
更地
KUNIO
世田谷パブリックシアター(東京都)
2021/11/07 (日) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2021/11/07 (日) 15:30
殺風景なセットで、特に大きな事件もなく、【→ネタバレを参照】の部分以外はピンときませんでしたが、終演後にゲストの白井晃と演出の対談を聞いて、いろいろな歴史のある作品であることを勉強。こういう作品をしっかり鑑賞できて一人前の演劇ファンなのだと反省しました。私はまだまだ半人前以下。満足度は自分に対する点数です。

10年分の短編集
匿名劇壇
ABCホール (大阪府)
2021/11/06 (土) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
全部面白かった!最高!舞台で全通したの初めて。やっぱり『Ctrl+H』はド名作やし、もう何回でも観たい。この10周年を機に解散します!とか言い出さなくて良かった〜!愛する劇団なので、これからも観続けるのみ。

Bittersweet Flowers
おぶちゃ
劇場MOMO(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
女性同士のドロドロを描いた作品なのかと思っていましたが、女性達の頑張っている姿、頑張ってきた姿を描いた作品でした。内容にリアル感があり興味深かったです。
役者さん達は演技も良かったですが、綺麗、可愛い人ばかりで、個人的には田中菜々さんの綺麗さが好みでした。
観劇後は、仲の良かった友人の顔が思い浮かんできて会いたくなりました。
タイトル通りの甘くほろ苦いような舞台で、良い舞台でした。

10年分の短編集
匿名劇壇
ABCホール (大阪府)
2021/11/06 (土) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/11/07 (日) 12:00
言葉のやり取りで、こんなに面白くできると感じました。次は何かな何かなと、ワクワク、ドキドキしながら観てました。
お芝居観られてありがとう♬♬♬
10周年おめでとうございます。

24歳のフォーチュン!ウェディング
人間嫌い
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

三人姉妹
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2021/11/04 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前回作品に引き続き拝見しました。古典もともと結構好きなので、とても面白かったです。前回同様、演出も素晴らしく、とても分かりやすく観やすい内容でした。三人姉妹は、違う団体のを拝見したことがありますが、皆さんの舞台の方がとてもわかりやすく、感情移入しながら観られたように思います。役者の皆さんの熱演も素晴らしかったです。お疲れさまでした。

24歳のフォーチュン!ウェディング
人間嫌い
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とてもリアルにかつ面白く仕上がっていたと思います。結婚ってなんだろう 難しく考えれば難しいけどみんな違っていい感じも出ていたように感じました。役者の皆さんも演技はもちろん、そういう年齢?なのか、リアリティーあってよかったです。次回も頑張ってくださいね

Bittersweet Flowers
おぶちゃ
劇場MOMO(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

三人姉妹
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2021/11/04 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

Bittersweet Flowers
おぶちゃ
劇場MOMO(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
唯一の男性出演者であり、作・演出の大部(おおぶ)恭平氏に興味が湧く。何か不可思議な感覚の持ち主。小劇団への恨みつらみなどに矢鱈リアリティーがある。女優を志しても性的経済的搾取の世界で皆うんざりして逃げ出すんだろうなあ。本当、人間のやることには美しさがない。不思議な感覚のお話だった。
主演のtamico.さんはサバサバ系女子、同性支持率が高そう。因縁の親友と、その教え子(12歳下)の二役を演じた真田真帆さんが可愛い。舞台作家志望の尾崎礼香(あやか)さんもスラリとして綺麗。関西弁を捲し立てる岡野きららさんも何か見覚えが。
大学時代の演劇サークル仲間の結婚式。ちょっとした寸劇をやろうと久方振りに仲間が集まる。だが当時のリーダー格だったtamico.さんには招待状は来ていなかった。

10年分の短編集
匿名劇壇
ABCホール (大阪府)
2021/11/06 (土) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
久しぶりのABCでの観劇でしたが、面白かった!
福谷ワールド全開の全作品、
なんと言っても言葉のワードセンスが抜群!
思考がぐるぐると回って最高!
幸せな1日でした^_^
20年後も楽しみ!

24歳のフォーチュン!ウェディング
人間嫌い
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
心理描写が出来ていて良かったです。
もう少し、セリフでなく演技で心情を表現する場面があったら良かったです。
観ている人も演じている人も楽しくなるお芝居かなと思います。

三人姉妹
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2021/11/04 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

僕らの爽やかな深爪
南京豆NAMENAME
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2021/11/06 (土) 19:00
2度目の観劇となるユニット。若さを感じる芝居だった。時間があるなら観てほしいな。80分弱。
ダメ男に貢いで振られたテン子を巡る友人達、テン子に跳ねられた純情高校生とその友人、謎のテン子の同級生とその妹、などが絡み合って、ワケが分からん(誉めています)物語を展開する。ロジックで組み上げられた芝居ではないが、個々の場面は面白く、勢いある台詞回しに若さを感じた。「沁みついたものは離れられない」というのがテーマかなぁ。明るく終わるのもいい。最近観たものでは、強調するセリフを怒鳴る芝居が多かったので、そうではない演出は好感。

おせん -煎餅の神様-
さんらん
アトリエ第Q藝術(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/09 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
楽しく美味しい芝居であった。
着想が面白いな~と思う。で、キーになる人物が「らしく」立ち上がっている。荒唐無稽さがほのぼの。それは「リアル」の土台が作られているから。フォーカスされている世界(業界)に限らず、社会の片隅で思いとこだわりを持って生きている実在の人々の夢が、これも劇中語られるがコロナの前に潰えている事を思う。

10年分の短編集
匿名劇壇
ABCホール (大阪府)
2021/11/06 (土) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

三人姉妹
劇団つばめ組
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2021/11/04 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
前作の評判がよかったためか、観客の期待感が強く感じられ、満席だった。
私自身もそれにもれず、観劇。
個性的な三姉妹の会話を楽しむ。
わがままであるが、素直に本音をぶつけ、それに男性が右往左往させられているのも少しかわいそうと思ったり。
彼女たちも日常に振り回され、気の毒だなと思ったり。
何気ない日常のなかで、チェーフォフは何を伝えたかったのか、いろいろ考えさせられておもしろかった。
チェーフォフの名作を観れて満足でした。ロシアの雰囲気が好きです。ロシアのよく聴く歌を役者さんが口ずさむとパッと明るくなりました。
ひとつだけ、気になったことは、満席状態なので、一部指定席でも仕方ないですが、残りは自由席だと有り難いのですが...
[エー、この席?] と言い、不満げに顔をしかめている人がいた。
私も小柄で背が低く、運悪く後方の席で、目の前に欧米人なみの巨大な男性が座り舞台が全く見えなり、ひどく悲しくなりました。
自由席なら、少し移動して問題が解決したかも...
素晴らしい役者さんたちの熱演、とてもよかったです。

フタマツヅキ
iaku
シアタートラム(東京都)
2021/10/28 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
疫禍の潮が引いて芝居の上演も盛況、こちらは訪問先の選定悩ましい折、一旦候補から外していたiakuの新作を日程が嵌まって観劇。
常連の清水直子、橋爪未萠里に加えて役人物にハマった個性的俳優らの競演は、整ったフォームを描いて無事着地した(体操競技の喩え也)。
好きな落語を扱っている事が冒頭で判り、心でにんまりする。あれ?この人。そうそうオイスターズ主宰の平塚氏も出演とあったな。そのまんまじゃん。横移動したら役の形にはまったという感じ。オイスターズの舞台がそれであるが決して「狙ってる」気配を出さない。
落語を扱った芝居と言えば
Mrs.fictionsの「花柄八景」を面白く観たが、どこか共通するのは落語が描くふわっと軽やかで洒脱な世界を地で行こうとする芸人の姿への憧憬。
若い二人のエピソードだけは一方と交わらずに進むが、やがてきちんと繋がる。繋がるには繋がるのだが、時代の違う二人の役を演じる一方の組は雰囲気は近いが体型全然違う、他方の組は体型近いが雰囲気がまるで違う。それでも何か心地よく成立している。
清水直子が夫と息子の不仲の間で必死に立ち回る姿が笑えて泣けて、哀れで笑える。

柔らかく搖れる
ぱぷりか
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/11/04 (木) ~ 2021/11/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#柔らかく揺れる
#ぱぷりか #初日
主宰 #福名理穂 さんの描く人物像は、物静かでソフトでありながら何処かが歪んでいて、常に疑心暗鬼で臆病に見える。それが市井の人たちの真実に思える。恐怖はいつだって隣にあって、でもそれを直視するのは恐いから、視線の隅に感じながらも存在していないと自分に言い聞かせる。無視する、或いは見て見ぬふりをする。それが身を守る術であり、生きる力なのかもしれない。戦うことを避け、楽な道を選んだ人の吹きだまり。共依存の世界がそこにある。
今作も家族の話である。大切に思っているのに……大切に思っているから、感情が波を打つ。家族だからこそ、無条件の愛があるからこそ、すれ違い掛け違えてしまうと厄介で、関係の修復が難しい。生きている限り、誰もが問題を抱えている。
父の死は、それだけで大事なわけだけれど、そこに纏わり付いている疑念を晴らそうとする者はいない。燻り続けるソレは、指に刺さった小さな棘よりは強い刺激で、喉に刺さった小骨未満の痛みで持続する厄介さだ。闇の中で砂利を踏む足音と、川へ垂れ流した小便に潜む悪意がジワジワとナメクジのように背筋をヒンヤリと刺激しながら上がってくる。
転換の暗転中に、長く水中へと引きずり込まれる。あの雨の夜以外は。その長さで、溺死する息苦しさの恐怖を疑似体験する。
それにしても、キャストが素晴らしい。前半を制したのは #岩永彩 さん。孤独と決別の決意が、その美しさから匂い立った。美しさを封印してダメ母を見せてくれた #廣川真菜美 さん。患者に興味を抱かない産婦人科医が可笑しかった #深澤しほ さん。憂いを帯びた横顔は、まるで劇画から飛びだしたようにカッコイイ #堀夏子 さん。そして、今作が初見の #桂川明日哥 さんから発せられる自然体の空気感に魅了された。
上演時間約90分。豪華キャストを贅沢に使った今作は見事な引き算で計算され、観たい知りたいシーンは観客の想像力で補完するよう構成されている。「物語」という大きな家にあるたくさんの部屋の入り口の戸を少し開けて、いろんな部屋の中を覗いて奥を想像するという感じが、なんとも演劇的で奥行きや広がりを感じさせてくれる。大事件がそこにあるのだけれど、誰もそれを詳らかにせず、その家族を柔らかく揺さぶっている。演劇を愛する全ての人に届いて欲しい作品がソコにある。

パ・ラパパンパン
Bunkamura / 大人計画
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最初から笑えて、最後まで素直に楽しめる舞台だった。作家と編集者の松たか子と神木隆之介のコンビがボケとツッコミの役割を果たしていて、神木のツッコミで松の天然ぶりが笑いになる。二人の執筆活動と、作中劇「クリスマス・キャロル殺人事件」の登場人物たちの相互作用関係も、影に陽に演技に出て面白い。松たか子の作家の、創作の苦しさと八つ当たり、破れかぶれには作者の実感が感じられる。そこから飛翔して、見事に伏線を回収するラストの大団円は、最後まで書き上げた充実感が重ねられて、満足感も2倍になった。守銭奴スクルージの優しさを示したのも、ハートウォーミングであった。