
静寂に火を灯す
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
マグカルシアターかながわネクストVOL.1として上演された今作は、螺旋階段の第31回公演である。因みにマグカルとは? 華4つ☆
創作の秘密を1つだけ書いておくことにした。頑張っている劇団へのプレゼントである。

おーい!煙突男よ
川崎郷土市民劇上演実行委員会
川崎市多摩市民館(神奈川県)
2022/05/07 (土) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
川崎で、こんな事件があったんだと、興味深く観劇しました。
6日間も煙突の上で、食事やトイレはどうしたんだろう?など考え、帰宅後調べたら、5日分の食糧を用意して煙突に上ったと書いてあったので、長期戦を覚悟していたんだな・・と。
そんな事件の解決に至った理由が意外でした。
正直、演技に関しては何とも言い難い印象でしたが、真面目に一生懸命に作った舞台だと感じました。

アニー
日本テレビ
新国立劇場 中劇場(東京都)
2022/04/23 (土) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/05/04 (水)
新国立劇場にて2022年版のミュージカル『アニー』を観劇。
2019年以来となる新国立劇場での本編複数回上演。オーケストラによる生演奏、ダンスキッズらも復活し、席数制限のない客席を見ると、少しずつ“かつての日常”が戻って来ているのを体感します。
『アニー』は今年で37年目の上演という歴史のあるミュージカルで、個人的には2009年・2010年と連続して拝見し、その後少し空いてしまったものの、2018年からは毎年観劇中。“何回観ても楽しめる”というのはまさにこのようなときに使う言葉であり、今年は初めてモップ、バケツの両方のチームを拝見させていただきました。それも同日に連続して。
2022年のアニーはともに小学5年生の山崎杏さん、山本花帆さん。毎年毎年よくもこう素晴らしい人材が出てくるものだなと感心してしまうくらい今年のアニー達もお見事であり、結論からいえば、これはモップチーム、バケツチームの両方を観るべきだなと、新たな気付きがあった公演となりました。それくらい2人のアニーが個性的なのです。同じ役でも演じ手によってガラリと雰囲気が変わるとはよく言われることですが、実際にこうして、しかも、立て続けに観ることによって特にそれを感じました。歌唱だけでなく、ちょっとした仕草、アドリブなどの違いも楽しめましたし、2匹のサンディさんが見られたのも良かったです。サンディがアニーの呼び掛けに応じて走って向かうシーン、、。人間と犬が一体となって一つの舞台を作り上げているのが感じられて、とても良いのです。山崎さんの少しハスキーな歌声、山本さんの透き通った歌声も魅力的でした。ウォーバックス家で「♪ここが好きかもね」と歌うシーン、両親が残してくれた大事なペンダントだと口調を強めるシーン、ウォーバックさんと「♪2人でいればいい」を歌うシーンなど印象的な部分を挙げたらキリがないです。
昨年までの藤本隆宏さんが演じるウォーバックスはなかなかのハマリ役だと思っていたので、このキャスト変更にも注目していましたが、葛山信吾さんのウォーバックスも新鮮で良かったです。ハニガン役のマルシアさんは今年はコミカルに演じるシーンが増え、オーバー過ぎるリアクションと相まって一段と存在感が増していたように感じました。鹿志村さんはこの作品に欠かせないキャストさんのお一人だと思います。今年も安定安心のキャスティングでした。
休憩無しの1幕構成も良いですが、カットされてしまっているシーンもあるのでやはり2幕構成が理想。また、以前のような大型のサンディもまた見たいところです。次回も期待しております。

骨を捨てる
くちびるに硫酸
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
家庭内暴力や貧困などの問題を含む暗く憂うつなストーリーだが、そういう芝居にありがちな耳障りなだけの絶叫シーンはなく、姉妹の会話を中心に静謐といってもよい雰囲気の中で物語が進んでいく台本が実によくできている。時折挿入される過去の場面や母親の独白シーンが効果的で、スクリーンや簡素な舞台セットをうまく使った演出も印象深い。
暗く希望の少ないストーリーだが、弱き人間に対する作者の暖かいまなざしが感じられ、共感させられる。

かえりにち
ゴジゲン
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2022/05/07 (土) ~ 2022/05/10 (火)公演終了
満足度★★★
過去拝見したと思うが、過去の方が面白かったイメージ。
ドタバタし過ぎて、何が言いたいのかが…。言いたいことが、濁ってしまっていたような気がする。全体としてはまとまっていたが、もう一度見たいとは思えない。
九州弁は心地良かった❗

ロビー・ヒーロー
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/05/06 (金) ~ 2022/05/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/05/06 (金) 19:00
日本初演だそうだが、膨大なセリフに圧倒される会話劇。83分(休15分)76分=174分。
マンションの警備員のジェフ(中村蒼)は軽薄でお喋りで、上司のウィリアム(板橋駿谷)に注意されている。そのマンションに住む娼婦に勤務時間中に会いに来るベテラン警官のビル(瑞木健太郎)だが、一方で見習い警官のドーン(岡本玲)といい仲になりたい…、という4人が、それぞれに弱点と強気になれる点を持って、膨大な会話を交わす。ジェフの口の軽さが事件を起こすが、それが修復されたのか、されないのか、よく分からないまま一見ハッピーエンドっぽく終わるが、これって実はハッピーじゃないよね(^_^;)。全体で3時間になんなんとする長さは冗長感は否めないものの、その会話の中でジェフが口を滑らす、という展開を担っているのだと思う。ただ、この芝居って、もっと笑う場面が多い気がするんだけど、初日で観客が硬かったのか、笑いが怒らないのが残念。マンションの1階のロビーと、その玄関の外という2つのスペースを、ボンを使って巧みに扱う舞台は面白い。
3時間の長さなら、せめて18:30開演にしてほしかった。

静寂に火を灯す
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです。本当に心に刺さる内容でした。それなのに、自然な微笑ましい笑い、会話も交え、日常を感じさせつつ登場人物のそれぞれの気持ちが、会話の中から感じられて、本当によかったです。役者の皆さんの力量だと思います。
一度拝見したいと思っていた螺旋階段さんでしたが、次回作品も見たくなりました。

神州無頼街
劇団☆新感線
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2022/04/26 (火) ~ 2022/05/28 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/05/07 (土) 12:00
迫力あるアクションや滑稽な台詞回しで楽しかった。
新感線のオープニングは、いつもワクワクする。

サンシャイン・ボーイズ
加藤健一事務所
京都府立府民ホールアルティ(京都府)
2022/05/03 (火) ~ 2022/05/04 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今年も京都に来て下さったカトケンさん。今回は3日、4日の2日間の上演で、3日の公演を鑑賞。
今回の作品は4年前(2018年)に91歳で亡くなったアメリカの劇作家、脚本家のニール・サイモン(Neil Simon)が1972年に発表した「サンシャイン・ボーイズ(The Sunshine Boys)」。
ニール・サイモンは1927年7月にニューヨーク(New York)ブロンクス(Bronx)で生まれた。ニューヨーク大学(New York University)、デンバー大学(The University of Denver)で学び、第2次世界大戦中から喜劇の脚本を手がけ、1950年にテレビ番組の脚本スタッフの一員として採用される。1961年に「カム・ブロー・ユア・ホーン(Come Blow Your Horn)」でブロードウェイ(Broadway)デビュー。
以後、60年以上にわたって米国のエンターテインメント業界を支え続けた。ブロードウェイの舞台から映画、時にはテレビ番組に至るまで、彼の作品が上演されていなかった時期はほとんどなく、1960年代後半にはブロードウェイで同時に4作品が上演されていたこともある。手がけた戯曲の数は30本を超え、多数の名作喜劇を生み出し、米史上有数の成功を収めた作家。
1965年には「おかしな二人(The Odd Couple)」でブロードウェイで公演された作品対象に与えられるアメリカの演劇界で最も権威ある賞のトニー賞(Tony Award)の劇作家賞(Best Author (Play))を受賞、さらに1985年の「ビロクシー・ブルース(Biloxi Blues)」と1991年の「ヨンカーズ物語(Lost in Yonkers)」の2本で作品賞(Best Play)を受賞している。
また、脚本家としても1977年の映画「グッバイガール(The Goodbye Girl)」でゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)の脚本賞(Best Screenplay)を受賞した。1968年のジャック・レモン(Jack Lemmon)とウォルター・マッソー(Walter Matthau)の「おかしな二人(The Odd Couple)」や、1978年のマギー・スミス(Maggie Smith)がアカデミー(Academy Award)助演女優賞(Best Supporting Actress)を受賞した「カリフォルニア・スイート(California Suite)」など多くの作品を手掛け、この3作品と1975年の映画化された「サンシャイン・ボーイズ」ではアカデミー脚色賞(Writing Adapted Screenplay)にノミネートされている。
「サンシャイン・ボーイズ」は1972年12月20日にブロードウェイのブロードハースト・シアター(Broadhurst Theatre)でジャック・アルバートソン(Jack Albertson)とサム・レヴェン(Sam Levene)主演、アラン・アーキン(Alan Arkin)演出で初演。
アラン・アーキンは多才な人でミュージシャンや俳優としても活躍しており1966年のノーマン・ジュイソン(Norman Jewison)監督作品の「アメリカ上陸作戦(The Russians Are Coming, the Russians Are Coming)」とロバート・エリス・ミラー(Robert Ellis Miller)監督作品の「愛すれど心さびしく(The Heart Is a Lonely Hunter)」でアカデミー主演男優賞(Best Actor)にノミネートされていた。
近年はバイプレイヤーとして活躍しており、2006年のジョナサン・デイトン(Jonathan Dayton)、ヴァレリー・ファリス(Valerie Faris)夫妻監督作品の「リトル・ミス・サンシャイン(Little Miss Sunshine)」でアカデミー助演男優賞(Best Supporting Actor)を受賞、さらに2012年のベン・アフレック(Ben Affleck)監督作品の「アルゴ(ARGO)」でもノミネートされている。これは見たわ。映画プロデューサー役か。
1975年にハーバート・ロス(Herbert Ross)監督で映画化もされたが、日本では劇場公開されなかった。ウォルター・マッソー(Walter Matthau)とジョージ・バーンズ(George Burns)の主演。ジョージ・バーンズがアカデミー助演男優賞を受賞した他、主演男優賞、脚色賞、美術賞(Best Production Design)にノミネートされた。
1996年にはアメリカCBSテレビで「サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒(原題は同じ)」としてリメイクされた。ジョン・アーマン(John Erman)が監督し、ピーター・フォーク(Peter Falk)とウディ・アレン(Woody Allen)の主演。ウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg)が看護師役として出演しているがノークレジットだそうだ。
日本での初演は調べた限りでは1984年10月のテアトル・エコー公演。翻訳と演出が酒井洋子。主演は納谷悟朗と熊倉一雄。第39回文化庁芸術祭優秀賞と第19回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。1998年、2002年、2005年にも同じ2人で再演されている。
その他、1994年には東京芸術劇場で、小田島雄志・若子夫妻の翻訳、小林裕演出、名古屋章と仲谷登が主演で上演された。また、2008年にパルコ劇場で福田美環子翻訳、福田陽一郎演出、江守徹と西岡徳馬の主演でも上演された。
今回の翻訳はその東京芸術劇場版を翻訳した小田島雄志・若子夫妻の次男の小田島恒志と妻の則子の新訳。小田島恒志は英文学者、翻訳家で現在は早稲田大学文化構想学部教授。1962年生まれ、早大大学院博士課程単位取得満期退学、ロンドン大学大学院修士課程修了。小田島則子も英文学者で翻訳家で駒沢女子大学、目白女子短期大学講師。東京都出身で早稲田大学博士課程、ロンドン大学大学院修士課程修了。
今回の加藤健一事務所公演は元々は加藤健一事務所創立40周年と加藤健一役者人生50周年記念公演の第1弾かつニール・サイモン追悼公演として2020年5月に予定されていたもの。コロナ禍により上演直前に上演中止になったが、今回同一メンバーで復活公演となり、今年(2022年)3月初めに下北沢の本多劇場で上演、3月末の石川県七尾市での能登公演の後、京都にやって来た。この後は5月7日に兵庫公演、5月14日に所沢公演が予定されている。
加藤健一事務所でのニール・サイモン作品上演は、「第二章(Chapter Two)」、「おかしな二人(The Odd Couple)」、「銀幕の向うに(I Ought To Be In Pictures)」、「おお、星条旗娘!(The Star-Spangled Girl)」、「ブロードウェイから 45 秒(45 Seconds From Broadway)」に次いで6本目。
改めて、カトケンさんこと加藤健一さんだが、1949年10月静岡県磐田市生まれ。1968年、袋井商業高校卒業後、半年間のサラリーマン生活を経て劇団俳優小劇場の養成所に入所。1970年に養成所を卒業後、つかこうへい事務所の作品に多数客演し、10年後の1980年に加藤健一事務所を創立されたので、2020年がそれぞれ50周年、40周年だった。
この間、2004年には読売演劇大賞優秀男優賞を受賞、2007年には紫綬褒章を受章、その他にも菊田一夫演劇賞など多くの賞を受けている。毎年3、4本の公演を行っているため、映画やテレビドラマへの出演は限られているが、2016年の吉永小百合と二宮和也の主演した山田洋次監督作品の「母と暮せば」では福原母子の家に出入りする上海のおじさんを演じ、毎日映画コンクール・男優助演賞を受賞している。
今回の話は年老いたヴォードヴィドリアンの物語。なんと云っても元コンビのウィリーとアルとのやり取りがムチャクチャで面白いのだが、ウィリーの甥のベンとの絡みも見逃せないポイント。それと二人で演じる昔の大ヒットコントの再現シーンも見もの。アフタートークで主演の2人を演じたカトケンさんと佐藤B作さんが語られてたが、役者のお二人には非常に難しかったそうだ。
アルを演じた佐藤B作さんは1949年2月生まれなので現在(2022年5月)73歳。福島市の出身。早稲田大学商学部を中退し演劇の道に入り、1973年に劇団東京ヴォードヴィルショーを結成、現在も座長を務めている。本名は「砂糖と塩」ならぬ佐藤俊夫で、芸名は佐藤栄作元首相にちなんで付けたそうだ。3度結婚しており(1人目とは離婚、2人目とは死別)、現在の奥様は女優のあめくみちこさん。カトケンさんとは初共演とのこと。
現在NHK大河の「鎌倉殿の13人」で13人の一人、三浦義澄役を務めており、舞台だけでなくテレビでも映画でも欠かすことが出来ないバイプレイヤーだが、全国的に知られるようになったのは1982年からTBS系で放送された「週刊欽曜日」に出演してから。だよねえ。私はそのイメージが最初だったんで、アフタートークの時、「コント得意やん、B作さん」って思ってしまった。
ウィリーの甥でマネージャーのベンを演じた佐川和正さんは劇団文学座所属の舞台俳優。1975年11月生まれで愛媛県松山市出身。2002年初舞台。声優もされている。
テレビ局で倒れたウィリーがホテルでの静養中の付き添い看護師役を演じるのは田中利花さん。1952年8月生まれで、福岡市出身。1980年、ミュージカル「ヘアー(Hair)」のディオンヌ(Dionne)役で初舞台。2005から2009年は「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」に出演、デナルディエ夫人(Madame Thenardier)役を演じ注目を集めた。
テレビ局でのコントでの患者を演じた照屋実さんは、1960年12月生まれで東京出身の宝井プロジェクト所属の俳優さんで、主に舞台で活躍されてる。同じくコントの看護師を演じたのは韓佑華さん。
そのコントのADを演じた加藤義宗さんはカトケンさんの息子。1980年1月生まれ。1996年の加藤健一事務所の「私はラッパポートじゃないよ」が初舞台。自身のプロデュースユニット「義庵」も2020年に立ち上げている。
あと声だけだが、テレビ局のディレクターを演じたのは文学座所属の清水明彦さん。1962年1月生まれで千葉県出身。舞台だけでなく、テレビドラマや映画にも出演されてる。2003年のNHK大河の「武蔵 MUSASHI」の阿部右京役など。
同じく声だけで、テレビのアナウンサーを演じてるのは加藤忍さん。加藤健一事務所俳優教室出身でカトケンさんの舞台ではお馴染み。1973年10月生まれで、神奈川県出身。彼女もテレビドラマや映画にも出ておられ、吹き替えの声優もされている。
演出は堤泰之さん。1960年愛媛県生まれ。東京大学教育学部中退。在学中よりオリジナルミュージカルを創作。1992年にプラチナ・ペーパーズを設立し、幅広いジャンルの脚本・演出を手がけている。 また、1995年にスタートさせたオーディションシステム「ラフカット」は、若手役者の登竜門となっている。
カトケンさんの舞台は2014年の「ブロードウェイから45秒」を皮切りに、「誰も喋ってはならぬ!」、「夢一夜」、「煙が目にしみる」、「Out of Order~イカれてるぜ!~」、「THE SHOW MUST GO ON ~ショーマストゴーオン~」の演出を手掛けてきた。
上演時間は前半が1時間15分で、15分休憩の後、後半1時間弱の合計2時間半弱。前回の「叔母との旅」は結構難しい話で、さほど好みじゃなかったけど、この芝居は実にテンポのいい掛け合いでたっぷり笑わせてもらった。しかし、めんどくさい男を演じるのはカトケンさん得意だなあ~ 絶対に個人的には知り合いになりたくないキャラ ^_^
終演後20分ほど時間を空けてアルティ館長の雨宮章さんの紹介で京都公演恒例のアフタートークがスタート。今回はカトケンさんとB作さん。コロナ禍以降アフタートークの司会は雨宮さんが兼ねられていたが、今回は京都労演事務局長の土屋安見さんが復活。軽妙なやり取りで楽しませて戴いた。特に笑ったのはコント場面の話で、土屋さんが以前別の公演で見た時はコントになってなかったと云う話に、B作さんの「江守さんですか?」って云う突っ込み。
5時15分頃、30分ほどのアフタートーク終了。加藤さんの次回公演は8月に一人芝居の「スカラームーシュ・ジョーンズまたは七つの白い仮面」だが、京都公演は予定がなく、その次の「夏の盛りの蝉のように」が12月に予定されている。
今年(2022年)3月に92歳で亡くなった劇作家、吉永仁郎の作品で、葛飾北斎と彼の家に集まる人々の物語。北斎の娘、お栄も登場する。北斎がカトケンさんなんやろうな。これまためんどくさいキャラ、間違いない。キャストはまだ発表されてないが、楽しみ。
以上

静寂に火を灯す
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前半は面白い掛け合い中心のドタバタ劇でしたが、一人の男性が命を絶ってからの後半は一転、静かな時間がゆっくりながれていく落ち着いた舞台でした。キャストも一人一人個性があって印象深く、舞台美術もリアルで全体的にとても丁寧なつくりでした。
初めての劇団さんでしたが、GWの最後にとても良いお芝居に出会えました。

オロイカソング
理性的な変人たち
アトリエ第Q藝術(東京都)
2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
配信映像にて観劇しました。
ストーリーも様々な時間軸が交差する演出も面白くてあっという間の2時間でした。
少し触れにくいと感じてしまいがちな性について正面から向き合っている印象の作品で、同性だからこそ共感できるのかなという部分がたくさんありました。また女性という性の視点だけでなく、過去のキズという視点からも心に響くものがたくさんありました。
俳優さんたちどの方も素晴らしかったです。オールフィメールの舞台個人的に好きだなぁと改めて感じました。

エンドレスサラヴァ― 2022
あなピグモ捕獲団
ぽんプラザホール(福岡県)
2022/04/29 (金) ~ 2022/05/01 (日)公演終了

なんとなく幸せだった2022
かるがも団地
北とぴあ カナリアホール(東京都)
2022/03/31 (木) ~ 2022/04/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/04/03 (日) 13:00
高校の同級生たち(+α)の高校時代と社会に出てからを描く二部構成の「青春もの」。
「そういえばそんなようなこともあったなぁ」という共感/郷愁を呼び起こす出来事満載な上に台詞などがいたって自然で無理がなく(私見)、抜群に巧い場の創り方と繋ぎ方、それに歌の使い方によっておよそ「一般的な劇場の舞台」とは異なる多目的ホールでの上演であることなどいつの間にか忘れてしまうほど没入できた。

民衆が敵
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

静寂に火を灯す
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了

ロビー・ヒーロー
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/05/06 (金) ~ 2022/05/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
シリーズ「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語」の第2弾。第1弾と違ってすべてが明瞭である。でも無駄に長い(泣)85分+15分休憩+75分
警備員のジェフ(中村蒼)と監督役の上司ウィリアム(板橋駿谷)、ウィリアムの友人の警察官ビル(瑞木健太郎)と試用期間中の新人女性警官ドーン(岡本玲)の4人のお話。弟が犯したらしい殺人事件のアリバイをウィリアムが偽証したことで4人は複雑にそして歪に絡み合って行く…(CoRichの説明はもう少し詳しい)。
マイケル・サンデル入門のようなジレンマがテーマ。本来一人の問題だが、4人が雁字搦めになる状況を作り出す作者の力量は素晴らしい。そうなのだけれど、そのための準備に全体の4分の3の120分が費やされる。途中休憩ではまだまだ話が見えず、帰ってしまおうかと思うくらいだった。
4人の俳優さんは皆さんうまい。とくにジェフ役の中村さんの軽薄でしつこい演技は素晴らしく、そのために私のイライラが高じてしまう。血圧が高い人(含私)は観ない方が良いかもしれない。これもまた困ったジレンマである。
先日読んだ若い作家の小説は余計な記述が一切なく何とも味気無さを感じたが、この戯曲はというと半分は無駄でできている。その無駄と見える部分を楽しめるようになれば私も成長したということになるのだろうが今のところは「全体で120分以内におさめてくれれば、もっとすっきりと鑑賞できたと思う」となってしまう。

親の顔が見たい
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2022/05/02 (月) ~ 2022/05/06 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
DVDで観ていた昨年の無観客上演とは俳優が三役異なった(WキャストもDVD版と異なるキャスト回を選んだ)こともあって出来具合も若干違ったのかも知れないが、この観劇で如実に感じたのは映像と生との差。画面からは伝わらない波動が劇場では観客の身体を貫通し、映像を見る際に持ってしまう客観的な視野を許されず、いつしか「巻き込まれ」ている。
俳優と共に観客も消耗するが、ある共有体験が実は人間の人格・思想形成に重要である事を思う。教育現場を舞台にした作品であり、作・演出者自身のバックグラウンドでもあるが、作品を媒介にした体験である事に加え、劇場という場での(他の観客との)共有体験の効果とは、教育(関心と知識の両輪、広く人格形成と言っても良いか)に求められる要素に他ならない事をつい考えている。(つまり、演劇の教育的効果の事を言っているのだが。)
この舞台に登場する「親」たちは世間の通念や世論を映しており、我が身の鏡でもある。事件が持つ「特殊性」がドラマのフックになってはいても、結果的に大きな責任を担わされる事それ自体は特殊ではなく、往々にして身に振りかかるもの(自身の何らかの「瑕疵」がもたらした結果として)。そしてその「結果」の重さこそ、このドラマの核心であり、根底を支えるものであり、それと対峙する人物たちのリアルな感覚を俳優が伝え得ていた事が、最大の評価点になる。(優れた舞台だったと一言書けば終わる話でもあろうが..舞台の感動を伝えるのは本当に難しい。)

静寂に火を灯す
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
あらすじから想像した感じだと、最初から考えさせられる、ジメジメしたお芝居かと思ったが、全然違った。
男性4人が明るくておもしろかった。子供みたいではあったが、ひとりひとり好感の持てるキャラだった。
ラストは、それなりにシリアスであったが、明日に向かって、未来に向かって生きていくという光が見えるラストで、よかった。
丁寧に作られていて、感極まって泣き出してしまう人もいて、とても良いお芝居でした。

ハイスクール・フェスティバル
明治大学演劇研究部
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2022/05/04 (水) ~ 2022/05/08 (日)公演終了

静寂に火を灯す
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2022/05/05 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
良かったです。演者もストーリーも舞台美術も!自然と涙がこぼれてました。急勾配の紅葉坂を登って行った甲斐がありました。良い時間をありがとうございました。