑いが起きる仕掛けにはなっていない。だが、私としてはSETの面白さは思いっきり笑える舞台だと思っている。そういう点では少しおとなしい舞台であった。

エレモア・ムーブ
バンタムクラスステージ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
個人的な事情で半年程劇場から足が遠のいていましたが、当日券で飛び込み実演鑑賞。
映画的演出の喜劇ですが、終盤に伏線がきれいに回収されていき、見ていて、違和感や疑問点が残らず、とても面白かった。
各々のキャラも立っていて、細かい台詞回しもキャラクターの個性作りに効いている印象。

五番目のサリー
M・G・H / ニッポン放送
よみうり大手町ホール(東京都)
2021/10/21 (木) ~ 2021/10/30 (土)公演終了